【僧侶】

Last-modified: 2024-03-26 (火) 03:13:48

概要

僧侶(僧)とは一般的には、「宗教に属し、修行や伝道をする人」を指す(コトバンクより)。
立場上【教会】関係者もこれに該当するはずだが、DQではそちらは【神父】【シスター】と呼ばれ区別されており僧侶と呼ばれる事は無い。
DQ7以降では神父とは別に町中の【NPC】として僧侶が登場することもあり、それらはDQ3の僧侶と似た格好をしている。
英語表記は「Priest(プリースト)」、英語版では「Pilgrim(ピルグリム)」。
なお、敵モンスターに【エビルプリースト】というものがおり、これを直訳するならば「邪悪な僧侶」といったところである。英語版のピルグリムとは、聖地巡礼を行う人のこと。
 
DQでは【プレイヤーキャラクター】【職業】の一つともなっており、主に【呪文】による回復・治療などを行う役割を果たす。
実際に職業として登場する本編はDQ3、DQ6、DQ7、DQ9、DQ10。またそれ以外でも同様の役割をするキャラを「僧侶系」と呼ぶことが多い。
特にDQ4ではDQ3の僧侶の能力が【神官】【クリフト】【占い師】【ミネア】に分け与えられている。
両者は僧侶系で需要の高いいくつかの呪文を分担して覚えるほか、クリフトは姫を守るナイトのイメージなのか【きせきのつるぎ】【ミラーシールド】を装備でき、ダメージ系呪文が使えないという、若干だが戦士寄りの僧侶であるのに対し、ミネアは【みずのはごろも】【どくがのナイフ】を装備でき、FC版ではHPも低いという、やや魔法使い寄りの…と言っても賢者のように魔法使いの呪文を覚えるわけではないが、FC版ではDQ3の賢者並みにレベルアップが遅い僧侶である、という点で棲み分けされている。
ちなみに意外に思う人もいるかも知れないが、歴代作品では「僧侶系」は男の方が多く、特にDQ5や8では顕著に「男が回復・女が攻撃」の呪文を覚えるというすみわけをしている。
 
回復、補助が得意で、初心者なら1パーティに1人は必須と言っても過言ではない職業。
その一方で攻撃面では装備品にあまり恵まれず、攻撃呪文もバギ系など限られたものしか覚えられない故に、攻撃重視のパーティでは敬遠されがちな職である。
ただし魔法使いよりは力が高く、槍のような比較的攻撃力の高い武器、それなりの重装備も可能なので、戦士などの専門職には劣るとは言え最低限の物理攻撃ぐらいはこなせることが多い。
Wizardryシリーズにおける僧侶はある程度の鎧や盾を装備可能ゆえにやろうと思えば前衛に立たせることもできなくもないのでその名残か。
一応DQ3の発売前の説明では、僧侶が弱いと戦闘中に役に立たなくなるのでバランスを取るためにある程度戦えるようにしたとされている。

DQ3

データ

各種データ

習得呪文

※上限レベルのない8種の呪文は、【かしこさ】の数値に無関係に、下限レベル以降、レベルアップ時に1/2の確率で習得する。つまり、プレイヤーの運次第でいつまでたっても覚えないことがある。
その他の呪文は下限レベル以降、レベルアップ時に賢さの数値が一定以上だと確実に、それ以下だと1/2の確率で習得。また上限レベルに達したときに未習得だと賢さの数値に関わらず必ず習得。
 
成長率
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する。

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10DEDDC
11~20DDCD(~15)C
21~30ECC(~25)C(16~)C
31~40EEB(26~)CB
41~50E(~60)EB(~45)C(~70)B
51~99D(61~)EE(46~)E(71~)E

解説

連れて行くと良い職業の1つとして酒場の客・【公式ガイドブック】の双方から推奨されている。
【ルイーダの酒場に最初からいる人たち】の1人としても登場する。
 
【ベホマズン】を除く回復・蘇生系呪文を一通り習得できる。
意外にもスカラ系は覚えず、代わりに現在では魔法使いの呪文のイメージが強いルカニ系やラリホーを覚える。
また、バギ系やザキ系による攻撃もこなせるので、戦術を考えて使いこなそう。
特に、強力な自動回復を持つボスが多い作品であるため、ルカニは切り札となりうる。
僧侶のままLv41を迎えると、信仰心が高じてかメガンテを習得する。
 
【魔法使い】より強力な装備を身に付けられるので、肉弾戦もできないこともないが、装備できる武器はあまり強くなく、攻撃力+65の【ゾンビキラー】が最高となる。
また、僧侶自身の力の伸びも魔法使いほどではないが悪く、武器の攻撃力に大きく依存することもあって前衛職に比べると総合的な火力は数段落ちてしまう。
そのため、勇者など他の職業のキャラが弱らせたモンスターにとどめを刺す機会のほうが多い。
素早さもそこまで高い方ではなく、同じ経験値を与え続けた場合にはレベル30台後半になると魔法使いの方が確実に先に動けるようになってしまう。
 
「聖職者は刃物を持てない」という概念に則ってか、強力な剣は装備できなくなっている。
キャラクタの公式イラストでも、打撃用の武器(メイス)を携えた姿で描かれている。
扱える刃物はどちらかというと鈍器に近い【どうのつるぎ】と、純銀で作られた【せいなるナイフ】、そして前述通り聖なる力を秘めた聖剣であるゾンビキラーくらいのもの。
【てつのやり】など槍の類もれっきとした刃物にあたるのだが、特に問題なく装備できる。
日本を始めとして実在した、槍術に長けた僧侶達のイメージからだろうか。
ちなみに「刃物じゃなければ良い」という抜け穴のような発想でリメイク版では【モーニングスター】などの物騒な武器を持つこともある。
 
