GalnetNews3301年6月

Last-modified: 2018-01-25 (木) 03:48:46

GalnetNews3301年7月
GalnetNews3301年5月?

3301年6月30日-BD-02 4304星系、伝染病が急速拡大

 ニュートンドックで起きた過去10年間で最も大規模な伝染病の流行を受けて、企業数百社が閉鎖し、何千もの人々が検疫を受けました。

 この病気は、今の所感染源は不明で、広大な宙域に広がりを見せています。周辺星系からの報告によると、それらの星系においても既に感染が広がっていることが示唆されています。

 ニュートンドックのチーフメディカルオフィサーのカール・サイモン氏は感染の拡大について以下のような声明を発表しています。

 「パニックを引き起こす危険を冒してでも、私は報告しなければなりません。感染は深刻なレベルで広がっています。私たちがここまで短期間で多くの星系に感染が広がった原因を突き止めるまで、住民の皆様は外出を控え、旅行客の皆様は感染宙域を回避するようにしてください。」

 「感染していることを示す初期症状には吐血や、多汗、痛み、激しい眩暈が挙げられます。もし自分が感染しているかもしれないと思ったら、出来るだけ早く地元当局に連絡してください。今後の対処について指示してくれます。」

 現在、約2700万人の市民がこの病気か食糧不足、またはその両方に苦しんでいることになります。

3301年6月30日-GalNet週刊セキュリティダイジェスト

 最新のGalNetデータを基にお送りする今週のレポートでは、社会不安(Civil unrest)または厳重管理(Lockdown)の状態にある勢力の内、10勢力をリストアップしました。※

 下記は412の厳重管理状態にある勢力の内の10勢力です。

  • NLTT 53690 Republic Party(NLTT53690星系共和党/NLTT 53690星系)
  • Yupini Imperial Society(ユピニ・インペリアル・ソサエティ/Yupini星系)
  • Calhuacan Empire Party(カルファカン帝国派/Calhuacan星系)
  • Democrats of Chamunda(チャマンダ星系民主党/Chamunda星系)
  • Kaliki Citizens' Forum(カリキ星系市民フォーラム/Kaliki星系)
  • Wolf 906 Incorporated(ウルフ906社/Wolf 906星系)
  • Vodyanes Emperor's Grace(ボジャネス・エンペラーズ・グレイス/Vodyanes星系)
  • Crowfor Vision Services(クロウフォービジョンサービス/Crowfor星系)
  • Groombridge 1618 Inc(グルームブリッジ1618社/Groombridge 1618星系)
  • LTT 14437 Labour(LTT14437星系労働党/LTT 14437星系)

     厳重管理状態では、星系のセキュリティレベル(Security Level)が上昇し、一方で星系の財政状態(Wealth)が悪化します。賞金稼ぎの活動が増加すると厳重管理状態の持続時間は短縮されます。

     

     また、下記は848の社会不安状態にある勢力の内の10勢力です。

  • Biko Crimson Council(バイコ・クリムゾン・カウンシル/Biko星系)
  • Simyr Constitution Party(シマー立憲党/Simyr星系)
  • Kalana Independents(カラナ星系無党派/Kalana星系)
  • Freedom Party of HIP 21778(HIP21778星系自由党/HIP 21778星系)
  • Wong Guin Imperial Society(ウォングイン・インペリアルソサエティ/Wong Guin星系)
  • Freedom Party of LHS 3447(LHS3447星系自由党/LHS 3447星系)
  • LFT 78 Patron's Principles(LFT78星系支援委員会/LFT 78星系)
  • Crowfor Vision Services(クロウフォービジョンサービス/Crowfor星系)
  • Nunus Imperial Society(ナナス・インペリアルソサエティ/Nunus星系)
  • Aulin Silver United Company(オーリン・シルバーユナイテッド社/Aulin星系)

     社会不安状態は星系内の違法行為および犯罪組織からの契約を遂行することで引き起こされます。星系が社会不安を抱えている時、財政状態と生活水準が悪化します。戦闘ミッションおよび戦闘活動によって社会不安状態を終わらせることができます。

     ※データは更新日時点のものです。

3301年6月29日-アリッサ・ラヴィグニー=デュバル氏とリー・ヨン=ルイ氏、大使館開設

 今朝GalNet宛に送られてきたプレスリリース文の中で、パイロット連合(Pilots' Federation)コマンダーの発表によれば、シリウス・コーポレーション(Sirius Corporation)派と皇女アリッサ・ラヴィグニー=デュバル(Princess Arissa Lavigny-Duval)派のあいだでこれまで行われていた協議は、両勢力圏が相接する宙域付近においてそれぞれ大使館の開設準備を早急に進めるということで決着したとのことです。

