【死神きぞく（職業）】

DQ7

DQ7に登場する中級【モンスター職】の一つ。
DQ4で登場し、モンスターズでは異例の活躍を見せた【死神きぞく】になれる職業。
心は死神きぞくからのドロップでのみ入手可能。詳しくはこちら。

職補正

習得特技と必要戦闘回数

耐性

★7以下の時の耐性

マスター時の耐性

※黒字はモンスター職共通の標準耐性。
※青字はそのモンスター職固有の耐性。
※1ターン休み系、軍隊系への耐性については不明。
※全職業の中で唯一、この職業のみマスター時の【ニフラム】耐性が弱耐性となっているが、実際に味方にニフラムが効くことはない（詳細は後述）。

解説

ステータスはほとんど可もなく不可もなくといった感じで、少なくとも戦闘に困ることはあまりないだろう。
固有の耐性ではヒャド系の呪文を得意としているからか自らも冷気に強くなり、最初からヒャド・吹雪系に弱耐性を備えている。
マスター時にはそれらが強耐性にまで高まり、ザキ・ラリホー・マヌーサ系は完全耐性に強化される。
習得技はわかりやすく偏っているが、マヒャドとザラキーマは相手を選べば結構役に立つだろう。
マスター特典は最大MP+15。これでそれらの高位呪文を1回多く唱えられるようになる。
イメージにまるで合ってないやけつく息だが、別作品だが一応同じ骸骨戦士系モンスターの【じごくのきし】のアイデンティティなので、その辺りから連想された可能性もある。
　
この職業と【コスモファントム】をマスターすることで、より強力な呪文を習得できる【ダークビショップ】に転職が可能。
相方のほうは特に問題はないのだが、むしろこの職業に就くために【おどる宝石の心】の入手が必要なのがネックだ。
ダークビショップを目指すなら宝石狩りに興じ、その気が無いならこの職業やコスモファントムに就くこと自体をやめるべきか。
死神きぞくへの転職条件にホイミスライムが含まれてるのは、モンスターズでは死神きぞくがベホマラーを習得できたからだろうか。
　
ちなみにヒャドはDQ7ではこの職業でしか習得できない。……が、おそらく役に立つことはないだろう。
とはいえ、DQ5では味方側の習得者なし、DQ6でも職業では習得不可だったので、待遇改善と言えば改善かもしれないが。
（腐った）死体＋（踊る）宝石という生まれついてのゾンビ貴族かと思えば、★7でようやっと「社交デビュー」と意外と下積み時代が長い様子。
よく見ると★6までの称号はゾンビや死神としてのものばかりで、貴族らしい名称になるのは★7が最初である。どうやら本作では「死神」からランクアップして「死神貴族」となるようだ。
ちなみに職業ランク★2の称号は「びんぼうがみ」。いくらなんでもあんまりではなかろうか。「貴族の死神」のランクを下げていくと「貧乏な神」になるということなのかもしれないが、それは「貧乏神」とはまたニュアンスが異なるような気も…。

マスター時のニフラム系耐性について

この職業はマスター時にニフラム耐性が弱になり、約20%の確率でニフラムが有効になるように設定されているのだが、
実際のところはそもそもDQ7のニフラム自体が【つきとばし】と同様に味方に効くようにプログラミングされてはいないと思われる。
そのため、死神きぞくマスター状態の味方キャラがマホカンタ状態の敵にニフラムを使用して反射されても、耐性が弱のはずの使用者がその効果を受けることはない。
この耐性が実際に反映されるのは、上記のキャラに【モシャス】で変身したモンスターに対してニフラムを使用した時のみ。
この場合の「○○もどき」はしっかり耐性もコピーしている為、ニフラム耐性が弱になっており、ニフラムが効くようになっている。

余談

職業ランク★6の称号「デスマスター」は後にDQ10の職業として昇格した。
ザラキーマややけつく息、耐性までは引き継がれなかったものの、ヒャド系呪文を覚えるという点は共通している。
もっとも、職業コンセプトは（ゲームの仕様上仕方ないとはいえ）全く異なるのだが。