【月鏡の塔】

Last-modified: 2023-01-19 (木) 14:13:34

DQ6

「げっきょう」では無く「つきかがみ」の【塔】
下の世界の【レイドック】北西にあるダンジョン。
SFC版の【公式ガイドブック】によると、英語では「Tower of Moon Mirror」というそのまんまな訳である。
 
物語序盤を少し過ぎた辺りに訪れる塔で、上の世界の【レイドック王】が探し求めている【ラーのかがみ】が安置されているが、塔の扉は専用の扉で閉ざされていて、【アモール】で手に入る【カガミのカギ】がないと開かない。
なお、「月鏡の塔にラーのカガミがある」という情報は聞けるが、この塔がどこにあるかまでは誰も教えてくれない(『海をわたった西の大陸』というアバウトな話は聞ける)。
【ふしぎなちず】の未踏部分を探索することで見つけることになるだろう。
 
東の塔と西の塔に分かれたツインタワーであり、2階以上は宝箱の配置も含めて完全に鏡面対称になっている。よく観察すると【階段】オブジェクトも東西で向きが対称になっている。
内部は鏡を使った仕掛けでいっぱいで、シリーズ屈指といっても良い「大掛かりな仕掛け」もある。
東西の塔の間には双方の塔から出ている光線によって支えられた小部屋が宙に浮かんでおり、そこにラーのかがみがある。
したがって、仕掛けを解いてその部屋を落下させる必要がある。ご丁寧なことにドシーンという効果音もついてくる。
この仕掛けゆえ、安置されているラーのかがみに割れないように保護する魔法などがかけられているのかもしれない。
というより、本作のラーの鏡が一般的なガラス製の鏡とは限らないが…。ちなみにシリーズにおいてラーの鏡が割れた(というより砕け散った)のは後にも先にもDQ2のみである。
なお、『ファミ通』1996年2月9日号の【堀井雄二】インタビューによると、この鏡を使った仕掛けの構想はDQ2の頃から温めていたものだという。
 
塔に入るとまず巨大な鏡が目の前を塞いでおり、地下に降りる階段が2つあるのみで先に進むことができない。
しかし、2個あるうちの西側の階段はなぜか大鏡に映っておらず、これがヒントとなっている。
大鏡の該当箇所を調べる話しかける

*「………………

と表示され、もう一度調べるor話しかければイベントが進行する。
ここでいきなりボスの【ポイズンゾンビ】戦があるので、準備をしておかないと全滅の危険もある。
こいつらを倒して2階に行くと左右の塔への入口があるので、まず扉の開いている東の塔から攻略。
なお2つの塔の入口の扉は、反対側の塔の6階にあるレバーで開閉操作できる構造になっている。
塔の7階には、一気に2階まで飛び降りられる場所があるので行き来に活用しよう。
 
東側の塔の5階では、身体が透けた記憶喪失の少女【バーバラ】が壁の鏡の前で1人佇んでおり、【ゆめみのしずく】を使ってあげることで見えるようになる。
ここで無視しても、最終的にラーの鏡の前に待ち伏せしている。
リメイク版だと主人公たちに気付き、無視できないようになっている。
 
西の塔の5階には今度は1階のときとは逆に「鏡にだけ映る階段」というギミックがあり、鏡に映った場所を調べると隠し階段が出現する。
これだけならば特に珍しいことでもないが、このダンジョンではなんと上りの階段が隠れているのだ。
しかも発見しない限りは触れることすら出来ず、ぶつかったりすることもない。
すぐ目の前の鏡には映り込んでいるので発見自体は容易ではあるのだが、ラーのかがみの部屋を浮かせている仕掛けよりもよほどハイレベルな気がしなくもない。
 
出現する通常敵も強敵が多いので、細心の注意を払って進みたい。
東の塔の2~4階はエンカウント率が最低に設定されており敵と出会うことはさほどないが、高層部分や西の塔はエンカウント率が上から2番目の設定であるため、異常にエンカウント率が高い。
FC版DQ3の黄金の爪入手後並みである。
守備力が高くモシャスを使う【あくまのカガミ】、全体攻撃のバギを使う他に仲間を呼んでくる【ことだまつかい】、そして高い守備力と全体攻撃を併せ持つ【シャドー】など、まだまだ冒険は序盤だというのに難敵が多く出現する。
特に守備力の高い敵や全体攻撃を使う敵が多いせいで、回復とヒャドに追われてリレミト分のMPが無くなったり、面倒だから逃走しようとして失敗して窮地に陥ってしまいかねない。
【サンマリーノ】でカジノの景品を取っていれば全滅の危険は減るが、パーティを強化すればするほど、代わりに【あくまのカガミ】を倒すのが大変になる。
無理せずに、二回に分けて攻略することも考えよう。
 
塔の最上階の小部屋には、紫の玉が鏡の前に置かれている。
紫の玉を鏡の前から移動させると玉が壊れ、塔の位置に対応した光線が解除される。
小説版の設定によると、鏡の前にある紫の玉は鏡像であり、実際に存在しているのは鏡の中。鏡像を動かして見えなくなったため壊れたらしい。
 
双方の塔で紫の玉を全部壊せば部屋が落ちてラーのかがみを入手でき、そしてバーバラも仲間に加わる。
これでレイドック王からの任務を果たしたので、一行は上のレイドックに戻り、【ムドー】に挑むことになる。
ちなみに、上の世界のレイドック王から「鏡を見つけ出せ」と命じられてから、ここまでくるのにかなりの数のイベントを挟み、しかもそれらのイベントがどれもインパクトが強い。
さらに下のレイドックの王妃が寝言で「カガミさえあれば…」と宣っているので、当初の目的をすっかり忘れて、下のレイドック城にこの鏡を届けようとしたプレイヤーも結構いたようである。
その対策のためか、リメイク版では仲間が上の世界のレイドックに持っていくようにアドバイスしてくれるようになった。
当然、下のレイドック城に入ろうとしても「なに?カガミを もってきただと?なにを わけの わからぬことをいっておるのだ!さっさと 立ち去れいっ!」と怒られる。そりゃそうだ。
 
それにしても、ここは上述の通り専用の鍵で塞がれているのにバーバラはどうやって中に入ったのだろうか?

ドラけし!

DQ6イベント「ふたつの世界とムドーの幻」の隠しステージ。ボスステージをクリアした状態で1面をクリアすると入れるようになる。
それと同時にバーバラがレック達の仲間になるイベントが発生し、クリアすると彼女に夢見のしずくを与えることとなる。
登場モンスターは【パペットマン】4体と【ラリホーアント】5体。前者は登場が早いし、後者は6にいないはずでは…?
20ターン以内にクリアするとバーバラのアイコン入りの宝箱への道が開かれる。