【NPC戦闘員】

Last-modified: 2024-03-12 (火) 23:56:02

概要

ここでは、DQ4以降で使われている、「物語を進めていく中で一時的に【戦闘】に加わるがプレイヤー側は操作ができないキャラ」について解説する。
DQ4やDQ5の説明書ではこの意味で「NPC」という語を用いているが、書籍によっては「お助けキャラ」「サブキャラ」「非AIキャラクター」などとも呼ばれる。
本頁では、「【プレイヤーキャラクター】ではない【NPC】だが戦闘には参加する」という意味で「NPC戦闘員」という呼称を用いることにしたが、これは公式な用語や一般的なゲーム用語ではなく本頁のための便宜上のものであるため、特にこの語を外部で直接使用する際には注意していただきたい。
 
NPC戦闘員には特定の戦闘時のみ加わるキャラと、主人公たちと共に旅もする同行型NPCを兼ねたキャラがいる。後者の場合も、特定のイベントが過ぎれば仲間から外れることがほとんどである(そのまま正式な仲間入りをする場合は例外)。
特徴としては、

  • 命令や【作戦】を受け付けない(プレイヤーが操作できない)
  • ステータスや装備は固定されていて変更できない
  • NPC戦闘員が生き残っていてもパーティメンバーが全員死ねば【全滅】扱いになる(DQ5・DQ10オフラインを除く)
  • HPなどのステータスが表示されるかどうかは作品によって異なり、表示される作品では通常通り敵の攻撃でHPが0になれば死に、表示されない作品では基本的に敵の攻撃で死ぬことはない(そもそも敵の攻撃の対象にならないキャラもいる)。

といったことが挙げられる。
 
なお、プレイヤーキャラクターが戦闘を重ねるごとに成長していくRPG作品において、操作不能かつ一切成長しない仲間キャラクターが登場したのはDQ4が日本初のことである。ファイナルファンタジーシリーズなどの旧スクウェア作品では(一部を除いて)スポット参戦のサブキャラクターも操作可能かつ成長する場合が多く、その点では差別化されているといえる。
 
DQ6・7に登場する【しょうかん】【げんま召喚】で呼び出せる精霊や幻魔も、NPC戦闘員に含まれる。戦闘中に任意に呼び出せる点、HPが尽きるといなくなってしまう点が通常のNPC戦闘員と異なる。
また、【ドラゴラム】の呪文や【へんしん】の特技などで姿を変えて制御できない状態になった仲間も、部分的にNPC戦闘員の特徴を持っている。

DQ4

【ホイミン】【スコット】【ロレンス】【オーリン】【ホフマン】【パノン】【ルーシア】【ドラン】
以上8人(【モンスター】1匹、【人間】5人、【天空人】1人、【りゅうのこども】1匹)が該当。フィールドグラはホイミン以外の6人と1匹はモブキャラの流用。
以上のキャラはすべて同行型NPCを兼ねているが、その多くはシナリオ上で目的を果たすか、契約期間が過ぎる、あるいは主人公たちを庇うためパーティから外れるといった理由が発生すると離脱してしまう。
ホイミンは一章の最後まで、スコット・ロレンスも条件次第では三章の最後まで、戦闘に限ればオーリンも四章最後のボス戦まで、ドランに関してもラスボス戦まで連れまわせる。ルーシアも馬車に入れたままして【天空城】に連れてこなければ、これまたラスボスまで連れ回せる。
クリアに必須なのは、オーリンからルーシアまでの4人。
 
パーティメンバーとして主人公たちと同じ枠で扱われ、HPが0になると死ぬ。
【隊列】や回復・補助呪文をかける先としては【導かれし者たち】と同様に1人分になる。第五章では【馬車】に乗せることもできる。
しかし装備品を変更することはできず、【やくそう】1個であっても【アイテム】を渡すこともできない。また移動中も含めて呪文を任意に使用させることもできない。
ステータスを見ることはできるが、【たいりょく】【かしこさ】【うんのよさ】は存在しない。Lv表記は「?」で、【経験値】を得てレベルアップすることはないが、内部ではLv202と、通常の上限より大幅に高く設定されている(この数値を利用した【NPCトヘロス】というテクニックも存在する)。ただし、【教会】での蘇生費用はLv1と扱われる。
 
作戦の影響を受けず独自に判断して行動するのも特徴。自動行動ではあるが【AI】ではない。
行動は敵モンスターと同じくそれぞれに設定された6個の行動スロットから抽選されるが、敵と違って通常攻撃を選択した場合に会心の一撃が出る可能性がある。
行動決定タイミングはキャラごとに設定された【判断力】によって異なる。スコット、オーリン、ドラン以外の5人は判断力2になっている。
また、導かれし者たちが全員死ぬと、NPC戦闘員が残っていても全滅となる。
導かれし者ではないという理由で、旅の目的を決定したり馬車を動かしたりすることができない。具体的にいうと馬車外のメンバーをNPC戦闘員だけにすると動けなくなる。
 
