【石のつるぎ】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 02:35:37

本項目ではDQ8などに登場する石のつるぎについて解説します。
DQ11に登場する名前のよく似た武器については、【イシのつるぎ】を参照。

概要

石でできた剣。
材料の強度や重さを考えればかなり非合理な代物だが、DQ世界ではれっきとした武器として扱われており、シリーズ内では木刀よりも早く登場している。
 
現実でも人類は石器を利用していたが、刃物として使われたのは小さなナイフや鏃、あまり鋭くない【いしのオノ】ぐらいしかなく、現代でも玉石を磨いた装飾ナイフがある程度。
硬い石を磨き出したり打ち欠いたりすれば鋭利な刃物をつくることはできるものの、刃こぼれしやすいため頻繁に交換していた。
また硬い石材は割れやすく、長い剣の形にすることはとても難しい上にそれなりに大きな石が必要になる。
そのくせ、叩きつければ当然すぐ破損するので実戦的な武器としては使い物にならない。
なので全体が石でできた長剣の武器というのは歴史上実在せず、剣型の石器は象徴や祭器として使われていたようだ。
 
マヤ・アステカ文明に見られるマカナのように、骨や木製の刀身に細石刃という小さな石器の刃を並べた剣型武器は実在するが、このタイプの「いしの武器」はドラクエでは採用されていない。

DQ1(ゲームブック・双葉社)

DQ8に先駆けること17年前に登場していた。
原作ゲームにおける【こんぼう】のポジションで、竹の剣に次ぐ2番目に弱い武器。
【主人公(DQ1)】をレベル2にするために必要となる。売り値は20ゴールド。
仕様上、戦闘モーションの描写は全て「剣」なので、違和感をなすくための措置である。

DQ8

重要アイテムの一種で【ライドンの塔】に入るために必要な鍵。
 
一応武器としても利用可能で、【主人公】の他、【短剣スキル】が30以上になった【ゼシカ】、3DS版では同スキルが59以上になった【ゲルダ】が装備できる。
ただし攻撃力はたったの12。
入手した段階で武器として使うのは余程の物好きだけだろう。
というより、上述のように本来であれば破損のリスクが高すぎる。これまでもイベント用の重要アイテムを武具として利用できる例はあったが、さすがにこれはマズい。
 
それでも【兵士の剣】より攻撃力は上。
石器以下の武器を支給する【トロデーン城】の財政が心配される。
 
3DS版で【リブルアーチ】【ライドン】の息子からこのアイテムを貰うとき及びその直後に、ライドンの息子のセリフなのに先頭キャラが口パクする怪現象が発生する。
主人公の口パクが見られる貴重な場面である。

ビルダーズ1

【石材】1個から作れる武器。
攻撃力はおおきづちよりも高い11で、銅製の武器防具が作れるまでお世話になる…事はない。
何故ならどの章でもこれを作れるようになった時点で【銅】【石炭】もすぐ近くで取れる為、【どうのつるぎ】が作れてしまうからである。終章に至っては一気に【はがねのつるぎ】まで作れてしまう。
じゃあ炉のない2章でなら役に立つだろ、かと思いきやそもそも作れないときた。オノが作れて剣が作れない理由がよくわからないが…
そういうわけで作られる事すらなく終わる事もよくある不遇の武器である。
 
使われる可能性があるとするなら、一応3章でバリケードを破壊する前は石材が初期スポーン地点の近くに一つだけある大きな石から2個だけ手に入るので、最初の竜王軍バトル~バリケード破壊までの本当に短い時間であればお世話になれるかもしれない。
もっともおおきづちとの攻撃力の差はわずか3であり、しかも慣れてくると先にバリケードを突破して銅や鉄を取ってきた方がずっと楽と知ってしまうので、他では珍しくないたった一つの大きな石に気づいて利用できるめざとい初心者はそう多くはいないだろう。
 
ところでこの武器、説明には「木の持ち手」を付けたと書かれているが、実際には何故か【ふとい枝】【木材】も使われていない。

ビルダーズ2

【石材】3個と必要数が増えた。攻撃力は18。
Lv3で閃くが、【モンゾーラ島】【みみずん】のいる洞窟の上にある宝箱に入っているので、その気になればモンゾーラ島に着いた直後からでも使える。
今回は次の武器を作成出来るまでしばらく間があるので、【どくばり】or【いばらのつるぎ】作成までの繋ぎの役割をきちんと果たせる。