【武闘家】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 10:05:27

ここでは、職業としての「武闘家(ぶとうか)」を扱う。
DQ7に登場する同名のモンスターについては、【ぶとうか】を参照。

概要

DQ3で初登場した【職業】
英語表記は「Grappler(グラップラー)」、英語版では「Fighter(ファイター)」。
己の体一つで戦う格闘家で【ちから】【すばやさ】が両方とも高いのが最大の特徴。また作品によっては【会心の一撃】を放つ確率が図抜けて高い。欠点は装備できる【武器】【防具】が少なく、【MP】がかなり低いこと。
ドラゴンクエストシリーズでは基本的に、耐性に優れ、すばやさの低い戦士は長期戦であるボス戦に向き、ちからとすばやさの高さを両立する武闘家はゲーム中での戦闘のほとんどを占める雑魚モンスターとの戦闘に強い。
物理系中心であるため、広義には【戦士】系に含まれる。
ステータスや性能、特技が【メタル系】のスライムと相性が良いことが多く、効率的に冒険したいときに【パーティ】にいると心強い。
DQ6以降では、【まわしげり】【せいけんづき】など徒手空拳を中心とした特技を習得する職業となっている。
 
なお、よく間違われるが後述の備考にもある通り、「ぶうか(武闘家)」であって「ぶうか(武道家)」ではない。辞書などに載っている一般的な単語は後者であるため、ドラクエ独特の名称といえる。
「武道」は剣道や弓道など武器を使用するものも含むため「武道家=素手」と決まっているわけではない。
素手での拳法のイメージが強い少林拳でも、青龍刀や槍、棒術が含まれる。
それらを踏まえたのか、DQ9以降では武闘家キャラでも棍棒や槍なども扱えるようになってきている。
 
DQ4にはこの職業は登場しないが、【姫】である【アリーナ】はDQ3の武闘家と非常によく似た性能やステータスを持つ。
またDQ4とリメイク版DQ3およびDQ6以降は【NPC】としてDQ3の男武闘家のような格好をしたキャラが町中に登場している(【住民】を参照)。
ヒーローズ1の【国王】である【ディルク】も戦闘スタイルは棍を持った武闘家といえる。

DQ3

習得呪文
なし
 
成長率
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する(「かしこさ」の数値はいくら上がろうとMPは一切上がらない)。

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10D(~7)B(~12)E(~3)F(~3)E(~5)
11~20B(8~15)A(13~25)C(4~12)E(4~)C(10~)
21~30S(16~)S(26~)B(13~)EB(11~)
31~40SSBEB
41~50SS(~45)BE(~70)A
51~99DD(46~)EF(71~)E

 
成長限界値

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~1014~5514~5513~4511~2513~45
11~2059~10059~10048~8026~4048~80
21~30104~145104~14583~11541~5583~115
31~40149~190149~190118~15056~70118~150
41~50194~235194~235153~18571~85153~185
51~99239~255(~54)239~255(~54)188~255(~54)86~157188~255(~70)
オーバーフロー帯1~195(55~99)1~195(55~99)2~97(71~99)-2~97(71~99)

解説

DQ3は職業グラフィックが国際色豊かな作品であり、この職業は東洋風の道着に漢字で「龍」と書いてあるという、アジアンカンフーあるいは武侠物の影響を強く受けたデザインとなっている。
男は辮髪(べんぱつ)、女はツインテールという見た目で、どちらも黒髪。
 
本作では基本的に戦士と同じく前衛職として登場しているのだが、装備が軽装に限られブレスや呪文への耐性が戦士に劣る分、素早さが高く設定されている。
また最大の特徴として、レベルが上がるごとに会心の一撃の出る確率が高くなる特殊技能を持つ。
確率はレベル/255であり、メタル系を相手に会心を連発する姿はまさに爽快である。
最大レベルまで上げれば会心率が4割近くにまで上昇し、全職業の中でも珍しく最後まで能力が伸びる職業とも言える。
戦士に勝るとも劣らないポテンシャルを秘める職業だが、攻撃面でも防御面でも若干クセが強く、注意しなければならない点が多いのも特色であり、計画的に運用したいところ。
戦士が初心者向けならこちらは中級者向けである。
 
攻撃面では、武器を装備すると逆に攻撃力が低下する現象に注意。
低下は原則的に、本来の攻撃力の半分(小数点以下切り捨て)。
つまり攻撃力+10の武器を装備すると、攻撃力-5になってしまう。攻撃力+33の鋼の剣であれば-16という具合である。
ただし低下量が素の攻撃力(ちから)を上回る場合にはそこまで下がらず、攻撃力は0で下げ止まりとなる。
例外として【てつのつめ】【おうごんのつめ】では通常通り攻撃力が上昇するが、おうごんのつめは持っているだけでエンカウント率が激増するというデメリットがあるため、とても常用できるものではない。
結局武闘家がデメリット無しに使える武器はてつのつめのみである。てつのつめが手に入るまでは、素手で戦うことになる。
余談だがデメリットの無い最強の武器が鋼鉄の剣レベルの攻撃力で、デメリットのあるものを含めても+55止まりというのは、【魔法使い】と同様。
レベル中盤以降では力の伸びが凄まじく【勇者】や戦士をもしのぎ、今作ではすばやさの半分がみのまもり扱いされるため守備力もそこまで低くはならない。
つまりシナリオ中盤ぐらいまでなら同じぐらいの戦闘力を確保したい場合、戦士に比べ攻撃力や【しゅび力】を上げるのにほとんどお金がかからないわけで、お財布に大変やさしい職業なのである。
 