第五章で導かれし者が8人揃った後でNPC戦闘員を2人同時に仲間にすれば、本作発売前に大々的に宣伝されて話題を呼んだ機能の1つである「10人パーティ」が一時的に成立する。冒険での有用性はないがそれが可能なのは通常はパノンとルーシアのみ。
しかし初見では多くの場合、パノンは仲間にしても速攻で【てんくうのかぶと】交換されてしまうため、多くのプレイヤーは事前情報に反して10人パーティを実現できないまま一旦クリアしてしまい、あの宣伝は何だったのかと疑問が残ったことだろう。
なお、他にスコットとロレンス、ホフマンとパノンも同時に仲間にすること自体は可能だが、加入時期の都合上導かれし者が全員揃っていないので10人パーティはできない。
一応FC版であれば【透明気球】【さいごのかぎ】を先行入手することで【ライアン】を先行して仲間にできるので、【アリーナ】たち一行の加入時にホフマン・パノンを含めてメンバーを10人にできるが、フィールドに出ればホフマンがすぐ離脱するので実質的に10人パーティとしては機能しない。
 
これらのNPC戦闘員がレベルアップしないとなった理由について、【堀井雄二】【週刊少年ジャンプ】1990年11号【ファミコン怪盗芸魔団】のコラムの中で、

  • 強くなると仲間と別れるのがもったいなく感じてしまうため
  • セーブデータの容量の都合(ファイル数を減らして1ファイルの容量を増やせばレベルなどを保存可能になるが、みんなで遊べるようにするためファイル数3つの維持を優先した)

と説明している。

裏ワザ・バグ

【気球】と同じマスでエンカウントした場合、NPC戦闘員だけを外に出して戦闘終了させると、気球で上空へは上がれるが動くことはできず、警告メッセージのあとで自動的に地上へおろされる。この状態になると並べ替えも不可能な【ハマり】になる。
 
透明気球(NPC分身、人数オーバー)や屋内船などのバグ技を様々に組み合わせることで、ホフマン、パノン、ルーシア、ドランから2名を任意に選び、最終メンバーを10人にすることも可能である。
一例として比較的わかりやすいものを挙げると、導かれし者8人+ルーシア+ドランのパーティの作成手順は下記のとおり。これで最後までプレイできる。

  1. ホフマンをしばらく連れて回る
  2. パノンを仲間にする
  3. アイテムをいっぱいにした状態でスタンシアラにパノンを連れていく(天空の兜はまだ入手しない)
  4. ルーシアを仲間に(透明気球使用、パノンを上書きして分身)
  5. スタンシアラで天空の兜を入手(後述のようにパノンの代わりに他の誰かが消える場合もあるため馬車外のメンバー構成に注意)
  6. アリーナを仲間にして正規の方法でホフマンを外す
  7. 二人のルーシアは馬車内で同居させると消滅するため必ず片方のルーシアを馬車外に出した状態で天空への塔を攻略
  8. 片方のルーシアが外れ、もう片方のルーシアは離脱せず残るのでドランを仲間に

 
もう1例として、上記の「天空の兜をもらえるフラグを立てた状態で、パノンがまだいる」状況を利用すれば、パノンを馬車に入れた状態で馬車を切り離してパノンの離脱イベントをやり過ごすことができるため、最終メンバーを「パノン+ルーシア」や「パノン+ドラン」にすることもできる。
ただしこうした方法では馬車外メンバーの構成次第ではパノンの代わりに他の誰かが消えてしまうことがあるため、誰も消えないでパノンが残るような馬車外メンバーの組み合わせを見付ける必要がある。
なお【海鳴りのほこら】で馬車を切り離すとスタンシアラ内の船に乗った際に馬車が合流してしまうため、馬車の切り離しには【旅の扉】を使うほうがよい(透明気球で【バロンのつのぶえ】を入手しておくとやりやすい)。
 
上記以外に、透明気球を使ったプレイで謎のバグったNPC戦闘員が加入する場合がある。

PS版

オーリン・ホフマン・パノンが専用グラフィックを得た。一方でホイミンは同族の移民が多数登場したことで専用ではなくなった。
 
移動中のみ任意でNPC戦闘員の呪文を使えるようになった。これによってNPC戦闘員を連れていける第一章・第三章のダンジョンの難易度が若干下がった。
五章についてもルーシアが回復用のMPタンクとして性能が向上したが、時期的に加入後すぐに天空城へ向かうことになる上、FC版と違い彼女を馬車に入れたまま天空城に到達しても必ずここで城へ帰ってしまうので、活躍の機会は短い。
一方、戦闘中に自由に操れないのは変わらず、メンバーごとに個別指定可能になった作戦もNPC戦闘員には指定できない。
ステータス面ではFC版には無かった【たいりょく】【かしこさ】【うんのよさ】が設定された(ほとんどフレーバーだが)他、一部のキャラの能力値や装備品が少し変化している。
 
【仲間会話】で会話することもできるようになり、スタッフの遊びもあるので色々巡ってみると面白いだろう。
NPC戦闘員を連れまわせるのは限られた範囲となるが、パノンとルーシアはそれが割と緩く、色々なところに連れ出せるので、彼らの旅の目的からして本来は行かなくていいはずの場所でも会話が用意されていたりする。
ホフマンも【船】を使って色々な場所に連れていけるが、上記の2人ほど会話は多くない(全く用意されていないわけではない)。
 
