【引越しアプリ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:08:37

概要

正式名称は「DQMモンスター引越しアプリ -Joker2からテリーへ-」。
ジョーカー2及びジョーカー2プロフェッショナル(以下「前作」)からテリーのワンダーランド3D(以下「本作」)に【モンスター】を連れて来る為のツール。
本作のパッケージに入っているダウンロード引換番号をニンテンドーeショップの「ソフト引換」で入力すれば無料でダウンロードできる。
ただし、後に配信された更新データとは違って、引換番号がなければ本アプリはダウンロードできない。
1度引換番号を使ってニンテンドーeショップのご利用記録に登録されれば、再ダウンロードは可能だが、引越しアプリをダウンロード済みの3DS同士で本体の引越しをすると、引越し元の3DSのご利用記録が削除されてしまうので、その本体では引越しアプリの再ダウンロードができなくなってしまう点には要注意。
 
また、引換番号が使えるのは1台の3DSに1回のみなので、ニンテンドーeショップのご利用記録を消してしまうと本アプリの再ダウンロードができなくなってしまう。引換番号は再発行しないので、その場合は再度本作を購入し直すしかない。
しかし、本作を中古で購入すると、そのパッケージに引換番号が入ってなかったり、入っていても既に使用済みの為使えず、引越しアプリがダウンロードできない可能性もあるので注意が必要。故に本作を新しく買う際は、素直に新品で手に入れるのが無難であった。
 
なお、2014年2月13日にテリワン3Dのダウンロード版が配信開始されたが、こちらには当然引換番号の紙はない為、エンディング後にタイトル画面に追加される「引越しアプリをダウンロードする」を選択する事でダウンロードできるようになっている(後述するイルルカのそれと同じ形式)。

なお、ニンテンドーeショップのサービスは2023年3月28日午前9時をもって終了しているため、現在は新規にダウンロードすることは出来なくなっている。
 
総じてこのツールで連れてきたモンスターはスキル等はそのままだが、【レベル】や+値などは初期化され、1から育てなおしになる。
戦力の引き継ぎとしては全く役には立たないが、同じモンスターを何度でも持っていけるため、素材集めとしてはかなり優秀なシステム。

テリワン3D

引越しアプリ自体はいつでも利用できるが、肝心のモンスター引越しはエンディング後でなければ利用できない。
エンディング後にタイトル画面の一番下に追加される「引越しアプリからモンスターをつれてくる」を選べば利用できる(コピーしていない状態で選んでも何も起こらないので注意)。
 
使い方はまず、ゲームを一旦終了させてから引越しアプリを起動し、画面の指示に従って引越し元となる前作のカートリッジを入れる。
画面の指示通りに進めると、前作のモンスターデータの内、コピー可能なもの(後述)が一括で本体のSDカードにコピーされる(両作品のデータはそれぞれ別に保存される為、両方を持っていれば最大200体ものモンスターをSDカードに保存できる)。
したがって、3DS1台での引越しが可能。なお、データのコピーは何度でも可能で、コピーする度に以前のデータが上書きされる(コピーされるだけなので、前作のカートリッジからモンスターがいなくなってしまう心配はない)。また、コピーはほんの数秒で終わる。
 
ただし、コピーされるのは本作でAランク以下かつ、本作に登場するモンスターのみ
Sランク以上のモンスターと本作に登場しない【サンディ】はSDカードにコピーされず、引越しできない。
つまり、前作ではSランク以上だったが、本作ではAランク以下に下がっているモンスター(【マポレーナ】など)は引越しできるが、逆に前作ではAランク以下だったが、本作ではSランク以上に上がってしまったモンスター(【ゴールデンゴーレム】など)は引越しできないので勘違いしないように。攻略本などを読めば分かりやすいだろう。
 
コピーが終わったら、次に本作を再開してタイトル画面で「引越しアプリからモンスターをつれてくる」を選択し、前作のどちらから連れて来るかを選ぶ。後は実際に連れて来るモンスターを選べばOK。
SDカード内のモンスターは連れていった後も消えない為、同じモンスターを連続で選べば、その数だけ何度でも連れて来られる。
ただし、連れて来られるモンスターは1日10体までで、モンスター決定後の選択肢で「おわる」を選ぶか、計10体のモンスターを選ぶとそのモンスターが本作の【預かり所】に送られて強制的にセーブが行われる。
連れて来るモンスターを間違えた場合は、その場では選び直せないので、セーブされる前に本体の電源を切るか、HOMEボタンで終了してから再起動すればいい。
 