防御面で注意が必要な点としては、耐性防具どころか装備品自体が少なく、まず【盾】は何も装備できない。
【かぶと】も呪われている【はんにゃのめん】のみなので、実質、【よろい】しか装備できない。
その鎧にしても、布などでできた軽い防具に限られ、単純な守備力では男武闘家は【ぶとうぎ】(+23)、女武闘家なら【まほうのビキニ】(+40)が最強装備。
特殊効果を加味すれば【みかわしのふく】(+20)が実質最強の鎧となる。
そのため、耐性が重要な終盤では耐久面が物足りなくなりがち。
【アリアハン】大陸では【けいこぎ】ぐらいしか装備するものがなく、序盤は素の能力の伸びも悪いため、戦士ほどは活躍できない。
【カザーブ】で鉄の爪と武闘着を購入したころには、ステータスもまともに成長するようになり、主力として活躍できるようになる。
 
上述の通り強化にお金がほとんどかからない点が強みであり、同じ前衛職の戦士とは一長一短の関係である。
戦士などのように買い物やダンジョン探索で強い武具に替えていくという楽しみがないという意味でも、プレイヤーによって好みが分かれるところである。
また、武器を道具として使用して複数モンスターにダメージを与えるというのも、戦士と違ってほとんどできない。
中級者向けと言いつつシンプルでわかりやすいのも、武闘家のメリットと言えるのかもしれない。
 
他にも、レベル99までに必要な【経験値】は、【賢者】に次いで多いことと、さらにレベル50台までに力と素早さが最大値に達しないと、成長限界値がオーバーフローを起こしてそれ以降の伸びがかなり悪くなってしまうこと等にも注意が必要だろう。
また戦士も同様ではあるが武闘家も【MP】が一切上がらないため、魔法職との【転職】を視野に入れている場合はその点も考慮しておく必要がある。
逆に武闘家から他の職業へ転職させる場合、高い会心率は失われてしまうため、力と素早さを底上げする目的で行われるのが普通である。特に素早さは【ほしふるうでわ】で転職前の水準に維持することもできるので、多くの職種で活躍が見込める。
 
装備への依存度がほぼ無いことからRTAでも重宝し、FC版のRTAでは勇者1、武闘家2、僧侶1という編成が理想のチャートとされる。

ゲームブック版

男武闘家がチェンという名前で登場。
ルイーダの酒場で4人目の仲間として戦士ハルク・商人トラン・遊び人ラルフとの4人の中から選んで連れて行ける。助詞のない話し方が特徴。
戦力はハルクに次いで安定しているが、中盤以降では【黄金の爪】(上巻のピラミッドで入手可能)を装備しているかどうかで戦況が変わることもある。

小説版

男性の武闘家が登場。名前は「ギビルド・カーン」で愛称は「カーン」。年齢は30前後。性格は寡黙で無愛想。
同い年で旧友の【僧侶】モハレ同様、【バハラタ】の孤児院出身で【イシス】からバハラタまで一時仲間として旅をする。武闘家の道を極めることのみが目的であり、バラモス打倒には興味が無いと口では言っているが、終盤【上の世界】に帰れないのを承知で【カンダタ】と共に救援に駆け付け、【ゾーマの城】のザコ敵を一掃する。
幼い頃から友人モハレを助けてばかりいたらしく、情には厚い男であることが窺える。なお粗食を信条としているが、ブドウ酒は飲んでいる。

CDシアター

なんとカンダタの職業がこれ。声優は神谷明。
リメイク版発売前だが盗賊兼武闘家という異色のキャラとなっており、その影響か容姿もワイルドな格闘家風でゲーム本編のカンダタや武闘家とは大きく異なる。
武闘家としての能力はゲーム本編準拠。主人公アレルの仲間として共に冒険をするシーンがあり、黄金の爪を装備できるほか、「必殺、会心拳!(会心の一撃)」なるものを使うこともできる。

DQ3(リメイク版)

成長率
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する。
(「かしこさ」の数値はいくら上がろうとMPは一切上がらない)

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10D(~7)BE(~3)EE(~7)
11~20B(8~14)B(~13)C(4~12)EB(8~)
21~30S(15~22)A(14~)B(13~)EB
31~40B+(43~)A(~45)BEB
41~50B+D(46~55)C(~51)E(~70)B
51~99F+F+(56~)F+(52~)F+(71~)E

 
成長限界値

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~1033~7734~8827~7024~5123~62
11~2083~15894~15675~12954~8168~122
21~30167~226163~226135~18984~111128~182
31~40232~232~195~247114~141188~242
41~50--181~206144~171248~
51~99---174~-

レベルごとの標準的なステータス(登録時の種は未考慮・255を超えて表示)
※女性の場合、初期値は力が-2、素早さが+2、賢さと運が+1

Lv素早体力賢さ
1149732
103845301320
209692682360
3014614210833100
4019119214743140
5023222717753177
6024024018763187
7024724519673197
8025525021678203
9026225523683207
9926925925487212