勇者以外で回復呪文を修得する唯一の初期職業なので、初期に連れて行くかどうかで難易度が大きく変わる。
本作の勇者のMPは決して多いわけではなく、薬草も持てる数に限りがあるため、それなりのMPでホイミが使える僧侶を連れていく恩恵は非常に大きいものとなっている。
序盤の危機を僧侶のホイミに救われた…というプレイヤーは決して少なくないはずだ。
 
なお、いざというときの回復呪文の使い手は多いに越したことはなく、パーティに【賢者】を加えると役立つのと同様、僧侶を経験させたキャラを【戦士】【武闘家】に転職させて補助回復要員として使う戦略もありうる。
前者は豊富な装備による頑強さと比較的安定した後攻回復が見込め、前者は高い素早さからくる先攻回復や補助呪文が売りになる。
特に僧侶→武闘家の場合、すべての呪文を覚えるまで待つ必要性はそれほど高くはなく、仮にLv20ですぐに転職させたとしても50前後のMPを確保でき、緊急時のベホイミ以外にも、先攻でラリホーやマホトーンを唱えて敵をかく乱したり、ルカニ・ルカナンもターン初めにかけられるなど、武闘家の素早さの特性を生かせる場面は多い。
また、武闘家は戦士に比べて運の良さも伸びやすいため、いざというときに行動不能にされているという可能性が相対的に低いのも利点となる。
武闘家は道具枠の余裕も必然的に多くなるため、僧侶を経験した武闘家ならば【ちきゅうのへそ】探索要員としての選択肢にも入る。ただし、リレミトがないので【デスルーラ】か徒歩で帰ることになるが。
欠点は他のメンバーよりもレベルが低くなってしまうことだが、地球のへそを探索させればそれなりにレベルも上げられる(単独でのメタルスライム撃破の期待度も高い)。
一方の後攻回復要員となる戦士の場合は、できればベホマラーまで覚えさせた方がよく、そうなるとMPもそれなりに必要なので、できるだけレベルを上げてから転職させた方が無難だろう。
 
最強鎧が【まほうのよろい】なので、【みずのはごろも】を装備できる魔法使いから転職させるかは意見の分かれるところである。むしろ、僧侶の呪文をすべて覚えてから魔法使いに転職する方が、終盤の戦力アップに繋がるだろう。
ただし、道中の取るに足らないようなごく弱い雑魚敵に対してMPを使わず打撃だけでカタを付けたいと思っても魔法使いはほぼ戦力にならないので、その点だけは覚悟すべき。
大抵の場合、僧侶から武闘家になるルートで転職する場合が多いがクリア後まで僧侶でいけるのであれば、魔法使いにして両方の呪文を極めたほうが良い。
 
勇者以外では唯一公式イラストで男女が全く同じ服装をしている職業。
服装は「全身タイツに貫頭衣式の上着を重ねる」という一風変わったものになっている。
男は口髭を蓄えたオッサン、女は水色のロングヘアの清楚な容姿である。
女僧侶はその清楚な印象と、妙にセクシーな格好のギャップで人気が高い。
ビキニアーマーやバニーに眼が行く人は大抵見逃してしまうが、タイツ抜きで着用するとかなり危険。
ゲーム上では、男僧侶は青、女僧侶は緑色で表現されているので、ちゃんと見分けがつくようになってる。そしてどうでも良い事ではあるが僧侶と賢者のみ実は左利きであり、これはグラフィックを細かく見ると判る。
 
実際のところFC版において僧侶は【武闘家】【商人】ほど【女尊男卑】の影響する職業ではなかったのだが、僧侶を女にする例は多かったようだ。
僧侶は会心率を上げる武器類や攻撃回数を増やす武器を一切装備できないので、【遊び人】に次いで【メタル狩り】には向かない職業である(せいぜいピオリムでサポートできる程度)。しかし【ゆうわくのけん】が使えればその欠点を補えるため、僧侶を優先的に女にすることはあながち間違ってはいない。
 
一方で派生作品に登場する僧侶はほとんどが男であり、後に汎用キャラグラとして登場するようになったのも男の方と、なぜか公式作品における女僧侶は男に比べて圧倒的に出番に恵まれない。ここの所だけは女尊男卑を逃れたようだ。あるいはモブとして使うには綺麗過ぎるのだろうか。
また、汎用キャラとしては【シスター】とポジションが被るというのもあるかもしれない。
一応【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】では【ずるぼん】という悪女が登場したが。
 
ちなみに僧侶=回復役で戦闘能力は低い、というのはこのドラクエシリーズの影響がかなり強いらしく、ドラクエシリーズがヒットに恵まれない海外で「僧侶」というキャラクターが取り上げられた場合、ガチムチマッチョで坊主頭だったり、完全にブルース・リーだったり、お経を唱えながら平然とカットラスを振り回して敵を斬り刻んでいたりしている。
海外ではどちらかというと【武闘家】に近いイメージのようだ(日本でも『ファイナルファンタジー』のモンクはこの系統)。
もちろんWizardryにおける僧侶はドラクエの僧侶と近いイメージで、刃物が装備できない分だけ攻撃力に劣るのも同じ。しかし防具は戦士に匹敵するものを装備できるうえ、HPも戦士と同程度に高いとされている。同じ僧侶系でも虚弱体質の【ミネア】とは大違いである。

ゲームブック版

男僧侶がゼブルという名前で登場。魔法使いのマニィとともに固定メンバー。
原作のようなヒゲのオッサンではなく、金髪の若い真面目な性格の僧侶。マニィ同様、帽子はかぶっていない。

