【落とし穴】

Last-modified: 2023-02-26 (日) 09:43:04

概要

現実・フィクション問わず広く用いられている罠。テレビ番組等のドッキリ企画で使われることも。
DQ本編シリーズにあるものは、無傷で下の階層へと落とす罠となっているが、実際には殺傷や捕獲のために使われる場合が多いだろう。
一応、落ちた先のフロアに屍があったり、【ダメージ床】が設置されているケースはよくあるが。
ちなみにWizardryの落とし穴(ピット)は基本的に単なるダメージ床で、下の階層へと落とす罠はシュートという名称だった。
 
なお、日本語の比喩表現として見落としやすい罠やミスを誘発する設定・仕様などに対して「落とし穴」と言うこともあり、本辞典でも随所に使用されている。似たような比喩表現に「地雷」がある。

本編

DQ2から登場する仕掛け。穴が最初から見えているものと見えないものとがある。
穴が見えないタイプは落ちたら後戻りになってしまう場合が多い。ただし、隠しアイテムが拾える場所もある。
DQ2の【ロンダルキアへの洞窟】やDQ3の【ピラミッド】にあるものなどが有名。
FC版DQ2では落ちて元のフロアに戻るとまた見えなくなっている仕様が凶悪だったが、リメイク版DQ2では一度落ちた穴は見えるようになっている。ただし、SFC版ではこれに絡む致命的なバグが存在する。
 
穴が最初から見えているタイプのものはもっぱら下の階層への移動に使われる側面が強く、落とし穴に落ちなければ辿り着けないエリアも多い。
DQ3の【サマンオサ南の洞窟】やDQ5の【グランバニアへの洞窟】などが好例。
ゼルダの伝説と違って穴に落ちてもダメージは受けないし、デストラップとしての落とし穴も存在しないので、怪しい穴があればとりあえず落ちてみよう。
 
DQ3とDQ5ではイベントで足元の床が開いて下の階に落とされるパターンもある。
DQ5の【神の塔】では逆に「見えない足場」が登場し、見えない足場の中央に罠として普通に落ちる箇所(落とし穴)がある。
 
キャラバンハートの【オーブのダンジョン】でも出現し、塔の場合は前の階層に戻される。
ランダム生成のダンジョンなので避けようが無く、連続してハマると相当のストレスに。
 
DQ9では特技の【おとしあな】で自ら作ることができる。
もっとも、下の階層へ移動する穴ではなく足止めの罠である。

すごろく場

リメイク版DQ3・5の【すごろく場】にも多数存在している。
見えている落とし穴マスの他、足元を調べたり?マスで突然落とし穴が発生するという理不尽なイベントもある。下手をすると、○○進む又は戻るの先が落とし穴というケースも・・・
たいていその場で失格となるが、落ちた場所にマスがあった場合はそこから続行可能で、特に5では落とし穴でないと行けないエリアまで用意されている。
もっとも、大幅に後戻りすることに変わりはないので、クリア優先の場合は無用に足元を調べないようにするのが鉄則。

不思議のダンジョンシリーズ

不思議のダンジョンシリーズにおいても定番の罠。
数ダメージとともに、1フロア下に強制的に移動させられる。
 
同シリーズでは基本的に下へ進んでいくダンジョンばかり、なおかつ後戻りできないので、序盤においては十分な経験値稼ぎやアイテム集めができないまま先のフロアに送られる危険な罠。
しかし、稼ぎが終わって【即降り】モードに入った中盤以降は、むしろ【階段】代わりとして重宝される。
敵に追い回されてピンチの時は、これを踏んで逃げるという荒っぽい手法もある。
状況によって有利にも不利にも働く、不思議のダンジョンらしいワナと言える。
 
本編シリーズと違って、落下ダメージも受ける。
トルネコ1では3~8程度のダメージ、トルネコ2・トルネコ3・少年ヤンガスでは固定5ダメージ。
残りHP僅かでこのワナを踏むとダメージで死んでしまうこともあるので、瀕死の状態で歩き回らないようにしたい。
【毒矢】【鉄球】など、ダメージを受けるワナは他にもあるので尚更である。

トルネコ1

トルネコ1でこの罠に掛かった時には、間違ってもリセットや電源OFFをしてはならない。
なぜなら落ちてから次のフロアが表示される前にリセットすると、強制的に死亡扱いになるためだ。
え、猫にリセットボタンを押された?ご愁傷様です。
トルネコ1の電池切れ状況再現ではこれに狙って落ちるやり方もある。
本作では網型のシンプルなデザインだった。

トルネコ2

SFC版【風来のシレン】に登場した落とし穴と同じような、不思議な模様が描かれたデザインに変更されている。
【ガーゴイルの店】の近くにあれば【泥棒】に使える。
一部の【宝物部屋】に配置されており、これを踏まないように宝物を回収する必要がある。
これを踏んで倒れると【冒険の記録】に残る。

トルネコ3

トルネコ3では、【レノファイター】【グレイトホーン】の特技や【重力の石像】の効果などでモンスターが引っかかると即死扱いとなる。
レノファイター系に仲間モンスターを落とし穴に投げられたりしないように注意が必要。
 
PS2版トルネコ3では、落とし穴バグと呼ばれる裏技が存在する。
仲間リストで名前が黄色で表示されるモンスター(ハートマークが半透明のモンスター)を連れた状態で、HP5以下のポポロがこの罠を踏んで力尽きると、ステータスがバグった仲間モンスターが発生してしまう。
Lv0の仲間モンスターが発生したり、他のモンスターのステータスをコピーした仲間が発生してしまったりする。
例えば、【はぐれメタル】のステータスをコピーした【ダースドラゴン】など、通常よりもステータスが大幅に上がった仲間モンスターを作れる。
これで【攻撃・早熟】【攻撃・晩成】タイプの仲間モンスターの防御力を大幅に上げられる。
このバグを使えば、防御力400越えの【じごくのつかい】【タホドラキー】なんかも作れる。
さらにこのバグを悪用すれば、仲間モンスターの防御力を700まで上げることすら可能。【ドーピング】では不可能な領域に達してしまう。
しかし、あくまでもバグであり邪道な遊び方と嫌う人もいるので要注意。

ヒーローズシリーズ

同シリーズにおいては主に高所な所にある。
味方の場合は落ちてもダメージを受けて戻されるだけで済むが敵の場合は落ちた地点で即死となる。
2では落とし穴に入るとダメージを受けない代わりに下の階層へ行くだけのものがある(敵はこの穴に落ちても即死)。

ダイの大冒険

原作ゲームをリスペクトする形で、何度か登場している。
【破邪の洞窟】では、元ネタのトルネコの大冒険と同様に、床が抜けて下層階に転落する罠が登場した。
また、最終決戦では、【バーンパレス】の床に落とし穴が出現し、【ダイ】以外のメンバー全員がバーンパレスの心臓部に落とされ、閉じ込められた。