ドランは「6章」で【ロザリー】を蘇生させるとパーティから抜けてしまい、最終的にNPC戦闘員はいなくなる。ドランを加入させずに進めても、ロザリーが復活した時点で加入イベント自体が消滅してしまうので結局ドランを連れ回すことはできない。

DS版以降

廃止されたたいりょくに代わって【みのまもり】が設定されている。
移民システムが変更されてホイミスライムの移民がいなくなったため、ホイミスライムのグラフィックは事実上再びホイミン専用になっている(ただし色違いで【ベホイミン】【ベホマン】が同じグラフィックを用いている)。
 
なおホイミン、オーリン、ルーシアの1匹と2人はどういうわけか【すばやさ】の数値が「つよさ」で表示されてるものと戦闘中のものとで違ってしまっている。
オーリンとルーシアは僅かな上方修正であるためさほど影響はないのだが、ホイミンだけは「つよさ」の表示ですばやさが56なのに対して戦闘中は18と大幅に下方修正されてしまうため、特に【ピサロのてさき】との戦いでは敵に先手を取られてピンチを招きやすくなってしまった。

DQ5

基本的な行動はDQ4に同じだが、細かな仕様はキャラによって異なる。
NPC戦闘員だけ生き残ってても全滅にはならず、ステータスは通常キャラと同じく全種類用意されている。
通常キャラのシステムを流用しレベルアップやアイテム所持などの機能を制限するためのフラグを部分的に立てることによってNPC戦闘員として動かしているので、仕様をキャラ毎に変えられるのだ。
実際、全く使用しないはずのレベルアップ時のデータが上限Lvまで用意されている。
そういう意味では、重要アイテムを持てない幼年時代の【ビアンカ】【ベビーパンサー】【ベラ】と青年時代前半の【ヘンリー】は、NPCとしての要素を多かれ少なかれ持っていることになる。
特にベラは、戦闘中に使える【ホイミ】を移動中に使えず、レベルアップもできないのでNPC戦闘員の性格が強い。
また、【パパス】は作戦自体の内容は受け付けないが、【めいれいさせろ】の時にのみ2回行動することがある。2回攻撃で敵を蹴散らし、戦闘後は無限の【MP】でホイミを唱えて回復してくれる。【古代の遺跡】ではレベル上げに利用することも可能。しかし行動場所が制限されているのが残念。
青年時代前半の【フローラ】もNPC戦闘員扱いだが、レベル上げ・装備変更は可能。ただしNPC戦闘員時のレベル上限は10まで。
 
以下は、NPC戦闘員としての要素を多かれ少なかれ持つキャラの仕様の違いである。

名前移動時呪文(1)コマンド入力·
作戦命令(4)
装備変更通常アイテム重要アイテムレベルアップ
パパス--(2)----
ビアンカ(幼)-
ベビーパンサー-
ベラ-----
ヘンリー-
フローラ(前半)--(3)

1…実際に呪文を使えるかどうかではなく、呪文一覧を開けるかどうか。
2…作戦の影響を受けるのは「めいれいさせろ」での1~2回行動のみ。命令自体は不可能。
3…上限Lv10だが、上限レベルの設定自体はNPCフラグとは関係ない
4…これが「-」になっている場合、耐性も通常の人間キャラクターとは別個のものになる。また、馬車外にいる者が「-」になっているメンバー(および主人公)のみであった場合、戦闘中の作戦変更ができない。
 
こうして見ると、完全なNPC戦闘員はパパスだけなのである。
そして、ベラは「直接命令できるだけのほぼNPC戦闘員」、フローラは「直接命令ができないだけのほぼ一般キャラ」と考えることもできよう。
 
では、本来はどのキャラにも命令が可能なプログラムを組んでいる本作で、命令不可能なキャラの行動は、それぞれどうやって決められているのか。
答えは、肩書きと同じ名前のモンスターデータが存在し、そのモンスターの行動パターンを取るのである(耐性もそのモンスターデータに準拠するようになる)。
 
ちなみに、説明書にはDQ3タイプの戦士が主人公に向かって「俺に命令はできないぜ!」と言っているイラストが描かれているが、こんなNPCは仲間にならない。
公式ガイドブックの謎のピザ男といい、一体何者なのだろうか?

リメイク版

ベラが命令できない完全なNPC戦闘員になったことにより、【ザイル】【ゆきのじょおう】戦の難易度が少し上がった。
新たに戦闘に加わるようになった幼年時代終盤でのヘンリーも完全なNPC戦闘員扱い。
逆に青年時代前半でのフローラが完全な一般キャラ扱いとなり、10までのレベル制限も撤廃。
 
なお、PS2版ではベラにも種や木の実を使うことができるが、DS版では使えなくなっている。考えてみれば時期制限があるのだから当然だろう(NPC戦闘員以外に時期制限のある仲間はいるが、彼らには種を使える)。

DQ6

前述のように、任意にNPC戦闘員を呼び出す特技【しょうかん】が登場。呼び出せるのは、【タッツウ】【デアゴ】【サムシン】【バズウ】の4体の精霊のうちいずれか。
呼び出す精霊は選べず、レベルが低いと下位の精霊しか出てこないという欠点はあるが、味方が1人増えるというのは攻守両面において心強い。
今作ではNPC戦闘員は本来のパーティとは別の【グループ】として扱われるため、グループ対象の攻撃がNPC戦闘員に向かうとパーティが被害を受けないで済む。
精霊はHPが尽きると消滅してしまうが、同じ戦闘中であっても再召喚することが可能。
 
