【半熟英雄4 七人の半熟英雄】

概要

『半熟英雄（はんじゅくヒーロー）』は、スクウェアから発売されていたシミュレーションRPGのシリーズ作品で、スクウェア作品をはじめとした様々なパロディが盛り込まれている。
実は半熟英雄はそもそも当初はシリーズ化の予定はなかったのだが、【すぎやまこういち】が一作目の大ファンであり、すぎやまの要望でニ作目「半熟英雄　～ああ、世界よ半熟なれ～」が作られた経緯がある。
そういった経緯から二作目は音楽は全てすぎやまこういちが担当しており、ドラクエをやったことのある人なら音楽にすぎやまが関わってるなとすぐに気づく曲もちらほらある。
シリーズ四作目である本作は【エニックス】との合併後に作られ、同社製品となったDQネタが少しではあるが取り入れられている。
兵士を引き連れて戦う将軍の一部に名前だけDQシリーズのキャラ名が使用されており、将軍人名辞典でも「ドラゴンクエストからの友情出演」とその旨が記載されている。
ただし、ファイナルファンタジーシリーズと違い主要の仲間キャラがおらず、全て脇役キャラしか登場していない。
　
DQ関連の名前の登場将軍一覧

　
本作の目玉であるエッグモンスターにはハッキリとDQキャラを元にしたエグモンはいないが、エッグスライムの本作での説明文には「エグりん」「エグぼう」と【仲間モンスター】の【スライム】の名前とおぼしきネタが書かれている。
　
仲間キャラの一人であるカトリイヌは彼女に現金を貢いでいくと出撃可能になり、貢いだ額によって衣装とステータスが変動し、最後はDQ3の「伝説の勇者」の衣装を着る。ただ、その外見はどちらかというとDQ3の女賢者に近い。
戦闘ではDQシリーズの【呪文】で攻撃することがあり、勝利すると「かいしんのいちげき！ってカンジ～」と喋る。
なお、この姿になると画面上に「堀井さん、ご協力ありがとうございました！」とテロップが出る。
　
【トルネコ】らしき人物も登場し、惑星選択画面から入れる宇宙ダンジョンの27階に行くと、豪華な装飾の箱を太った商人風の人物が持ち去るイベントが発生。初代トルネコの不思議のダンジョンのパロである。
この人物は防衛戦の「おくのて」の一つ「パパ」を引いても現れ、その時は100ポッキリをくれる。
　
ラスボス戦直前のイベントでは地球軍兵士が投降し、「（主人公一行の姿を見て）あのゲームを思い出した」と言った時の選択肢に「ドラクエ?」があり、それを選択すると主人公が【主人公（DQ5）】、フライデーが【キラーパンサー】のコスプレをし、または主人公が【主人公（DQ8）】、マルティスが【ヤンガス】のコスプレをする。
これにも「堀井さん、ご協力ありがとうございました！」のテロップが表示される。