【リリパット】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 09:32:57

概要

DQ4から登場したモンスター。
緑色の小さな身体を持つ、オレンジ色のフード付きの服を着た【怪人系】小僧。
警戒心が強いモンスターであるらしく、こちらを遠目で見つつ矢を放って攻撃してくる。
色違いには【アローインプ】【どくやずきん】【レッドアーチャー】【ノクス・アルクス】がおり、星ドラには風船リリパットが登場する。
この属は作品によって上位・下位の関係が入れ替わることが多いが、コイツは最下級種であることが多い。
ナンバリングタイトルではDQ4で初登場以降【アロードッグ】【たこつぼこぞう】【そらの狩人】といった別の弓矢ポジションを奪われていたが、DQ8で再登場して以降は【おおきづち】などと共に皆勤。

基本的にドラクエには遠距離攻撃の概念がないため、弓を使っているからこちらの攻撃が当たりづらいとかそういうことは別にない。
一応、スカラを使ってくるのは遠距離にいるための攻撃のしづらさを擬似的に再現しているとも取れるが。
また、弓による遠距離攻撃要員として外伝作品では結構登場してる。
DQMJ3には不登場。遠隔攻撃は攻撃ライドの際に不便だと判断されたのだろうか。
 
元ネタはガリバー旅行記に出てくる小人の国の名前。
倒れたガリバーが小さな人間によって地面に磔にされている有名なシーンのアレである。
ガリバーが小人たちに矢を射かけられる場面も一応は存在する。
磔ほど有名・象徴的ではないだろうし、このモンスターの武器・攻撃方法の直接の由来になっているのかどうか微妙な感じはするが……。
なお、元ネタと言ってもガリバーのリリパット国民は大人でも15cm以下という設定であり、ドラクエのモンスターとはサイズ感が異なる。
 
英語版の名前はBodkin Archer。

DQ4

第一章では【湖の塔】の内部、第三章では【エンドール】の周辺に、第五章では【ブランカ】の東部など幅広く出現。
FC版では、下記の戦法から強敵とみなされ、小型の敵なのに同時に2匹までしか出ない(強くもない残り2種も同じ制限がかかっている)。
また、容量の都合でカタカナのリが使えなかったため「りりパット」と名乗っている。
 
通常攻撃のほか【スカラ】を1回だけ使える。これを唱えるモンスターはシリーズ初である。
DQ4のスカラは守備力150%アップという高性能なので、物理攻撃しかできない第一章では警戒すべき相手。
例えばリリパット自身にスカラがかかった場合、1回で守備力が30上がり、打撃ダメージは7.5ポイントも減る。
【どうのつるぎ】なんぞで乗り込んできた場合はさすがのライアンでも打撃でのダメージがほとんど通らなくなってしまう。
【ホイミスライム】と一緒に出てくると、攻撃→回復→攻撃→回復…という無限ループに陥る危険もあるし、【ダックスビル】【ピクシー】と一緒に出てくると、これが中々のバランスを誇るパーティーと化す。
こいつがスカラで守りを強化したところに、ダックスビルの【ルカニ】でこちらの守備力を下げられる。
更にピクシーの【ピオリム】で素早さも上げられ…という状況になり、じわじわ削られてやられてしまうことも。
補助呪文の有用性を教えてくれる相手と言える。
素早さが20と湖の塔の敵の中でも特に高く、ライアンでは先攻するのは難しいため、大抵は先にスカラを唱えられることが多い。
塔の1階まで降りて【はじゃのつるぎ】を手に入れた後ならスカラがかかっていようが、打撃で一撃で倒せるようになる。
道具使用効果の【ギラ】だと稀に撃ち漏らすので、単体なら打撃の方が良い。
 
第五章では上述の通りブランカの東に出現するため、【勇者】1人の時に道順を間違えて迷い込むとLv1でいきなり出会う可能性がある。
正しいシナリオ順序なら【ミネア】【マーニャ】が加入した後に出会うはずなので大した敵ではないだろう。
HP自体は低く呪文耐性はほとんどないので、攻撃呪文さえ使えれば怖くないモンスターである。
 