小説版

男の僧侶が勇者の仲間として登場する。
名前は「プラハムド・モハレ」で、愛称は「モハレ」。30歳前後。【武闘家】のカーンとは幼馴染。気が弱くおっとりした性格。
イラストはゲーム版とは違う衣装(武器もなぜかゲームで装備できないはがねのつるぎ)。
初登場時は【アッサラーム】出身と言っていたが、なぜか後に【バハラタ】出身という事になった。

CDシアター

本作では男僧侶が勇者の仲間として登場する。名前はライド、32歳。声優は青野武。
年齢不詳と書かれた【ガライ】を除いては、メンバー最年長。【カンダタ】からはおっさん呼ばわりされている。
今作では江戸っ子気質のべらんめえ口調が特徴的。
筋金入りのスケベオヤジだわ酒をあおるどころか未成年である女魔法使いマリスに平気で飲ませるわと、小説版のモハレとは対極を行くおよそ聖職者とは思えない人物。ナレーションでもそう言われてしまっている…。
そのスケベぶりは筋金入りで、女戦士ステラの平手を食らっても懲りること無く口説き、アッサラームでぱふぱふの誘いに「ぱふぱふ!?するするする!」と歓喜しマリスに不潔呼ばわりされたりしている。
 
主人公アレルとステラが仲間を求めて訪れた【ルイーダの酒場】で出会う。
登場早々ステラの尻を触って平手の洗礼を受け、名乗り出た際「いきなりバチーン!はツラいもんがあるぜ」と抗議するが、酒場とはいえ宮勤めの女騎士にセクハラをかまして「バチーン」一発で済んだだけまだ有情である。セクハラでなく攻撃とみなされて剣を突きつけられてもおかしくないのだ。
 
一見ただのスケベオヤジだが旅の僧侶ライドと多少は名が通っているらしく、ルイーダも推薦していた。また【ダーマ神殿】で修行して【賢者】になるという立派な目標を持っている。
当初は(尻を触られた事もあって)ステラに邪険にされ続け、更にネクロゴンドに赴きバラモス打倒を宣言するアレルに呆然とし、ルイーダに「あのガキんちょ、脳みそメダパニか?」など散々な物言いをするが、ルイーダからアレルが勇者である事を聞き、二人の仲間として旅に同行する事になる。
序盤は特に戦闘面での目立った活躍は無く、専らパーティの賑やかせとギャグ要員といった感じで、マリスからも自分の実力を誇示する当て馬じみた扱いをされた事もあった。
強いて戦果として挙げるなら、シャンパーニの塔の盗賊相手のラリホーくらいである。
 
道中、アッサラームにてダーマに近いバハラタを目指す商人ダムスの護衛を引き受ける形で自分勝手にパーティから外れそのまま退場…と思われたが、修行の末に賢者になってパーティに合流する。
新たに習得した魔法使いの攻撃呪文で【ボストロール】に痛手を与えアレル達に勝機をもたらし、更にダムスから貰った【イエローオーブ】のみならず彼の衝撃的な近況と【シルバーオーブ】のありかを記した手紙を手土産に持ってくるという、この上無い汚名返上を果たす。一度は彼の離脱を非難したステラも謝罪した。
そして晴れてパーティに復帰するも、直後の【バラモス】戦でステラ共々重傷を負い、【ラダトーム】で療養するが傷を癒し【マイラ】で合流する。
 
賢者になってからもカッコつけたりステラの入浴を覗くなど、軽薄な性格は相変わらず。
ステラへのセクハラについては、後に彼女に想いを寄せるカンダタの恫喝を受けて二度とやらないと誓わされた。
 
主人公にとっては2人目の仲間、女好きのスケベオヤジ、一旦はパーティから離脱するものの、修行の後に強力な呪文を習得してパーティに合流するなど、【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】【ヤナック】を髣髴させるキャラ。
魔法使いの呪文も覚えるために賢者になったが、魔法使いの呪文を使ったのはボストロール戦の【メラミ】くらいだった。あまり魔法使いの呪文を使わせると、攻撃呪文のエキスパートであるマリスと役柄が被ってしまうからだろうか。
僧侶の十八番である回復魔法も、直接他人に使ったのは瀕死のオルテガ相手のベホマくらい(しかも通じなかった)。
  
彼の台詞やアレル達の行動などから掻い摘んでいくと、ダーマでの修行で賢者になってからアレル達との再合流の間に彼の辿った行動や経歴がかなり凄いことになっている。
 

  • 【○○○○バーク】に訪れ、一度別れた商人ダムスと再会。彼からイエローオーブをもらう、
  • 少なくとも、そこから反乱が起こり彼が幽閉されるまでの間交流を続け、囚われのダムスから近況を綴った手紙とシルバーオーブのありかを手に入れる。(イエローオーブも同時にそのときにもらっていた可能性もあるが)
  • その後サマンオサに訪れ、【サマンオサ王】の正体とアレル達の来訪を見抜き、宿屋の女将サリーヌにその事を綴った手紙を匿名でアレル達に渡すよう頼み彼らを城に誘導する。
  • 時期や場所、手段は不明だがラーのかがみを自力で手に入れる。
  • 自身もサマンオサの城に潜入し、アレル達の侵入に備え兵士をラリホーで眠らせ、機会を伺い姿を現す。