 大使館開設の試みが行われる星系はシーテイ(Sietae)星系とヘヴァドゥドゥナ(Heverduduna)星系が予定されています。シリウス・コーポレーション派に属するコマンダーは、シーテイ星系では賞金稼ぎ(Bounty Hunting)で得られる報酬が実質的に増加することになり、またヘヴァドゥドゥナ星系では同社資産に未だ入っていなかったインペリアル・クリッパー(Imperial Clipper)の購入権が得られるようになります。一方、その見返りとして、アリッサ・ラヴィグニー=デュバル派に属するコマンダーに対しては、両星系において造船所(shipyard)或いは装備転換(outfit)を利用する際に、シリウス・コーポレーション勢力圏内と同じ割引率が適用されるようになります。

 「今回の投資が同社の利益になるとすればの話だが」、同社の内情に詳しい従業員はGalNetに対し、続けてこのように話しています。「シリウス社は今後全ての関連勢力に対し協力関係を提案していくだろう。」

3301年6月28日-マホーン首相レイヴ星団(オールド・ワールド星団)での自由貿易協定締結(続報)

 先日お伝えしたとおり、マホーン首相はオールド・ワールド星団における自由貿易協定の締結を発表しましたが、この件に関して、同盟防衛軍を主導する提督評議会(The Council of Admirals)は、首相から要請を受けていた同盟軍攻撃艦隊の同宙域に向けた常駐配備手続きを間もなく開始すると発表しました。

3301年6月27日-GalNet週刊拡大レポート

 毎週、GalNetでは現在拡大中の1552の小規模勢力の内、10勢力をリストにしてお伝え致します。※

  • Junga Patron's Principles(ジャンガ星系支援委員会/Junga星系)
  • Revolutionary Party of Nuenets(ニューネッツ星系革命党/Nuenets星系)
  • HIP 114044 Emperor's Grace(HIP114044エンペラーズ・グレイス/HIP114044星系)
  • Brigid Imperial Society(ブリジット帝国派共同体/Brigid星系)
  • HIP 117865 Empire Pact(HIP117865帝国協定/HIP117865星系)
  • Volo Fortune Partners(ヴォロ・フォーチュン・パートナーズ/Volo星系)
  • Ambiliates Legal Ltd(アンビリエイツ・リーガル社/Ambiliates星系)
  • Atroan Gold Gang(アトローン・ゴールド・ギャング/Atroan星系)
  • BD+38 3327 Federal Company(BD+38 3327連邦社/BD+38 3327星系)
  • People's Kurukujiali Confederacy(クルクジャリ星系市民連合/Kurukujiali星系)

 拡大(Expansion)は小規模勢力が十分な影響力(Influence)レートに達し、人が住んでいる星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)レートが悪化します。
※データはニュース更新日時時点の物です。

3301年6月26日-GalNet週刊紛争レポート

 この週刊通信では現在内戦(Conflict)状態にある星系の最新の一覧とGalnetデータをお伝えいたします。※

 下記は現在内戦中の8,008勢力の内の10勢力です。

  • Liberty Party of LP 751-1(LP751-1星系自由党)
  • Revolutionary Party of Nuenets(ニューネッツ星系革命党/Nuenets星系)
  • Bhotho Rats(ボッソ・ラット/Bhotho星系)
  • HIP 118169 Freedom Party(HIP118169星系自由党)
  • Bactondinks Ring(バクトンディンクス・リング/Bactondinks星系)
  • Green Party of Lung(ラング星系緑の党)
  • Bactondinks Life Corporation(バクトンディンクス・ライフ・コーポレーション)
  • Blue Major Exchange(ブルー・メジャー・エクスチェンジ)
  • HIP 118169 Silver Electronics(HIP118169・シルバー・エレクトロニクス/HIP118169星系)
  • Union of Bets(ベット連合)

     内戦は同星系内の小規模勢力間で、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標は、内戦中は低下します。