解説

登録時のドーピングのおかげもあって序盤のパラメータのショボさがかなり改善されている。レベル上限の上限値が上昇したので、最初から体力を伸ばすことも可能になった。
また、中盤以降に装備できる武具が大幅に増加し、【はかいのてっきゅう】までも装備することができ、防具も【ふうじんのたて】が加わり、【しのびのふく】【やみのころも】など強力なものも装備可能に。さらに性別が女であれば【ひかりのドレス】で耐性までカバーすることもでき死角が少なくなった。
【おうごんのつめ】は攻撃力こそ低下したものの、デメリットがなくなった。ただし、仕様変更により入手難度自体はやや上がっている(詳細は当該項目を参照)。
FC版と同様最終的に約4割というずば抜けて高い会心率を持つため、最強職業候補の1つ。
 
ステータス面も、この職業にとっては【死にステ】【かしこさ】以外は、大体最大値まで達する。会心も含めたツメ攻撃を上回るダメージ期待値の攻撃は【ギガデイン】ぐらいで、破壊の鉄球でも問題なく攻撃できるため、【盗賊】と比べると攻撃面ではこちらに軍配が上がる。
しかし、兜は全職業一しょぼく、耐性のある盾も装備できないため防御面は一歩劣る(というか男は耐性防具がないままである)。また種集めが大変だったり、その後の転職のことを考えると【MP】が成長しない欠点などもあり一長一短。
戦士と武闘家以外の職業は、【ふしぎなきのみ】を使わない場合、MPがレベルアップで522まで上がるようになったのでそこから転職すればその半分が固定で残せるのでこれを利用してもいいだろう。
 
FC版と比べほとんどが強化点ばかりの武闘家だが、唯一向かい風と言えるのが装備にお金がかからないというメリットが環境の変化からほぼ消えたこと。
というのも、中盤以降新規追加されたアイテムによって金策が容易になったため、比較対象だった戦士の装備代負担がそれほど気にならなくなったためである。
戦士を2人も3人も並べるような特殊なパーティだとさすがに怪しいが、一般的な構成ならまず問題ない。
FC版では市販の鉄のツメと武闘着(もしくは身かわしの服)で打ち止めだった装備品も、リメイク版においては中盤まで市販品の選択肢が増えているが、無料で入手できる装備がずらりと並んでおり、数字の上ではお金のかからないキャラであることに変わりはない。
外的要因からメリットがそれほどのメリットではなくなった、ということである。
 
SFC版ではバイキルトがかかったキャラは絶対に会心の一撃が出なくなってしまうという仕様にされたせいで、武闘家の強みはかなり潰れてしまっている。(はかいのてっきゅうを装備していても会心の一撃は出ないのも悩みどころの一つ)
 
なおSFC版の男武闘家のグラフィックは、DQ6に登場したモブの武闘家のグラフィックを改造したもので、色以外に肩など細部が異なっている。
また元となったグラフィックも、【カザーブ】で墓参りをしているモブの武闘家として登場している。

GBC版

武闘家が最も輝く作品で不思議な木の実の入手が比較的容易であり(【ダースギズモ】の記事参照)、簡単にMPのドーピングができるので極めれば会心の一撃と高MPを両立できる最強クラスの職業になる。
さらにGBC版ではバイキルトをかけても会心の一撃が出る(威力はバイキルト無しと同じ)仕様に戻っているのもありがたい。
バグ技だが【はやぶさのけん】を装備できないので、【はやぶさドラゴラム】を使用できない。勇者抜きでプレイする場合には【モシャス】の対象役にする手段もある。
 
【キメラバグ】を利用して、【ひかりのドレス】(女性はもともと装備できる)、【ゆうしゃのたて】を装備できるようにすれば、戦士の上位互換とも呼べる性能の職業になる。補助呪文に頼らないので【いてつくはどう】を気にする必要がないのも強み。

また、【キメラバグ】を活用して、本来は装備すれば攻撃力がダウンする武器も、装飾品として装備させればその本来の武器がもつ攻撃力分アップする。その場合は、ふくろアイテムが68種類(+先頭キャラクターの装備数)が必要となる。

DQ6

職特性会心の一撃が出やすい
マスター特典なし
転職条件なし
上級職武闘家+【戦士】【バトルマスター】
武闘家+【僧侶】【パラディン】

 
職補正

ステータス補正
SFC版リメイク版
ちから128/128(±0%)±0%
すばやさ147/128(+14.8%)+15%
みのまもり115/128(-10.2%)-10%
かしこさ102/128(-20.3%)-20%
かっこよさ128/128(±0%)±0%
最大HP128/128(±0%)±0%
最大MP64/128(-50.0%)-50%

 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技戦闘回数
累計(ここまで)
1まきわり【あしばらい】-(-)
2しろおび【まわしげり】15(15)
3しょだん【かまいたち】31(16)
4くろおび【みかわしきゃく】59(28)
5しはんだい【せいけんづき】89(30)
6しはん【きゅうしょづき】124(35)
7めんきょかいでん【ともえなげ】157(33)
8かくとうおう【ばくれつけん】199(42)