落とすアイテムは【ぬののふく】
売りさばく気も起きないほどのショボい品だが、何気に第一章ではレアアイテムである。
 
【格闘場】では下記2通りのカードがある。
1つは【あばれうしどり】2体とのカード。スカラさえ唱えれば被ダメージは0or1になるので、もう勝ったも同然。あとはサイズでは大幅に上回る2体の大牛を、まるで闘牛士のようにあざやかに屠る。しかもスカラは高確率で使うので、まず安心(もちろん報酬は1.1~1.3倍なので高くはない)。ただし【たいあたり】されるとひとたまりもないので、鉄板ではないことには注意したい。
もう1つは【はえおとこ】【とさかへび】【かまいたち】とのカード。こちらは逆にかなり不利でノーダメージ状態でスカラを唱えてはじめて互角に渡り合える。
スカラの優先度は高めではあるが、ハエ男の【マホトーン】で先に封じられたりもすれば、折角使ってもかまいたちの【バギ】は防ぎようがないし、とさかへびの【ルカナン】で帳消しにされたりもするので油断ならない。その分、報酬も10倍前後とかなり高く、ノーダメージのスカラさえできれば充分勝機はあるので穴狙いで賭けてみる価値はあるだろう。

リメイク版

出現数制限が無くなり、運が悪いと一度に3匹以上登場してしまうため、かなり厄介。
その代わり補助呪文の効果が時間経過で解除されるようになったので、状況次第では防御で粘って解除を待つことも可能となった。
呪文詠唱時のアニメーションでは、手持ちの弓矢をバイオリンのようにかき鳴らす。

DQ8

【リーザス地方】(東西部の平地)や【トロデーン国領】(南部全域)に出現。
終盤はリーザス地方東部では昼間しか出現しなくなるが、東部ではちょっとだけ出現率がUP。
一方でトロデーン国領では平地の出現率がUPした代わりに、森と街道の出現率がダウン。
 
通常攻撃とスカラを使うのは相変わらずだが、DQ8のスカラは守備力+50%と、DQ4から大幅に弱体化している。
守備力が9上昇したところで、ダメージは2~3ポイント減るだけ。
構わず殴り倒そう。警戒するほどの相手ではない。
ちなみにさすがに無理があると思われたのか、呪文詠唱時の弓矢演奏はなくなった。
 
落とすアイテムは通常枠が【バンダナ】(1/32)、レア枠が【ふつうのチーズ】(1/128)。
前回登場のトルネコの大冒険では獣系だったためか、頭巾を被った小動物といったラインナップである。
 
スカウトモンスターも存在する。詳細は【リリッピ】を参照。
 
3DSのフィールドの敵シンボルはこちらが高レベルの場合に離れていくタイプと向かってくるタイプがいる。
リリパットは向かってくるタイプだが、上位2種は離れていくタイプ。
同系統内で挙動が異なるのは珍しい。

DQ9

ウォルロ地方や西セントシュタインに出現。
相変わらずスカラを使うほか、薬草まで使いこなすようになった。
レベルが低いうちは苦戦するが、こちらが強くなると逃げることもある慎重派。
ドロップは通常が布の服、レアが皮の帽子。
 
ちなみに討伐モンスターリストの2ページ目によると弓の扱いがヘタだといつもアローインプやどくやずきんにからかわれているらしい。
そして旅人に八つ当たりするのだとか。旅人にとってはとんだとばっちりである。

DQ10オフライン

【ポーポラ地方】【レーナム緑野】に生息。
じょうろで水をやる独自の【無駄行動】をする。
通常ドロップは【まほうの小ビン】、レアドロップは【ウルベア銅貨】

Ver.2

強化版が【魔女グレイツェル】のお供として登場。【さみだれうち】を使ってくるほか、【ダークペルシャ】を増援で呼ぶので優先的に倒したい。
 
【アラハギーロのおはなし】では【セラフィ】が解放した魔物の一匹として登場するが、クエストシリーズ【砂漠の渇きを癒す者】でゴリウス隊長の息子【タジウス】?であったことが判明する。
【ポルネア山】にも生息。

DQ10オンライン

魔女グレイツェル【強ボス】版のお供は【魔法の矢】でMPも削ってくる。
魔界ではNPCや【リリパット・強】が登場。
詳しくは こちらを参照。

DQ11

【デルカダールの丘】に生息している。
次々と仲間を呼んでは相変わらず【スカラ】で守備力を上げてくるので、序盤の段階ではかなり厄介な敵である。こちらが強いと逃げることも。DQ10同様、時折じょうろで水やりをしている。
この系統のモンスターの通常攻撃は【カウンター】ができない。
PS4版DQ11では【ボウガンアドベンチャー】の報酬を手渡す役割を請け負っている。
ドロップアイテムは通常枠が【布の服】でレア枠が【皮のぼうし】
 
