【神獣系】

Last-modified: 2024-04-15 (月) 19:51:57

概要

ジョーカー以降のモンスターズ作品に登場するキャラクター兼モンスターで、それらの属する系統のこと。
おもにストーリーに関わるのはジョーカー1、ジョーカー2プロ、ジョーカー3プロである。
 
DQ10にも神獣と名のつく存在達がいるが、彼らは種族神の配下であり関係は無い。
一方、10の【アスフェルド学園】のクラスにはジョーカーの神獣名が付けられている。

ジョーカー1

モンスターとしての特徴

ジョーカーに登場する系統で、ストーリーに大きく関わってくる。
ID201~210までがこの系統のモンスターで、
子供の神獣である【スペディオ】【ガルハート】【グラブゾン】【ディアノーグ】
それらが成長した【キングスペーディオ】【クインガルハート】【グラブゾンジャック】【ディアノーグエース】(ここまでは【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に設定画が掲載)、
キングスペーディオがマ素によって自我を失った姿である【デモンスペーディオ】
そしてキングスペーディオが宝具を身に着けた最終形態【JOKER】の10種類が存在する。
ちなみに神獣の名前はいずれもトランプにちなんだものである。
種族アイコンは王冠で、次回作以降は???系用のアイコンとして使用されている。
 
ジョーカーでは神獣に以下の制約がかかっている。(【配合(ジョーカー1~3)】の神獣配合の欄も参照)

  • ジョーカーズGP・すれ違いバトルへの参加、通信交換、野に返すことができない(通信対戦には参加できる)
  • 配合で作ると必ず雌雄同体(【♂の杖】【♀の杖】を使っても無効)
  • 配合の相手側に【転生の杖】を装備させていても必ず神獣が生まれる
  • ストーリーの進行状況によって、配合で生み出せる神獣の種族が変化する

神獣系に対する特効武器は存在しないが、【キルジョーカー】で2倍のダメージを受ける。これも以降は聖魔斬と名を変えた。

登場人物としての神獣

ストーリー上仲間になるのは1体だけで、後は姿を変えていく。主人公に話しかけてくることも多く見受けられるが、態度はかなり偉そうである。
一人称は「我」、二人称は「汝」。
 
最初に出会うのは主人公がノビス島の頂上に登ったときで、
【アロマ】がスペディオの姿をしている彼をスカウトしようとする場面に遭遇する。
しかし、【スカウトリング】は魔物の体内から【マ素】を減少させることで人に懐かせるという仕組みであるため、
魔物でありながらマ素を浄化する存在である神獣を【スカウトアタック】で従わせることはできず、逃亡されてしまった。
(その後も彼女は神獣をレアモンスター君と呼び、何かにつけて手に入れようとするも神獣は断固拒否、犬猿の仲となっている)
 
次に出会うのはサンドロ島の洞窟で、【オーク】との戦いで負傷している所を主人公に助けられる。
その後【Gピット】に偶然居合わせた【カルマッソ】の治療で無事回復、主人公に彼の目的(自身の進化を繰り返し、宝具を手に入れることで力を高め、広がりつつある魔界の門を閉じること)を説明する。
そして宝具が優勝商品であるGPの優勝を目指す主人公と目的が合致し、仲間として同行することになる。
ここからGP決勝までは【マデュライト】集めと平行して島々にある祠に挑み、神獣の進化の儀式を行うことが冒険の目標になる。
なお、カルマッソと神獣の会話を注意して見ていると、彼はスペディオを最初から神獣と見抜いていることがわかる。
 
GPの決勝戦に進むとついにアロマとの直接対決、になると思いきや、
神獣が彼女を煽り倒した上にゲブズリンの名で呼んで逆上させ、彼女のダイレクトアタックを食らってしまった。
そのせいでアロマは反則負けになり、直接対決はエンディング後までお預けになる。
 
こうしてゴタゴタはあったものの念願かなってGP優勝を果たし、宝具の一歩手前まで近づいた二人。
しかしここでカルマッソの態度が一変し、マデュライトのマ素を抽出して作った【魔砲珠】で神獣を洗脳してデモンスペーディオに変え、彼を連れ去ってしまう。
その後カルマッソとデモンスペーディオはジェイルのアジトを襲撃したのちヨッドムア島に向かって災厄を起こすが、
主人公はギルツが隠し持っていた【浄魔球】を使ってデモンスペーディオを撃破、正気に戻った彼と共にカルマッソを討つ。
そして宝具を奪還して最終形態のJOKERになった神獣は開いてしまった魔界の門を閉じるために魔界へ向かい、主人公と別れる。
 