解説

戦士と並び立つ打撃系の基本職。特にDQ6においては強力な職業の一つでやはり素早い。戦士がそのステータス補正の高さで戦う職ならば、武闘家は多彩で攻撃力の高い特技を主力にして戦う職と言える。ただし、成長は下級職でもっとも遅い。
とにかく、覚えられる格闘技が魅力的で最後まで使える。会心の一撃の出る確率も熟練度とともにアップするのだが、使いやすい特技に押されて通常攻撃はほとんど使わないと思われるので気付いてない人も多いだろう。特に正拳突き・まわしげりがかなり強力なため、打撃系キャラには必ず覚えさせたいところ。
特に【ハッサン】【主人公】【アモス】【ドランゴ】は出来うる限り早めに極めておきたいところ。
また武闘家を経由しないとなれない上級職二つも強力な特技・優秀なステータス補正を得られるため、かなり優遇されている。
 
キャラクター面では【ハッサン】【旅の武闘家】を名乗っているが、彼は素早さが低く代わりに装備品が多い「武闘家の特技を使う【戦士】」といった趣のキャラクターとなっている。

DQ7

職特性会心の一撃が出やすい
マスター特典なし
転職条件なし
上級職武闘家+【戦士】【バトルマスター】
武闘家+【僧侶】【パラディン】

 
職補正

ステータス補正
ちから-
すばやさ+15%
みのまもり-10%
かしこさ-20%
かっこよさ-
最大HP-
最大MP-50%

 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技戦闘回数
累計(ここまで)
1まきわり--(-)
2しろおび【足ばらい】16(16)
3しょだん【とびひざげり】32(16)
4くろおび【まわしげり】50(18)
5しはんだい【ともえ投げ】70(20)
6しはん【おたけび】105(35)
7めんきょかいでん【せいけん突き】130(25)
8かくとうおう【かまいたち】160(30)

 
職歴技

解説

せいけん突きの威力が引き下げられたこともあって、前作での目覚ましい活躍からするとやや物足りなくなったものの、
有用な特技を習得して戦闘を盛り上げてくれる職業であることは変わらない。
かまいたち、まわしげりなどといった正拳突き以外の主力特技の仕様は変更されていないので6と同じく早めのマスターがおすすめ。
新たにおたけびを覚えるようになったのも嬉しいポイント。
ただ、(武闘家に限った話ではないが)【ダーマ神殿】を解放した時点で3人パーティである今作において、
MPが大幅に減少する点は無視できない。最初の転職はパーティのMP事情を考慮した上で行おう。
【奇跡の石】を活用することも忘れずに。

ばくれつけんを覚えなくなっているが、より強力な【つるぎのまい】があるからか、あまり気にされない。

DQ7(リメイク版)

職補正と特性はPS版と同一。
 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技戦闘回数
累計(ここまで)
1まきわり--(-)
2しろおび【足ばらい】8(8)
3しょだん【とびひざげり】16(8)
4くろおび【まわしげり】25(9)
5しはんだい【ともえ投げ】35(10)
6しはん【きゅうしょ突き】45(10)
7めんきょかいでん【せいけん突き】57(12)
8かくとうおう【かまいたち】82(25)

解説

習得戦闘回数が激減した(これは全下級職に共通の変更である)以外は、PS版とほとんど変わらない。
唯一おたけびがなくなり職歴技だったきゅうしょ突きが入れ替わりで加わった。役立つ特技だったおたけびに対し、正直使えないきゅうしょ突きが加わったのは弱体化と言えば弱体化だが、元々攻撃担当の武闘家が率先しておたけびを使う機会もあまりないので、そこまで気にするほどでもないだろう。
むしろ上級職の特技をその職でしか使えなくなったリメイク版では、上級職を極めた後の再転職で一時弱体化することが多く、下級職で覚える中では最も強い部類に入るせいけん突きや回し蹴りはPS版以上に重宝する。
ちなみにおたけびは【吟遊詩人】の習得へと変わった。元々武闘家と吟遊詩人の職歴技でもあったので妥当なところだが、どちらかと言えば武闘家の方に似合っている気はする。
 
職業コスプレは、男性組は「武」の字が入った中華風の拳法着。特に【メルビン】の似合いようはさながら武天老子様の如くで評判がいい。
女性陣は、同じく「武」の字が入ったピンク色のチャイナドレスで、大胆なスリットがなかなかセクシー。とりわけ、髪を二つのお団子に縛った【マリベル】の可愛さは好評だが、【アイラ】は厚い唇も相まって何だかキャバクラ嬢みたいである。ただしチャイナドレス姿での【かえんぎり】のモーションは一見の価値あり。

DQ9

能力値

ステータスランクLv99
能力値
12職中
順位
最大HPB5403
最大MPE3812
ちからA3993
すばやさS5001
みのまもりC2454
きようさC2557
みりょくD1207
かいふく魔力-0-
こうげき魔力-0-
経験値4285894

(ランク E:最低値 D:低い C:普通 B:平均より上 A:高い S:非常に高い +:そのランク内で上位 -:0)
 