世界に異変が起きた後は通常verが【デルカダール神殿】のほか、3DS版等のみデルカダールの丘にも引き続き居る。

すべての敵が強い

最初の難敵。こちらの戦力が整わないうちに3匹組に遭遇すると泣きを見る。
攻撃力が高くなっており数発撃たれるだけでも危険な上に、スカラを唱えられるとこちらからのダメージはもう通らない。
主人公はまだメラで対抗できるが、カミュは役立たずになってしまう。
その火力から、逃げるのも危険。
 
装備さえ整えてしまえば、それほどレベルを上げずとも殴り合うことが可能。
せいどうのつるぎ+3あたりを装備したカミュの火炎斬り等で難なく倒せるだろう。
デルカダールでイベントを消化してナプガーナ密林のキャンプにたどり着けばふしぎな鍛冶が解禁されるので、それまではなるべくエンカウントを避けよう。マップも広いので回避が難しい場所もない。2Dモードでは…お察しください。
装備品の重要さを実感できる、分かりやすい関門である。

邪ver

【デルカダールの丘】に登場。能力は上がっているが行動パターンは変化なし。
邪神復活後のデルカダールの丘には最序盤のモンスターたちがうろついている中、こいつだけが邪モンスター化している。

ジョーカー1

魔獣系のCランク。【モルボンバ島】に出現する。
特性は一つもないが、当時はそんな連中も多かった。
一応魔封じを無効化する耐性があるものの、それだけである。
所持スキルは【アッパー】。ナンバリングの再現だろうか。

ジョーカー2

遺跡に出現する。
前作では特性がなかったが、今作では【どくブレイク】の特性を貰った。
ちなみに自身は毒に弱い。

ジョーカー2プロ

Dランクに格下げされた。
どくブレイクと【まれにハイテンション】の特性を持つ。
強化で【どくこうげき】、最強化で【会心出やすい】の特性が追加される。
今作では強・最強化で毒に耐性が付く。
どくやずきんの特徴を受け継いでいるが、モンスターズシリーズの毒は弱いので悲しい。
せめてアローインプの眠り攻撃を受け継いでくれれば良かったのに……。

テリワン3D

系統が悪魔系になった。
野生ではさそいの扉とさばきの扉に出現する。【他国マスター】が連れていることもある。
特性は【スモールボディ】【どくブレイク】【メラ系のコツ】、+25で【どく攻撃】、+50で【会心出やすい】
メラ系のコツを持つのは【シャイニングボウ】がメラ系だからなのだろうがスモールボディの攻撃力ではあまり活かせない。
賢さが低いのでアローが由来の【メドローア】にも向かず少し残念である。

ちなみにテリワンでは賢さがワーストクラスで、究極化でも240という悲惨な数値。同率はリザードキッズ、アルゴリザード、キリキリバッタ、ドラゴンキッズ、キラーマジンガ、リザードフライの6体。
だが【ベル】はもっと低く、ワースト1位を彼が引き受けてくれたことによりまさかの7体同率ドベはなくなった(ブービーなのは変わらないが)。ちなみにベルの賢さは究極化込みで210。

イルルカ

野生では出現しない。
【新生配合】【しっぺがえし】【メガボディ】化で【根に持つタイプ】【ギガボディ】化で【AI1~3回行動】、SP版では【超ギガボディ】化で【封じブレイク】を習得。

しかし、モンスターズシリーズではここまで特に目立った活躍が無いまま、DQMJ3シリーズでは欠場となってしまった。
……が、雌伏の時を越えたリリパットは遂に飛躍の時を迎える事となる。

DQM3

悪魔系のGランク。
野生では出現せず、【ズッキーニャ】【ピクシー】の特殊配合でのみ生まれる。
最初にズッキーニャを手に入れたなら比較的楽に作れるが、そうでない場合は意外と大変。
 
特性は【いきなりピオラ】【おだてじょうず】(Lv20)・【根に持つタイプ】(Lv40)・【1~2回行動】(Lサイズ)・【ときどきスカラ】(Lサイズ)・【全体攻撃】(Lサイズ・Lv60)。
能力はHPが高めでMPもそれなりだが、それ以外に目立った長所は無く合計も低い。
所持スキルは【アサシン】
 