 
…と、かなりの大立ち回り。
かなり緻密な計算と先を見据えた計画性、アレル達の性格やとりそうな行動を熟知し、なにより彼等を強く想っていなければここまで的確かつ精力的な裏工作は出来ないだろう。
普段はちゃらけてばかりだが、それなりに名前を広めているだけの実力や機転が伺える。
またアレルが父親への依存心から自分勝手な言動を繰り返した際に「奴(カンダタ)がやってなかったら俺がアレルをブン殴ってたところだ」と怒りを見せつつ彼を諭したりと、年長者としての振る舞いも心得ている。
そして戦闘面でも要所要所での【ラリホー】【フバーハ】をはじめとした補助魔法による的確な支援で、最後までパーティに欠かせない重要な戦力として貢献した。

DQ3(リメイク版)

データ

各種データ

習得呪文
FC版と同じ
 
成長率(SFC版)
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する。

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10E+F+D+E+C
11~20DDD+D+C
21~30F+CB(26~30)CC
31~40F+ED+D+C
41~50E(~60)ED+D+(~70)B+
51~99D(61~)EE+F+(71~)F+

レベルごとの標準的なステータス(登録時の種は未考慮・255を超えて表示)
※全職業中唯一、パラメーターの初期値に男女差無し

Lv素早体力賢さ
145463
101814242224
203639524554
304369847484
405179109101120
505889129123158
606899144146165
7088109159168173
80108119174176176
90128129189183179
99146138203190181

解説

【ふくろ】が新登場し、この袋に薬草を大量に詰め込むことで安定した回復手段を得られるようになったため、初期メンバーに必須というわけではなくなった。
それでもルカニ・ラリホー・ニフラムあたりが役に立つことに変わりはないので、相変わらず連れて行く価値は大きい。
また攻撃面では【ホーリーランス】や、唯一の複数攻撃武器である【モーニングスター】など、聖職者用の武器が追加された。
防具には【ドラゴンローブ】や、さらに女性には【しんぴのビキニ】【ひかりのドレス】もある。
クリア前までは一品物である光のドレスが女僧侶に回ってこなければ、ドラゴンローブと魔法の盾を装備してブレス・呪文の両方のダメージを軽減するとよい。
ちなみに、全9職中で僧侶のみ全体攻撃可能な武器(鉄球とブーメラン系)を装備できない。
 
GBC版では女勇者の服装が若干変わったのに対し、相変わらずこの職業だけはペアルックである。
最強武器として【ゾンビキラー】の倍以上の威力を誇る【ルビスのけん】が追加されたが、誰でも装備可能な一品物のため回ってこない可能性が高い。

DQ6

データ

各種データ
職特性なし
マスター特典なし
転職条件なし
上級職僧侶+【魔法使い】【賢者】
僧侶+【武闘家】【パラディン】

 
職補正

ステータス補正
SFC版リメイク版
ちから102/128(-20.3%)-20%
すばやさ115/128(-10.2%)-10%
みのまもり89/128(-30.5%)-30%
かしこさ140/128(+9.4%)+10%
かっこよさ128/128(±0%)±0%
最大HP102/128(-20.3)-20%
最大MP128/128(±0%)±0%

 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技戦闘回数
累計(前から)
1みならい【ホイミ】【ニフラム】-(-)
2しゅぎょうちゅう【バギ】【キアリー】18(18)
3しんかん【スカラ】【マホトーン】36(18)
4しさい【ベホイミ】【キアリク】49(13)
5こうしさい【ザキ】【スクルト】79(30)
6そうじょう【バギマ】99(20)
7だいそうじょう【ザラキ】【ベホマ】129(30)
8ほうおう【ザオラル】159(30)

解説

DQにおける僧侶のイメージそのものといった感じの職業。
スクルト、ベホマ、キアリク、ザオラルといった必須呪文を数多く覚えるので絶対1人は欲しい職業。全員マスターしてもいいくらいである。
ステータスは下がるが、魔法使いほどエグい変動ではないので大丈夫。
 
★1でホイミを覚えられるので、全員が僧侶に転職→1回戦ってホイミ習得、といったことが可能。
馬車にスタンバイしているメンバーに塵も積もれば山となるホイミを使ってもらうことで、しばらくは薬草を買い揃えなくても移動中の回復手段には困らなくなる。
何に就かせるか迷ったら、とりあえずコレにしておくのも悪くない。
ただし、戦闘メンバーとして使いたいキャラはベホマまで習得しないとAIが敵を放置して重症の味方に焼け石に水の回復を行うため注意。
 
これと【魔法使い】をマスターすることで転職できる賢者も、パーティに1人以上は絶対に欲しい職業だ。
 
転職前では【チャモロ】が僧侶系に該当する。

DQ7

データ

各種データ
職特性なし
マスター特典なし
転職条件なし
上級職僧侶+【魔法使い】【賢者】
僧侶+【武闘家】【パラディン】

 
職補正

ステータス補正
ちから-20%
すばやさ-10%
みのまもり-30%
かしこさ+10%
かっこよさ
最大HP-20%
最大MP

 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技戦闘回数
累計(前から)
1みならい【ホイミ】【ニフラム】-(-)
2しゅぎょうちゅう【バギ】19(19)
3しんかん【スカラ】37(18)
4しさい【マホトーン】50(13)
5こうしさい【ベホイミ】80(30)
6そうじょう【バギマ】100(20)
7だいそうじょう【ベホマ】130(30)
8ほうおう【ザオラル】180(50)

 
職歴技

解説

基本は前作と同じだが、ザラキ・スクルトを覚えなくなり、やや弱体化した。
ザラキは【賢者】での習得にお預け、スクルトは【職歴技】もしくは【モンスター職】での習得に左遷された。
さらに、これまで専売特許であったはずのキアリー、キアリクも新たに登場した【船乗り】【羊飼い】【海賊】に持っていかれてしまっている。
僧侶はキアリーを覚えるという固定観念があると、いざ毒を喰らってから困ることになりかねないので気をつけよう。
 