一方で、従来のようにプレイヤーキャラクターと同じように旅に加わるNPC戦闘員は本編では1人もいない。
だが、クリア後に【ダークドレアム】を倒すとその本人が【デスタムーア】をしばき倒すためにNPC戦闘員として加入するという想像力の限界を超える事態がプレイヤーを待っている。
ほとんどオートイベントみたいなものではあるが、システム上はちゃんと「ドレアム」という名前でパーティに参加している模様。

リメイク版

【マーズの館】から【夢見の洞窟】を攻略し、マーズの館に戻るまでの間、【ミレーユ】がNPCとして戦闘に加わるようになった。
もともと、SFC版で「なんで一緒にいるのに戦ってくれないの!?」と思っていたプレイヤーも多かっただろうが、これで展開としては自然になり攻略も楽になった。
ちなみに、このミレーユはデータ上はのちに仲間になるミレーユとは別にデータが存在しているらしい。
通常戦闘でなぜかやたらと【スカラ】を使いたがる傾向にあり、ホイミを使ってほしいときにはMPがない、なんてこともあるのが欠点。
ちなみにマーズの頼みを断り続けるとミレーユが付いてこなくなるので注意。
 
しょうかんで呼び出した精霊のHPが尽きて消滅した場合、同じ戦闘中には精霊を召喚できなくなっている。
NPC戦闘員がパーティと同一グループとして扱われるように変更されている。

DQ7

DQ6と同じく、NPC戦闘員は主人公パーティと別グループ扱い。
 
前作に引き続き【しょうかん】が登場するほか、上位特技として【げんま召喚】が登場。げんま召喚で呼び出せるのは、【カカロン】【バルバルー】【クシャラミ】【ドメディ】の4体の幻魔のうちいずれか。
 
また、今作では連れ回せるNPC戦闘員が復活。
【マチルダ】【ハンク】【木こり】【フーラル】【カシム】【ザジ】【フォズ】【ハディート】【ろうがくし】【サイード】【かいぞくたち】と、全10人+大所帯が登場。これは歴代トップである。
しかし行動範囲が制限されていることが多く、会話をあまり楽しめないのが残念。なお木こりは【デス・アミーゴ】戦のみ戦闘に参加し、それ以前は同行していても戦闘不参加、とちょっと特殊な扱い。
3人パーティな上に呪文特技を封じられるなど、何かと戦闘がつらいダーマ編ではフーラル、カシム、ザジ、フォズと4人の強力なNPC戦闘員が次々と入れ代わりで仲間になってくれるため、大半の期間を実質4人パーティで挑める。
特に難所となっている【イノップ】【ゴンズ】戦・決闘場の6連戦【アントリア】戦はその全てでNPC戦闘員が加勢してくれる、ありがたい限りである。
なおフーラルとカシムが一緒にパーティに加わる時期もあるが、その時のフーラルは戦闘に参加せず見てるだけで何もしない。働け。
 
DQ4と異なり主人公たちとは別の枠で扱われており、ステータスを見ることはできないほか、単体対象の回復、補助呪文もかけることができない。データ上では【こうげき力】【しゅび力】などが個別に設定されている他、HPは65000で毎ターン90~110回復、戦闘後ダメージや状態異常は全回復と非常に頑丈に設定されており、まず倒されることはないようだ。
ちなみにサイードはあえて【猛毒】状態にすれば倒れさせることも可能。毎ターン999ダメージが出続けるさまはある意味爽快であるが、それでも数十ターンもの長い間戦闘を引き伸ばす必要があり、そこまでして戦闘不能にしても何のメッセージも出ないし、戦闘終了後も何事もなかったかのように復活する。
PS版ならば何度も仲間と話すことで敵に一方的に攻撃してもらえるので、これでサイードの行動を封じつつダメージを稼ごう。
 
全般的に回復を考慮しなくていいキャラクターであるため、戦闘中は壁として非常に優秀。NPC戦闘員はパーティの先頭にいるキャラと同じくらい敵に狙われやすいため、ボス戦などで強力な攻撃を代わりに受けてくれるとラッキーである。
 
なお、システム上は【NPC行動用モンスターデータ】を用いている。

同行人数はパーティ全員で最大5人までの設定で、【チート】で無理やり6人パーティにしようとしてもフリーズする。

リメイク版

一部のNPC戦闘員が特殊な【会心の一撃】を放つことがある。
モンスターが使う【痛恨の一撃】には複数の種類があるが、そのうち「守備力無視で攻撃力の数値と同程度のダメージ(プレイヤー側と同じもの)」と「通常攻撃の2.5倍の威力の攻撃」の2種類を組み合わせた仕様になっている。
つまり、「守備力無視で攻撃力の2.5倍のダメージ」である。
3桁ダメージがまず見込めない時期にザジやフォズは200前後の一撃を軽々と放ち、サイードに至っては700前後という【アルテマソード】もびっくりの一撃を繰り出す。
このため、NPC戦闘員が参戦する戦闘の難易度はかなり下がっている。
 
