【ルル】

Last-modified: 2024-03-11 (月) 11:19:23

概要

複数の作品に登場する女性キャラクターの名前。

DQ5(DS版)

【名産博物館】地下の別世界コーナーですれちがい通信を担当している女性。

トルネコ1、トルネコ2

【不思議のダンジョンがある村】に住んでいる女の子。
彼女の家は代々【勇者】の家系であり、は夫婦そろってドラゴン退治の旅に出ている。
【ネネ】にあこがれを抱いており、将来は商人になるつもりらしい。勇者の家系もここで途絶えるか。
トルネコ2でも登場し、【ポポロ】とのおままごともだんだん子供っぽさがなくなっていき、成長を感じられる。

ビルダーズ2

メインキャラクターの一人で、ピンク色の髪をサイドテールに結び、青いワンピーススカートを履いている女性。
一人称は「ルル」。イラストだと主人公より少しすらっとした体型で、ちょっと年上の女の子といった感じになっている。
ゲーム開始直後に【主人公(ビルダーズ2)】と同じ船に捕らえられているが、その後船が難破し【からっぽ島】に漂着したところを主人公と【少年シドー】に発見され、そのまま島最初の住民となる。
本人の弁によれば両親は【ルプガナ】で起きた戦いの中、ハーゴン教団に殺害されており、船に捕まっていたのは「仕返し」をしようとして失敗したためらしい。
公式キャラクター説明によれば父は一流の【ビルダー】であったとのこと。
 
ストーリーで訪れる各島は航路が不安定なため、難破とその犠牲者を目の当たりにして船旅にトラウマを抱えているルルはからっぽ島で留守番となる。航路の安定した【そざい島】に連れて行くことは可能だが、戦闘には参加してくれない。
 
気が強い上に毒舌家で、自分の要望を遠慮なく口にして人を働かせようとするため、破壊神としての記憶を失ったシドーをして「息の根を止めてやろうか」「人使いが荒い」と言わしめるその性格に、同じ感想を抱いたプレイヤーも少なくないだろう。
正直すぎる物言いと父親を亡くしている境遇は【ムーンブルクの王女】【いただきストリートSP】に登場した際の「まさにお姫様」といった態度を彷彿とさせてくれる。
 
第一印象こそよろしくない彼女だが、主人公コンビが留守にしている間、開拓の下準備としてからっぽ島の地形を調べておいてくれたり、河に水を引く作業では自らもハンマーを振るって水路を掘削するなど開拓には熱心で、口先だけでなく行動も伴う女の子である。
主人公達が【かんごく島】に捕らえられた時は、船着き場の前で一人【わらベッド】【たき火】を置き待っているなど心優しい一面もある。
シドーが周囲と仲違いしてしまった際や、彼が黒幕に連れ去られた際にもずっと気に掛けていた。
世界が消滅の危機に陥り、その余波で衰弱する住人たちにも力強い励ましを送るなど、仲間への優しさには分け隔てがない所も見せてくれる。
主人公があおの開拓地で開拓レシピを達成した後は「世界一のビルダーなんじゃないか」と素直に誉めているほか、【マッシモ】によると、主人公が不在の際は主人公の話をすることが多く、好きなんじゃないかと言われている。
 
気の強さの方もただの世間知らずやワガママとは違うレベルで、両親の仇討ちに始まって、荒っぽい雰囲気のシドーに臆する事無く張り合い、ムーンブルクで兵士を威圧するほど破壊の力を強めてから島に戻ったあとも、あまり怯むことなく接している。
しまいには姿を現したハーゴンに啖呵を切り、その威圧からすぐ立ち直ってクソオヤジ呼ばわりを叩き付けて仲間を鼓舞してみせたり、両親の仇である教団を代表して詫びを入れた【船長】を恨み言一つ言わず許したりと、その度胸のほどは筋金入り。
 
…しかし、神の力をその身に宿し黄金に輝くシドーとその発言に対して「黄ばんでる」だの「頭を打っておかしくなった」だのと本気で心配したり、破壊神を倒すという勇者並みの偉業を遂げた主人公に、悪口めかしつつ「あなたは昔のままのあなた」と言葉をかけるあたり、度胸以上に筋金入りの天然かつマイペースな所も見せてくれる。むしろ、この雰囲気や状況に全く流されない所こそが、一面では自分勝手でワガママ、別の局面では屈しない度胸や優しさとして表れるのか…?
 
本作の登場人物達は、建造物や開拓地にやたらと自分の名前を付けたがるのだが、ルルに至っては島そのものを「ルル王国」にしたいという野望を語ってくれる。開拓に積極的な理由の一つなのだろうが、同じく「シドー帝国」建設を夢見る少年シドーとは反目しつつも似たものどうしといった感じの微笑ましい口喧嘩を繰り広げる。
奇しくも部屋の好みまで広さ(4)、豪華さ(4)、【ムード】はクールとシドーや【ホッホ】【ジローム】とまったく同じなので、相部屋にすれば一気に4人分の好みの部屋を完成させることができる。【ロトの大時計】解禁時には便利。
 
髪と服の色は違うが、ゲーム内のキャラクターの顔立ちは前作1章に登場する【ピリン】と同一である。その分、先述の性格のために前作のプレイヤーはさぞ面食らったと思われる。
また、を難なく食する主人公達にすらヤバいと思わせる一品を作り上げ、料理に【土】や虫、魔物などの突飛な材料を使いたがるセンスもピリン流。さらにそんな彼女の料理の腕をほめるのが魔物だけというところまで同じである。【焼きモモガイ】を「生臭さとジャリジャリ感がとても美味しい」と言っているあたり、料理のセンスもアレなら味覚もアレのようである。
DQ1とDQ2の繋がりのように、彼女とピリンの血縁を想像したいところだが、前作はDQ1のパラレルワールドであるのに対し、今作はロト三国の三勇者が世界を救った後の話ながら、DQ2本編では滅んでいる【メルキド】が存在し、またかつての【伝説のビルダー】も現れていた世界でもあるため、各歴史がどの程度一体化しているのかはハッキリしていない。