【回復の泉】

Last-modified: 2024-01-14 (日) 23:12:30

概要

DQ3以降に登場する仕掛け。
回復の泉という名前だが、別に「泉」の形をとっていない場合も多い。
FC版DQ3とDQ4では、特殊な模様をしたパネルになっており、この上に立つとパーティー全員のHPとMPが全快する。
DQ5以降は、回復するパネルから光が沸き上がるような演出が主流となっている。
DQ2には、これと類似した【勇者の泉】というスポットがあった。
馬車の中にいる仲間まで全快するかどうかは、作品による。
長らく【死亡】を含めた状態異常は基本的に回復できなかったが、DQ8以降やDS版リメイク作などでは状態異常も回復するようになり、DQ9では死者もHP・MP全快で蘇生するのが基本となった。
 
長丁場になるダンジョン、特に難所となりやすいボスの手前などに配置されていることが多く、
プレイヤーとしては非常にありがたい存在なのだが、魔物がうろつく場所に何故こんな物があるのかは謎。
多くの場合聖なる力が満ちている場所に入ることで癒される、というような演出があり、
魔物らの手によって設置されたものとは考えにくい。
 
【くちぶえ】等の特技で戦闘→泉で回復というのを繰り返すことでのレベル上げができる点も地味に嬉しい。

DQ3

初登場。
1箇所だけ、【ノアニール西の洞窟】の中に存在する。
 
このダンジョンは序盤かつストーリーとして必須なダンジョンではなく、また雑魚は結構手強いもののボスがいるというわけでもないが、何故かここだけ回復の泉が置いてある。
 
結婚を認められなかった異種族の男女が心中した悲劇の場所だが、回復の泉をここに配置したこととの関連性の有無はわからない。普通に到達するレベルだと敵が強めなので困ったら利用しよう。
 
死者は蘇生しないが、FC版のみ死者のMPが回復する。
(この時点ではほとんど意味がない。)

リメイク版

回復できるマスに、光の柱の様なものが立っているというグラフィックになった。
洞窟入口近くの池(※回復の泉の所ではない)にいる【神父】の台詞が「どうしてこんな所にそんな泉がわいたのか……」「わたしにはかなしげな呼び声が聞こえますぞ」と、悲劇の二人と回復の泉の関連を暗示するようなものになっている。
 
【隠しダンジョン】のフロアのひとつとしてこの洞窟のマップが使いまわされている。
そちらで出現する敵は強敵揃いのため、この回復の泉が役に立つだろう。
道中の攻略はもちろん、戦闘で消耗しては回復…を繰り返すことで半永久的に経験値とゴールドを荒稼ぎすることもできる。

DQ4

【湖の塔】【王家の墓】【エスターク神殿】の3箇所に存在する。
 
湖の塔はパーティ人数が少ない第一章に訪れる場所で、
【ライアン】自身の回復もさることながら、【ホイミン】のMPを回復できるのも助かる。
 
王家の墓はボスがいるダンジョンではないものの、
【こうねつのガス】を吐きまくる【ドラゴニット】などが群れて出現する場所なので
回復ポイントの存在はやはりありがたい。
なおここは【はぐれメタル】の大量発生地でもあるが、馬車が入れないダンジョン。
戦闘メンバーのレベルしか上がらないため、回復の泉があってもレベル上げポイントとして使うかは意見がわかれるところ。
 
エスターク神殿は【アッテムト鉱山】の追加開通部分を抜け、神殿のある地下空洞に出た所の小部屋にある。
神殿としてはまだ入口の段階なので、ここで回復した後もかなりの長さがあるが、
全体としても非常に長く、この回復ポイントの場所自体も結構深いので重要。
FC版ではこの辺は【リレミト】不可なので、徒歩で脱出しなければならないことから、
リレミト可能なフロアが近いとは言え、ほとんどのプレイヤーは帰りもここのお世話になったと思われる。
ただし毒は回復できないので、【クリフト】しか【キアリー】が使えないFC版では要注意。
リメイク版ではリレミトが有効になったため、帰りに立ち寄ることはほぼないだろう。
また、王家の墓と同じく、馬車の入れない場所であり、しかもはぐれメタルが出るわけでもないため、レベル上げに利用されることはまずない。

DQ5

【死の火山】の最深部直前に設置されている他、【デモンズタワー】の玄関の左側の部屋には、大きな泉があり、これを調べることで回復できる。

死の火山のものは白いパネルで、踏むと馬車外のメンバーのHP&MPが回復する。
ボスのいるフロアへ続く直前の分岐路の先にあるが、溶岩地帯をとおらなければならないので、【トラマナ】がなければ若干のダメージを受けてしまう。
 
デモンズタワーのものは、泉を調べることで先頭のメンバーのみHP&MPが回復する。
従って面倒くさいが、難易度の高いダンジョンなのでありがたいのは確か。
 
DQ4にはなかった、馬車を連れて入れるダンジョンでの回復ポイントが登場したが、
DQ5では馬車を連れて回復の泉を踏んでも馬車外のメンバーしか回復しない。まだシステムが整っていなかったと言える。
 