    下記は、現在戦争(War)状態にある3,020の小規模勢力の内の10勢力です。

  • LHS 1197 Inc(LHS1197社/LHS1197星系)
  • Dukes of Shangdi(デューク・オブ・シャンディ/Shangdi星系)
  • Union of Iteliuona Resistance(イテリョーナ・レジスタンス団体/Iteliuona星系)
  • Cuchoen Inc(クーチョン社/Cuchoen星系)
  • Samnienas Crimson Hand Gang(サムニェナス・クリムゾン・ハンド・ギャング/Samnienas星系)
  • Justice Party of HIP 21414(HIP21414星系正義党)
  • Quechua Citizens’ Forum(キューチュア星系市民フォーラム/Quechua星系)
  • Trua Gold Ring(トゥルア・ゴールド・リング/Trua星系)
  • Usipedia Noblement(ユーサイペディア・ノーブルメント/Usipedia星系)
  • Kuan Gu Collective(クアン・グー・コレクティブ/Kuan Gu星系)

     戦争は、小規模勢力が別の星系に侵攻した時に発生します。Conflict状態の間は、生活水準、経済と安全の水準に大きな影響が出ます。戦闘ミッションと戦闘活動によって勝敗が決定されます。勝者が確定しない場合は、戦争は休戦状態へと移行します。
    ※データはニュース更新日時時点の物です。

3301年6月24日-パイロット連合お墨付きの「フュエル・ラット」

 毎年、何千ものパイロットが宇宙の闇に消えています。

 何人かは海賊の襲撃で。その他は宇宙空間での事故が原因と言われています。しかしながら、宇宙の奥深くで起きる事故のおよそ63%は滅多に人の通らないところで燃料切れに見舞われた事が原因となっているようです。

 現在、パイロット連合が支援する新たな活動にこの問題の解決が期待されています。個人パイロットのグループで、「フュエル・ラット(Fuel Rats)」と名乗っているこのグループが、辺境宇宙のパトロールを開始しました。彼らの任務ですか?商業者や探索者に対して、彼らの生命維持装置が停止する前に燃料補給を行う事です。

 フュエル・ラットのコマンダーのムリシャニ(Murishani)氏が燃料切れが行った時の対処法について下記のように説明しています。

  1. パニクらない。パニックになると燃料と空気が無駄になります。燃料だけじゃなく酸素もなくなってしまいます!
  2. 船の中にいること。スーパークルーズ(Supercruise)から抜ける。スロットルはゼロ。不可欠なモジュール以外全てOFF。
  3. すぐにフュエル・ラットに助けを求める事。時間は大切です。
  4. あまり動かずに、食糧の消費も抑えること。酸素を温存し、助けを待つこと。

     フュエル・ラットの活動メンバーのリストはパイロット連合に問い合わせれば手に入ります。
    参考URL:https://forums.frontier.co.uk/showthread.php?t=150703

3301年6月24日-ペガシ星域での恐怖

 今週もなお、アーコン・デライン氏と彼のクモ・クルー達が猛威を振るっています。また、クモ・クルーがアラワー(Arawere)、ファイチ(Huaich)、LTT16548星系に新たな要塞を築きました。

 星域からの報告によりますと、クモ・クルーは現在160の星系において活動を続けており、何百万人という市民がみかじめ料を支払うか、払わずに死ぬか手足がなくなるリスクを抱えて生きるかの選択を迫られているとのことです。

 多くの中小星間企業がペガシ(Pegasi)星域は現在立ち入り禁止であると告知しました。星域内の経済は有効な交易路の欠如によって悪化することになるので、星域市民が更に苦しい状況に追いやられることになるのは疑いようがありません。

 連邦の構成員の内、約200億人の市民がクモ・クルーの支配下に置かれたことになります。このような状況にも関わらず、連邦は未だ「海賊王」の活動に対する公式の姿勢を示していません。

 GalNetでは連邦海軍を取材しました。

 「我々海軍もペガシ星域の状況は把握している。この問題はいずれ解決されるが、無論、この場で作戦の詳細を公表することはできない。」

3301年6月24日-GalNet勢力図更新間もなく

 明日朝早く、GalNetは主要勢力の最新の統計と動向を発表します。

 勢力(Power)に所属している皆さんは、その前にVoucherとCargoの運搬を完了させておいてください。

3301年6月23日-ユートピア、安全な社会を築くために

 先週、ペガシ(Pegasi)星域市民数千人が故郷への避難を余儀なくされました。アーコン・デライン氏の名前で行われた数々の残忍な襲撃が原因です。

 有力な住民の中には連邦や帝国に対して支援を要請した者もいます。しかしながら、要請に対する回答は未だ出されていません。こうした対応を目の当たりにして住民たちは口を揃えて次のように述べています。「いったい誰がクモ・クルーを止めてくれるんだ。」

