【保存の壺】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 13:16:15

不思議のダンジョンシリーズ

トルネコ2から登場する壺系アイテム。
壺系アイテムの中では最も基礎的なアイテムで、容量分アイテムを入れられ、割らずとも中身を自由に取り出し、また入れたまま使うことができる。
単純にアイテムの所持キャパシティが増えるため、アイテムの所持数が増えてあらゆる局面に対応できる状況を作り出し、中のアイテムはモンスターや罠、マイナスアイテムの悪影響を受けない。
基礎的なアイテムではあるものの、その重要性は登場作品すべてにおいてトップクラスであると言える。
ただしその万能性故に一つ失うと複数のアイテムが失われることも意味しているとも言えるため、取り扱いには十分な注意が必要。
【転び石】で割れてしまうとアイテムの取捨選択を強いられることとなり、中身のアイテムごと消滅してしまうと一気に苦しくなる。
扱う際は探しやすくするために「パンだけ」「巻物だけ」といった形で壺の中身を統一しがちだが、その場合事故で失った際のダメージが大きくなるので、リスク管理の点からするとばらばらに入れるのが基本。
とは言え、結局人間が扱う物である以上、あんまり壺の中身を乱雑にすると、それはそれで「どこに何が入っていたか分からなくなる」、「何を持っていて、何を持っていない(使ってしまった)のか忘れる」、
「倉庫から持ち出すはずのものを忘れ物した挙句、そのこと自体に気付けない」というような事故を呼ぶので、アイテムの整理自体は適度にやっておこう。
 
トルネコ3や近年の不思議のダンジョンシリーズでは、識別済みでもこの壺だけは名前を付けられるようになり、何を入れたかメモるような使い方も可能になったが、上述のリスクの観点から言えば倉庫以外で整理するのは危険である。
余談だが、名前が至って‛‛普通’’の【ふつうの壺】の方がなぜかレア度が高い。どういう理由でこのアイテムをレアにしたのか皆目見当もつかない。入れたものは取り出せるのがむしろ普通の壺のはずなのだが…
ちなみに、ふつうの壺の性能をよくよく考えると、実は全然普通ではない。その異常な性能はリンクから確認できる。
 
これ関連のバグも多く、トルネコ2では【魔法使いで矢を放つ】、GBA版トルネコ3では足元において中の巻物を読むと、保存の壺が読んだ巻物になるというバグがある。
しかし、中になんでも入るような壺を十数個も持ち歩くのも妙なものである。
【ふくろ】のように、実は四次元空間になっているのかもしれない。