能力だけ見ればとても強そうには見えないが、対戦では猛威を振るうトップメタの一匹に君臨している。
その理由は特性が非常に良くかみ合っているため。
いきなりピオラによる先制サポートでおだてじょうずを発動させてくださいと言わんばかりの構成であり、倒したら倒したで今度は根に持つタイプが発動するという嫌らしさ。
言葉通り、捨てるところがまったくない優秀なモンスターである。
おだてじょうずを活かせるスクルトや根に持つタイプを活かせるみがわりを共に覚える【ガーディアン】【ぼうぎょ】を継承すれば構成はほぼ完成のお手軽さも魅力。
さらに、スキル構成によっては休み耐性と混乱耐性を最大まであげられるため、状態異常に強い身代わり役になれるのもいやらしい。
一方、Lサイズの特性は能力面はいまいちなリリパット向けとは言えないため、基本的にはSサイズのまま運用される。
 
【メタッピー】との配合で【ランドセーラー】【ゴースト】との配合で【やみしばり】【くさった死体】との配合で【どくやずきん】が生まれる。

不思議のダンジョンシリーズ

シリーズ皆勤賞。
 
距離の概念がある不思議のダンジョンシリーズでは、得物の弓矢で遠距離から一方的に攻撃してくる、という特有の厄介さを持つ。撃ってくるのはシリーズ共通で【木の矢】
最初に出てくる飛び道具の使い手なので、矢の斜線上に入らないようにジグザグに近付く、など飛び道具への対処法を学んでおこう。
障害物越しに矢を撃たせて落ちた矢をプレイヤーが回収できたり、斜線上に他のモンスターを入れて誤射で削ってもらったりと、利用価値も高いモンスター。
 
ちなみに【風来のシレン】シリーズには似たようなポジションの「ボウヤー」が登場している。

トルネコ1

4階から9階に出現。【ちょっと不思議のダンジョン】には出現しない。
ステータスは同じ階層から出現する【スモールグール】と同程度で、4階から出現するモンスターの中では攻撃力は低い。
基本的には他のモンスター同様に接近してくるが、【トルネコ】と直線上にいる場合は3/4という高い確率で動かずに矢を撃ってくる。射程はトルネコのアイテム投げと同じく10マス分。
矢ではない通常攻撃モーションも存在するが、普段は隣接しても矢を撃つので【封印の杖】【めつぶし草】などで特技を封印しなければ見ることはできない。ちなみに通常攻撃はパンチ。
L字通路(曲がり角)に差し掛かった際には立ち止まって斜め方向に矢を連発してくることがあり、こちらからも矢を使わないと攻撃が届かなくなる。
 
アイテム稼ぎの手段が少ない本作において、能動的に木の矢を集められるため、ありがたい敵。フロアに【動かない石像】があれば存分に利用したい。
早いうちに矢を集められると、同時期に出現する【まどうし】を積極的に狩ったり、【おばけキノコ】から【毒】を受けずに倒したり、と優位に立ち回りやすくなる。
 
本作では、リリパットの矢が他のモンスターに当たった場合に限り、何故かトルネコが木の矢を撃った時と同じ攻撃力になる、というバグがある。
これにより、トルネコのレベルが上がってくるとリリパットも敵を倒しやすくなる
敵のレベルアップの仕様はトルネコと同じ経験値テーブルが使われる (例えば、初期経験値5のリリパットが経験値6のおばけキノコを倒すと、経験値が11になってLv2になる) のでそこまで急激にレベルが上がることはないが、1レベル上がるごとに攻撃力が1.5倍になるので、あまり敵を倒されないように注意。

トルネコ2

【屋敷のダンジョン】【迷いの森】【不思議のダンジョン】の4階から6階、【もっと不思議のダンジョン】の3階、【井戸のダンジョン】のレベル1に出現。やや希少。
 
本作のみ、障害物越しには矢を撃たず、またトルネコが矢を回避した時にも床落ちせず消滅するので、矢稼ぎには利用できない。
一応、戦士の【矢つかみ】があれば回収できるが、技を使ってまで集めるほどの価値は無い。
その代わり、倒してアイテムドロップした場合は確定で木の矢を落とすので、矢が欲しければ倒しまくろう。
本作では、隣接すると矢を撃たずに殴ってくることがある。
 
本作では、モンスターが同士討ちした場合は経験値を問わず確定でレベルアップし、また1レベル上がるごとに攻撃力が2倍になる。
前作のようなバグはないのでリリパットが敵にトドメさすこと自体がなかなか起こりにくいが、もし同士討ちさせてしまうと攻撃力が急激に上がるので注意して対処したい。

