【勇者を目指す戦士】

Last-modified: 2021-06-02 (水) 15:38:58

DQ7

過去の【ダーマ神殿】シナリオに登場する、【勇者】を目指しているというピンクの鎧を着た旅の戦士。
酷いネーミングだが便宜上こう呼ばれているだけで、実際のところは名前の設定が存在しない名無しキャラ。
…なのだが、過去ダーマ編では序盤から終盤までちょくちょく出てくる。シナリオ進行上なくてはならない行動を取るため、ある意味重要なキャラクターではある。
 
初めて会うのは【旅の宿】
「今はしがない戦士だが、いつか勇者になるのが私の夢なのだ」と言い、主人公たちより一足先にダーマ神殿へと旅立っていった。この時点では話し方も丁寧で、紳士的とも捉えられるような人物だった。
 
二度目に会うのは【ふきだまりの町】
彼もまた、主人公たちと同様にニセの大神官に騙されてこの町に落とされている。
もちろん修行によって身につけた特技も全て奪われ、「これまでの努力が水の泡じゃないか!」と早くもヤケを起こしかけている。
…が、仮にも勇者を夢見て修行に勤しむような戦士である。そんな彼が今までの努力を全て取り上げられてしまったら、その絶望感は察して余りあるだろう。
その後、町に現れた魔物が語る【魂の剣】の話に興味を持ち始める。
 
その後【スイフー】にボコボコにされたらしく「許すまじスイフー」と激怒しており、「魂の剣を手にしたら真っ先に砕いてやる」と息巻いている。
スイフーがこいつに手を出さなければ魂砕き事件も起きなかったのかもしれないが、スイフーのやり方は「最初に叩きのめすことで反抗する気力を削ぐ」であり、「こいつが魂砕きに興味を持ったのを見抜き、徹底的に叩いて未然に阻止しようとした」とも取れる。
しかし彼の場合は心折れるどころか逆に怒りに着火する結果となった。
 
次の行動に移るのは夜を迎えてから。
「私は勇者になるべくしてこの世に生を受けた選ばれし特別な人間なんだ」
「特別な人間は何をしても許されるはずだし誰からも咎められないはず!」
などと危ないことをブツブツつぶやきながら夜の路地をウロウロしている。
そしてその後酒の席で兵士に絡まれた末に決闘を始め、いきなり「魂の剣」を取り出して相手に斬りかかってしまった。
その際に「ははは ついにやったぞ……。でも 殺したんじゃない……。魂をくだいただけだ!お前の魂はムダにはしないぞ。やがて勇者になるだろう私のギセイになったんだからな。さあ、必要な魂はあと四つだ!」などと抜かしており、大分イカれてしまっている様子。そしてそのまま通りに居た人々を次々と斬り付け、最後には【スイフー】【カシム】まで振り切り「魂砕き」を(ほぼ)完遂。
犠牲になったのは兵士、学者、船乗り、戦士(スイフーが現れるまで町を仕切っていたボス)、そして【ネリス】を庇った【ザジ】
最後のザジの斬られ方が甘かったためにザジの魂は完全に砕かれていなかったようで、厳密には5人の魂を砕けていないのだが、彼の勇気を認めるという魔物に連れられ、犠牲になった者達と共に何処かへ消えていった。
 
また、この一件で「魂砕きだけは禁止する」という方針で町を仕切っていたスイフーの支配力が弱まってしまったらしく、町の治安悪化や更なる「魂砕き」の挑戦者が現れる事が危惧されており、間接的にふきだまりの町の住民全体に迷惑を掛けている。
この一件が後の展開に大きく関わってくるのだが、実はこの時斬られた船乗りにも小エピソードがあったりする。
 
最後に登場するのは【ダーマ神殿地下の決闘場】
ザジの魂を砕いた自分を討とうと自ら「魂の剣」を持って決闘に挑むネリスを「女の細腕で云々」と嘲笑っている。
最早、最初に旅の宿で会った時の割と紳士的だった態度は見る影もなくなってしまっている。
そばに居る男性曰く剣の腕前は確かなようで、「見ていて惚れ惚れするほど美しく力強い剣技だ」と称えられており、「魂砕き」の際にもスイフーの部下から「こいつ、いがいと強いぞ」と言われていた。
この時点では主人公達が3人がかりで苦戦するデビルアーマーを瞬殺したり、スイフーの部下2人をもってして強いと言わしめ、スイフー自身もなかなか凶行を止められずにカシムに助太刀を求める辺りネリスを上回る実力があっても不思議ではない。
 
その後決闘場で反乱が起きた際、上記の男を魔物から庇って命を落とすこととなったが、助けられた男は「彼こそ真の勇者ですよ」と言っている。
彼が望んだ形には程遠いものであったかもしれないが、最期には確かに本物の「勇者」になれたとも言えるだろう。
自分勝手な考え方で多くの人を傷つけたのは間違いないものの、最初に出会った頃のセリフも鑑みると元々根は純粋な戦士だったのかも知れない。
 
余談だが、彼と同じグラフィックのキャラクターに、現代の【メザレ】に登場する【ラグレイ】がいる。
ダーマ復活と同時にメザレも復活することや、勇者(英雄)を自称したこと等から、ラグレイは彼の子孫なのかもしれない。

小説版

こちらでは「コルネリ」という名前が付けられ、おおむね原作と同様の行動を取る。
ただ、ネリスが倒された際に「倒れた女を殺すのは卑怯だ」と殺す事を拒否し、最後に姿を現したアントリアに魂の剣を燃やされ死ぬという結末を迎えた。
 
なお、コルネリと言う名前の移民がゲームの方でも登場する場合がある。おそらく、それが名付けの元ネタだろう。
小説版ドラクエ7の名前付きキャラクターの多くはこのように、移民の名前から引っ張ってきているものが多い。