本アプリを使って連れて来たモンスターは、種族こそ変わらないが、連れて来る前の状態に関わらずレベルが1になり能力値もレベル1の値になる。+値も0になり、進化配合をしていても進化配合前の状態に戻る。
また、【スキル】自体は引き継ぐが、スキルポイントはスキルに割り振った分も含めて0になる(一部、前作と本作で名称の変わったスキルは本作での名称に変わる他、サンディのスキルを持っていた場合は消える)。
系図は両親も祖父母もいなくなり、Guestマークも消える。
 
【勝ち抜きバトル】【格闘場】のイベント戦などとは違い、3DS本体の日付や時刻を弄って1日に何体でもモンスターを引越すことはできない。
日付や時刻を弄るか3DS本体を変えると、ペナルティとしてその日に引越しをしたかどうかに関係なく、2日後まで一切の引越しができなくなってしまう(ただし、別の3DSでプレイする場合は、そちらでタイトル画面の「引越しアプリからモンスターをつれてくる」を選ばなければ大丈夫)。
故に、時間を弄って1日に勝ち抜きバトルを何度も行う際は、最低でも2日間は引越しアプリが利用できなくなることを覚えておこう。
 
また、3DSに基本搭載されているバックアップシステムを使えば、そのシステムの裏を突いた裏技的な方法として、1日に何度でも引越しアプリを利用する事ができる。
クリア済みのダウンロード版のセーブデータ(パッケージ版だけではできない)を3DS本体のバックアップシステムを使ってバックアップを取り、引越しアプリを利用後、バックアップデータに復元するという方法である(10体の引越しをする前にバックアップを取らないと意味がない点に注意。先に引越ししてしまった場合はそのまま放置して、日付が変わるまで待てばいい)。
復元するとセーブデータは引越し前の状態に戻ってしまう為、一見意味がないように見えるが、ソフトと本体が2つずつある場合に、もう片方のソフトに引越しアプリを利用して仲間にしたモンスターを1日に何度でも送るという使い方ができる(バックアップ後に、引越し→ローカル交換で転送→データの復元→引越し→…のループ)。下記のイルルカでも同様の事が可能。
 
なお、【イノブタマン】【きりさきピエロ】【サボテンボール】【リカント】の4体は、ソフト単体での入手方法が存在せず、2プロからの引越しでしか仲間にできない(たまに良心的なプレイヤーが【すれちがい通信】で配信している事はあるが…)。
配合チャートの終着点である【魔戦神ゼメルギアス】を生み出す過程や図鑑フルコンプなどの【やり込み】を少しでも楽にする為にも、【少年レオソード】【ポンポコあにき】、神獣など、ソフト単体では【タマゴ】でしか入手できないようなモンスターや【ギュメイ将軍】などの配合で手間が掛かる上に素材としても大いに活用できるモンスター、【スライムベホマズン】のように素材として何体も必要になるモンスターを引越しすれば無駄がなく、【グランスペルSP】などの手に入りにくい有用なスキルも同時に引き継ぐといいだろう。
 
総じて本アプリには様々な活用方法があると言える。前作を持っていなかった人は、本アプリを利用する為だけに前作を購入してプレイしてみるのも悪くない。
しかし、本アプリは情報が公開されたのがソフトの発売日直前とかなり遅かった為、中には「どうせDSと3DSでは通信なんてできない」などとタカをくくって本作の発売前に前作を売ってしまい、涙を呑んだ人や泣く泣く前作を買い直す羽目になった人も数多くいたという。

イルルカ

今作でも引き続き登場。正式名称は「DQM2 モンスター引越しアプリ -テリーからイルとルカへ-」。
今回は引換番号ではなく、エンディング後にタイトル画面に追加される「引越しアプリをダウンロードする」を選ぶ事でダウンロードする形式に(故に【エンディング】を迎えたカートリッジさえあれば、別の3DSに差し替えてもダウンロードできるようになっている)。
なお、テリワン3Dのパッケージ版とダウンロード版の両方が存在する場合、本アプリでどちらから送るか選択する事はできず、常にパッケージ版の方が優先される点に注意。ダウンロード版から送りたい場合は、アプリを起動する前にカートリッジを外す必要がある。
 
