【リバスト】

Last-modified: 2019-10-07 (月) 20:32:30

概要

天空シリーズに何度か登場する名前。
DQ4で人間の英雄の名前として登場したのが初。
基本的にDQでリバストと言ったら彼のことを指す。
 
DQ5、DQ6ではいずれも仲間モンスターの名前として登場する。
同じ天空シリーズだが特に関係は無い。
くさったしたいの名前として登場していたら流石に深読みされたかもしれないが。
 
なお、名前の由来はシナリオスタッフのひとりである【石川文則】の苗字をもじった「River Stone」からという噂がまことしやかに語られているが、真偽のほどは不明。

DQ4

今は亡き【アネイル】の英雄。
英語版での名前はNES版ではRuvas、DS版以降ではBladud。
 
かつて【てんくうのよろい】を使い、魔物の軍勢から街を守りぬいたという。
本来伝説の勇者しか身に着けることができない鎧を彼が使えた理由は不明。
【てんくうのたて】にしてもそうだが、当時は設定があまり固まっていなかったのかもしれない。
 
現代でも墓場にてその【幽霊】と会うことができる。
FC版では骸骨だがリメイク版では半透明の剣士になっている。
どうも盗難にあった鎧が気になって成仏できない模様。
 
天空の鎧を取り戻したうえで会いに行けば、鎧の所有権を主人公に快く譲って一応成仏してくれる。
…のだが、街を入りなおすと再び墓前に現れる。
何度成仏させても延々同じことが繰り返されるだけ。
どうやら彼は「鎧は無事に取り戻された」という結果に永遠にたどり着けないようだ。
まぁ実際のところは単なるフラグミスなのだと思われるが。
あるいは意外と幽霊ライフをエンジョイしているのかも知れない。
 
PS版では移民の【キーマン】が彼にまつわる歌を歌っている。
ゲーム中では単なる過去の人物だが、その分二次創作では様々なエピソードが作られている。

知られざる伝説

【知られざる伝説】ではまだあどけなさの残った少年であり、DQ4の男主人公にそっくりである。
鎧どころか全てを持っている。
元々はアネイルの有力者である武器屋の息子であったが、少年の頃に死別。
それと同時に旅へ出発しその過程で天空装備を手に入れた。
魔族軍の侵攻により【ブランカ】王国が陥落すると多くの有力者が街を捨て南へ逃亡との意見を述べた中で、
ただ一人抵抗軍を設立し援軍を待って篭城する作戦を立案した。(作中ではアネイルは城壁に囲まれている)
この作戦が若者達に熱狂的な支持を得ると、北の砂漠の遊牧騎馬民に協力を要請。直ちに篭城戦の構えをとった。
こうして後生の歴史家がアネイル攻防戦と呼ぶ戦いが切って落とされたのだ。
 
当初は圧倒的な兵力を有する魔族軍に対して無謀とも思われたが、砂漠の遊牧騎馬民の活躍と、何より天空の装備に身を固め最前線へと赴いたリバストの奮戦により半年もの篭城に成功する。
このことにより魔族軍も魔族一の切れ者軍師を戦線に投入。
この軍師の策によりリバストは友に剣と盾を貸す事となってしまう。
その直後魔族軍の侵攻により出撃。しかしその手に握られていたのは絶大な力を持つ剣と盾ではなく、
父親の形見の鉄の斧と盾であった。この戦いで魔族軍は全軍を上げリバストを攻撃。
敵の指揮官であった【アンクルホーン】の捨て身の【マヒャド】を受け両者相打ちとなってその命を散らした。
だが指揮官を失うも人間軍はなおも奮戦、撃退に成功する。
このときリバストの遺体は人馬ひしめく戦場の中にあったが、
皮肉にもアンクルホーンの遺体の下敷きであったため 無事であった。
その後まもなく人間軍の援軍が到着。アネイル攻防戦をきっかけに人間軍の反抗戦が始まったのである。
なおリバストは兜に羽根を飾りにつけており、彼の死後友もまた兜に羽根の飾りをつけて戦った。
 
その羽根についてのエピソードは、若干矛盾するものの、下記の【モンスター物語】で語られている。

モンスター物語

本名をリバスト・ラル・クルトス(ラルは幼名)といい、鍛冶屋の一人息子であった彼は、
ある日【おおにわとり】の子供と出会い、ジャックと名付けて飼うことになった。
ジャックは町の子供たちの人気者になったが、成長していくにつれて体も力も強くなり、
加減ができずに人を傷つけるような事態も増えていった。
このままではいけないと考えたラルの父はホビットの里にジャックを預けようと町を出た。
しかし、それを捨てられるものと勘違いしたラル達が追いかけて話していたところ、【おおみみず】の集団が現れる。
ラルの危機を理解したジャックはその身を挺して大ミミズに襲いかかり、そして全滅させると自らも力尽きた。
その後、ラルは鍛冶屋の仕事を継がずに町を守る戦士になったという。
彼が戦いの場に赴く時は、いつも白い羽根飾りをつけた兜を身に付けていた……。
 
このジャックのエピソードは小説版にも登場しており、堅物の【ライアン】が涙を禁じえなかったという。

DQ5

仲間になった【ドラゴンキッズ】の名前の一つに採用されている。
SFC版では4匹目、リメイク版では3匹目の名前として登場。
詳しくはこちらを参照。

DQ6(SFC版)

仲間になった【どろにんぎょう】の3匹目の名前として登場。
詳しくはこちらを参照。