トルネコ3

HP40、攻撃11、防御12、経験値26(レベル1のステータス)。
【海底山地 ふもと】1階から4階で初登場。
その後【バレイナのほら穴】3階、【密林の墓場】6階から11階、【封印の洞くつ】5階から9階に出現。
また【異世界の迷宮】では16階・17階に出現する他、【魔物の巣】6階にはレベル5のものが、【まぼろしの洞くつ】にレベル3のものが3~5階と、10・20・30・40・50・60・70階に出現。
 
矢の無駄撃ち・床落ちもするし、倒したときにもドロップする、というトルネコ1と2の複合仕様となった。【水晶】越しに矢を撃たせたり、倒して手に入れよう。
特に異世界ではこれ以降敵の攻撃力が上がってくるので、遠距離攻撃の手段は多いに越したことはない。
魔物の巣の6階は必ず大部屋モンハウなので、同士討ちが起こりやすい。
 
【賢者のほら穴】などのパズルダンジョンでは、こちらのレベルが1固定なので、遠距離から即死させてくる敵として登場。矢を射られないように移動しながらアイテムや階段に辿り着く必要がある。
同じくLv1固定のまぼろしの洞くつでも、視界外から突然矢を放って即死させてくる恐怖の敵。出現階層では【レミーラの巻物】で敵の位置を把握したり、【レムオルの杖】でやり過ごすなどの対策アイテムを用意したい。
 
仲間にした時のデフォルトネームは「リリー」。
後述の【トルネコ一家の冒険記】を意識したのか、女の子のような口調である。

少年ヤンガス

【カンダタ遺跡・夜の間】7階のボス【ギガントビートル】のお供として初登場。
以降は【ならくの洞くつ】をはじめ、様々なダンジョンに出現。
例によって木の矢を回収できる&木の矢を落とすので、欲しい場合は粘ろう。
 
成長限界はレベル12。
デフォルトネームは♂が「パットン」、♀が「リプリー」。
レベル8で【キアリク】、16で【ルカニ】を覚える。
スカラは覚えないのか?と思ったら、上位のどくやずきんが習得する。
ちなみに成長率の高い親と配合すると守り・回避・運の良さが大きく伸びるようになる。
配合パターンは【おおめだま】系統×獣系や、【びっくりサタン】系統×虫系。
スライム系を相手に配合すると【つかいま】、ドラゴン系相手で【きめんどうし】【アイスチャイム】相手でアローインプが生み出せる。

トルネコ一家の冒険記

女の子のリリパットが1,4巻に登場する。
凄腕だが視力が悪く、【ぐるぐるメガネ】(所謂瓶底眼鏡)を装備しないと力を発揮出来ない。
しかし自分の顔に自信を持っていて、なかなかメガネを付けてくれないという困った子。
 
【ポポロ】に惚れ、1巻にて夜中の村の宿屋に忍び込んで誘拐してしまうというほど積極的。
また、ポポロを縛り上げ、アプローチに難色を示すポポロに弓矢で脅迫する自己中心的(今風に言えばヤンデレ)な一面も見せている。
 
4巻ではコンタクトレンズを付けて再登場。
「1秒16連射」という特技をドラゴン相手に見せてくれたが、コンタクトを付けているはずなのにも関わらず座っているドラゴンに何故か全く当たらないという残念な結果に。
 
【スララ】同様、彼女は後にポポロが魔物に好かれる男になるという展開の伏線だったのかもしれない。

モンパレ

魔獣系のFランクで登場。初期とくぎはなし。
「遠隔攻撃」タイプに該当し、モンスターの取得に乏しいサービス開始当初では通常モンスターの攻撃が当たらない【ドラキー】の対策が可能という点で後付けのログインボーナスとして急遽支給されるほどに貴重な存在だった。
それから年月が経ち、冒険を始めたばかりでもモンスターや特技の供給に困らなくなった頃にはそういったありがたみは無くなったが、ランクを上げていけば魔王系以外の高ランクにも対抗できる程の潜在能力はある。
 
