【炎系】

Last-modified: 2022-03-24 (木) 00:33:34

トルネコの大冒険シリーズにおけるモンスターの系統については【炎系(系統)】の項目を参照

概要

高熱の火炎などで攻撃をする属性。主に炎のブレス系特技が該当することから「炎ブレス系」とも呼ばれる。
威力もさることながら、強い耐性を持つ敵が少ないことが強み。
大まかな傾向としては、やはり炎を扱う敵には効きにくいことが多く、冷気を扱う敵には効きやすいことが多い。
元は敵専用の特技の属性であり、DQ1から登場したが、DQ5以降に味方でも任意に使用できるようになった。
最上位の特技は覚えるのが大変だが、ひとたび覚えれば、山彦の帽子が無い限り、【メラゾーマ】【ベギラゴン】【イオナズン】も立場が無くなる。魔法使い涙目である。
 
ちなみに、【マダンテ】が含まれていることから分かる通り、この属性が効かないモンスターにはマダンテも無効。
 
この属性の攻撃を放ってくる敵は非常に多い。
MP消費が0であり無限に放ってくる上、攻撃呪文と違い威力も弱くならずに飛んでくるので、対策の優先順位はかなり高い。
防具だけでは対策しきれないことも多い。貫通力が高く、DQ8を除いて【マジックバリア】の効果が無いことに注意。
ほとんどの特技に対して【フバーハ】が有効なので、是非活用しよう。
敵の攻撃が激しいと感じたら、【いてつくはどう】で消されてもその都度張り直した方が安全だ。
 
DQ5以前では、敵や仲間モンスターの炎耐性は【ギラ系】と同じである。ただし装備品の耐性はギラ系と別個である事が多い。作品によっては、呪文かブレスかで耐性の有無を分けて擬似的に分化させていることもあり、その場合属性としては同一になっていることも。
DQ6からは明確にギラ系と別個の属性として確立した。
DQ9では【メラ系】の呪文特技と属性が統一され【炎属性】に。
 
なお、基本的には【かえんのいき】などの炎系ブレス特技及びその属性への耐性を指す呼称だが、作品によっては「メラ・ギラ・イオ」の三系統の属性を一括して「炎系の呪文」などとする場合がある。
主にDQ6・7が該当し、これらの作品で防具に上記の属性への耐性が備わる場合、大抵の場合はこの3つの属性がセットになっている。
それを一つずつ分けて表記せずに、一括りにして「炎系」と表記しているのである。
この仕様は【水のアミュレット】等のごく一部の例外を除いて、ほぼ全ての防具に共通しているもので、「ギラ系にのみ耐性」「メラ・イオ系に耐性」といった防具はほとんど存在しない。
この仕様のせいでPS版7の公式ガイドブック上の耐性表記は若干ややこしいことになっており、
「炎系の呪文」=「メラ・ギラ・イオ系」
「炎系の呪文や特技」=「メラ・ギラ・イオ・炎系」
「炎系の特技(炎の特技)」=「炎系」
ということになっている。
理由については、PS版DQ7の公式ガイドブックは「特殊効果」を記載する欄が狭く、「メラ、ギラ、イオ系」と毎回書くにはスペースが十分ではないため、「炎系」としてまとめることで2文字に収めているのだと考えられる。
ただ、そのことについての注釈が一切無いため、少々分かりにくくなってしまっているのが難点だろう。
また、この表記方法は掲載上の都合でまとめられているだけであってゲームシステムとは関係ないため、当然「炎系耐性」でメラ系呪文によるダメージが減少したりすることはない。
 
DQMJ1では、メラ系呪文やかえん斬りが該当する「メラ系」、炎のブレスが該当する「炎ブレス系」(他作品でいう炎系)とは別に、「火炎系」の属性が存在する。
この「火炎系」はガルハートの神獣スキルでのみ覚えられる【はっか】【おにび】【かえんりゅう】の3種が属する神獣専用の属性である。
本作の配合制限上、神獣以外のモンスターはこれらの特技を習得できず、また炎系へ耐性を持つのも神獣【ガルハート】【クインガルハート】とメタル系モンスターのみとなっている。
同様にスペディオの「雷系」、グラブゾンの「大地系」、ディアノーグの「水系」が神獣用の属性として登場している。
 
DQMJ2~イルルカでは、上記の「火炎系」は削除され、これに属していた特技3種はメラ+炎ブレス系の複合属性に変更された。
「雷系」「大地系」「水系」についても属性としては削除され、それぞれギラ+デイン系、イオ+ベタン系、ヒャド+吹雪ブレス系の複合属性となっている。

該当呪文

なし
 
ただし、ドラゴラムかパルプンテの効果で竜になれば、炎系ブレスを吐くことができる。
前述のように、メラ系・ギラ系・イオ系と炎ブレス耐性をまとめている作品では、それらの呪文が炎系と言えなくもない。
また、DQ8ではマダンテが呪文になっている。

該当特技

【ほのお】【ひのたま】【こうねつのガス】【ひのいき】【かえんのいき】【はげしいほのお】【しゃくねつほのお】【しゃくねつ】【れんごく火炎】
【マグマ】【ひばしら】【はげしく燃えさかる炎】【マダンテ】【クラスマダンテ】【力を合わせる】【キメラの人形】【モリーファイヤー】【モリーバーニング】
 
全体的に威力が高く、その辺の攻撃呪文よりも高威力のものが多い。
しかも全てにおいて貫通力が高く、ちょっと耐性があるくらいではほとんどダメージを軽減させない。
更には攻撃呪文と違って消費MPが0なので(煉獄火炎とマダンテを除く)、気兼ねなく連発できる。
特に炎系ブレスは全体攻撃であり、まさに反則級の便利さ。
しかも本編はSFC版以降、後半の敵の吹雪耐性は全体的に高めになるよう調整されたが、それも無いため、終盤でも無耐性~弱耐性の敵が多い。
高威力の息を早い段階で覚えてしまうと、簡単にバランスブレイクするが、修得条件が厳しいので、その心配はほとんど無いか。
それでも、終盤には攻撃呪文の存在を喰ってしまう、罪な存在である。

該当道具

【マグマのつえ】(DQ6、7:道具使用)、【ふつうのチーズ】【辛口チーズ】【激辛チーズ】【超辛チーズ】