使い方や仕様はテリワン3Dのものとほとんど同じだが、同じモンスターを続けて選ぼうとすると、選択が解除されてしまう為、同じモンスターを複数欲しい場合は、その都度セーブしてタイトル画面に戻らなければならない。
ジョーカー2とは違って、テリワン3Dではソフト1本でモンスターを最大500体管理できる為、この引越しアプリでも最大500体のモンスターをやり取りできる(テリワン3Dの預かり所を全て引越し可能な種族で埋め尽くした場合)。
ただし、テリワン3D側に【スキル引き継ぎバグ】を用いてスキルを5つ持った【スタンダードボディ】【メガボディ】がいる場合、セーブデータ自体が不正データと扱われてしまう為、コピーそのものができなくなってしまうので要注意。該当モンスターを逃がすか配合するなどして正常な状態に戻せばコピー可能になる。

また、3DSの時計を弄った際のペナルティも前作と同様だが、今作では本アプリ以外にも3DSの時計を弄ると格闘場のイベント戦に参加できなくなったり、所持しているカギが全て壊れてしまったり(しかも復活する時間がとてつもなく長い)と良い事がないので、本作を他の3DSでプレイする際は注意すること。
 
なお、本アプリを使って連れて来たモンスターは【個体値】が全て0の状態で仲間になる。
故に、対戦で使うモンスターの個体値を全て0にしたい場合に、配合時に追加で生まれた【あくまの書】系列の代わりとして使うことができる。
その為、本アプリで連れて来たモンスターには、これで連れて来たことが分かるように名前を変えておくのがおススメ。
 
また、今作でソフト単体での入手方法が存在しないAランク以下のモンスターは【エテポンゲ】【サーベルきつね】【死神スライダーク】【スライダーヒーロー】【ビーンファイター】【ファンキーバード】の6体。
これらのモンスターは配信系と同様、モンスター収集率の割合には含まれない(故にこれらを手に入れなくても収集率は100%になる)ので注意。
サーベルきつね辺りは前作で簡単に手に入るので、さっさと仲間にして引越してしまうといいだろう(エテポンゲ、サーベルきつね、ビーンファイター、ファンキーバードの4体はWi-Fiランキングバトルの賞品にもなっているので通信環境さえあれば前作を持ってなくても自力で入手は可能)。
ソフト単体ではタマゴからしか手に入らず、入手困難なスラ忍神獣などをいとも簡単に連れてきたり、【ブッチョマン】【セバスチャン】など入手条件が厳しいものも連れてこれるので、前作以上に利用価値が上がっている。
なお、前作ではSランク以上だったが今作でAランク以下に下がっている種族は【コアトル】のみ。逆に、前作ではAランク以下だったが今作でSランク以上に上がってしまったモンスターはいない。
 
ちなみにこの引越しアプリで直接モンスターを持って来られるのはテリワン3Dからだけなので注意。前々作にあたるジョーカー2及びジョーカー2プロから引っ越ししたい場合は、予めテリワン3Dの引越しアプリを使ってテリワン3Dに送り、改めてテリワン3Dからイルルカに引っ越す必要がある。
また、一度本アプリが使えるようになった後でも再び最初から始めてしまうと、再度表シナリオをクリアするまではアプリが使用できなくなる点にも注意が必要(これは前作も同様だったが)。
しかしテリワン3Dのように中古を買ってアプリが手に入らないという事はないので安心できる。なお、ニンテンドーeショップのサービスは2023年3月28日午前9時をもって終了しているため、現在は新規にダウンロードすることは出来なくなっている。

ジョーカー3

今回はアプリではなくソフトに内蔵されている。
エンディング後にタイトル画面に追加される「DQM2からデータ引き継ぎ」を選びジョーカー3のゲームカードを抜いてイルルカのゲームカードを差しデータをコピーしたあとにジョーカー3のゲームカードを戻せば良い。
また、【スライムマデュラ】などの本作ではAランク以下でも前作でSランク以上のモンスターは引き継げなくなっている。
逆に、【ベリアル】などの本作ではSランク以上のモンスターでも前作でAランク以下なら引き継げるようになった。
 