リメイク版では、いずれもオーラのような光が湧き出るパネルに変更。
また、【トロッコ洞窟】に教会とともに追加されている。

DQ6

【ゼニスの城南東のほこら】には【夢見の洞窟】にあったような壺があり、飲むとHP&MPが全回復するが、
アクセスがあまり良くないためあまり利用されない。
DS版の【バーバラ】曰く「甘くておいしい」らしい。
 
【カルベローナ】にも「癒しの玉」と「活力の玉」と呼ばれる2つの水晶玉がそれぞれHPとMPを無償で回復させてくれる。DS版の【ミレーユ】曰く「お肌がつやつや」らしい。
しかしカルベローナには【タダ宿】があるため、ぶっちゃけ意味は無い。世界観の演出という意味合いが強い。
 
ラスダンの【ムーアの城】にも設置されている。DS版の仲間会話で確認したところ魔物達の休憩用のものらしい。
全体の20%程進んだところにあり、この後の道のりはまだ長いので
ボスまでの戦力保持と言う点ではあまり役に立たない。
【すべる床】フロアのすぐ近くにあるという点から熟練度や経験値稼ぎのスポットになっている。
 
また、広義的に見れば下の世界の【ライフコッド】(魔物襲撃事件時)の教会の神父、上の世界の【スライム格闘場】のスライム部屋の中の教会にいる【ホイミスライム】、そして狭間の世界の牢獄の町南の井戸のジジイにも該当する。
ただし、ホイミスライムの方はHPしか回復してくれない。

DQ7

【炎の山】の内部に存在。現代の炎の山にも変わらず存在する。
火口のふちから落下してすぐのところにあるが、多くの場合火口のふちの飛び降りるポイントは
NPCに塞がれていて他から回ってこなければならないため、
結果的にボスにある程度近づいてからの利用になる。
 
【時の狭間の洞窟】にも存在するほか、ラストダンジョンから各アミュレットを使って行ける4つの迷宮にも存在する(ただし触れるとラスボスのいる場所に飛んでしまう上脱出できない)。

DQ8

多数登場するが、泉ではなく見た目や形が変わった状態で設置されている物が多い。
「回復の石碑」となっている【剣士像の洞窟】や、見た目は水溜まりにしか見えない【闇の遺跡】、ラスダンの【暗黒魔城都市】(回廊内の2ヶ所)にもある。
また、初のダンジョン外にある回復の泉として【ふしぎな泉】がある。
 
回復する内容は場所によって異なり、

  • 剣士像の洞窟では死者の蘇生を含めたあらゆる状態異常
  • 闇の遺跡では死者の蘇生以外の状態異常
  • 暗黒魔城都市と不思議な泉ではHPとMPの回復のみ

となっている。

3DS版

追加ダンジョンの【追憶の回廊】にもいくつか用意されている。

DQ9

死者も蘇生するパワーアップを遂げたが、その代わりに設置場所が【カデスのろうごく】【ガナン帝国城】のみとなり、終盤でないと利用できなくなった。
しかも、本作では全快だけならほぼ【リッカの宿屋】【エルシオン学院】の学生寮が使われるので影が薄い。

DQ10オフライン

【エテーネの村のおはなし】における【育みの大地】の「いしずえの森」にある。

DQ10オンライン

エンドコンテンツの拠点や、一部ボス戦の手前に存在する。
2023年10月からは家具・庭具としても登場し、ハウジングの自宅に設置できるようになった。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【荒野の地下迷宮】にある。ただし同じマップを利用している【ネルセンの迷宮】【導師の試練】の「不屈の迷宮」には泉は存在するものの、回復はできない。
回復の泉の他、【キャンプ】やHPMPの回復ができる【女神像】のあるダンジョンがいくつか存在する。

DQMシリーズ

ジョーカー1では、調べるとHP・MPを全回復できる装置が【レガリス島】に登場する。
ジョーカー2~テリワン3Dでは「回復の石碑」がこれに当たる。
ジョーカー2では「いざないの扉」がある場所の近くに、テリワン3Dでは最終フロア手前のフロアのどこかにある。
蘇生手段がない状態のときに死者がいる、MPやアイテムが少なくて満足に移動中の回復ができない、ボス戦などに備えて態勢を立て直したい…こういうときには実にありがたいが、一回の訪問で一度しか使えないので注意。
 
イルルカ、ジョーカー3では各町に【タダ宿】があるので登場していない。

ヒーローズ2

【闇の浮遊城】第二ステージこと「魔獣×魔人×魔帝×魔竜」に存在する。
このステージは四天王と4連戦になることから補給ポイントとして設定されている。
体力回復は無論のこと【ホイミストーン】【せかいじゅのは】も補充される。

ダイの大冒険

【アルゴ岬】の近くに、傷を癒す力のある【奇跡の泉】が存在する。
元々は【竜の騎士】の力を癒すものだったようだが、普通の人間にも怪我や病気に効くことで知られている。