【王宮のメヌエット】

Last-modified: 2024-02-10 (土) 01:19:02

概要

前作から始まった「王宮の○○」シリーズ第2弾。今回は「メヌエット」。
流れるように優雅な、テンポの早い3拍子の曲で、ダンスにピッタリ。舞踏会の中にいるような雰囲気を醸し出している。
 
構成=A:16小節、B:18小節、C:28小節
調=ホ短調(Em)
BPM=139(NHK交響楽団)
拍子=3/4
※Aの部分は初回のみ2回繰り返して演奏される。
 
形式はDQ3の【王宮のロンド】と同じく、「A→B→A→C→A→B→A」の「大ロンド形式」である。
そのため、この曲に「ロンド」という曲名をつけても間違いではない。
 
「メヌエット」とは、楽曲の種類の一つで、ヨーロッパの舞曲。
4分の3拍子で、中くらいのテンポで優雅に踊られる宮廷舞踊のことである。
BPM139だと「中くらいのテンポ」と呼ぶには早すぎると思えるかも知れないが、実際のところその定義は結構適当であり、現実には様々なテンポのメヌエットが存在するので、このテンポでも問題はない。
 
メヌエットで有名な曲は、何と言ってもクリスティアン・ペツォールト作曲のものだろう。
ペツォールト?誰それ?という人でも、彼のメヌエットを聴けば「あぁ、あの曲ね!」となるはずである。

DQ4

【バトランド】【サントハイム】【エンドール】【キングレオ城】【ブランカ】【ソレッタ】【スタンシアラ】【ガーデンブルグ】の各城で流れる。城下町(村)のある場所では町・村も含めてこの曲が使われる。
魔物に占領され通常エンカウントの発生する第五章のサントハイム城や、魔物の本拠地である【デスパレス】でもこの曲である。
 
リメイク版およびロンドンフィル版、都響版ではテンポが遅くなっている他、一部アレンジが加えられている。
流れるような感じは失われたが、その代わり大人びていて、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
お茶会やディナーで流すと、貴族気分を満喫できるだろう。

リメイク版

マップが城とは別々になったエンドールとスタンシアラ、バトランド(PS版のみ)の各城下町、およびソレッタは【街(DQ4)】に変更された。
一方【メダル王の城】【移民の町】(PS版は【キングキャッスル】、DS版以降は最終形態)でも使われるようになった。
 
DQ3と同様に、夜専用のチェンバロ風アレンジヴァージョンが追加された。
敵の本拠地や敵に占領された城に乗り込む際には夜に忍び込むとそれらしい感じになる。

DQ10オンライン

Ver.5より、バルディスタ要塞のBGMとして採用。
詳しくはこちらを参照。

DQM3

【デスパレス】で流れる。
DQ4の世界を元にした本作だが、他の城には行けないため使われているのはここだけ。

ヒーローズ2

イベントの他、かの悪名高き【とうぞくのかぎ】クエストで潜入する【クレティア】でも流れる。
【キラークリムゾン】に倒されまくって嫌になるほど聞かされた人も多いのではなかろうか。

ビルダーズ2

【ムーンブルク島】の拠点で流れる。
序盤は夜の方が使われるが、ストーリーを進めていくと通常のものが流れるようになる。

該当する【楽譜】を手に入れれば、どちらのBGMも拠点で流すことが出来るようになる。

ダイの大冒険(アニメ)

ロモス城のシーンなどに使われている。

蒼天のソウラ

9巻で名前のみ登場。
ライセンが好む音楽で、【王宮のロンド】よりも重厚なメロディが好みであるとのこと。
音楽ジャンルとしてはクラシック音楽に分類される。