ステータスは攻撃力がそこそこ高くなるが、それ以上に伸びるのが素早さと賢さ。
見た目に反して、遠隔タイプ故の高い索敵範囲と賢さを活かした魔法使いタイプの育成が光る…と思いきやMPがかなり低めなので、呪文攻撃は威力こそ出るが連発はできない。
反面伸び悩むのがHPと守備力で、範囲攻撃などで即死する可能性も高かった。
ちなみにこの系統は最上位に位置するレッドアーチャーを除き、同じようなステータス傾向になっている。
リリパットはその中でもSSピックアップ(たんけんスカウト)で引けさえすれば早期にSSランクにすることが可能な存在であった。

剣神

ステージ1、2に登場。
岩陰に隠れて矢で攻撃してくる。
岩を壊すと逃げようとするが、そこを狙って斬りつければ倒せる。

ソード

試練の洞窟、エルヘイムの森に出現。
岩陰から矢を打ってくるのは剣神と同じ。
今作では打ってきた矢を剣ではじき返せばダメージを与えることが出来る。
HPが低いので、一発当たれば倒せる。

バトルロード1

第2章から登場。
ステータスはHP:527 ちから:64 かしこさ:82 みのまもり:50 すばやさ:93。
特技は「ストライクアロー」と「スクルト」。
前者は高速の矢を打ち放って敵1体を攻撃し、後者は味方全員のみのまもりを上げる呪文。
回避率、呪文耐性が高くスクルトのお陰でダメージを受けづらい。
そのうえストライクアローが会心が出やすいため、使いやすいモンスターの部類に入る。
後は低いHPを補うといい。
 
バトルロード2では【僧侶】と組むとスクルトが「すいとりの矢」になる。この技は敵全体からHPを吸収する。
しかし威力が低く、必ず回復できるとは限らないので過信してはいけない。
やはり普段はストライクアローで攻めるのがセオリー。
 
大会参加賞だった【モリーセレクション】の絵柄はスライムの頭部に乗ったリンゴを射抜こうとするもの。

ヒーローズ2

【ジャイワール】国境での戦いで弓兵として初登場。遠方から矢の雨を降らせる。
この系統全般は非戦闘時にどこからともなく、じょうろを取り出して水をやるといったモーションが追加されたが、これはDQ10の【無駄行動】が由来である。
由来通り、意味のない動作だが、採取ポイントの近くだとキラキラの光が被ってしまい微妙に紛らわしい。

ビルダーズ1

上位ともどもロトシリーズとは剣神出演以外何の縁も無いのに参戦。
【2章 リムルダール編】の拠点周辺と赤のとびらの先、および【フリービルドモード】二の島に出現。
本作では新入りの種族として扱われており、竜王軍の古参の魔物からは良く思われていない。
 
主に山や丘の上に生息し、かなり離れた場所からでもこちらをサーチし、弓矢による射撃でダメージを与えてくる。こちらとの距離が近いと高速で距離を取った後、弓を撃ってくる。
その行動パターン上、近づくことなく攻撃が成立するので、いきなり撃たれてはじめて狙われているのに気付くことも多い。
加えて生息範囲が高地である性質上、崖っぷちで撃たれて転落に繋がるケースもあり得る。「近づかれると逃げる」が故に、向こうが崖から落ちることも多いが。
上位種ほどではないが嫌らしい相手なので、できれば相手にしたくないのだが、コイツの生息域にはクエストの進行に欠かせない素材ばかりがあるので、否が応でも山や丘に登り、コイツの弓をかいくぐる必要がある。
矢の攻撃はブロックなどの陰に隠れることで防げるので早めに距離を詰めて接近戦で倒してしまうのが良い。
あまりないことだが、たまに山や丘から降りてきて平地付近にいることがある。「生息域は高い所」という固定観念があるゆえに余計にタチが悪い。
ちなみにコイツの矢は守備力の数値などでダメージを軽減できない守備力無視攻撃だったりする。攻撃力自体は低めだが。
 
ドロップは【ふとい枝】。序盤の重要素材ではあるが、そこらで有り余るほど採れるのでわざわざコイツから集める必要性は皆無。狩る価値は無いに等しい。ドロップアイテムの旨みの無さも含めてホントに嫌な敵である。
 
