【武器屋】

Last-modified: 2024-02-28 (水) 05:21:32

概要

【武器】を取り扱っている店。DQ3以前の時代では【武器と鎧の店】【武器と防具の店】を俗称として「武器屋」と呼ぶこともあったが、DQ4より武器と防具の店が【防具屋】とこの武器屋とに分離された。なおDQ7以降は武器と防具の店が復活した一方で単独の武器屋も存続している。
防具屋と比べると武器と防具の店と同じく【あらくれ】タイプの男が売っていることも多く、口調も武器と防具の店のものを受け継いでおり粗野である。
従来の店と同じく、店頭に並ぶ防具の強さは利用可能になる時点のシナリオの進行度に応じており、基本的に終盤になるにつれて威力の高いものが並ぶようになる。
ちなみに作品によっては武器屋を名乗りつつ防具も扱っている店がある。
 
異なる町の店でも同じ物が売られていることが多く、パーティの武器を一括して整えることができる。
中盤過ぎた頃、相次ぐ伝説の武器の登場により段々購入者が少なくなっていくことも多いが、DQ5の【ふぶきのつるぎ】のようにボス戦などでも大活躍する、終盤になると寂れた村でも伝説を超えたような逸品が店頭に並んでいることもある。また、特殊な場所だと伝承された品々が売られている。
 
世界が平和になることで商売があがったりになるのも皮肉な話である。
彼等にとって【勇者】とはありがたい存在なのであろうか。
そんな当の武器屋だが、たとえばDQ5のエンディングでは
「ここは武器の店だ。しかしもう武器など必要のない時代が来たんだ!」と喜び、DQ6では【ムドー】が倒されてしばらくストーリーを進めると、武器の売り上げが落ちていないことに困っている店主がいる。
後述する【トルネコ】等は人間同士の戦争への加担は嫌がっている辺り、武器は売っていても魔物が襲ってくる生活や無益な争い事は嫌いなのだろう。
現実だと武器が売れた方がいい、と戦争を推進したりする人もいるので戦争賛美を皮肉っているとも取れる。
しかし、ダイの大冒険では【ジャンク】のように平和な世界でも武器屋を営んで立派に一人息子を育てている人もいる。まあゲームではラスボスを倒した瞬間に雑魚敵とエンカウントしなくなるが、現実には残党を倒すための武器はいるし、平和な世界でも治安維持のための武器の需要はあるだろう。
 
今のところ、「法規制により武器の販売が制限された」と明言された町はほとんど登場していない。どれだけ平和な町でも大抵武器屋は普通に営業している。【ふきだまりの町】のように、完全に魔物の支配下にある町でもなぜか堂々と対魔物用の武器を売っている。まあこの町に限って言えば武器程度ではどうしようもない、という魔物側の自信もあるだろうが。
ただし、【ラグラーズ】に防具屋があっても武器屋がないのは、明言はされていないがこの城の状況を考えればそういうことであると思われる。
 
DQ10では盾も扱うので、【武器と盾の店】となる。

DQ4

本作が初登場。
前作の「武器と防具の店」から武器の専業に変わった…と思いきや、さっそく防具も販売している武器屋が各地にいる。
第2章の【テンペ】では息子の婚約者のことが心配で、【カメレオンマン】を退治するまで営業していない。
同じく【フレノール】の武器屋は誘拐事件が解決するまで宿屋の前で野次馬をしているので営業していないが、売っているラインナップは営業再開直後に行く【砂漠のバザー】よりしょぼいので利用価値がない。
【サラン】には【まほうのカギ】がないと買いにいけない隠し武器屋があり、第5章で【どくばり】はここにしか売っていない。
【スタンシアラ】には夜しか営業しない武器屋がいる。
【海辺の村】の武器屋は看板だけ出して、全く営業していない。
なお、【気球】入手後に訪れる場所では防具屋はあっても武器屋は営業していない。

肩書きとして

トルネコの職業(肩書き)。
公式ガイドブックではなぜかゲーム内標記と異なる「武器商人」と書かれている。
彼が主人公である第三章では、プレイヤーが実際に武器屋の商売を体験することもできる。
 
性能はDQ3の【商人】をベースに、【遊び人】の要素を取り入れた形となっている。
トルネコの肩書きを「商人」ではなく、「武器屋」としたのは、レベルの横に表示される文字が「し」で【神官】と被るのを防止するためだろう。
アリーナの肩書きが【王女】ではなく、【姫】になったこともおそらく同じ理由からである(マーニャの【踊り子】と被る)。
あるいは、DQ4から武器専門店の武器屋が登場した影響も少なからずあるかもしれない。