取得スキル

 
習得呪文
なし

解説

素早さが12職業中で最も高く、力もHPもあり、これまで通り「力があり尚かつ素早い」というイメージは変わらない。
DQ3よりもレベル99になるまでの経験値量が少なく、全職業で最も少ない。マスターに時間がかかる、というかつての武闘家とは対照的である。また、今までの武闘家の他の職業より会心の一撃が出やすいというメリットは無くなった代わりに、必殺技チャージ率が高く設定されている。
 
今作においては武闘家以外の打撃系の職業は素早さが低いので武闘家のアドバンテージになっている。しかし、今作に登場したシステムで、直前に攻撃した仲間と同じ行動を行うとダメージが増加するコンボとはやや相性が悪い。武闘家に届く素早さの職業は他では盗賊くらいのものであり、純前衛の戦士やバトルマスターとは連携を組みにくいのである。
弱点として身の守りが戦士系にしては低く、盾が初めから装備できないこととシリーズ恒例、装備できる防具が貧弱で耐性面の強化に苦労すること。力も十分に高く素早さもあるので先制攻撃で相手に攻撃させずに倒すことも可能。消耗をせずに戦えるのは大きなメリットであるだろう。呪文は一切使えないがその身一つで戦っていける能力がある。
 
その他の能力も全体的にバランスは取れてるのだが、MPは12職中最低のEランクとなっている。そのため、MPを消耗する特技はほとんど使えず、消費の低い「ウィングブロウ」や「せいけん突き」でも乱用はできない。
HPはBランク、身の守りはCランクと素の耐久力は魔法戦士と同レベルなものの、装備面で圧倒的に差があるため前衛の割に脆いので前衛に出さずあえて後衛にしサポートとして働くのも良い。補助系の特技の場合はMPの補強も必要になってくるが、他の前衛と全く違う戦術が取れるのが武闘家の強み。
 
武闘家の必殺技は【一喝】、敵全体を1回休みにし、自身のテンションを上げる技。
スーパースターの効果と丸被りなせいかどうにも地味だが、耐性無視なのでどんな相手でも効果があるため序盤から終盤まで重宝する。
その性質上、攻撃回数が少なく集団で現れる敵には相性が良い。

装備・スキル考察

武器スキルは他の前衛職とは共通しない特殊なものばかりで、マスターしない限り転職で受け継げる武器がない。決して弱くはないが、他の前衛職への転職を想定するなら、スキルポイントはパッシブスキルの「きあい」に全振りした方が良い。特に、「ためる」は他の職業でも非常に有用な特技なので、早い段階で習得しておきたい。
 
もともとの力が高く、武器スキルを上げずとも、序盤~中盤まで、それなりの攻撃力が保証されるので問題はない。後衛職に転職するなら、なおさら武器よりもパッシブスキルを重視すべきだろう。
後述の通り、「ツメスキル」などはそれ自体は有用な特技を覚えていくので、クリアまでずっと武闘家一本で行くつもりなら、武器スキルに振ってもいい。他の職業からの転職を考える場合は、何か武器を極めて攻撃に特化させるか、盾スキルを極めて弱点の耐久力を補強するのもあり。どうせなら攻撃面に特化させた方が武闘家のイメージに合うだろうか。
MPが低いので、呪文・特技を使わせたいなら、補強は必須。本編中には辛いので、クリア後を見据えた長期的な育成になるだろう。きあいスキルの「ためる」を覚えればMPも多少節約できるようになる。シナリオ進行上【ようせいのうでわ】という最大MPを底上げできる装飾品が簡単に入手できるので、これで本編のMP不足を乗り切るといいだろう。
 

  • ツメスキル
    「タイガークロー」「ネイルスクラッチ」など主力になる特技をMP無しで使うことができる。範囲攻撃や爆発力に欠けるのが欠点だが、「ネイルスクラッチ」は序盤のメタル狩りに便利。
  • 棍スキル
    「なぎはらい」や「黄泉送り」は強力で使いやすいものの、強力な単体攻撃が無いのが欠点。
  • 扇スキル
    「花ふぶき」や「といきがえし」などどちらかというと補助に向く武器。全体的にMPを使い、攻撃力も低いため武闘家には相性が悪い。ただし、【ハッスルダンス】だけは別。属性攻撃も可能なため、回復もできる武闘家を目指すなら主力武器にするのもあり。
  • 素手スキル
    「ばくれつけん」や「かまいたち」がコスト無しで使える上に高性能。本編ならトップクラスの性能を誇るため、武闘家は特にオススメスキル。ただし最終的な攻撃力は他武器に比べるとやや低い。
  • きあい
    すばやさが100、HP30、力10上昇する。特技は「おたけび」「ためる」が魅力的、おたけびは敵を1グループ休み状態にし、ためるはテンションを1段階上げる。上述の通り、他の職業に転職予定なら、ここに全振りした方がいい。
    逆に、武闘家一本で育てる場合は、特にこれ以上素早さを上げるメリットもないので、とりあえず「ためる」(16 pt.)か「常時ちから+10」(22 pt.)を取るまで上げたら、以降は他に振った方がよい。

評価

本編(転職可能になるまで)

