【修正値】

Last-modified: 2024-03-09 (土) 15:24:20

不思議のダンジョンシリーズ

装備系アイテムの強さを修正する値。これがあると、装備の元々の強さが変化する。
名前の由来はSFC版【風来のシレン】用の攻略本「テクニカルガイドブック」の10ページより。
「性能(トルネコ1の説明書の28ページより)」や「強化値」と呼ぶこともある。
「皮の盾+2」といった形で表現され、この場合は「元々の皮の盾の強さ2+修正値2=強さ4」になる。
【バイキルトの巻物】【スカラの巻物】で修正値を増やすことができ、頑張れば【はぐれメタルの剣】より強い【こんぼう】なんてものも作れる。
 
このシステムのおかげで、「弱いが特殊能力が有用な装備」を使いやすくなっている。
一方で【ワナ】や敵の特殊能力で錆びる(修正値がマイナスされる)こともあり、鍛える場合は錆び対策も欠かせない。
また、修正値に応じて値段も変化する。多くは修正値1につき、元々の値段の10%あるいは5%増しになる。
修正値がマイナスのものも、値に応じて値段が下方修正される。

トルネコ1

【武器】【盾】の他、【ちからの指輪】にも修正値が付いている。
今作では能力持ちの武器が【ドラゴンキラー】しかないので、持ち帰って鍛える武器はこれ一択である。
一方盾は弱いが能力のおいしい【皮の盾】か、強くて終盤で役に立つ【ドラゴンシールド】かが悩ましい。
ただ、悠長に鍛える暇の無い【もっと不思議のダンジョン】では、【せいぎのそろばん】などの元から強い装備が運良く拾えたならそれの強化を優先した方が良い。
 
通常入手できる装備はランダムで-1から+3の修正値が付いている。
また、-1の場合は必ず【呪い】がかかっている。
「+0」の武器防具の出現率が最も高く、「+3」や「-1」の武器防具の出現率は低めに設定されている。
修正値の最大は+99で、最少は元々の装備の強さまでが基本。
 
なお、【パルプンテの巻物】での修正値上昇の効果でのみ、+99の壁を突破することができる。
この場合、表示がオーバーフローを起こすため+127の次が-128になって呪われてしまうが、実際の修正値は256から引いた値なので強い。
ちからの指輪も同様に強化できるが、こちらは力の最小値1・最大値99の範囲からは変化しない。
 
ただし、「剣の強さ」と「ちから」の値の合計値が136以上になった状態でレベルを上げていくと逆に攻撃力が下がってしまうという現象が発生し、更に鍛え続けて値の合計値ちょうど248になると、数値の桁落ちにより攻撃力が0になってしまう上に「トルネコは様子を見ている」と表示されて攻撃自体ができなくなってしまうという、わりと致命的なバグがある。
結果、「鍛えすぎて装備すると攻撃力が0になってしまう剣」と「鍛えすぎて敵から0ダメージしか受けない盾」が両方呪われて外せない状況になってしまった場合、敵に挟まれて身動きできない状況下では、相手を倒すことも倒されることもないまま餓死を待つのみとなってしまう。
ただ、よっぽど集中的にやりこんで鍛えまくらない限りは起こらない現象なので、危険性は低い。このバグが発生するほど装備を鍛えたプレイヤーは少ないだろう。

トルネコ2

【合成】の登場により、さらに修正値を鍛えやすくなった。
合成により修正値を他の【武器】や盾に移せるようになったので、弱くて使い道の無い装備でも、修正値が付いていれば持ち歩く価値が生まれた。
また【合成屋】もあるが、修正値合成はベースとなる装備に応じて値段が変わるシステムなので、平凡な装備同士で修正値をまとめ、メイン装備への合成は自前で【合成の壺】を使う方が経済的。
 
今作はどの武具も、何度も錆びさせたりマイナスの修正値の武具を合成させ続けたりすれば、やがて最低の-99になる。

トルネコ3

通常入手できる装備は、ランダムで+0から+3の修正値が付いている。
前作までと違い、武器や盾は修正値に関わらず呪われている可能性がある。
 
【風来のシレンGB2】に登場していたシステム「修正値上限」が逆輸入された。「強化上限値」「強化限界」などと呼ばれることもあるが意味は同じ。
アイテム説明の右上に書いてある「上限値」という数字がソレである。
前作まではどの武器や盾も+99まで鍛えられたが、本作では装備ごとに定められた上限値までしか鍛えられない。
ただし、本作ではほとんどの武具の修正値上限が+99なので、あまり気にしなくても良い。
例外的に【ライフドレイン】は+98、【キラーヘッド】【ストレイトソード】【妖剣かまいたち】は+50が修正値上限である。これらは合成のベースにすることはできても、他の武器に合成することはできない。
盾はどれも+99まで鍛えられる。
 
【印】の登場により、無計画な合成では能力を移せなくなることもありうるようになった。
欲しい能力を頭に入れつつ、能力の無い装備からのみ修正値を合成する等の戦略が重要となる。
また、錆びとは別の【弱化のワナ】も登場し、これを受けると一時的に修正値が0になってしまう。

少年ヤンガス

多くの装備に修正値上限が設けられ、+99まで鍛えられる装備は数えるほどしかない。
弱いが修正値上限が高いといった伸びしろのある装備はほとんど無く、単にバランス調整的な意味合いである。
ゲーム的には正しいかもしれないが、好きな装備を鍛えられないとい点では少々ロマンに欠ける。
 
また、【指輪】の効果はステータス補助系が主となり、トルネコ1以来の修正値復活となった。
指輪の場合は【命の指輪】のみ+30が上限で、他は+10。
指輪合成は同種でのみ修正値を合成できる。