このように敵としての印象はすこぶる悪いモンスターだが、リムルダール編では青と赤のとびらの先に何人か友好的な者も存在し、種族の目的をサボって隠れて釣りに勤しむ釣り名人だったり、家庭菜園を築いていたりなど、普通の人間の様に生活している者もいる。
例えるなら第1章での【おおきづち】的な存在。
環境上か、青のとびらの先の【マヒの森】では【キャタピラー】【マヒ花】によって麻痺毒を受けている者もちらほら。【まんげつ丸】をあげるとアイテムをくれるので助けてやるといい。
彼らにとってもキャタピラーは敵のようで、マヒの根源と呼ばれるキャタピラーの巣の近くでは、キャタピラーを討伐しに来たであろう二人組と出会うこともできる。
また、彼らの武器をヒントに対【ヘルコンドル】用の決戦武器【大弓】も誕生する。
 
フリービルドモードでは住人としてやってくることもある。

本家マイクラにおけるモブ「スケルトン」のポジション。
まだ装備を揃っていないうちに洞窟等に乗り込んで複数のスケルトンに次々に矢を打たれ
「<プレイヤー>はスケルトンに射抜かれた」の死亡ログを晒すハメになるのは初心者あるある。

ビルダーズ2

引き続き自然に優しい友好的なモンスターとして登場。
 
【モンゾーラ島】の原住モンスターの一族で、島の南東の森林地帯に居を構える。
【ハーゴン教団】【恵みの大樹】が破壊された際、人間や【おおねずみ】族と盟約を結び【きいろの花のタネ】を保管している。
 
あっさりとハーゴン教団に転向してしまった人間たちに半ば呆れながらも、【森】の復活のために【主人公(ビルダーズ2)】に協力してくれる。
しかし、一族が結束して協力してくれるおおねずみ族と異なり、ハーゴン教団の息がかかったアローインプ族と内紛状態にあり、花の種を保管していた南東の三色島をアローインプに占拠され、盟約の順守も危うくなっている。
加えて、森を荒らす【マンドリル】【マドハンド】の脅威もあり、どの種族よりものっぴきならない状況に陥っていた。
 
本編クリア後にモンゾーラ島の長老の所を訪ねると、主人公が果たした偉業を何となく察したようで感謝の言葉を述べてくれる。
 
敵としては【フサフサ島】の森林地帯や【ワビサビ島】竹林地帯に出現。
さして強くはないが木で視界が遮られる中で狙撃してくるため、なかなかに鬱陶しい。
しかし、【草原の素】をドロップするため積極的に狩る価値はある。

トレジャーズ

お宝として【リリパットの像】が登場。

DQMSL

2017年9月30日「地図ふくびきスーパー」にて実装。
悪魔系Bランク、補助タイプ
とくぎは【どくこうげき】【スカラ】
特性「AI1~2回行動」
転生先は【アローインプ】 最終転生先は【どくやずきん】

ちなみに4コマ漫画では初期から登場していたにも関わらず、実際に登場したのはサービス開始から3年8ヶ月も経ってからだった。

ライバルズ

スタンダードパックに共通レアカードとして収録されている。

1/1/1
後列から攻撃する場合敵ユニットから反撃を受けない

生存すれば一方的に1点を与え続けることができるが、即座に1点を与えられる【メラゴースト】の方が扱いやすい。
商人ならドーピングでHPと攻撃力を高めて高い制圧力を持たせることもできるが、武闘家が相手だと飛び蹴りで能力を無力化されてしまう。

ウォーク

メインストーリー1章5話~9話などで出現。ときどき見かけるモンスター。今作もスカラを使うが超序盤の敵なので印象は薄い。
こころの色は赤でコストは8。体技ダメージアップと怯え耐性が付き、グレードSでスカラを覚える。

タクト

悪魔系のEランク、こうげきタイプで登場。
使用とくぎは「スナイプショット」【スカラ】

アベル伝説

26話で【モコモコ】【ヤナック】がたまたま発見した森の住人。集団で火を取り囲んで儀式のようなものを行っていた。声優は置鮎龍太郎。
昏睡状態の【アベル】を運ぶために彼らの【馬車】を借りた。といっても事後承諾で、モコモコとヤナックが宴を開いているリリパットたちに無断で馬車を出してしまい、抗議する彼らに借り賃として金貨のたっぷり詰まっているであろう袋を投げわたし、その中身を確認した彼らは満面の笑みで見送ったという流れであった。
ちなみに馬車は【大目玉】の襲撃によって大破し、彼らの元に戻ることはなかった。

モンスター物語

【カメレオンマン】のじいさまから、いろいろなモンスターの秘密を教えてもらう聞き手として登場。
また、この話に出てきた二人と同一人物(?)らしい人物が、【あくまのす】の留守番役をしていた。