ただし、マチルダ、木こり、カシム、老楽師の4人と、そもそも行動パターンに通常攻撃がない海賊たちはこの特殊会心を使わない(会心の一撃自体を出さない)。
武闘派ではない木こりと老楽師はともかく、本職戦士のマチルダやカシムがなぜ使わないのかは不明(マチルダは彼女の設定を考えるとあえて出さない可能性もあるが)。フーラルやザジでも使えるのに。
スマホ版ではカシムも会心の一撃を出すようになったが、「攻撃力と同等ダメージ(つまり主人公たちと同じ)」のものでありやはりフーラルやザジほどの爆発力はない。
 
また、PS版とは異なり主人公たちと同一グループ扱いになっており、攻撃範囲がグループや全体対象の攻撃はNPC戦闘員も一緒に食らうようになっている。
この仕様変更に伴い、NPC行動用モンスターデータは削除され用いられていない。

DQ8

認めたくないプレイヤーも多いだろうが【チャゴス】が該当。前作と同じく主人公たちとは別枠扱いであり、単体回復、補助呪文をかけることはできないが、【オートターゲット】で対象になることはある。
【王家の山】での【アルゴリザード】および【アルゴングレート】戦にて一応戦闘には参加するが、1ターン目で攻撃するものの0~1ダメージ、2ターン目で必ず逃げるため使い物にならない。
ステータスは表示されないが、攻撃力63・守備力130と見た目に反して意外に高い数値で、【すばやさ】に至っては255、【HP】はなんと20000もあるらしい。
なお、こいつがいると【ふしぎな泉】及び【サザンビーク北の関所】【北西の孤島】に行けなくなる。
 
また戦闘で呼び出せる【スカウトモンスター】も、主人公たちと同時に戦わないという点では他のケースと異なるものの、命令・作戦不可という点ではNPC戦闘員の一種といえる。

3DS版

新規ダンジョンである【奈落の祭壇】【ジャハガロス】第2形態戦で、【マルチェロ】が参加する。
DQ8では唯一まともに戦うNPC戦闘員である。
HPなどは表示されず死ぬこともないが、【ベホマラー】などを使えばしっかり喰らった分回復する。

DQ9

序盤に2人のNPC戦闘員が戦闘を助けてくれる。DQ4と同様に主人公たちと同じ枠で扱われる。
ただし、あくまでもNPC戦闘員なので経験値は分配されず、彼らと一緒に戦っても主人公1人のときと同じ経験値が得られる。
 
1人目はオープニングに登場する【イザヤール】
出かけ先から帰ってきた【リッカ】と祖父を狙う【スライム】【ズッキーニャ】を倒すために共に戦う。
ちなみにこの時点でのイザヤールの【職業】【守護天使】Lv20。
NPCとして戦闘に参加するのはゲーム中最初の1回だけだが、彼はクリア後のクエストをクリアすることでNPC戦闘員ではない正式な仲間となる。
 
2人目は【ニード】
先の地震で通れなくなってしまった【峠の道】を何とかしようとするも、(リッカや村人たちにいいところを見せたかっただけで具体的には何も考えていないようだが)地震以来魔物の数が増えてしまったため、彼がサポートを依頼してくる。
とはいえ、彼の方がLv3で強い。しかし職業表記はなし。
彼が加わってからやっとDQ9での本格的な戦闘が始まる。
峠の道のイベントを終えて【ウォルロ村】に戻ってくると離脱するが、彼が仲間に居るうちにLvを上げておくと、この後の【ブルドーガ】との戦いで有利になれるのでなるべく長く利用したい。

DQ10オフライン

公式な名称は「ゲストキャラクター」。
【小国】【大国】のシナリオにおいてそれぞれ登場する。エテーネ編の2人とオリジナルキャラのガルミィ以外はDQ10オンラインで非戦闘NPCとして登場していたキャラ。
またDQ11同様、PCとして仲間になるキャラも正式加入前にゲスト扱いで仲間になる。彼らが使える呪文・特技は正式加入時にも初期習得済みのものであり、DQ11のように「NPC時は使えたのに正式加入後は忘れている」という矛盾現象は起こらない。
 
ゲストキャラクター一覧

※「A&B」はAとBが同時に仲間になる期間があることを示す。
 
なお、【出身村のおはなし】では加入せず、主人公ひとりで戦うことになる。
 
扱いはPCとは別枠であり、画面右下のステータス表示欄では名前がピンクで表示される。HPとMPは有限であるもののバトル終了後全回復し、状態異常も全て解消する。命令はできないが、エテーネ編を除いて【テンション】システムの対象でもある。
今作ではPCが全滅してもゲストキャラクターが残っていればそのまま戦闘が続行される(【主人公がやられたら全滅】設定時を除く)。
加入時にはMEは流れず、「チリーン」という感じのSEが鳴る。
 
詳細なステータスは確認できず、ゲーム中ではLv・HP・MPしか分からないが、公式ガイドブックにはそれ以外のパラメータも掲載されている。
またVer.1範囲ではソーミャを除いた全キャラの共通点として、【まほうの小ビン】【まほうのせいすい】がパーティの持ち物にあれば、それらを無消費で使用することがある。
 
