【家出娘】

DQ6

【バーバラ】の最初の肩書き。
特に当人から「家出してきた」と言う旨の発言はなく、実際は家出でもなんでもなかった（本人の意志で故郷を出たのではなく、故郷が魔王に封印される際に飛ばされてしまった）にも関わらずこの肩書きである。
正直、「家業を継ぎたくない」や「姉を助ける力を手に入れたい」という理由で家を飛び出した【ハッサン】や【テリー】の方がよっぽど家出と呼ぶにふさわしい。
　
それにしても、記憶を失い、主人公達と同様上の世界からやってきた心のみの透明な姿で、物騒且つそもそも鍵がないと入れないダンジョンの中をうろついていたという、【ミレーユ】に勝るとも劣らぬ謎に満ちた少女の出自を「家出娘」の一言で片付けてしまうのだから、DQ6は何かと懐が広い。
もっとも、一人でモンスターをあしらってダンジョンを探索していそうなほど大人ではなく、かといって勝手に出歩いただけで迷子になってしまうほど幼い訳でもない。
そんな年頃の女の子が町から離れた地でウロついている理由と言えば、家出が真っ先に思い浮かんでもおかしくはないだろう。
主人公自身も姿が見えないまま見知らぬ土地に迷い込んだ経験がある訳だし……。
　
「謎の少女」あたりでもよかった気がするが、ミレーユの肩書きの【謎の女性】やSFC版DQ5の説明書の【ビアンカ】の紹介文と似たような肩書きで芸が無いと判断されたのだろうか。
　
【カルベローナ】のイベントを終えると【カルベローナの子】に変わる。