ちなみにスクルトお預けについては、そこまで痛手ではないという見方もある。
最初に僧侶を経験させるキャラクターは後衛サポート役である場合が多い。攻撃力に依存しない強力特技・【どとうのひつじ】を持ち、先述のキアリーの移動先でもある羊飼いは僧侶の次の職としても適任といえ、そこまで苦もなくスクルトは習得可能。
なおスクルトには消費MP0でマホトーンが効かなくて効果は同じ上位互換の【たたかいの歌】があるが、こちらは【戦士】【吟遊詩人】と言う関係ない職同士の職歴なので僧侶キャラには習得が非常に面倒。
 
ベホマは前作同様に覚えるので、回復役としてパーティメンバーのうち少なくとも1人は早めにマスターさせておきたいことに変わりない。
それどころか、DQ7では最上級職の【ゴッドハンド】が新設されたために、前衛打撃キャラも経験すべき職となっており、総合的な重要度はむしろ上がっている。
 
その代償ということか、PS版では魔法使いや武闘家を抜き、初級職の中で(モンスター職を含めて)最も戦闘回数が必要となっている。

DQ7(リメイク版)

データ

各種データ

職補正
PS版と同一
 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技戦闘回数
累計(前から)
1みならい【ホイミ】【ニフラム】-(-)
2しゅぎょうちゅう【バギ】5(5)
3しんかん【スカラ】12(7)
4しさい【マホトーン】22(10)
5こうしさい【ベホイミ】37(15)
6そうじょう【バギマ】52(15)
7だいそうじょう【ベホマ】67(15)
8ほうおう【ザオラル】97(30)

解説

職歴技の廃止に伴い多くの下級職の習得技が変わる中、元々職歴技の少なかった僧侶は全くラインナップに変化がない。
せめてスクルトは欲しかったところだが、残念ながら上級職までお預けとなった。
習得戦闘回数が激減しているが、これは3DS版の下級職に共通の変更である。
 
職業コスプレは男女ともに緑色の僧服。DQ10に似た装備があるので流用したのだろう。
しかしあっちにも青いおなじみの装備はあるのにDQ7では採用されなかった。
男性陣は僧服の下に白いインナーを着ているためまるっきり【クリフト】だが、女性陣は黒い全身タイツをまとっており、DQ3の女僧侶の面影もやや感じる。

DQ8

聖堂騎士である【ククール】が僧侶系に該当する。
僧侶だが騎士でもあるためレイピア系の剣を使える。

DQ9

データ

各種データ

能力値

ステータスランクLv99能力値12職中順位
最大HPE+42011
最大MPB3153
ちからD20110
すばやさB3126
みのまもりD20410
きようさC2068
みりょくC1466
かいふく魔力S4001
こうげき魔力-0-
経験値4666862-

(ランク E:最低値 D:低い C:普通 B:平均より上 A:高い S:非常に高い +:そのランク内で上位 -:0)
 
スキル

 
習得呪文

解説

回復呪文に最も長けた職業。
回復以外にもザキ系の呪文やスカラやフバーハなど強力な補助呪文をいくつか覚える。
今作では勇者が存在しないためか、ベホマズンの唯一の使い手でもある。また、ベホマもこの職業しか覚えない。
高レベル魔王戦ではベホイム以下の回復量では間に合わないので、やり込む場合最終的にはパーティに必須の職業となっている。
回復の専門家という立場のためか、バギ系は旅芸人とスーパースターに譲った。
 
ベホマ系の習得時期が遅いが、回復魔力で回復呪文の効果量が上がる仕様なのでベホイムでも十分な回復量がある。
クリアまでならベホイムやベホマラーで事足りるため、回復呪文がそれなりに使える職業なら無理に僧侶を入れる必要はない。
DQ9では僧侶がザオリクを覚えなくなり、賢者に譲ることになった。死人が出るとジリ貧になりやすいため早めの回復が重要となる。
 
いわゆる回復系の職業のテンプレで自身はあまり攻撃能力を持たない。
ステータスでは、回復魔力は当然のように全職業中で1位のSランク。MPも賢者、魔法使いに続く3番目の高さで素早さもそれなりに高い。
が、それ以外の能力は全体的に低く、HPは魔法使いに次いで下から2番目のE+ランク、身の守りもかなり低く死にやすい。
力も魔法使いよりは高いものの、平均より低いため打撃攻撃は苦手。
しかし装備は充実しているため序盤に限れば戦闘力はそれなり、HPも低めだが防具も優秀なので魔法使いに比べれば死ににくい。
回復の要であるので死なせてしまえばそれだけでピンチとなる。位置は後列で固定し、なるべく死なせないようにしたい。
 
最終的には魔法使いのように属性攻撃呪文も持たないため、実質的な攻撃能力は全職業で最も低い。
 
ストーリークエスト後に仲間にできる【ロクサーヌ】の初期職はこれ。

装備・スキル考察

装備できる武器は槍、棍、杖。
僧侶の力は全職業中10位と頼りないため、打撃を捨てて回復・補助に徹するのであれば、MPの自動回復が付き、さらにスキルを極めれば最大MPが100増える杖を使わせると安定感抜群。
が、槍スキルを伸ばせば序盤から「けものづき」や、メタル狩りに相性の良い特技を習得していくため、そこそこ活躍できる。
棍スキルを伸ばしてみかわし率を上昇させるのも防御策として有効で、「なぎはらい」のような強力な特技もある。