なお本作に登場しないモンスターはD以下は【タマゴロン】、C~Aは【ワンダーエッグ】となり、登場しないスキルを持っている場合はスキルの種類に応じたスキルへ変化する。
前作までの流れで引越しを行おうとすると、自慢のモンスター達がタマゴだらけとなり、面食らった人も多かったとか。

ちなみに、今作では本ツールで引越ししないと手に入らないモンスターはいないが、配合で作れず入手も比較的面倒なのは【ゴールドマン】。こいつは配合素材として優秀なので、本ツールで複数匹連れて来ても損はしないだろう。
 
その他、本作に登場しないモンスターがいる関係上、送るモンスターによっては正規のデータのはずなのに不正データ扱いにされてしまう事もある。
イルルカに登場したM・G・超Gサイズかつ本作に登場しないモンスターを送ろうとした場合、登場しないモンスターは全てSサイズのタマゴと化す為、結果としてスキルを4~6つ持ったSサイズのタマゴロンorワンダーエッグを送りつける事になり、スキル数と【サイズ】が合わず、こちら側で不正扱いされてしまうのである。
ただし、【新生配合】でサイズを変更したモンスターは、それに合ったサイズで送られるためバグ扱いにならない。
そのためイルルカで超Gサイズにした【モントナー】を用意しておけば、手軽に4枠モンスターを【超生配合】で量産することができる。

これには公式サイトでも注意喚起を促しており、回避方法は「対象モンスターの配合を行ってスキル数とサイズを合わせ、かつレベルを2以上に上げれば不正ではなくなる」とある。その際、「不正なモンスターが選ばれています。このまま配合すると生まれたモンスターも不正モンスターになってしまいますが、配合してもよろしいですか?」と警告が出るが、構わず配合して下さいとのこと。
 
なお、2016年6月15日に配信した更新パッチ(Ver.1.1)では当然このバグは修正されている。
更新パッチ適用後に、イルルカからM・G・超Gサイズのモンスターを送ると、こちら側でそのサイズのタマゴロンorワンダーエッグになるように仕様変更された。この為、どんなサイズのモンスターを送っても不正扱いにはならないのである。
 
ただし、更新パッチを当てる前に引き継いだ不正扱いモンスターは更新パッチを当てても不正扱いのままなので、配合して不正扱いでないようにしておかないとDQMJ3Pへ引き継ぎが出来なくなる。
 
また余談だが、DQMJ2orDQMJ2Pのモンスターも本作に登場するモンスターならば連れて来る事も一応できる。
DQMJ2→テリワン3D→イルルカ→本作と順に送ればいい。もっとも、同じ名前と姿をした別物になっているだろうが…。

ジョーカー3プロ

イルルカからの引き継ぎに加え、無印版からの引き継ぎも追加された。
ゲーム開始時から使用できるが、初期は1匹、【ガルマザード】撃破で5匹までの制限が付き、追加シナリオクリアで従来どおりの10匹になる。

【キングスペーディオ】【デモンスペーディオ】【JOKER】の3体は追加シナリオをクリアしてから引き継ぎ可能となる。
これらは今回のストーリーに関わるのでネタバレ防止の為であろう。
 
無印版からの引き継ぎには特にランク等の制限はつかずサイズもそのままだが、レベル、+値、特性が初期化されるのは相変わらず。
 
なお、イルルカからの引き継ぎ機能はあくまでDQMJ3の物をそのまま移植しただけなので、DQMJ3に登場しなかったがDQMJ3Pで復活したモンスターを引き継ぐことはできず、ランク制限なども従来通り残っているので注意(Aランク以下のモンスターしか送れない)。
 
また、DQMJ2・DQMJ2P→テリワン3Dの時と違って、イルルカからの引継ぎデータとDQMJ3からの引継ぎデータは別々には保存されないので、両方から送りたい場合は二度手間になる。
 
無印からの引き継ぎを行うと【アクセサリーチケット】を一度だけ入手できる。