【ルーラストーン】【大地の箱舟】などで他の大陸へ移動すると台詞を残して一時的にパーティから離れ、元の大陸に戻ると自動的に復帰する。
したがって、他の大陸のボス戦に連れ出すことはできないが、同じ大陸のボス戦であればストーリーと無関係なクエストのボス戦にも参加してくれる。

Ver.2

【偽りのレンダーシア】の各町のシナリオにおいて加入する。
加入するのは以下の3人。

なおメルサンディのおはなしで同行する【ミシュア】は、バトルには参加しない。
それぞれの町周辺エリア内のみで同行し、他のエリアや大陸へ行くと一時離脱する。

参戦に関する事情

オンラインでは他のプレイヤーと組む(あるいはサポート仲間を利用する)ことで適正レベル以下でもメインストーリーを進行できるが、仲間の加入時期や戦力が限定されるオフラインだと小国のボスに一人で挑むことになってしまうため、バランス調整の意図が大きいものと考えられる。
また過去の世界に関しても、「時渡りの術」はエテーネの民でないと使えない(【人間】の姿にならないといけない)設定があるため、これを守ると仲間たちを連れて行けずゲームバランスが厳しくなるためだろう。
大国のおはなしにおいては、この時期には四人パーティになってバランスが取れているので、キャラを掘り下げてストーリーを楽しませる意図の方が大きいと思われる。
 
なお、元々オンラインでは各大陸ごとにパーティに加わって戦闘するキャラを一人ずつ用意する初期案があった(【ニコロイ】王が刀を帯びているのはその候補キャラだった名残)という話がアストルティア創世記で明かされており、この案がオフラインになって復活したと見る事もできる。

DQ10オンライン

MMORPGの本作では、主人公以外のパーティキャラクターはすべてNPC戦闘員に近い。
普段の戦闘で付いてくるパーティキャラクターはサポート仲間と呼ばれ、特にNPC戦闘員と呼ばれて区別されるキャラは、名前がピンク色で表示される者たち。
いずれも特定の戦闘にのみ参加し、レベルアップして作戦変更が可能な者(特定の戦闘にしか参加しないことを除くと普通の仲間に近い)と、レベルアップしないし作戦変更もできない者に大別できる。ただし前者は実質的に【勇者姫アンルシア】しか該当せず、オンラインゲームゆえに普通の仲間を加えることが出来なかった(アンルシアが何人もいることになってしまう)のでNPCで代替したというべきか。げんま召喚もVer.4で実装されたが、こちらはピンク色になっていない。
エテーネ編の2人もピンク色になっていないが、これはエテーネ編がオフラインモードと呼ばれておりオンラインモードと仕様が違うことと、何よりエテーネ編当時はオンラインモードにNPC戦闘員のシステムが正式に実装されていなかったため。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

仲間になる全てのキャラ(【カミュ】【ベロニカ】【セーニャ】【シルビア】【ロウ】【マルティナ】【グレイグ】。カミュは「謎の青年」名義)が正式加入前にNPC戦闘員として加入するという珍しい作品。中でもシルビアは序盤と世界に異変が起きた後、グレイグは世界に異変が起きた後と過ぎ去りし時を求めた後で、それぞれ計2回NPC戦闘員となる。
仲間の正式加入前のお試し期間と言ってもいいかもしれない。マルティナ以外はイベント戦にも参加し、NPC戦闘員のうちにそのキャラクターがどういうことができるのかをしっかりアピールしてくれる。追加メンバーとしてHPやMPに気を使わずに、5人目のバトルメンバーとして活躍してくれるのでそっちのほうが便利な気分になるかも。
ただし、正式加入まで魔力が奪われて呪文が使えないベロニカと、場合によっては一切戦闘しなくてもいいカミュ(謎の青年)とマルティナはお試し期間という実感があまり湧かないかも。
パーティメンバー以外では【エマ】【ルキ】【ハンフリー】【アーウィン】が担当。この内、ハンフリーは【仮面武闘会】と過ぎ去りし時を求めた後の2回にわたりNPC戦闘員になる機会がある。
 
システムとしてはDQ7と同様でHPなどは表示されず、HP・MPが無限に設定されておりダメージを受け続けても倒れることはない(ベロニカのみストーリーの都合でMPが0に設定されている)。
状態異常にも完全耐性を持っているが、例外的にハンフリーは状態異常耐性にかなり穴があり、異変後のシルビアは【マホトーン】のみ完全耐性ではなくなっている。
またエマは敵の標的にされることすらなく補助のみの役割であり、設定されているステータスは素早さのみである。【連武討魔行】最終試練における敵側のニマ大師も同様の性格を持つ。
今作のNPC戦闘員は回復時の行動決定タイミングが特殊で、状態異常の回復は行動直前に判断して行ってくれる(判断力2相当)のに対し、HPの回復はターン開始時にHPが一定以上減っていた場合でなければ行ってくれない(判断力1相当)。
 