しばらくの間神獣は行方不明になっていたが、主人公がアロマGPの祈願をするためにノビス島の山頂に登った所で神獣がJ2Pのピピッ島から戻ってきて再会し(後述)本作のエンディングとなる。

ジョーカー2

引き続き登場。ただし、系統としての「神獣系」は消滅し【???系】に統合された。
 
こちらではストーリーに直接関与はしないが、スカウトリング強化後に各地に現れるゲート内で神獣とのバトルに4回勝利することで、神獣ジュニアのスペディオが仲間になる。
戦える時期に決まりはないが、クリア後の強敵であるレオソードより段違いに強いので、最低でもオムド・ロレスを比較的余裕を持って倒せるようなメンバーでないと太刀打ちできないだろう。
基本的な特徴は1と同じだが、上位の神獣にするにはSランク以上の各系統が必要(1ではAランクでもOKだった)。
またJOKERが【闘神レオソード】の4体配合の1匹になっており、この配合を行なってしまうと神獣がいなくなってしまうので要注意。
 
神獣は死の際に次の世代を生きる「ジュニア」を授かり、ジュニアを託すに相応しいマスターと出会った時、記憶を失い完全に消滅するという設定が明らかになった。本作での4度のバトルは、マスターとしての力を見極めるための戦いである。
 

ジョーカー2プロ

ピピッ島でのストーリーに関わってくるようになった。
このせいか、ゲートが出現するようになるのは【ヒヒュドラード】撃破後と大幅に遅くなった。
また、オリジナル版と比べて神獣がケタ違いに強くなっているので要注意。
ヒヒュドラードのはるか上を行く強さなので、スタンバイも含めて最強クラスのメンバーで挑まないと歯が立たないだろう。
実はモンスターのタマゴからもスペディオが生まれてくる可能性があるので、通信環境さえあれば何匹でも入手することが可能。あの設定どこ行った。
 
今回もJOKERが闘神レオソードの配合材料になる他、デモンスペーディオが【邪獣ヒヒュルデ】の配合材料となっている。
これまではランク??とランク外の存在であることが示されていたが、今作では全員ランクSSに分類されるようになった。
 
ピピッ島のストーリーに登場するのは、なんと1に登場した神獣。
魔界の門に飛び込んだ後に数多の魔物たちと戦い続け、ようやく封印を完了させられる…
と思ったところで【邪獣ヒヒュルデ】に逃げられてしまい、後を追ってこの地にやってきたそうだ。
傷ついた体ではヒヒュルデの結界を破れず、瀕死の状態になっていたところを主人公たちに助けられ同行することとなった。
戦闘には加わらないが、結界を破ったり最終決戦の前に回復してくれたりと大活躍。
また大切な友である【主人公(ジョーカー1)】の話を何度か聞かせてくれたりもする。
 
ちなみに、「我と同じ神獣の仲間が子供を託すことができるマスターを探している、出会ったら手を差し伸べてやってほしい」との発言から、どうやら神獣バトルの方の神獣は別個体の模様。
 

テリワン3D

のいずれかの方法で仲間にできる。
下位の神獣のランクがAに下がったので、引越しアプリで前作から連れてきたり、すれちがいでスカウトすることが可能となった。
 
前作までと違い、神獣はストーリーに直接関わる事はなく、ただのモンスターとして仲間になるだけとなった。
そして、特別な存在でなくなったためか、神獣配合以外の神獣限定のルールは廃止され、【てんせいの杖】を配合相手に持たせておけば、配合相手のほうが生まれてくるようになった。
また、【究極配合】の都合上、普通に♂や♀が存在するようになった。
その他、神獣自身の仕様とは関係ないものの、【あくまの書】のシステムの導入によって、これまで普通のモンスターに受け継がせることが困難だった神獣の固有スキルを手軽に受け継がせることが可能になった。
通信手段を使わない場合、最初はスペディオから入手可能になる事が多いが、逆にこいつさえ手に入れてしまえば他の神獣を仲間にするのは容易い。
 
下位の神獣を別の神獣にするには、神獣(どれでもいい)にランクA以下の【自然系】でスペディオが、【悪魔系】【ガルハート】が、【物質系】【グラブゾン】が、【魔獣系】【ディアノーグ】ができる。
【スライム系】【ドラゴン系】【ゾンビ系】【???系】のモンスターは配合しても、神獣の種類が変化せず、元の神獣がそのまま生まれる(???系の場合は???配合にはならず、神獣しか生まれないので注意)。
 
