【黒鉄の巨竜】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 10:12:03

DQ8

【竜神王】が変身した姿である【ボス級モンスター】。5回目の【竜の試練】で戦う。
【討伐モンスターリスト】を50音順にした際の順番から判断するに、読みは「くろがねのきょりゅう」だろう。
3DS版では漢字に読み仮名が振られてこの読みが確定した。
英語版での名前はdarksteel dragon。
 
特殊攻撃で【ベギラゴン】【流星】【まばゆい光】【あやしいひとみ】を使用するが、基本的に通常攻撃をメインに行い、【いてつくはどう】すら行わない。
特筆すべきは攻撃力613・守備力578というめちゃくちゃなステータス。さらにこの攻撃力でまさかの完全3回行動である。
しかもほぼ全ての属性に対して完全耐性を有しており、鉄壁の守備力と相俟って極めてダメージを与え難い。
その代わりHPは1690と、竜の試練におけるボスでは群を抜いて低め。MPもベギラゴン数発分しか持っていない。
ありていに言うと【レティス】のステータス・耐性を数段強化したような能力で、防御面では【メタル系】にも性質が近い。
【永遠の巨竜】を除く巨竜シリーズの中では最強といわれる。
 
【痛恨の一撃】こそないものの、単純な通常攻撃でも200を超えるダメージを軽々叩き出し、それが一人に集中すればまず命はない。
流星やベギラゴンなどの全体攻撃も放ってくるとはいえ、怒涛の超火力から放たれる連続攻撃と比べればもはやそよ風に等しい。
怪しい瞳は厄介だが、直後の打撃で間髪を入れず同ターン内に起こしてくれることも多い。
基本的に打撃以外の攻撃はサービス行動と考えたほうがいいだろう。ベギラゴンはMPが足りなくても使おうとするし。
守備面もほぼ完璧で、こちらの通常攻撃はほとんど通らず、呪文もまず効かない。特にまばゆい光を通されてしまうと、効果が切れるまでまともな攻撃ができなくなる。
レベル99時で他形態には圧倒的なダメージ効率を誇る【おっさん呼び】すらも無効化されてしまうほど。
 
対策としては守備力や耐性よりも【回避率】を優先して防具を選ぶこと。これに尽きる。
どんなに守備力の高い防具で守りを固めようと、この超火力の前では所詮焼け石に水。
【やみのころも】【しんぴのビスチェ】【ファントムマスク】などを装備しよう。
また【ゼシカ】【ククール】の場合、【格闘スキル】の中に身かわし率上昇効果がある。
ゼシカは必要ポイントが52とやや高いため厳しいが、ククールは21ポイントという早い段階で覚えられるので活用しやすい。
こちらのレベルが十分に高くないと、全く効果を発揮しない点には注意。
もっとも必要なレベルは68以上なため頼らなくても倒せるだろうが。
HPは常に満タンを保っておくこと。でなければ敵の猛攻に耐え切れずあっという間に粉砕されかねない。
【だいぼうぎょ】役を前衛に設けてダメージを抑え込ませるとだいぶ楽になる。
 
なお【スクルト】を使う手もあるが、コイツは【いてつくはどう】を使わないため攻撃の手を緩めてくれない。
限界まで守備力を上げるには3~4ターンかかる上、限界まで上げても軽減できるダメージは50程度(スクルト1回につき15~20程度)。
テンションを上げでもしない限り即効性はないので、使うかどうかはよく考えよう。
 