しかし、仲間達はNPC戦闘員でいる間は実質無敵とも言える強靭な肉体を持っているのに、正式な仲間になった途端にHPなどが表示されて死ぬようになったり、NPC戦闘員時代に使えていた特技を忘れてしまったりするのはある意味弱体化とも言える。前者はゲームシステム上仕方ないことなのだが、後者はNPC戦闘員時代に使用する特技と加入時に習得している特技を一致させていれば解決できたはずである。

3DS版

マルティナはNPCとしてついてくる場面で絶対にエンカウントが発生しない(【まもの呼びのベル】を鳴らしても何も起こらない)仕様になっており、NPC戦闘員として戦ってくれる機会が無い。
世界に異変が起きた後のシルビアは他機種では【岬のほら穴】に向かう途中の雑魚戦でも参戦してくれるのに対し、3DS版ではボスの【フールフール】戦しか参戦してくれない。使用特技も他機種では【火ふき芸】【バギマ】【リベホイミ】を使用するが、3DS版では上記3つの代わりに【アモーレショット】を使用する(【ツッコミ】はすべての機種で使用する)。
 
パーティメンバー以外ではエマが過ぎ去りし時を求めた後にも参戦する場合があり、また真エンディング後限定で【クルッチ】もNPC戦闘員となる。2人とも標的にされることはないが、どちらか一方しか連れていけない。
【冒険の書の世界】ではNPC戦闘員は一切登場せず、【キーファ】も武器が無いという理由で一緒に戦ってくれない。

DQ11S

仲間たちの追加ストーリーで多くのNPC戦闘員が登場する。
中でもシルビアのエピソード【希望の旅芸人】が圧巻で、【アリス】に加え後に【ナカマ】たちの一員となる【ドテゴロ】【デニス】【モレオ】【イソム】【パンチョ】【トンタオ】【バッチ】【ランス】【レンズ】【コブシ】と勢揃いし、シルビア・アリスと彼らを合わせて最大6人パーティを組める。6人を超えた場合、【キャンプ】で各キャラに話しかけることにより入れ替えが可能。
【気高き戦姫マルティナ】ではハンフリーと【ガレムソン】【ビビアン】【マスク・ザ・ハンサム】が参戦し、ハンフリーは本編と合わせて(仮面武闘会を全試合で1回として数えると)都合3度参戦するすることとなった。
【カミュと不思議な相棒】ではホイミスライムの【ホミリン】が参戦する。
これらのNPC戦闘員は、無印版のハンフリー同様状態異常耐性にかなり穴がある。
 
また、過ぎ去りし時を求めた後、【ネルセンの最終試練】の褒美【幸せになりたい!】の相手にエマを選んだ場合、序盤同様にイベント内でNPC戦闘員として加わってくれる。この際、使うアイテムが【上やくそう】にグレードアップしている。
 
クルッチはNPC戦闘員の枠から外され、ヨッチ村のイベントをすべて終えても同行させられなくなった。
またエマもイシの村から連れ出せなくなった関係上、戦闘に参加するのは【神の岩】でのみとなる。

DQM1・DQM2

任意でNPC戦闘員を呼び出せる特技として、【タッツウしょうかん】【デアゴしょうかん】【サムシンしょうかん】【バズウしょうかん】が登場する。
DQ6のしょうかんで呼び出せる精霊と名前が同じであり、特技としての仕様や個々の戦闘能力も似てはいるが微妙に異なる。
大きな違いとしては、モンスターズの精霊は相手が【いてつくはどう】を使うといなくなってしまう。

テリワン3D

【星降りの大会・レジェンド】【タイジュ王】【マルタ王】【カレキ王】【ミレーユ】が助っ人として一緒に戦ってくれる。
ただし所持スキルと仕様(「NPCの手持ちモンスターはスキル全振り」)の都合でマイナス特性持ちがほとんどを占める上にステータスはお世辞にも高いとは言えず、ドラマ性重視でないプレイヤーは前衛を自分の手持ち、後衛をパートナーの手持ちというワンマンな布陣で挑んだことだろう。
なお「命令不可」、「レベルアップはしない」という点はナンバリングと同じだが、作戦変更可能な点と作戦の影響を受けて行動する点は異なる。
もちろんアイテムの使用も可。ちなみにNPCの手持ちは固有の特性を持っており、れっぷう・だいち・らいうん・ぜっかいの扉攻略時にしか見られない(ほむらの扉に進むと見られなくなる)。
固有の特性と所持者は次の通り。

効果はそれぞれの名前を冠した特性と同じだが、通常の特性に比べて発動確率が高く設定されている。
また、ミレーユだけは格闘場の第6戦、魔戦士兄弟との試合でも協力してくれるが、このときのメタルキングはなぜか「ミレーユのおうえん」がない。

トルネコ3

【イネス】【ロサ】がこれに該当する(ただしイネスは呪文を命令できるため、厳密に言えば彼女はNPC戦闘員とは言い難い存在かもしれない……)。
【風来のシレン】でいう「旅仲間」として活躍し、この二人の姉弟の内どちらかを選んで、共に【グレートバレイナ島】を目指すのが序盤のトルネコの目的。
 