一方、下位の神獣から上位の神獣にするには、神獣(どれでもいい)にランクS以上の自然系でキングスペーディオが、悪魔系で【クインガルハート】が、物質系で【グラブゾンジャック】が、魔獣系で【ディアノーグエース】ができる。
逆に上位の神獣にランクA以下の上記の系統のモンスターを配合すれば下位の神獣に戻す事もできるが、神獣を変化させられない系統(スライム系など)を配合すると、やはり元の神獣がそのまま生まれる(ランクA以下を配合しても下位の神獣になったりはしない)。
また、この時使うSランク以上のモンスターは【究極配合】で生まれた適当なSSランクを使っても構わない。普通のSランク以上を使うのはもったいないので、そんじょそこらの【ドラキー】【アントベア】などを2匹ずつ捕まえて来て、片方を+99のあくまの書と配合し、それらを究極配合させれば神獣用の配合素材の出来上がりである。
 
最上位の神獣への配合はキングスペーディオからのみ行う事ができ、キングスペーディオに【神鳥レティス】or【ラーミア】【JOKER】が、【レオパルド】との配合で【デモンスペーディオ】になる。クインガルハートなど他の上位の神獣には配合先は特にない。
また、前作同様JOKERに【少年レオソード】を配合すると【闘神レオソード】ができるが、デモンスペーディオの方は配合先が変更され、少年レオソードとの配合で【邪神レオソード】が作れるようになっている(デモンスペーディオから【邪獣ヒヒュルデ】は作れなくなった)。

テリワンSP

ジョーカー3プロのJESTER系統の神獣とWORLDが追加された。

イルルカ

テリワン3Dと同様、シナリオには登場しないが、裏シナリオ攻略後に開かれる【格闘場】のイベント戦の第5戦で
【アロマ】がデモンスペーディオ(と【ガルマッゾ】)を引き連れて勝負を挑んでくる。
入手方法や配合条件などはこれまでと同じ。下位の神獣をテリワン3Dから【引越しアプリ】で持って来てしまおう。
 
一方、上位の神獣を作るのには前作の究極配合と同様、【新生配合】したものを使っても構わないが、同じモンスター2体を揃えるだけで良かった究極配合とは違い、新生配合には【しんせいの宝珠】が必要になるので、神獣用の素材にするのに宝珠を使ってしまっては、普通のSランクを使うのとさほど労力は変わらなくなってしまう。

宝珠が余っているのならともかく普通のSランク以上を自前で用意するのなら、裏シナリオで【聖竜ミラクレア】がくれる試練のカギを使えば、【キングアズライル】or【ヘルゴラゴ】【ダークマター】を量産できるので、物質系と魔獣系を使うグラブゾンジャックとディアノーグエースは割と簡単に入手できる。
自然系と悪魔系のSランクに関しては、【錬金カギ】の世界で直接スカウトして来るのが比較的手っ取り早い。カギのレベルが低ければSサイズ故に比較的スカウトしやすい【怪力軍曹イボイノス】【邪眼皇帝アウルート】などが狙い目。また、素材を引越しアプリで持って来られる【ホーンビートル】【死神の騎士】を使うという手もある。

ジョーカー3

ガルビルスの回想でガルマッゾと戦うジョーカー1の主人公とジョーカーの神獣の姿を見ることができるが、ストーリーで神獣を仲間にするイベントはなく、またジョーカーシリーズであるにもかかわらずモンスターとしての神獣をゲーム内のみで仲間にすることもできない。
すれ違い100戦ごとに現れる伝説のマスター(ジョーカー1の主人公の方)に勝つとJOKERが仲間になる。
キングスペーディオとデモンスペーディオは現在全国9店舗で先行配信されている。詳細は公式サイトを参照。
店舗に行かなくてもすれ違いの2次配布で受け取ることもできるが改造による不正データが蔓延しているため要注意である。
公式の配信データは何種類かあるが見分け方のひとつとして最初の日付がキングスペーディオが2016/4/13、
デモンスペーディオが2016/4/6となっているデータは公式である可能性が高い、それでも不安になるなら店舗に行って直接受け取りに行くしかないだろう。
 
なお、ジョーカー3では出演モンスターが大きく削減されたことにともないこの3種以外の神獣は登場していない。
さらにこれまでの神獣系のように配合によって神獣をほかの姿に変えることができなくなっている。