 地元大事業家のプラナブ・アンタル氏はユートピアがそれに応えられると確信しているようです。

 「彼の欲望、嫉妬・・・これがクモを、全ての破壊と支配へと突き動かしているのです。」

 「この物への渇望があの海賊を暗黒の道へといざない、ペガシ星域の人々を苦しませる結果となったのです。ユートピアに住まう私たちは彼らの悲しみ、彼らの苦悩を理解できます。だからこそ、手を差し伸べたい。」

 「ユートピアの外交員がHIP116213星系に新たなコミューンを開くべく動いています。もし承認されれば、我々のエンジニア達が危険を顧みずに、あの野蛮な大群から身を守るための文明的な防衛施設の建設に取り掛かることでしょう。」

3301年6月22日-連邦自警団、全銀河勢力を相手に

 長年連邦派だった自警団が本日、独立を宣言しました。主要な銀河勢力をそれぞれ「政治屋、将軍様と愉快な奴隷たち」と揶揄し、何れの勢力にも属さずに敵対しています。

 その自警団アルマダ(Armada)は自身の法律で治める、自治星系を作る為に活動するようです。なお、機密の勢力間戦闘部隊という連邦特殊部隊として2900年以来ずっと本部はガリバ(Ngaliba)星系に置かれていましたが、今後もそこを本部とするようです。次期司令のティレリウス・アドル氏は3200年に彼の部隊をその秘密組織から引き揚げ、部隊名をアドルのアルマダ(Adle's Armada)と改めました。

 3301年、アルマダは依然として姿を公に晒さず、特に優れた戦闘能力を持つパイロットのみを仲間に引き入れているとのことです。

 銀河系の悪から無防備な人々を守る必要がある時代に、アルマダは存在感を増してきました。これからは、アドラのアルマダは宇宙で一勢力として動き出します。ガリバ(Ngaliba)、ブクラヴィ(Mbukuravi)、クレメイン(Kremainn)星系を中心に活動するようです。

 GalNetでは議会議員にコメントを求めましたが、会見時は回答を得られませんでした。
関連URL:https://forums.frontier.co.uk/showthread.php?t=151805

3301年6月21日-マホーン首相、オールド・ワールド星団での自由貿易協定の締結を発表

 本日早くにアリオト(Alioth)星系で行われた記者会見にて、エドモンド・マホーン首相は、彼がこれまで主導してきた同盟とオールド・ワールド星団(Old Worlds cluster)との経済協力関係の強化戦略に関し、これに貢献した個人パイロットに対して謝辞を述べました。マホーン氏は、帰属の如何を問わず全ての貿易業者に対して星団内の市場開放を今後継続していくつもりであることを宣言、また同協定により、全ての貿易業者に対して星団内での安全な通行が約束されると発表しました。

 宙域内での貿易船の安全を確保するため、マホーン首相は同盟防衛軍(Alliance Defence Force)に対し、同宙域における恒久的な抑止力の確立を要請しました。これは、日々増加しつつある海賊や犯罪行為といった民間の貿易業者にとっての脅威に対抗することが狙いとされています。新たに創設される同盟攻撃艦隊の同宙域への配備は数週間以内に行われる予定です。

3301年6月20日-ブレーン氏、皇帝の容体を明かす

 ブレーン大臣が本日、評議会に出席し、皇帝の健康状態と一か月ほど前にあった皇帝暗殺未遂事件について話しました。

 「皇帝陛下の容体が回復に向かっているという報告がこの場で行うことが出来て、大変嬉しく思います。」という言葉から大臣は始めました。「固定陛下の御身体に毒素が大量に蓄積されているとの心配がありましたが、担当の外科医によりますとその毒素を取り除くのに成功したとのことです。」

 「この知らせはラヴィグニー姫にもお伝えしなくてはなりません。姫には暗殺に加担した者の捜索において多大なご支援を頂き、数ダースの星系において皇帝の権威回復至ったのですから。また、この事実は、デュバルの遺産が無に帰すのではないかと心配しておられた方々を安堵させるに違いありません。間違いなく姫様の御父上は誇り高き御仁です。」

 「以上のように、私はヘンギスト・デュバル皇帝陛下が、回復の兆候を見せているというお知らせをお伝えすることが出来て幸福の極みでございます。担当医のお話によりますと、このまま順調に回復が進めば、皇帝陛下は完全に回復なさるとのことです。」

