【海底山地 ふもと】

Last-modified: 2023-04-04 (火) 06:17:24

トルネコ3

【さんご礁の神殿 回廊】を抜けると【神殿の小部屋】の中央奥の扉から進めるようになるダンジョン。全10F構成。
背景は水が豊かなこれまでのダンジョンとは打って変わり、流砂の壁に囲まれた枯渇地帯。
「山地」の名が示す通り、ここから地上を目指して登り進んでいく。
 
ここでは遠距離攻撃を使用するモンスターが初登場。
1~4Fでは【リリパット】【木の矢】で、5Fからは【ドラゴスライム】が10ダメージの【炎の息】で離れた位置から攻撃を仕掛けてくる。
部屋で遭遇した場合はジグザグに移動すれば、操作キャラは攻撃を受けずに近づくことができるので覚えておこう。
なお、トルネコ側もここから飛び道具を拾えるようになる。
木の矢と【魔法の石】が数個セットで落ちていることがあるため、見つけたら是非とも回収したい。
遠距離攻撃の手段が増えるだけでも、こちらにとっては大きなアドバンテージになる。
リリパットの放つ木の矢は、壁や【水晶】に当たるか攻撃が外れた際に床に落ちるので、こちらもありがたく頂戴しよう。
 
中盤のフロアでは【テンツク】が出現し、【さそう踊り】でこちらを【踊り】状態にする。
この状態になると、移動したり一部種類のアイテムを使う以外の行動ができなくなるため、解除されるまで敵から一旦離れよう。
仲間が踊りを受けた場合、こちらを誤って攻撃してくる可能性があるので注意。
 
しかしこのダンジョンにおいては、上記のモンスターたちよりも恐ろしいものが存在する。
それは【地雷】のワナと【ばくだん岩】である。
前者は踏んだ者を中心に周囲8マスの範囲で【爆発】が起こり、残りHPの3分の2ほどのダメージを受ける。
後者は残りHPが20未満になると自爆し、隣接したキャラの残りHPを1にしてしまうのだ。(モンスターは【炎系】を除き消滅する)
その上、爆風の範囲内に【火薬壺】など他の爆発物があると、それが更に誘爆する。
残りHPが1の状態で爆発や誘爆に巻き込まれると、たちまち力尽きてしまう。
初めてトルネコで挑戦する時点では爆発のダメージを軽減する方法が存在しないため、非常に危険。
特にエンディング後にポポロで挑戦する場合、炎系を除く仲間モンスターが爆風で一瞬にして消し飛んでしまうので要警戒。
攻撃を素振りしてのワナチェックを行えば、ダンジョンを進むテンポは落ちるものの、地雷を確実に避けられるようになる。
ばくだん岩はHPが高く、無闇に直接攻撃を加えていると突然自爆することがある。
距離を保って飛び道具や【イネス】【イオ】で攻撃するか、アイテムで行動不能にしよう。
ちなみに、イオは呪文演出に反して誘爆することはない。
【ロサ】はばくだん岩相手だろうがお構いなしに突っ込んでいくため、深傷を負いやすい。
ロサを連れている場合は【ホイミの杖】をこまめに使うべし。
いずれにしても爆発のダメージは洒落にならないため、事前に回復アイテムを多めに持ち込んでおこう。
万が一力尽きた場合に備え、【いざないの洞くつ】【世界樹の葉】を集めておくと安心。
 
アイテム面では、シナリオで長らくお世話になる【鋼鉄の剣】が拾えるが、同時に【サビのワナ】も登場。
うっかり踏んでしまうと装備品の【修正値】を減らされてしまうため、切れ味の悪いなまくらな剣にされないように気をつけよう。
地雷避けも兼ねて、ワナチェックは行いたいところだ。
 
他にもトルネコシリーズ恒例の【うごくせきぞう】も出現するが、過去作のような【動かない石像】は存在せず、初めからいびきをかいて眠っている。
これでは最早トラップモンスターとは言えないが、目覚めると見た目に違わぬ高い攻撃力で殴り掛かってくるので、余裕がなければ隣接せず無視するのが賢明。
9Fと10Fに出現する【いたずらもぐら】Lv5は、後のダンジョンの【ギガンテス】【バブルスライム】Lv5をも上回る攻撃力27を誇るが、防御力が非常に低いためそこまで脅威ではない。
 
以上のように何かと事故要素が多く、道中は序盤の山場となる。
このダンジョンで初めて仲間が倒されて、冒険失敗となった人も多いとか。
無事に突破すると、【海底山地の休けい所】を経て【海底山地 山頂部】に続く。
 
BGMはPS2版では【壁画のダンジョン】が1~5F、【マグマのダンジョン】が6~10Fで流れる。
GBA版ではマグマのダンジョンが全階層で流れる。