【神の岩】

Last-modified: 2024-02-18 (日) 05:54:46

DQ11

【イシの村】の裏手にある巨大な【岩】で、最初に訪れる【ダンジョン】
【スタート地点】でもあり、【プロローグ】ムービー終了後、ゲームの操作はここの洞窟の手前「神の岩・ふもと」から始まる。
 
大地の精霊が宿ると言われており、それを示すと思われる文様が描かれている。
イシの村の風習である成人の儀式で頂上に登り、大地の精霊に祈りを捧げるという習わしがあり、元々はモンスターもいない平和な土地だったが、【主人公(DQ11)】【エマ】が登った時にはモンスターが出没するようになっていた。
 
まずは主人公とエマ、犬の【ルキ】との2人+1匹で進んでいく。途中には【ダン】【ペルラ】がおり、冒険のアドバイスを貰える。
洞窟の入口へ足を踏み入れようとすると【スライム】3匹がお出迎えして作中初の戦闘となり、いわゆる【NPC戦闘員】としてエマは回復、ルキは攻撃を手助けしてくれる。
中腹では、ボスの【スモーク】2匹を、いたずらで入り込んだ村の少年【マノロ】を助けるために倒すことになる。ここでルキはマノロとともに村に帰っていく。
頂上にたどり着くと【ヘルコンドル】に襲われ、エマが転落しそうになり主人公はエマを助けようとする。そこをヘルコンドルが襲い掛かるが、主人公の【勇者のチカラ】が発動し、落雷がヘルコンドルを倒して助かる。この出来事が主人公の旅立ちのきっかけとなる。
ちなみに、エマ曰くこういった出来事がなく旅立ちが決まらなかったら成人の儀を終えた後に主人公に告白するつもりだったらしい。
 
ハードによって洞窟入口の石碑の近くから大きく構造が違っているものの、どちらにしても短いダンジョンで、本作のチュートリアルを兼ねている。
内部の出現モンスターはスライムと【モコッキー】の2種のみ。洞窟内最初のエンカウント地点では【フィールド攻撃】に関するチュートリアルイベントもある。
 
PS4版では、中腹まではルキの後を追う形で、岩壁に開いた洞窟内を進んでいく。洞窟途中ではいくつか分岐があるが山頂に繋がっているのは一本のみ。
丸木橋をバランスを取りながら渡る、ツタに掴まって崖を登る、カニ歩きで狭い崖っ淵を進む、数段に分かれた段差を調べながらよじ登るなど、PS4版独特の移動操作を一通り学べるようになっている。
また頂上まで行くと、その高さから【ロトゼタシア】を一望する絶景が見られる。異変前ではその絶景の中にスライムがかなり遠いところにおり、このことはネタバレイトショーでも紹介された。
ふもとのBGMは時期に関係なく【山奥の隠れ里】で、イベント以外でモンスターは出現しない。
 
3DS版では洞窟内を形作る螺旋状の足場を岸壁に沿って進む。二画面を活用した3D/2Dの連動モードで、片方の画面でしか視認できない宝箱やキラキラも存在する。
ルキはエマと一緒に主人公の後についていく形になる。
一度イベントを終えた後に再訪すると、ふもとのBGMは『山奥の隠れ里』から【勇者は征く】に変わり、ふもとでもモンスターとのエンカウントが発生するようになる。

世界に異変が起きた後

異変前に【デルカダール地方】【デルカコスタ地方】に出現したモンスターが何種か強モンスター化することなく住み着いている。
洞窟内ではレシピブック【神々が愛したクツ】が入った宝箱が取れるようになる。PS4版では途中の分岐で横道に入った先の、以前は水没していて入れなかった階段の先にある。3DS版は螺旋状の足場の途中に追加されている。
ただし、入れるのは【ゾンビ師団長】撃破後以降なのだが、それ以前に入ろうとすると兵士に止められるし、入れるようになった時期がちょうど「今から旅立とう」という場面なので、攻略本・サイトやネタバレによる事前情報を知らない限りまず気付かれる事はなく、過ぎ去りし時を求めた後で回収されるだろう。

過ぎ去りし時を求めた後

かつてスモークと戦った中腹に行くと、襲われている【デク】を助けるため【ヘルコンドル・邪】と戦うことになる。デクはイシの村復興のために必要な人員の一人で、救出すると【アレキサンドライト】を貰える。
道中に出現する【いなずまビリー】は油断すると全滅もあり得る強敵なので要注意。
 
また、頂上にはここを訪れていた絶景ハンターの【ゼッケンドルフ】がいるので忘れずに会っておきたい。
PS4版は彼からクエスト【まだ見ぬ絶景を求めて】を受注出来る。3DS版ではそのクエストが存在しない代わりに、クリア報酬である【ファンタスティック】をタダで貰える。

DQ11S

モード切替で「成人の儀式」を指定するとここに登る前まで時間を巻き戻せるが、3Dモードで【勇者のころも】のような手袋をした見た目装備でここのイベントを行うと、手の甲のアザが隠れてしまうためヘルコンドルを撃退した後のエマとの会話がやや不自然な感じになる。
【おしゃれ装備】が解禁された後のイベントではこのような事態が起きないように強制的にデフォルト衣装で固定されるシーンが度々あるのだが、ゲーム序盤のこのシーンは元々そのような処理がされておらず、モード切替で序盤に戻れるようになった11Sでもそのままになっているのが原因のようだ。
 
「同居イベント」ではここにパートナーと2人きりでここに登頂する事になる。詳しくはこちらを参照。
ゼッケンドルフは【ドゥーランダ山】山頂に移動しており、代わりにこちらの山頂には彼のクエストのお題となっているメッセージがある。
ちなみにデクの方は従来通りここにいるが、こちらのイベントは必ず「同居イベント」より前に行うので特に問題はない。
 
なお、同居イベントがすべて【旅のおもいで】に登録される都合上、コンプリートを目指すなら最低8回(ゲームスタート時とデクの救出も含めると10回)登らなければならない。ここは心を鬼、いや悪魔にして【ネルセン】にパートナー変更を願う必要がある。

余談

そのどことなく見た覚えのある壁画の紋様や「大地の精霊」という共通点から、ロトシリーズに登場する【精霊ルビス】と何らかのかかわりがあるのではないか、またDQ6の【ライフコッド】との共通点からイシの村や神の岩はDQ6の時代にはライフコッドになったのではないかとファンからは噂されている。
 
シルビアと同居すると二人で散歩中に「神の岩は世界一大きい一枚岩」という話を聞ける。現実世界で有名なものに「ウルル(エアーズロック)」があるが、あちらは世界で二番目の大きさである。