【地図法】

Last-modified: 2015-12-29 (火) 07:56:45

DQ9

種狩りなどに利用される乱数調整のテクニック。
FC版4の【たからのちず】を用いて扉を増殖させて本来行けないところへ行くバグは【扉増殖技】を参照。
【宝の地図】を用いることからこの名が付いた。
 
本作に用意されている乱数テーブルは2種類あり、それぞれAテーブル(以下AT)、Bテーブルと便宜上呼ばれている。
そして敵シンボルの発生や戦闘終了後のアイテムドロップなどのランダム要素はATによって支配されている。
そこでこのATを把握、調整することによりレアドロップを自由に発生させたり、プラチナキングを安定して沸かせたりといった芸当が可能となる。
また、現在では終了したが、ロクサーヌショップの品揃えを希望通りのものにすることもできた。

やりかた

最も有名な使い方は【ブラウニー】から【ちからのたね】を高確率でドロップさせるものである。
下準備として【まさゆきの地図】【とうぞくの秘伝書】を入手しておく。
レベルは全員99。最低1人は【とうこん討ち】を覚えておく。
1.宝の地図一覧の最下段にまさゆきの地図が来るように配置する。
2.エラフィタ村に入る。
3.エラフィタ村から出る。
4.すぐに「どうぐ」コマンドから宝の地図の画面を開き、即座に閉じる。
5.左に移動し、ブラウニーのシンボルと接触、戦闘に入る。
6.ブラウニー+お供の場合:お供、ブラウニーの順にとうこん討ちで倒す。
 ブラウニー2匹の場合:ブラウニーB、Aの順にとうこん討ちで倒す。
 ブラウニー1匹の場合:仲間1が仲間2にキアリーした後とうこん討ちで倒す。
※指示のないキャラは常にぼうぎょ。
  
以上の操作をスムーズに行えばほぼ100%ちからのたねが手に入る。
ペースは1時間当たり50~60個ほど。

しくみ

なぜとうこん討ちを使うのか?なぜキアリーを挟むのか?といった疑問が当然沸くと思われる。
その疑問に答えるためにはまずATについてより詳しく知る必要がある。
アイテムドロップという観点から考えると、ATとは「すごろく」だと思えばよい。
例えば、100マス目に「ドロップ率1/256のアイテムが手に入るマス」がある。
すなわち、戦闘終了時ちょうど100マス目にくればレアアイテムが手に入る、ということになる。
だが実際には、以下のすべてが作中目で見たりできないため、不明となる。

  1. 何マス目にレアアイテムのマスがあるか
  2. どういった行動でどのくらいマスが進むか
  3. そもそも今自分がどのマスにいるのか

早い話が乱数表に関する全てがわからないのである。
 
しかしながら有志達による膨大な回数の検証や解析、
精力的な情報交換などからこういった製作者にしか知りえない情報の多くがわかるようになった。
そして、そういった検証が行われる最大のきっかけとなったのが、
宝の地図には1枚1枚固有のATが内蔵されており、地図画面の開閉によって最下段の地図のATにセット
(今のATが何であれ、強制的に上書き)されるという事実である。
これはすごろくでいうならふりだしに戻れることであり、3が解決する。
あとは地図ごとのATを全て解析することで1も解決し、2も検証の結果概ね判明している。
  
まさゆきの地図のATでは、テーブルの147番目で1/256のドロップが起きるようになっている。
そこで地図セット~戦闘終了までの間に丁度テーブルが147進むよう行動すればブラウニーからちからの種がもらえるわけである。
敵の出現グループ数や戦闘開始時のアニメの有無及び種類によってATの進み具合は異なるので、
それを加味してとうこん討ちやキアリーを使い、ATの進みを調整する必要がある、というのが冒頭の疑問の答えになる。
  
これを応用すれば命の木の実やすばやさの種などほかのレアアイテムも思いのままに入手することができる。
また、「新宿チカラめしの地図」などさらなるハイペースで稼ぐことの出来る地図も発掘されている。
 
しかしこの地図法も万能ではなく、基本的にダンジョン中では再現性が低いことがわかっている。
これはダンジョン中では時間の経過と共に勝手にATが進んでしまうからだと考えられている。
その結果、【まりょくのたね】の供給率は他の種と比べてかなり悪く、
【スキルのたね】にいたっては研究すらろくに行われていない。
なお、もう一つの乱数テーブルであるBテーブルは錬金大成功などに関わっており、ご存知【ホイミテーブル】として親しまれている。