最初に加入させたいメンバーの筆頭候補。戦士と違いターン開始時に攻撃できるため、ダンジョンでの消耗も結果的に少なくなるので使いやすい。前衛を二人に担当させるならコンボの仕様の関係上、戦士+武闘家よりも武闘家×2の組み合わせの方が火力を出しやすい。
回復を薬草で補うスタイルでいくなら、序盤は主人公+武闘家×3にしてもよいぐらい。レベル15まで上げてスキルを「きあい」に全振りすれば力+10とすばやさ+10を得るので、バトルマスターや魔法戦士の前職としても有利。

本編(転職可能になってから)

相変わらず、敵に先攻できるメリットは大きい。
主人公の覚える「おうえん」ときあいスキルの「ためる」を組み合わせれば、ボス戦でとんでもないダメージを期待できる。本編クリアまでであれば、耐久の脆さはあまり影響してこない。

宝の地図

相変わらず攻撃力は高いが、敵のHPの高さゆえに一撃で仕留めるのは難しくなる。そのため、武闘家が一撃を狙うよりも、その素早さを活かしてサポートに回った方が結果的に早く敵を倒せるかもしれない。
攻撃役としても十分に活躍は見込めるものの、素手で戦っている場合攻撃力の低さでやや苦戦を強いられる。他の職業の武器スキルを上げて使える武器の種類を増やすことも考慮に入れると良い。
その場合、MPの強化も忘れずに。

魔王戦

魔王戦では補助を主体にしつつ状況によって攻撃に回るといいだろう。しかし装備の貧弱さが目立ち始めるので特に剣スキルをマスターしておき「はやぶさの剣・改」で戦うのが良いだろう。ただ、自己回復手段を用意しておかないと足を引っ張るかもしれない。
コンボ狙いだと武闘家は連続行動しにくいため【ぎんがのつるぎ】を持っているのなら守備力低下狙いの方が貢献できるだろう。
純粋に火力を上げたいのであれば、武闘家はムチスキルの「双竜打ち」の方が威力が出ることもある。

DQ10オフライン

【主人公】が最初から選べる職業の一つ。
 
ステータスデータ

 初期
(Lv1)
Lv70Lv99
基本増強最大基本増強最大
さいだいHP35513553643715755845
さいだいMP9178-278250-350
こうげき魔力00-800-80
かいふく魔力00-900-90
ちから12243263303341361401
みのまもり4153-218217-282
すばやさ11320380570450510700
きようさ10336356496473493633
みりょく8114-264160-310
スキルポイント099184
経験値02,308,06813,846,414

増強=その職業で得られるパッシブを含めた値
最大=他の職業を含めたすべてのパッシブを取得した状態
 
使用可能スキル

※盾は装備できない。
 
レベルで習得する能力

Lv習得能力備考
Lv2【ためる】
Lv6【きようさ】+20転職後も有効
Lv11【心頭滅却】転職後も有効
Lv17【すばやさ】+30転職後も有効
Lv24【不撓不屈】
Lv28【ちから】+10転職後も有効
Lv30【めいそう】
Lv35【おたけび】転職後も有効
Lv40【さいだいHP】+40転職後も有効
Lv50【ためる弐】
Lv55すばやさ+30
Lv60ちから+10
Lv65【無念無想】
クエスト【一喝】必殺技
Ver.2で習得可能
Lv72【カウンターブースト】特性
Lv75【ためる参】
Lv78【行雲流水】
Lv81特技と必殺の威力+20
Lv84特技の会心率+1.2%
Lv87被ダメージ10軽減
Lv90身かわし率+1.2%
Lv93【たまに再行動】
Lv96【テンション】維持

Lv40まで育てることで、HPを40、ちから(攻撃力)を10、すばやさを30、きようさを20底上げできる。
 
職業クエスト
受注場所は【ジュレットの町】。Lvは受注条件

解説

【ライガークラッシュ】の項で触れる最速習得ルートを使えばためると合わせて序盤のボス戦がとても楽になる。
ツメスキルは単体攻撃ばかりのため、その後は【氷結らんげき】の単体攻撃が優秀で範囲攻撃も持つ棍で進んでいくのが便利で、ストーリー中盤ころまでの職業としてはなかなか優秀。
ただし下級職ということもあり、ほぼ上位互換のマイユの加入後や、他の仲間やバトルマスターが育ってくるあたりからは厳しくなる。スムーズなストーリー攻略を目指すならそこまで武闘家で進め、以降は主人公をベンチに置いて進むのもあり。
ただしそのバトルマスターの転職条件でもあり、最大HP+40のパッシブが非常に強力なので、今後使わなくてもレベル40までは上げておくとよい。

Ver.2

新たに習得した【ためる参】【行雲流水】でテンション面では最高クラスとなった。
攻撃特技も【ばくれつきゃく】などの大ダメージの単体必殺技をパネル拡張で習得できるため、ためる参×2でSHTになってそれらを連打するだけでも相当に強力。
マイユ専用だった【断空なぎはらい】をようやく覚え、範囲火力がかなり高くなったのも嬉しい。
ただしやはり物理アタッカーなのに下級職ゆえステータスが低い点が厳しく、好きなら使えなくはないといった程度で強力な上級職に比べると見劣りしがち。

DQ10オンライン

基本はDQ9を踏襲(Ver.5からは【ヤリスキル】も追加)したものだが、テンションを2段階、3段階上げたり、しばらくテンションを消費しなくなる特技もある。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

