概要
DQ6~DQ8、DQMJ以降のモンスターズシリーズなどに登場する【悪魔系】モンスター。
異国の民族的な装飾品とおっさん顔が特徴の赤い体の悪魔で、ガサガサと四つんばいで這い回る。
色違いに【ホラーウォーカー】、【ダークサタン】、【サンダーサタン】、【ブラディーポ】がいる。
ネーミングについて
「lesser」とは「小さい方の、劣った方の」という形容詞であり、 名前の意味としては下級悪魔とかそんな感じ。かなり細身なので、それを掛けたダブルミーニングでもあるのだろう。
初期構想では「レッドサタン」という名前であった。検索すればそのラフスケッチも閲覧することができる。
ちなみにDQ2の【シルバーデビル】系列はラフスケッチによると最初「レッサーデーモン」という名前だったらしいが、この名前が没になった結果、DQ6で全く違うモンスターに使用されるようになったという経緯を持っている。
レッサーに対する上位の称号としては、「greater」とか「arch」の接頭語が使われることが多い。
特にウィザードリィ系のダンジョンRPGでは、レッサーデーモン、グレーターデーモン、アークデーモンといったデーモン系は定番の敵である。
だがDQの【アークデーモン】はこいつとはあまり縁がないし、中間種のグレーターデーモンも登場していない。…が、実は上記のラフスケッチでアークデーモンの初期名が「グレーターデーモン」だったりするので、没つながりという意味でもレッサーデーモンと深い因縁があるのだった。
なおDQ2ではどのみち7文字までのモンスターしか登場しないので、削られたカタカナに関係なく、レッサーデーモンもグレーターデーモンも使えなくなっている。
DQ4(リメイク版)
フィールドグラフィックのみの登場。
レッサーデーモン自身は登場していないが、【きゅうけつこうもり】のフィールド上でのドットが用意されておらず、これのドットがDQ7から流用されている。違和感が激しい。
ただ、環境によっては黄色~黄の強い黄緑色に見えるため、ホラーウォーカーっぽく見えなくもない。
また、【へんげのつえ】でこの姿になれることがある。
この系統はサンダーサタンのみがエンカウントモンスターとして生息している。
DQ6
【ムドーの島】の他、【ホルストック】周辺や【クリアベール】周辺にも出現する。
【ぶきみなひかり】を放ったり【ルカナン】を唱えてくる。
最大HPが145とこの時期の雑魚にしては非常に多く、倒すのに時間がかかる。
同種2匹組のみのパターンで登場することが多く、場所によってはこの組み合わせでしかでないこともある。
【マホトーン】でルカナンを封じた後、地道に打撃で戦うのが賢明だろう。
基本的に他のモンスターと出てこない上、人間キャラには元からルカナンは必中なので、不気味な光はほぼ無駄行動に近い。
落とすアイテムは【てつのツメ】。
仲間モンスターにもなる。詳細は【レッサー】を参照。
【デスコッド】ではNPCとして登場し、【オリハルコンのキバ】の場所を教えてくれる。
DQ7
過去の【聖風の谷地方】に出現する。
まぶしい光を放つが、それだけ。存在感はあまり無い。
系統の中でこいつだけゾンビ系になっている。前作と異なり、それ以外にも弱点が多いモンスター。
落とすアイテムは【ステテコパンツ】。
【モンスターパーク】でも、変なうなり声をあげるだけで、特に面白い台詞も無い。
過去【クレージュ】ではこいつらしきモンスターが集団で【井戸】に穢れた水を運んでおり、インパクトがある。中ボスの【いどまじん】を倒した後は逃げていなくなっている。
また、3DS版では過去【コスタール】で呪いにより赤ちゃんがこいつに変わってしまう。
DQ8
【北西の孤島】に出現する。
頻繁に出現するが終盤になると出現率が下がるので、図鑑コンプを狙う人は早めに出会うようにしよう。
この事態は【きめんどうし】にも同じ事が言える。
まぶしい光の他、【呪いの玉】を投げてくる。だが、やはり地味。
然し、イオ系とシャイン系に完全耐性があるので一応注意。
落とすアイテムは通常枠が【あかいカビ】(1/16)、レア枠が【金のブレスレット】(1/64)。
ちなみに【スカルライダー】が乗り回す骨はこいつのものらしい。
その割に足の数が合わないのだが…。
3DS版ではこの系統で唯一スカモンが追加されていない。上記の通り仲間モンスターに採用された経歴があるのに。
また、【シンボルエンカウント】が実装された本作では、この系統はこちらにすぐ追い付くほどの異常なスピードで接近する。(【キラーパンサー】に乗った状態ならば、回避可能)
ジョーカー1
Dランクの悪魔系。
夜の【レガリス島】をガサガサ這い回っており、近寄ると高速で這い寄ってくる。キモい。
しかもポリゴンになっている上にフィールドをうろついているので、後ろから見ると見事なプリケツが拝める。正直とてもうれしくない。
特性は無く、イオ無効。