行動順は基本的にトルネコ→モンスター→姉弟→トルネコ……という順番。
「モンスターを見つける→やってくるモンスターを上手く誘導し、姉弟に隣接させる→姉弟が一発ダメージを与える→トルネコのターン」という戦い方を心がけることで、こちらが受けるダメージを抑えることができる。
モンスターはトルネコを優先しているという訳ではなく、トルネコより姉弟の方が近くにいるならば姉弟に接近し、戦おうとする。
そのため、SFC版シレンなどで使えた「操作キャラとモンスターが旅仲間(NPC戦闘員)を軸にくるくる回り、その間に軸からモンスターを叩いてもらう」という戦法は使えない。
 
姉弟は経験値が貯まるとトルネコ同様レベルアップする。
姉弟がモンスターにトドメを刺すと姉弟とトルネコにすんなりと経験値が入るものの、なぜかトルネコがトドメを刺すと姉弟の取得経験値は半分になってしまう。
前述の受けるダメージを抑える戦い方だと二撃目のトルネコがトドメを刺してしまうことが多いため、経験値が欲しい場合は姉弟がトドメを刺せるように立ち位置やモンスターのHP配分を考えて戦いたい。
 
トルネコ同様、ターンが経過するとHPが回復する。
手っ取り早く回復させたい場合は、【ホイミの杖】を使うといい。
 
万が一はぐれてしまっても、【階段】を降りると降りた先で合流できる。
 
なお、姉弟もモンスターと同様、引くことを知らずにひたすら通常攻撃を叩き込む。
これが困り物であり、一歩引くだけで回避できる【おおきづち】などの【ちからため】による痛恨の一撃や【鈍足】のモンスターの攻撃を真っ向から受けてしまったり、【スモールグール】【ばくだんいわ】といったHP配分を考慮する必要があるモンスターを考えなしに叩いたりする。
GBA版では【水路】にいる(1ターン毎に全回復する)【水系】のモンスターと戦って一方的にHPを削られることも。
危なくなったら、NPCと位置を入れ替えるシステム(シレンで言う「ごめんなすってぇ!」だが、今作はダッシュボタンを押す必要はない)を使って、姉弟のダメージを肩代わりをすることも考えたい。
ただし入れ替わった者同士でターンが消費されてしまうというルールには注意。
 
トルネコが力尽きるのは勿論、この姉弟が力尽きてもゲームオーバーになってしまう。
味方が力尽きると連帯責任でゲームオーバーになるというルールは、『風来のシレンGB2』の「ンフー」というキャラクターとの冒険を彷彿とさせる。
 
後のポポロ編では【仲間モンスター】に作戦を命令して冒険することになるが、作戦名を見てみると、イネスは【いっしょにいてね】、ロサは【バッチリがんばれ】に基づいた動き方をしていたことが分かる。

スラもり2

「作戦を命令できない」という点では、【オン・ゾ・エーグ】戦で共闘する【スライバ】がこれに該当する。

ヒーローズシリーズ

ヒーローズ1での特定の戦いでは【エルサーゼ】【ラバトール】の兵士達が戦いに加わる。
 
ヒーローズ2では【兵士】に加え、【大峡谷】では【ジャック将軍】【クレティア女王】【闇の浮遊城】では良き魔物達が一時的に手を貸してくれる。

ビルダーズ1

どの章においても一部の住人が該当している。
特定の施設を建てるとHPが増加したり、武器が変化して攻撃力を上昇させることが可能。
主に【竜王軍バトル】と定期的な拠点襲撃時に一緒に戦ってくれる。
敵が拠点の範囲内に侵入、NPC戦闘員が敵からダメージを受ける、プレイヤーが敵にダメージを与える・受けると臨戦態勢に入り、敵に攻撃するようになる。
また、臨戦態勢中に近くに同じく臨戦態勢の敵がいるとそっちに向かっていく他、竜王軍バトルでは臨戦態勢でなくても近くに敵がいれば自動的に交戦する。
HPも戦闘員・非戦闘員ともにある程度の数値が設定されており、HPが減ると一定時間おきに自動で回復していく。0になるとその場で倒れるが、一定時間おきに徐々に回復していき、満タンになると復活する。
ただし竜王軍バトルでは倒れても自動では復活せず、ベッドで寝かせる必要がある。バトルが終われば復活しているが。
クエストで拠点の外から住人を連れてくる場合、拠点に連れ帰るまでの間に限り、前述の法則に従って一緒に戦ってくれる。当然というか、この間はまだ拠点の施設の恩恵を受けていない状態である。
NPC戦闘員が近くにいる状態で【キメラのつばさ】を使えば一緒に拠点に帰ることができる。
ちなみにNPC戦闘員を連れている状態でプレイヤーが力尽きるとそのキャラクターはプレイヤーが迎えに行くまでその場で立ち往生している。
 
【3章 マイラ・ガライヤ編】では本編では唯一、ある程度ストーリーを進めると拠点から一部の住人をNPC戦闘員として連れて行くことができる。
特殊なのが【ガロン】で、基本的には敵から逃げ回る非戦闘員だが、連れて行けばちゃんと戦闘員として戦ってくれる。
 
【フリービルドモード】では人間・モンスター問わず全ての住人がNPC戦闘員であり、話しかけるとバトル島以外の島に連れて行くことができる。
ただしHPが0になると知られざる島に強制送還されてしまい、その場で復活はしない。
あくまで強制送還であり、住人リストからいなくなるわけではないのでご安心を。