ジョーカー3プロ

ジョーカーシリーズ最終作ということもあって今回はシナリオにちゃんと関わって来る。
キングスペーディオ以外の上位神獣がキャラクターとして登場したのも最後にして初である。
新たに「知恵の王」JOKERの兄として「力の王」【JESTER】が登場。JESTERを構成する四神獣は【皇帝ウィンディオ】【女帝フレイシャ】【戦帝アックル】【義帝ガオガイヤ】
それらの子神獣はそれぞれ【ウィンデオ】【フレイシャ】【アックル】【ガオガイヤ】
JOKERとJESTERが融合した姿として【WORLD】がいる。
また、一般的なモブ神獣として【みならい神獣】も登場した。
 
【神獣界】という地を治めていたが、魔界の王【大魔王マデュラージャ】との戦いの際、隣接する世界である【ブレイクワールド】【マザー】の暴走に巻き込まれる。
このマザーの暴走はカルマッソの悪意である【ガルビルス】によるもの。つくづく神獣は会長にエライ目に遭わされてばかりである。
巻き込まれた結果、神獣たちも大魔王も一緒に争いを好まない種族・【ノチョーラ】に姿を変えられ何もかも忘れて平和に暮らしていた。
それぞれ何のノチョーラになってしまったかは以下の通り。
 
キングスペーディオ→【ノチョリン】
クインガルハート→【クイーン】
グラブゾンジャック→【ジャック】
ディアノーグエース→【エース】
皇帝ウィンディオ→記憶を失い、途中で【凶おおみみず】に飲み込まれるノチョーラ
女帝フレイシャ→氷漬けのノチョーラ
戦帝アックル→ノチョーラの石像
義帝ガオガイヤ→岩に埋まったノチョーラ
みならい神獣たち→モブのノチョーラ
大魔王マデュラージャ→【キング】
 
神獣界の秘宝・【ラーのかがみ】の力で彼らをノチョーラから神獣に戻すことができる。
 
本作では神獣系は特別扱いされており、通信コインで入手できない。手に入れるためにはいちいち神獣石というアイテムを集め、神獣の里のティコに渡す必要があるのだ。
また無印版からいたキングスペーディオ、デモンスペーディオ、JOKERは引っ越し機能で引き継ぐことは可能だが、引き継ぐことができるようになるのは追加シナリオをクリアした後からとなる。
子神獣を上位の神獣にするための配合レシピも変更されており、おもにナンバリングの歴代【ラスボス】を使用する。
JOKER神獣にはナンバリングが奇数作品の魔王を、JESTER神獣にはナンバリングが偶数作品の魔王を配合することで上位神獣になる。
また、今回はキングスペーディオ以外の上位の神獣もちゃんとJOKERの配合素材として使う事ができる。

DQMSL

ガチャ産モンスターの枠組として2015年10月に登場。モンスターの区分である「サブ系統」の一つ。
かつては「神獣フェス」開催中にしか引くことができなかったが、2018年7月より低確率(1%)ながら常設となった。
オリハルゴンとミラクレアを除きいきなりSSランクの状態で排出(この2種はSとSSの両方が排出される可能性がある)され、
ウェイトも通常のSSランクより2多い27に設定されているが、能力値や特性はその分強力に設定されている。
JOKERとJESTERを構成する上述の神獣の他にも神獣と見なされるモンスターが登場しており、基本的には【神さま】【グレイナル】【闘神レオソード】【聖竜ミラクレア】【オリハルゴン】といった、原作において重要な役割を持つ者が登場している。しかし、【ジェノダーク】【くさりまじん】などよく分からない人選も多い。
ちなみに、スペディオなどの子神獣や、イルルカで重要な役割を持っていた【マンモデウス】【リバイアさま】は通常の討伐モンスターであり神獣モンスターとして扱われず、
ウェイトが同じ27の【永遠の巨竜】も神獣モンスターとして扱われることはない(=対戦の神獣制限に引っかからない)。

なお、【WORLD】【ケトス】は「神獣王」という更に上の扱いであり、神獣枠ではない。
常設でもないので「神獣王フェス」などの期間限定ガチャなどで入手するしかないが、その分強力な性能である。

漫画版スラもり

第43話でジョーカーの主人公と共にスペディオの姿でゲスト出演。
スーパーハイテンション+バイキルトのスカウトアタックを【ギガお】にお見舞いするが通用せず、スラリンのスラ・ストライクで吹き飛ばされるなどまるでいいとこなかった。