  • ヤリスキル
    僧侶が初めから装備できる武器の中では最も攻撃力が高い。そのため、長い期間お世話になる人も多かっただろう。
    序盤から使える「けものづき」や「しっぷうづき」はMPを消費せずに扱えるため回復呪文の負担にならない。またメタル狩りにも貢献できるためオススメ。
  • 棍スキル
    武器の攻撃力は平均的だが、みかわし率の上昇やMP消費なしでグループ攻撃を行う「なぎはらい」などの特技を持つ。
    ボスなど単体で出現する敵には不向きだが、僧侶の役割を考えるなら防御主体の武器として悪くない。
  • 杖スキル
    回復や補助をメインにしたいならこの武器。しかしこの武器を取ると僧侶の攻撃能力が皆無になり戦闘が長引く恐れもある。
    習得する特技が僧侶の呪文とやや被ってるのも気になるところ。
  • 盾スキル
    最も倒れてはいけない職業であることを考えると優先させるべき。出来ればマスターしておきたい。
  • しんこう心
    マスターすれば最大MPが30、回復魔力が180増える。
    全体的に覚える特技は地味。【そうりょの秘伝書】【ひかりのはどう】は便利だが、これはしんこう心スキルにポイントを振る必要はない。

終盤以降はHPや身の守りの低さが足を引っ張ることが多いため、「はくあい」や「ゆうかん」などでHPの強化もオススメする。
「ゆうかん」に優先的に振っておけば、力も一緒に強化できるため武器での戦闘でも活躍できるようになる。
クリア後は「さとり」を出来るだけ早く取っておこう。回復呪文連発の負担が軽くなる。

呪文考察

  • ホイミ系呪文(ホイミ・ベホイミ・ベホイム・ベホマ)
    僧侶の十八番の呪文だが、ベホマ以外は割と他の職業でも使えるのが気になる。
    僧侶は元々回復魔力は高いが、それでも性能を完全に引き出すなら回復魔力の強化が必須。が、ベホマだけは回復魔力に影響されない。
  • ベホマラー・ベホマズン
    全体回復呪文。ベホマラーはともかくベホマズンのMP消費量は尋常ではなく使いづらい。
    DQ9のベホマラーは回復魔力の恩恵により前作以前に比べて性能が高いため、そうそうベホマズンに頼ることは少ない。ベホマズンを使うのは高レベルの魔王戦くらいのものである。
  • ラリホー
    「攻撃魔力」依存なので僧侶は成功率が上がらない。なぜ魔法使いに使わせなかったのか、これが分からない。
  • スカラ
    守備強化呪文。DQ9の僧侶はスクルトを使えないため割と不便だが「かばう」や「におうだち」と組み合わせると強力。
  • バーハ・フバーハ
    DQ9のフバーハは2回掛けしてようやく前作以前と同じ状態なのでやや勝手が悪い。
    武器限定とはいえ、扇スキルの「といきがえし」はブレスを反射するという事実上バーハの上位互換なため、下位のバーハは使う機会が少なくなり空気。
  • ザメハ
    久しぶりに復活した眠り回復呪文。終盤は怪しい瞳があるため活躍の場があるように見えるが、やっぱり使わない。不遇。
  • ザオラル
    スクルトに続き賢者にザオリクを取られた僧侶。回復魔力次第では性能は高くなるが成功率は75%までしか上がらない。
  • ザキ系呪文(ザキ・ザラキ・ザラキーマ)
    僧侶の唯一の攻撃系スキル。ザラキーマは成功率も高く役に立つ。僧侶は呪文取られてばっかだが今作ではバギ系なんかよりよほど使える。

パーティ評価

回復主体の呪文系職業だが、魔法使いと違ってそこそこの戦闘力はある。

本編(転職可能になるまで)

パーティに安定感を求めたければ、初期メンバーに入れたい職業の1つ。
また、武器スキルを上げていけば僧侶の打撃も十分に通じる。
下手に杖スキルを選んでしまうと攻撃能力が不足するため、出来る限り槍か棍のどちらかに絞ろう。杖も悪くは無いが、他の職業でスキルポイントを振る事ができるからである。

本編(転職可能になってから)

本編終了までなら、武器スキルを上げておけば打撃役として十分に通用する。
ベホマラーやフバーハの習得はやや遅く、クリアまでに間に合うかは微妙なところ。

宝の地図

この辺りから普通の攻撃は通じにくくなるので、ハンマースキルや【グランドネビュラ】など攻撃特技を最低一つ用意しておかないと手持ち無沙汰になる。
基本的に回復要員だが、痛恨で即死が多くなるので盾スキルをマスターして盾の秘伝書を僧侶に優先的に持たせておこう。
回復魔力を出来るだけ上げてベホイムやベホマラーの効果量を上げておかないと回復が追いつかなくなる。

魔王戦

低レベルの魔王なら「やまびこのさとり」を併用したベホマラーでも十分回復は間にあう。
回復以外で出来ることはあまり無いのでフォースや「戦いの歌」などの強化系の特技を使えるようにすると無駄が無い。
この段階では攻撃も出来る賢者の方が使い勝手がいいかもしれない。

高レベルの魔王戦になると僧侶が居ないと回復が間に合わない。
ベホマズンを連発できるように杖スキルをマスターして装備させておこう。
さとりスキルやまほうスキルなどMPを底上げするスキルも可能な限りマスターしておかないとすぐに枯渇してしまう。
基本的に僧侶の役割はベホマズンを使うことが中心になるので、MP回復アイテムや世界樹の葉を常備しておこう。