作中で【マルティナ】は明確に「女武闘家」と呼ばれている。
上述の通り、武闘家としての素養を持っており、【かくとうスキル】【ツメスキル】は従来の武闘家としての特技や特性を覚えていく。
また、彼女に格闘技の手ほどきをしたのは【ロウ】であり、彼もまた武闘家としての素養を持つ。
魔法使いとしての能力と格闘系のスキルを両方覚えるという珍しいキャラとなっている。
 
シナリオ上は【ドゥルダ郷】が寺院兼武闘家の聖地となっている。
またPS4版プレイヤーには、【最後の砦】での攻防戦で主人公と共に突撃した謎の武闘家が印象に残っているのではなかろうか。

キャラバンハート

解説

モンスターをサポートする仲間のうち、「打撃で敵にダメージを与える」職業の一つ。そのダメージは「乗っている馬車のガードモンスターの攻撃力×0.9」であり、戦士よりも明らかに低いがその代わり会心の一撃が出る確率が高い。さらに、武闘家のランクが上がるごとにその確率は上がる。攻撃力そのものではなく、会心の一撃発生率がアップすることで戦士との差別化を図っているのだ。
究極連携では、繰り出される攻撃が100%会心の一撃となる。
 
この他に馬車にいる武闘家のランクが合計3だと、敵に会ったとき【先制攻撃】できる可能性が高まる。
ストーリー本編中で仲間にできるのは、ローレシアの行商キャラバンにいる【アン】と、ムーンブルクのほこらにいる【リュウガ】、そしてアレフガルドの行商キャラバンに同行している【ファンヌ】の3人。
 
クリア後にマスター職を勧誘できる頃になると、戦士や剣士のように1ターン目のブースト能力が無いことや、基本重量が彼らと同じにも関わらず転生によって軽い子供をスカウトできないこともあってやや使いづらい。それでも先制攻撃の機会が増えることの恩恵は非常に大きいので1人はいると便利である。

ランクランク名戦闘特技特殊効果
1武闘家かいしんだ(ガードモンスターの攻撃力×0.9の打撃、会心率低)-
2ベテラン武闘家かいしんけん(ガードモンスターの攻撃力×0.9の打撃、会心率中)-
3マスター武闘家かいしんげき(ガードモンスターの攻撃力×0.9の打撃、会心率高)しっぷう(先制攻撃の確率が上がる)

シアトリズム

転職に悟りを必要としない基本職の一つ。アリーナ、ハッサン、【ウェディ】の初期職業。武器は棍とツメ。素早さの補正が【踊り子】に次いで2番目に高い。
専用スキル「きあい」では主に格闘系の特技を習得する。常時会心トリガー出現率アップ、常時ボスへのこうげきダメージアップを得られるのでマスターしておくとBMSのボス戦が幾分楽になる。

ヒーローズ2

下級職。【戦士】とこの職業がレベル20以上で【バトルマスター】への転職資格が得られる。
 
早期に転職できる職の中における利点はツメが装備可能であること、【ちからため】【めいそう】の2つが使えること。
ツメ装備という点においては【盗賊】でもできるが、ちからためによる威力向上とめいそうのHP回復はこちらだけの利点。
またみかわしによるカウンターも使える為、低めの威力を補う様に相手を崩しやすいのも大きいだろう。
は少し熟練度を上げる必要はあるが【黄泉送り】による雑魚殲滅力の高さと、ハイテンション【天地の怒り】連打による瞬間火力はかなりのもの。ただし、ツメと違いテンションを溜める速度はそこまで早くなく、それ以外での単体向きの特技が出の遅い【氷結らんげき】しか無いのが欠点。
また、特技全般のモーションが長く隙が大きい為、プレイヤーが集中狙いされる今作の仕様もあいまって注意が必要になる。

特技

装備可能な武器は棍・ツメ。装備できる武器が最も少ない。

バトルロード2

ツメの武器カードをスキャンするとこの職業になる。
戦士と比べると耐久力は劣るものの、すばやさが高く、「やられる前にやる」スタイル。

スキャンバトラーズ

ツメの武器チケットをスキャンするとこの職業になる。
職業ボーナスはチーム全員のちから+50、すばやさ+48。
【しょくぎょうワザ】は武闘連撃。

トレジャーズ

お宝に【武闘家の像(III)その1】【武闘家の像(III)その2】が登場。

ライバルズ

初期リーダーは【アリーナ】、アナザーリーダーは【マルティナ】(第4弾から)と【ハッサン】(真3弾から)。
専用カードには武術カードを初めとした低コストのものが多く、使用枚数を稼げば稼ぐほど強くなるカード(ex.【さそりばち】)もある。
こう書くとすぐに手札が尽きそうに見えるが、テンションスキルを初めとしたドローソース(ex.【あばれザル】)も豊富なので安心。
その分ユニットのスタッツは全体的に低く、攻撃特技(ex.【しんくうげり】)も範囲が限られているものが多いため、相手のデッキやプレイによる影響も如実に表れるといえる。

テンションスキルはアリーナ・マルティナの場合は【おてんば姫】、勇者・ハッサンの場合は「不屈の闘魂」。名前が異なるだけで効果はどちらも同様。カードを1枚引きさらに武術カードを手札に加えることができる。

