【大工の息子】

DQ6

【ハッサン】の肩書き。
仲間になった当初は【旅の武闘家】を名乗っていたが、その実態は【サンマリーノ】の大工の息子であり、
記憶を失いながらも、立派な丸太小屋をあっという間に建築するようなスキルを有している。
　
ハッサンが【ムドーの城】で実体を取り戻すと記憶も戻るが、同時に肩書きもこれに変わり以降エンディングまでこのままとなる。
肩書きの響き的には「旅の武闘家」より弱そうな印象もあるが、これはDQ6のテーマの一つ「自分探し」を表現したものだろう。
どこの生まれとも知らず旅をしていた男が記憶を取り戻した結果、大工の仕事を継ぐのが嫌で実家を飛び出したことも思い出したのだが、同時に「大工の息子」であることを自覚するようになるわけだ。
その後も実家のことを気にしており、エンディングでは大工の修行に励むのだから、彼の心境の変化が見られて興味深い。
　
ちなみに記憶と共に【せいけんづき】を思い出すので、武闘家らしさはむしろ増す。