DQ10オフライン

【主人公】が最初から選べる職業の一つ。
 
ステータスデータ

 初期
(Lv1)
Lv70Lv99
基本増強最大基本増強最大
さいだいHP29402-532560-690
さいだいMP24378428508528578658
こうげき魔力00-80080
かいふく魔力11390440510550600670
ちから11205-260287-342
みのまもり3143-208202-267
すばやさ10212-432297-517
きようさ10272-432383-543
みりょく8169-319238-388
スキルポイント099184
経験値02,308,06813,846,414

増強=その職業で得られるパッシブを含めた値
最大=他の職業を含めたすべてのパッシブを取得した状態
 
使用可能スキル

※大盾は装備できない。
 
レベルで習得する能力

Lv習得能力備考
Lv1【ホイミ】
Lv3【キアリー】
Lv4【おはらい】転職後も有効
Lv5【リホイミ】
Lv7【ザメハ】
Lv8【かいふく魔力】+10転職後も有効
Lv10【ザオ】
Lv14【マホリー】
Lv14【マホトラのころも】
Lv18【マヌーハ】
Lv20【さいだいMP】+10転職後も有効
Lv22【ベホイミ】
Lv24【聖女の守り】
Lv25【キアリク】
Lv28【スカラ】
Lv28かいふく魔力+10転職後も有効
Lv30【リベホイミ】
Lv32【ザオラル】
Lv34【フバーハ】
Lv35【天使の守り】
Lv36【スクルト】
Lv40さいだいMP+10転職後も有効
Lv45【ザキ】
Lv45かいふく魔力+10転職後も有効
Lv50【ベホマラー】
Lv50【聖なる祈り】
Lv55かいふく魔力+20
Lv60さいだいMP+30
Lv63【ベホイム】
Lv65【ホーリーライト】
クエスト【聖者の詩】必殺技
Ver.2で習得可能
Lv71たまにHP1生き残り
Lv74【女神の祝福】
Lv74【リベホイム】
Lv77呪文の回復量+20
Lv81呪文暴走率+20
Lv82【ベホマ】必殺技
Lv85被ダメージ10軽減
Lv89身かわし率+1.2%
Lv93【たまに再行動】
Lv97【テンション】維持

Lv45まで育てることで最大MPを20、かいふく魔力を30底上げできる。
 
職業クエスト
受注場所は【風の町アズラン】。Lvは受注条件

解説

メインヒーラーであるラグアスの加入が遅く、フウラだけでは回復が追いつかない場面もあるので序盤の強敵相手の回復役として便利。またフウラはザオの習得も遅いので、序盤から蘇生が使えるのは非常にありがたい。
ただし全体回復のベホマラーの習得が非常に遅く、単体回復もカンスト目前までベホイミ止まり。ザオラルを早めに覚えるのは強みだが、中盤は頼みの回復能力が貧弱になってしまう。
特にラグアスが加入すると火力、耐久力、補助能力、回復能力のいずれも大きく劣ってしまうのでそのあたりや上位職の条件のレベル30を目安に転職してしまいたい。
一応【天使の守り】を中盤から使え、終盤まで育てきれば回復能力はラグアスと同等の能力を持つのでヒーラーが複数必要ならば無しではない。

DQ10オンライン

全職業の中でもかいふく魔力が高く、味方を守る特技も充実しているため、あらゆる強敵の戦いで重宝される。
DQ9同様、バギ系を一切覚えない。
詳しくはこちら

DQ11

職業が僧侶という訳ではないが、【セーニャ】の能力が僧侶そのもの。
回復呪文や補助はもちろんのこと、【たてごと】スキルという彼女特有のスキルで属性耐性を上げることが出来る。
バギ系の呪文も使えるが攻撃魔力は「目覚めし」時期を除いて0なのでダメージはあまり期待出来ない。
メタル装備や星空装備も可能なのは「昔の僧侶」の名残か。
 
【ダーハルーネの町】【グロッタの町】には、DQ3の女僧侶の姿をしたモブがいる。
しかし職業には特に言及されておらず、ダーハルーネのモブは、向かいの席に座った相方らしき女性が「私たち 流れの魔法使いですの」と発言している。

キャラバンハート

解説

モンスターのサポート専門であるCHでは、僧侶の能力は「HPの回復」にほぼ限定された。
ランク1ではホイミ、ランク2ではベホイミを唱えて味方のHPを回復。
ランク3になると、ベホマとベホマラーをランダムに使い分けるようになる。
究極連携ではベホマズンを使用し、味方全員のHPを確実に満タンにしてくれる。
 
この他に移動時の特技として、ランク2ではなぜか道具屋を、そしてランク3では教会を呼び出す。
ただし、ダンジョン内では使用できず、屋外のみ。つまり他作品における【おおごえ】の効果である。
呼び出された教会はセーブ以外の注文は全て受けてくれるので、これを利用すればCHでも「僧侶の力で状態異常を回復」できるわけだ。
「教会が来い」というのもとんでもない力技だが。
また、どうぐやよびでは食料の補給もできるため、ランク2以上の僧侶が1人いれば屋外で食料に悩まされることはない。
それ以外にも【フィールドイベント】として、突然神の祝福を受けて味方のHPとMPが回復したり、寄付と称して金をだまし取ろうとする偽僧侶を、正式な僧侶の視点から見破ったりといったイベントが発生。
 