ライバルズエース

3の女武闘家が歴戦の武闘家として真2弾カードパック「そして伝説は高らかに」に武闘家専用スーパーレアとして登場。
「疾風の女盗賊カードパック」では男武闘家も入手可能で、性能はどちらも同じ。

3/0/2 冒険者
先制 攻撃時:このユニットの攻撃力が4以上なら武術カードを1枚選び手札に加える
味方ヒーローのレベルの数分攻撃力+1

伝説の勇者と組めば、コスト以上の攻撃力と先制で大型ユニットも即座に討ち取れる。
武術カードがランダムでなく選べるのも嬉しい所。

星ドラ

基本職のうちの一つ。すばやさときようさが高いため、会心の一撃が比較的出しやすい。プロローグではサブキャラの一人の職業となっている。
得意武器は爪・棍・扇。バトルマスター・パラディン・グラディエーターの転職条件となっている。

ウォーク

3人目の仲間の初期職業で、基本職のうちの1つ。対応するモンスターのこころの色は赤。
得意武器は槍・爪・ムチ。

スマブラSP

Miiファイター用追加コスチューム第二弾にDQ3の武闘家のコスチュームが有料配信された。当然ながら格闘タイプ専用。
「ぶとうかのぼうし」は武闘家の公式イラストと同じ髪型になるカツラとなっているが、男性Miiと女性Miiできちんと髪型が変わるようになっている。
「ぶとうかのふく」も公式イラストに準じて性差がある。

魂の絆

主人公である【絆の勇者】が転職できる職業の一つ。武闘家【マァム】のキャラ獲得イベントと同時に実装された。
装備できる武器・防具の系統は、格闘大盾闘衣・服の上
 
手数が多く会心率の高い物理アタッカーだが、全職共通の服系を除けば種類が非常に少ない闘衣しか装備できず、結果防具が貧弱で打たれ弱くなりやすい。
また範囲攻撃を持たないため多数の敵を苦手とする。
実装時には格闘系のスキルや奥義が少なく、武闘家の絆の勇者とマァムを同時編成しようとするとスキルが足りないまま出撃せざるを得ない状況となっていた。
 
なお本作ではすべての職業・キャラがなんらかの盾を装備可能となっており、武闘家転職時やマァムの武闘家スタイルも例外ではない。片手武器・両手武器という区分は名称上のものでしかなく、他作品でなら両手武器に分類されるようなものも盾と併用可能となっている。
絆の勇者が武闘家に転職した場合のグラフィックは、右腕に格闘武器(爪)を装備し左腕に大盾を装備したものとなる。
 
『ダイ』原作キャラクターでは、マァム(武闘家)が当然ながら武闘家の性能となっている。

ダイの大冒険

「武闘家」と明言されているのは【マァム】【チウ】、そして彼女らの師である【ブロキーナ】の3名。
マァムは元々両親の長所を受け継いだ僧侶戦士だったが、バルジ島決戦で攻撃の要だった魔弾銃を失い、回復呪文も上手のレオナが登場したことで、この先足手まといになりかねないことを痛感。
そこで、もう1つの長所である「腕力」を生かし、伸ばすことを考え、一時パーティを離脱。拳聖ブロキーナに師事することで、この職業に転職。以降はこれで定着した。

備考

記事名の通り、ドラクエでの表記は「武闘家」が正しいのだが「武道家」と混同されることも多く、ここ以外のドラクエ攻略サイトでも「武道家」と誤記されていることがある。
というより、武術の道を歩む人は本来は「武道家」と呼ぶ方が正しい。ドラクエやそれにインスパイアされた作品以外で武闘家という語をほぼ見かけないことや、古い日本語入力システムだと「武闘(ぶとう)」が一発で変換できなかったことからもご理解いただけるだろう。
「武道」と「武闘」はかなり意味合いが違うのだが語感的にそれほど違いがないためにドラクエ制作陣が混同したのか、あるいは武道家と格闘家を合成してあえてオリジナルの表記として生み出されたのかもしれない。
「武闘」は中国の文化大革命で、言論で戦う「文闘」の対義語として使われた言葉で現代でも「武闘派」などが使われている。要するに意味も用例も全く違う言葉である。
実際シリーズ内でもDQ9の【武道エキス】が武闘家の装備品の錬金素材になっており、【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】でも武道家の表記が見られる。
現在ではクラウド入力が主流となっているので、ドラクエの知名度を反映したのか「ぶとうか」と入力すれば「武闘家」が変換候補として出てくるようになっている。新しい日本語として、そのうち広辞苑にのるかもしれない。
なお、中文版では「武術家」と表記されている。
 
現実世界での仏教の僧の修行と武道は深い関係にあるためか、ゲームやファンタジー作品でも両者が関連付けられることが多く、ドラクエでも武闘家と僧侶を両方極めることで就くことができる上級職が登場している。
また、「ぶとうか」と言えば元々は「舞踏家」つまり【踊り子】を指す言葉であるが、ドラクエ作品で両者が関連付けられたのはDQ7の職歴技ぐらいである。
なお、DQ11の【仮面武闘会】は現実世界の「仮面舞踏会」を捩ったものであることは言うに及ばない。