【草うけの杖】

トルネコ3

足元に草(種)がある状態で振ると、正面方向6マス先の場所から魔法弾がプレイヤーに向けて飛んできて、
その草の効果をトルネコ(ポポロ)自身が受ける杖。当然足元の草は無くならない。
正面に他のキャラクターがいれば、トルネコ(ポポロ)ではなくそのキャラクターが草の効果を受ける。
　
これを使えば、ちからのたねやしあわせのたねなどの貴重なドーピングアイテムを消費することなく、自身や仲間モンスターを強化できる。
というかこの杖自体が貴重すぎて、それ以外の目的ではまず間違いなく利用されない杖である。
魔法弾を使うので、2ダメージ変換バリア・魔法反射・魔法無効・潜り回避体質を持つモンスターはこの杖でドーピングできない。
　
その効果ゆえか、持ち込みありのダンジョンでしか利用できない上回数は1でしか落ちていない。
不思議の宝物庫の【宝物部屋】50階には、この杖が4つも落ちている。
【仙人のほら穴】では、3問目でこれとかなしばりの種を使って、敵の動きを止めるよう出題される。
PS2版ならばそのまま持ち帰ることもできるが、回数は上記の通り1回のため、使用済みの0回のものしか持ち帰れない。
杖を使わずに、敵の攻撃を運よく避けることを期待して、回数の残った杖を持ち帰ることも一応は可能。
持ち帰れたなら祝福して回数が減らないようにし、下記の回数を増やす準備が整うまでは大切に使うと良い。
仙人のほら穴を何周もして本数を増やすのも不可能ではないが、手間を考えれば宝物庫から持ち帰る方が建設的だろう。
　
【草なげの杖】と比べると、【水晶】などの反射を利用しなくてもプレイヤー自身に魔法弾を当てることが
容易な点で優れているが、他のキャラクターに魔法弾を当てる時は実質的な射程が正面6マスと短いのが欠点。
まあどちらも便利なので、草なげの杖ともども祝福した【パルプンテの巻物】で回数を一気に増やすといい。
　
【草なげの杖】と同様に【風来のシレン2】で初登場したアイテム。
ただし、トルネコ3と同じ「足元の草の魔法弾が飛んでくる」効果で登場しているのは続編の『風来のシレンGB2』。
初出のシレン2では、「杖の中に草を入れる」ことで、杖の回数分だけ草を投げた時と同じ効果の魔法弾が飛んでくる、草の使用回数を増やすようなアイテムだった。
普通に床落ちでも入手でき、入手時の回数も普通の杖と変わらず、わざわざ草を足元に置かなくても良いと、入れる段階で草を消耗する点以外は本作以上に強力である。
もっとも、ドーピングアイテムの貴重なトルネコ3においては、消耗しない方式の方がうまくかみ合っているとも言える。
シレンでは「草受けの杖」と漢字表記だったが、本作では「受」の漢字が使われていないためか、ひらがな表記となっている。