所持スキルは【ようじゅつ】。
【魔獣系】との配合で【ガーゴイル】が、【さまようよろい】との配合で【キラーアーマー】が作れる。
ジョーカー2・2プロ
野生のものは【断崖】エリアに出現。
新たに【ベタンブレイク】を得たので【がんせきおとし】を使わせるのが有効。
イオ無効なので【ギガブレイク】対策になる点にも注目。もう地味とは言わせない。
魔獣系とで【ヘルコンドル】、ヘルコンドルとでガーゴイルができるよう変更されている。
プロフェッショナル版では【ベビーサタン】×【ゾンビ系】の配合でもできるようになった。
また、新たに【ハックブレイク】を獲得。
強化でギラブレイク、最強化で【わるぐち】の特性も得る。
ギラの由来は色違いのサンダーサタンが【いなずま】を使い、そのいなずまが今作ではギラ系だからだろう。
【ドラキー】がルカナンを使う【タホドラキー】の特徴を吸収してルカニブレイクを得たりと、今作では出演しなかった色違いの特徴を取り込む動きがよく見られる。
ヘルコンドルやキラーアーマーには使わなくなり、魔獣系とで【ウィングデビル】、【物質系】とでガーゴイルができる。
テリワン3D
ランクがEになった。
野生個体はしんじつの扉に生息している。
ベビーサタン×ゾンビ系でできるのも変わらず。タマゴから生まれることも。
特性は【スタンダードボディ】、【ベタンブレイク】、ジャミングブレイク、+25でギラブレイク、+50で【わるぐち】を覚える。
今作はウィングデビルには使わず、配合先はガーゴイルのみ。組み合わせはJ2Pと同じ。
イルルカ
野生では錬金カギの世界にしか出現しない。配合方法は前作までと同じ。
前作の組み合わせでガーゴイルのほか、こいつに【コサックシープ】を混ぜると【ダークホーン】になる。
【新生配合】で【いきなり赤い霧】、【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化で【呪いブレイク】、SP版では【超ギガボディ】化で【こんらん攻撃】を得る。
羽が生えているがまめちしきによると本作では空は飛べないらしい。
バトルロード2
第五章から登場。
ステータスはHP:562 ちから:77 かしこさ:93 みのまもり:41 すばやさ:46。
使う技は「呪いの玉」と「さかさ蹴り」。
前者は紫色の玉を投げて敵全員に呪いをかけ、後者はカポエラのような単体攻撃。
武闘家と組むと、さかさ蹴りが「あんこくの波動」に変わる。
この技は両手から暗黒の波動を放って敵全員を攻撃する。
呪いの玉は意外と便利なので利用していきたい。しかし、ダメージを与えられないので、外すと痛い。
【ベレス】、【シャドーサタン】とチームを組む事で、【デーモンキング】へと合体する。
ライバルズ
第2弾カードパック「解き放たれし力の咆哮」にて実装。占い師専用のスーパーレア。
4/3/5
テンションリンク:
お互いのデッキの一番上にある
カードを比べ コストが高い方の
リーダーに1ダメージ
ランダムな位置にカードを戻す
スキルブースト:+1ダメージ
レジェンドレアでも無いのに専用構築が組めるほど、特殊な効果を持ったカード。
一見運に左右されるように見えるが、採用するカードを低コストのものやテンションを回すものに限定し、十分にスキルブーストが高まったタイミングでコイツを召喚しておうえんカード等で即座に連続してテンションを上げれば、ほぼ確実にテンションリンクの効果で相手が大ダメージを受けまくることになる。同じくスキルブーストでダメージが高まる【つむじかぜ】と合わせてやればあっという間に相手の体力を溶かし尽くせるだろう。
ただし【メラゴースト】や【魔力解放】などを引かれて逆転されても泣かないように。
この戦術を取るデッキは「じゃんけんミネア」と呼ばれ(実際には使う側の採用カードの平均コストの方がずっと低いので公平でもなんでもないが)、主に長期戦(コントロール)デッキへの対策として重宝された(あるいは恐れられた)。
一方で速攻デッキ相手にはほぼ無力であり、良い3すくみを作っていた節もあったのだが、流石にレジェンドでも無いのに出しゃばり過ぎと判断されたか、新カードが輝く機会が奪われるからか、下方修正が入れられ(3/2/4→4/3/5、初期ダメージ値2→1)現在の仕様になった。
コスト変更でサーチが難しくなったこともあり、安定して使うのはかなり難しくなった。
蒼天のソウラ
【守護者ラズバーン】の配下として【ゴズ渓谷】の聖地を守る呪術師の村を襲撃したまもののむれの一員。
まだ少女である【アスキス】を殺害しようとするが天地雷鳴士時代の紅天のシャクラの「いなずま」で5匹まとめて黒焦げにされた。
今作ではチャームポイントのお尻の割れ目は描写されていない。そして、カタコトではなく流暢に喋る。
ダイの大冒険(2020年版アニメ)
第5話の【鬼岩城】前の広場に【大魔王六軍団】のモンスターが集合しているシーンで描かれている。