DQ5

【よろず屋】が初登場した影響か、本作では武器屋はちゃんと専業の武器屋になっている。
幼年時代の【サンタローズ】の武器屋は【パパス】とケンカ友達という関係らしい。ここはシナリオ上のタイミングによって買い物ができないときがある。
青年時代前半には村がほぼ壊滅状態になっているため営業していないが、青年時代後半になると別の人物によって営業が再開する。
【妖精の村】では「私たちは剣をふる力はない」との台詞の通り、防具屋はあるが武器屋が存在しない(ただし幼年時代限定でよろず屋が訪れて営業している)。
一方、【ラインハット】にはなぜか武器屋のみで防具屋がない(こちらも幼年時代限定で【旅の商人】が防具屋を営業)。
【ルラフェン】の武器屋は夜には防具屋と交代して昼夜営業を行っている。
青年時代前半の【ポートセルミ】で人気の踊り子である【クラリス】【テルパドール】の武器屋の娘である。
【グランバニア】の武器屋は他の店がある一般の居住区ではなく、兵士達の詰め所がある2階で営業しているため、初訪問時は【オジロン】に面会してが離脱するまでは利用できない。…と言っても特に目新しいものは売っていないが。

DQ6

本作のスタート地点である上の世界の【ライフコッド】の武器屋の商品の半分は防具になっている。
また、【現実の世界】のライフコッドの武器屋はボロボロの鎧を磨き上げることを夢見ており、実際に【夢の世界】【せいれいのよろい】を売ってくれる。武器屋なのに。
さらに、現実世界のライフコッドの武器屋のラインナップは夢の世界と全く同じ最序盤のものなのに対し、老人が経営するよろず屋の方は現実世界では【ウォーハンマー】【ゾンビキラー】など、武器屋を標榜する店よりはるかにいい武器を売っている。いろいろとおかしい。
夢の世界の【アモール】の武器屋は妙に肝がすわっていることで有名。
【トルッカ】は武器屋が2つあり、北西側の武器屋は主人公たちが下の世界で実体化した後もしばらくは(店主はいるが)利用することができず、シナリオをある程度進めた段階でようやく利用できるようになる。
【クリアベール】の武器屋はなぜか夢の世界ではベッドで寝転んでいて営業しておらず、現実世界でのみ営業している。過去作で見られた「夜しか営業していない店」の再現なのかもしれないが、どちらも昼だし、むしろ現実世界の昼間の方で営業しているのでよくわからない(訪れるタイミングもほぼ変わらないのでバランス調整などの理由ではないと思われる)。
もし逆なら現実世界で常に眠っているため夢の世界で眠らない人と同じということになるが、現実世界の方でずっと起きていたら過労で死んでしまうので違うだろう。
【絶望の町】にも武器屋がいるが、酒場の客席にいるので見逃しがち。【ふぶきのつるぎ】【たいようのおうぎ】はここでしか買えないので注意。

トルネコ1

主人公である【トルネコ】が武器屋であるが、他に【となり村の武器屋】というキャラが登場する。

ビルダーズ2

たたかいに役立つ 武器を売っている お店

 
店舗系の部屋レシピの一種。

を設置すると完成する。
ねふだにアイテムを入れることで商人が商売を行う……と説明されているが、実は条件さえそろっていれば【部屋】内ですらなくとも商人はどこでも取引(販売)を行ってくれるので、屋外の店(ねふだ)よりは優先されるものの、実質は何も効果の無い部屋と同じ。(部屋どうしの優先権は不明)
 
当然この部屋でも商売を行ってくれることには変わりないので、武器屋という名称に反して、ここで武器や防具以外のアイテムを売らせることも可能。

ライバルズ

第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて実装。同パックで新登場したカード種、建物の1枚。戦士専用のレア。

コスト2/耐久3
召喚時:自分のデッキからコスト5以下の武器カードを1枚引く
武器ダメージ+1
自分のターン終了時、耐久値-1

サーチと武器強化を1枚で行える、便利な1枚。【剣神の領域】と比べるとこちらは建物なのでターンで消滅してしまうが、ユニットを置かなくても効果が発動するメリットもある。サーチ対象のコスト制限については一長一短だが困る場面は少ない。
特に【きせきのつるぎ】を強化して使い続ける「奇跡テリー」にとってはほぼ必須クラス。
当初はサーチした武器のコストを-1する効果もあり、低コスト建物カードの中でも効果が多かった。2ターンに【ビルド】でのサーチでこれを置き、3ターン目にサーチしたきせきのつるぎを装備できるという動きが非常に強力だったが、修正により現在の効果になった。
それでも動きを明確化する有用カードなので、是非【しんくうは】などの武器シナジーカードと合わせて活用しよう。