【守備・特殊】

Last-modified: 2023-03-05 (日) 02:20:02

トルネコ3

トルネコ3における【モンスター】の成長タイプの一つ。
モンスターは8つの成長タイプに分かれており、能力の上昇値は成長タイプによって固定されている。
【防御・早熟】【防御・晩成】ときて、このタイプは「防御・特殊」ではなく「守備・特殊」。何が違うのだろう?製作者のミスかもしれない。

ステータス上昇値

LvHP攻撃防御必要経験値備考
900247500一部モンスターの最大レベル
200046130000
300066380000
50001061320000
99002049990000

対象モンスター

この成長タイプに属するモンスターは以下の通り。
【メタルスライム】【はぐれメタル】【メタルキング】【わらいぶくろ】
【オニオーン】【たまねぎマン】【マドハンド】【ブラッドハンド】
【バブリン】【プヨンターゲット】【ポムポムボム】
【はりせんもぐら】【サンダーラット】【プラズママウス】【シャドー】【あやしいかげ】

解説

【防御力】は最終的に8タイプの中で最も高くなるが、なんと【HP】【攻撃力】は一切上がらない。
3つのステータスのうち唯一【ドーピング】が出来ない防御力が高くなるのは悪くないのだが、HPと攻撃力をドーピングしてやるのに非常に手間がかかる。
トルネコ3ではドーピング手段を集めるのがとても大変なので、基本的には最も不遇な成長タイプと言わざるを得ない。これに比べれば万能・晩成はまだマシである。
防御力の伸びも途中までは防御・晩成に負けており、追い越すのは100万以上の経験値を稼いだ後である。
【攻撃・特殊】ほどではないがレベルアップは遅めで、【万能・晩成】よりは早いが防御・晩成より遅い。
 
【被ダメージ変換能力】持ちの【はりせんもぐら】系もここに属するが、その特殊能力の関係上、防御力の上昇は全くの無意味。敵として高レベルで出てくる分には、HPや攻撃力は全く変わっていない上で経験値が増えているのでありがたいのだが。
ちなみに、はりせんもぐら系と【シャドー】系はLv上限が9で、【勧誘補正値】がマイナスに設定されており、勧誘には【ゴールドクロウ】【クロウアンドレア】が必須である。
 
また、この成長タイプに属するモンスターの半数は問題児。【メタルスライム】【オニオーン】といった逃げ回るだけで攻撃しないモンスターや、ドーピングしないと終始攻撃力0の【わらいぶくろ】、歩けない上にドーピングが困難な【マドハンド】系など、役立たずが半数を占めているのだ。
いくら防御力が高くても、まともに使うにはドーピングが必須、さらに攻撃や移動ができないようではあまりに使いにくく、こいつらに関しては万能・晩成や攻撃・晩成のモンスターより不遇と断言してもいいだろう。
 
一方で残りの半数のモンスターは、仲間にする難易度や育成難易度は高いものの、実用性がある。
【異種合成】に役立ち初期ステータスもそれなりに高い【バブリン】系、殆どのダメージを2に変換できるはりせんもぐら系、【透明】で殆どの攻撃から無敵なシャドー系は人気が高い。
はりせんもぐら系やシャドー系を有効に使いたいなら、HPと攻撃力をドーピングで補ってやろう。攻撃・特殊タイプや【ガーゴイル】に匹敵するほどの、最強クラスのモンスターに変貌する。
 
実質防御力の伸びに意味があるのはバブリン系くらいであり、この成長タイプである事はハンデと言って良い。
もっとも、はりせんもぐら系とシャドー系は、HPや攻撃力が普通に伸びてしまうと強くなりすぎるので、この扱いもやむなしと言える。
しかし、普通にHPや攻撃力が伸びても全く問題ないであろう、メタルスライム・オニオーン・わらいぶくろといった連中までもが属しているのは謎である。他の成長タイプだとしても使えるかどうか微妙なところなのに、よりによって最も使えないこのタイプに属しているせいで、ますます不遇になってしまった。
わらいぶくろはトルネコ1から続く伝統の「攻撃力0」という特徴を持たせたかったのかもしれない。そんな伝統はドーピングすればすぐに崩れるが。
なんにせよ、使えるモンスターと使えないモンスターの差が激しい、両極端な連中が集まった成長タイプである。
 
異世界の迷宮では、全くと言っていいほど役に立たない成長タイプ。
ゴールドクロウ&クロウアンドレアが入手不可能なため、はりせんもぐら系とシャドー系は仲間にできない。
そのため、異世界の迷宮で仲間にできるのはオニオーン・マドハンド・ブラッドハンドの3種のみ。
オニオーンは逃げ回るだけだし、マドハンド系もステータスが貧弱すぎてとても戦わせられない。
頼みの綱のドーピングも、マドハンド系は【潜ってかわす能力】を持つせいでドーピングを行うのが困難。
この3種を連れて冒険することは、もはや一種の【縛りプレイ】になってしまうだろう。
 
基本的には最も不遇な成長タイプではあるが、

  • 最終的にドーピングできない防御力が全成長タイプの中で最も伸びる
  • はりせんもぐら系やシャドー系という、ドーピングすれば強力なモンスターがいる

という点があるので、ドーピング前提で考えるなら優秀な特殊能力を持つモンスターがほとんどいない万能・晩成タイプの方が不遇なのかもしれない。
しかし、はりせんもぐら系とシャドー系を仲間にできず、ドーピングが困難な異世界の迷宮では間違いなく最弱タイプである。
このゲームで最も人気が高いと思われるダンジョンは異世界の迷宮であり、異世界でまともに使える仲間モンスターが誰一人居ないというのはやはり残念な点である。
 
余談だが、メタルスライム・【はぐれメタル】【メタルキング】はこの成長タイプに属しているのに対し、【プラチナキング】【普通・早熟】である。
メタル系スライムは仲間にしても逃げ回るだけで敵と戦ってくれないが、2倍速移動とワープによる機動力を活かしたマップ埋め要員としては使える。メタルスライムだけはワープ能力がないので、この使い方でもやっぱり微妙だが。(コマンドで仲間モンスターにカーソルを合わせると、その仲間の位置が分かる。その位置が未踏破の部屋だった場合、踏破した扱いになり部屋の中の階段などが見えるようになる)

関連項目

【普通・早熟】
【攻撃・早熟】
【防御・早熟】
【万能・晩成】
【攻撃・晩成】
【防御・晩成】
【攻撃・特殊】