便利な能力なのだが、エンディング後のやり込みでは火力や探索補助が重視され、回復専門の僧侶にスペースを割く余裕がなくなってくる。
回復やいくつかのフィールドイベントについては賢者でも代用できるので、ルーラも使えるそちらで済ませる人も多い。 
なお、キャラバンのベースキャンプに最初から存在する教会は非戦闘員のシスターによって管理されているので、キャラバンから僧侶がいなくなっても潰れたりはしない。
ストーリー本編中で仲間にできるのは最初からキャラバンにいる【デクソン】と、風の塔にいる【ターシャ】
キャラクターグラフィックは大人・男性が何故か長髪、大人・女性はショートカットの髪形になっている。
子供・男性はイメージイラスト通りの風貌だが、子供・女性はシスターの服装に身を包んでいる。

ランクランク名戦闘特技特殊効果
1僧侶いのり(ホイミ)-
2大僧侶いやし(ベホイミ)道具屋呼び
3マスター僧侶せいなるひかり(ベホマ/ベホマラー)道具屋呼び・教会呼び

バトルロード2

解説

4章から登場。カードの左上に「僧」と書かれた杖を装備するとなれる。
魔法使いと比べると、能力のバランスが良く仲間の補助を得意とする。なので、チームメイトに攻撃を任せるのもアリ。
LV99になるのに必要な経験値は65535。

初期ステータス

HP:515
力:23
賢:38
守:25
速:32
回避率:★★☆☆☆

称号一覧

Lv称号
1小坊主
10見習い僧侶
20神学者
30神官
40大神官
50司祭
60大司祭
70僧正
80大僧正
90聖人
99法王

スキャンバトラーズ

槍の武器チケットをスキャンするとこの職業になる。
職業ボーナスはチーム全員のHP+200、かしこさ+50。
【しょくぎょうワザ】は回復+耐性アップバフの「奇跡の祈り」のため、とにかくタフで倒されにくい。

いたストSP

スフィアバトルにおける職業として登場。株に関するスフィアを多く入手できる。
所持している株の枚数に応じてゴールドがもらえるポーション系、好きなエリアの株価を上昇させるエーテル系などで着実に戦える。
中盤以降になると誰かの一番高い株を1エリア分奪える【マホトラ】、自分以外の株を全売却させる【ふしぎなおどり】などで他プレイヤーの戦力を削げる。
そのスタイルゆえに、ぎんこう城にすぐたどり着けるなど株を購入しやすい環境だと強いが、そうでないと厳しい戦いとなる。
この職業についているのはDQ側ではクリフト、ククール、FF側ではエアリス、リノア、ユウナ(FF10)。

シアトリズム

【フローラ】【ククール】【エルフ】【ホイミン】の初期職業。
スティック、盾、専用スキル「しんこう心」を持つ。

ヒーローズ2

最初から転職可能な基本職。
どの武器種でもスクルト・ベホマラーを使用可能で、防御・回復系の特技・呪文の使い手として重宝する。
ストーリーでも主人公をCPUに任せる場合に転職させれば、枠を圧迫せずサポートに特化するため便利。
この僧侶と【魔法使い】のレベルが20以上になると、【賢者】への転職資格が得られる。
ただし、賢者へ転職するには、クエスト14『上級職への道 賢者』を達成する必要がある。

呪文・特技

装備可能な武器はスティック・ヤリ・棍。

  • スティック
    貴重な状態異常回復を持ち、サポートに優れる。
    ブラストボールでの範囲火力にテンション上昇量アップも出来る非常に優秀な武器。
    熟練度によってMPが大幅に増強される事もあり安定感抜群。
     
  • ヤリ
    低燃費かつ総回復量に優れるリホイミ系による回復特化。
    即時or継続の回復2種を使い分けられるので回復力ではズバ抜けている。
    クリフトと違って雷光連閃突きが無くダウン時・SHT時のラッシュ力に欠ける。
     

  • 固有スキルである滅多打ちに加え、天地の怒りがあるので単体ダメージ量ならトップ。
    しかし回復役という立場を捨ててまで火力役になる必要があるかと言われると微妙な所。
    ヤリと違ってSHT時は高火力だが、熟練度でMPが補強されないという欠点は共通。

トレジャーズ

お宝に【僧侶の像(III)その1】【僧侶の像(III)その2】が登場。

ライバルズ

初期リーダーは【ククール】、アナザーリーダーは【セーニャ】(第8弾から)。
専用カードには回復(ex.【プチプリースト】)や防御(ex.【ブラックマンティス】)に役立つものが多く、長期戦に持ち込み逆転する戦法が主流。
こう書くと攻撃は弱そうに見えるが、原作にも【ザキ】を初めとした攻めの手がそれなりにあるからか、除去も得意に近い。
メタカードの喰らいやすさや、手札の整いにくさが弱点といえる。
テンションスキルは【いやしの波動】。全ての味方のHPを3回復する。

ライバルズエース

真2弾カードパックでは3の男僧侶が「歴戦の僧侶」として僧侶専用スーパーレアでカード化。
「疾風の女盗賊カードパック」では女僧侶も入手可能で、性能はどちらも同じ。

3/2/1 冒険者
召喚時:全ての味方のHPを2回復
味方ヒーローのレベルの数分HP+1

伝説の勇者と組めば、コスト以上のHPと回復効果で盤面を支える。
【シャール】などの回復シナジーにも応用でき、取り回しが良い。

ウォーク

2人目の仲間の初期職業で、基本職のうちの1つ。対応するモンスターのこころの色は緑。
得意武器は杖・棍・ブーメラン。

魂の絆

主人公である【絆の勇者】が、初期から転職できる職業の一つ。
ゲームバランスの都合によりHP回復手段が乏しいため、連発できないとはいえ貴重な回復能力持ち。
装備できる武器・防具の系統は、片手杖装束・服の上
 
『ダイ』原作キャラクターでは、僧侶戦士である【マァム】や賢者の卵である【レオナ】などが僧侶系の性能となっている。