【無職】

Last-modified: 2024-02-10 (土) 03:28:54

概要

むしょく。定まった職業についていないこと。
ドラクエでは、【転職】システムを採用しているDQ6とDQ7において、いずれの職にも就いていない状態を指す。
いわゆるFFで言うところの「すっぴん」。…それに比べると「無職」はいささか心苦しい方もいそうである。
またDQ9では本来「職業に就かない」という選択はできないのだが、没データとして「無職」状態が存在するため本項に記載する。
 
転職システムを採用していない作品にはそもそもこの状態が存在しない。
DQ3には転職システムが存在するものの、「職業に就かない」選択肢が無いため、やはり無職にはなり得ない。
DQ10では、序盤でいずれの職にも就いていない状態があるが、オフラインでは【見習い】という専用職に就いている扱いになった。詳細についてはそちらの項目を参照。

DQ6、7

【プレイヤーキャラクター】の初期状態。
【ダーマ神殿】で職業選択した後も、職業選択画面で「しょくをやめる」を選ぶと、この状態に戻ることができる。
素の状態であるため当然ながら能力値の補正は無いが、マイナス補正も掛からないため安定しているとも言える。
特に下級職の場合はマイナス補正の方が大きい場合がほとんどなので、ステータス的には無職の方が有利なことも多い。
最大HPの減少が大きい【魔法使い】でボス戦を迎えて苦戦するようなら、いっそ一旦無職になってみるのも手。
それまでに習得した特技や呪文も加わることで、より心強い戦力になる場合もある。
逆にマイナス補正の無い【パラディン】【勇者】になれる場合は、そちらに就いていた方が良いのは言うまでもない。
 
また、DQ7の経歴画面では、

アルス の けいれき
漁師の息子として生まれ
さまざまなしょくぎょうをへて
Lv24のとき、せんしになるが、すぐやめる
Lv24のとき、むしょくとなる

というように職歴(転職の履歴)が表示される。
現実社会と違って職を転々としていてもブランクがあってもDQの世界では就職は容易らしい。
しかも【遊び人】【笑わせ師】なども立派な職業である。
 
……というよりも、実際のところはDQ世界において転職を司る【ダーマ神殿】は、人々に職を提供する場ではなく「生き方」を変えさせる場所。
ここで言う「職を辞める」というのは、「仕事を辞める」のではなく「本来の自分の生き方に戻る」という意味。
ハッサンで例えるなら、「商人のような生き方は辞めて、大工見習いに戻る」といった感じである。
 
ちなみに、3DS版DQ7では職業に応じてグラフィックが変化するが、無職になれば転職前の普通の格好に戻ることができる。
コスプレじみた格好ではない状態でラスボス戦などに挑みたい場合は、あえて無職になってみるのも良いだろう。

もちろん、意図的に一切の転職を封じてキャラクター固有の呪文・特技だけで攻略するという一種の【縛りプレイ】としても成立する。

DQ9(没)

通常のプレイでは登場しない、いわゆる「没職業」だが、改造コードを使ってなった人がいるらしい。
【すれちがい通信】をしていて無職のキャラとすれ違ったという報告もあったが、もしすれ違った場合は危険防止のためすぐに消した方がいいだろう。

ビルダーズ2(没)

通常のプレイでは登場しないが内部データ上には存在しており、【拠点外のNPCを拠点の住人にする】バグで住人にしたNPCの職業がこれになっている場合がある。