対策としてはメタル系やレティスと同じく、守備力無視ダメージに賭けて【雷光一閃突き】【大まじん斬り】を使うのが一番有効。
完全に運頼みになるものの、これらの大ダメージを与える攻撃は高耐性・高守備力・低HPの敵には特に有効なのだ。
逆に【ヤリスキル】【オノスキル】を修得せず、これらの特技を覚えていないと苦行に等しい激戦になる。
ほとんどの呪文特技は効果がなく、通常攻撃や打撃系特技もこいつの守備力が高すぎてダメージが通らない。
耐性は一見完璧に思えるが、いかに堅固でもメタル系の特殊補正は持っていないため、【みわくの眼差し】だけは弾かれず素通りする。
魅惑の眼差しはダメージ軽減能力・テンションの補正を受けるものの実質は【無属性規定ダメージ攻撃】の一種であり、メタル系の特殊補正には本種攻撃の無力化効果も内蔵されている。(理論上は【ピーチク】【するどいやいば】【レッド】【ウルどん】【回転攻撃】【エースケ】【呪いの紋章】【ロビン】【キラーマ】【のっひー】【レーザー攻撃】、以上のスカモンの技は有効となる。まあまず攻撃する前に噛み砕かれてしまうだろうが)。
ククールを攻撃役にして残りは回復・補助・タンバリンに徹するのも手。
普段はなにかと忙しいゼシカが今回は活躍できず、珍しくククールが大忙しである。
一応ゼシカには確実な先制と回避率の向上を兼ねた【ピオリム】連打という役目もあるが。
【チーム呼び】は痛恨専用のチームを組むか、キラーマシンのレーザー攻撃で確実にダメージを与える方法もあるが、この想像を絶する攻撃力の前ではチームモンスターも瞬時に叩き潰されてしまう可能性が高いので注意。
どうせなら切り札として【ザオリーマ】のチームを組むのもいい。
例によって倒すと結構な確率で【スキルのたね】を落とす。
 
こいつを降せば次の竜の試練時に変身する相手が【聖なる巨竜】に移行する。
また、竜神王が全ての力を解放した連戦時には、最大HPが最初に戦った時の半分の状態での再戦となり、これを倒すと同じく最大HPが半分の状態の聖なる巨竜との戦いへと続く。
連戦ではHPが通常の50%まで下がりわずか845になるため、比較的戦いやすくなっている。
レベル99またはそれ間近での挑戦なら補助を無視して速攻ゴリ押せば2ターン、運が良ければ1ターンキルも可能。
【主人公】【ドラゴンスレイヤー】【ドラゴンぎり】【ヤンガス】【はおうのオノ】【蒼天魔斬】、ククールは【はぐれメタルのけん】【はやぶさぎり】、ゼシカは【グリンガムのムチ】【双竜打ち】がベターだろうか。
しかしはやぶさ×はやぶさはレベル99といえど、相手の鉄壁の守備力の前ではテンションを乗せてもあまりダメージにならないので、避けた方が無難だろう。
『レベルを上げて物理で殴ればいい』とはこのことである。
ただしこいつは全員レベル99でも遠慮なく2~3回目の行動に割り込んでくるほど素早いため、常に開始時のHPには気を配ろう。早く倒そうとして死人が出て手間を取られれば元も子もない。
また、連戦時は次の聖なる巨竜が開始早々【かがやくいき】を吐いてくる時も多いので撃破時のHP残量にも注意。

3DS版

先述の通り無属性規定ダメージを防がないため、北米版では【ドラゴンソウル】でそのまま数百ダメージが通るという穴があった。
ただ、これを覚えるには主人公のレベルが70以上なので、この特技が無くてもレベル的に普通に勝てる。
特技が逆輸入された3DS版でも当然同じ方法が通用するほか、【モリー】【モリーダイブ】【ゴッドスマッシュ】も無属性規定ダメージ技なので、
少しテンションを上げてからこれらの技をぶち込めば瞬殺できるので、系統では最強(永遠の巨竜除いた)から最弱と言われるハメになってしまった。
特にゴッドスマッシュはドラゴン特効の爪でさらにダメージを上乗せできるため、主人公のドラゴンソウルと合わせたり、モリー1人でもテンション上げや【バイキルト】でブーストすれば比較的低レベルでも問題なく突破できるだろう。
 
それでも攻撃力693、守備力653と以前より高く脅威ではあるが、【追憶の回廊】ではこいつより数段強い3回攻撃持ちが多数現れるので、
むしろこいつで苦戦しているようでは先が思いやられるというものだ。

DQMSL

竜神王の試練の五番手。味方時の特技はかみくだきと黒くかがやく闇。

関連項目

【深紅の巨竜】
【深緑の巨竜】
【白銀の巨竜】
【黄金の巨竜】
【聖なる巨竜】
【永遠の巨竜】