 「皇帝陛下に栄光あれ!」

3301年6月19日-民衆の姫のエンジェル・フロック

 数か月に渡って、アシュリンのエンジェル達は帝国の社会的変革を追い求める御姫様に尽くしてきました。その結果として何百万という奴隷が自由の身となり再訓練を経て、アシュリン氏の意思に基づいて新たな故郷を見出しています。

 4月に帰還したゼミナ・トーバル氏との賭けに彼女が撒けた時多くの帝国民が、アシュリン氏の支持者は最終的に彼女は非現実的な理想に囚われている事に気付き離れていくだろうと考えました。実際は真逆で、数千の帝国市民が「民衆の姫」の努力に感銘を受け、彼女掲げる理想に賛同したのでした。こうして今日、アシュリン氏は帝国で最も影響力のある貴族の一人となり、彼女の強力な後援者達を喜ばせる結果となりました。

 新たな支持者を得て、民衆の姫はゼミナ・トーバル氏に対して反撃の狼煙を上げました。二人の有力な元老院議員が帝国の主要星系に隣接する星系の支配権をかけてぶつかることになります。

 先週の初めから、両陣営ともキャスパットスリア(Caspatsuria)星系の有力者を味方につけるために動いているようです。キャスパットスリア星系市民が金銭でしか動かない事が分かると、エンジェルのPRチームはグロヴィチュン(Grovichun)星系のソーシャルメディアネットワークへ転換し、最後の追い込みをかけました。現在、両勢力の支持者たちはそれぞれ地元の政府に、新たなコマンドセンターを設置しようと働きかけており、そこからそれぞれが主張する帝国の姿を広めていこうという目論みのようです。

3301年6月18日-クモ・クルーの混乱

 海賊団を取りまとめるのは困難なことのようで、クモ・クルーは勢力を増していますが、その統制は一筋縄ではいかない物のようです。アーコン・デライン氏は部下の行き過ぎた行為を常にうまく抑えてきた優れたリーダーでした。実は同氏は全く異なる2つの組織を一つにまとめていたのですが、デライン氏が新たなメンバーを受け入れて以来、内部抗争が激化しているようです。そしてその抗争によってペガシ(Pegasi)星域に対する入札が妨げられているようです。

 ハーマ(Harma)星系からの噂によると、「海賊王」が彼の名の下で行われている、全く統率のとれてない無駄な裏切り行為に対して激怒しているようです。そのため今回の件に関与したクモ・クルーのメンバーはデライン氏の手によって処分されました。今後、ペガシ星域へのクモ・クルー拡大を妨害する者は相応の報復を受けるとのことです。

3301年6月18日-カッパ・フォーナシス星系、連邦による自由に疑問

 カッパ・フォーナシス(Kappa Fornacis)星系農業組合が母星系を超えて、思い切って広く訴えかけてからしばらく経ちましたが、ゼミナ・トーバル氏の企業の一つとの取引に関する報告によると、惑星パネムの農業者らはより良い条件で確実に取引を行えているようです。

 カッパ・フォーナシス星系農業組合のスポークスマンである、ジョージオ・アルジェリア氏はこの件に関して次のように述べています。

 「新大統領でも勝てないだろう。俺たちが作るものは素晴らしい物だ、で、お前はそれを抑えることは出来ない。あのハドソンの野郎は固すぎる。もっと肩の力を抜いた方が良い。ちょうど良い物持ってるぜ!」

 「何事も程よくいこうよ、ね。シムはイカしてるよ。ハドソンのガキ達は別に競って、一番殺しがうまいで賞なんてもらう必要はないのさ。あいつらも肩の力を抜いて、仲良くやって、故郷に連絡でも取ればいい。」

 「帝国は俺たちにとっちゃ良い取引相手だ。奴隷はいけないが、でも帝国のやつらは奴隷に関して何かうまくやってるんだろ?連邦のガキは海軍に入隊して、俺らの子供達を爆撃してる、奴隷になった方がましじゃないか?」

3301年6月17日-最新の銀河系勢力図(Galactic Power Standing)

 銀河系勢力図への投票をとおして世界の富裕層や権力者にあなたの支持を示せるのは、今週はあと数時間しか残っていません。

 投票は午後4時(ゲーム内時間18日の午前7時)に締め切られますので、今週の勢力図に貢献したいと考えているパイロットの皆さんは本日中に全ての活動を完了させることをお勧めします。

3301年6月17日-銀河級の混乱、同盟に群がる星系達

 独立星系同盟の指導者であるマホーン首相にとって、今や官僚的な「レッドテープ」は自分の問題となっています。

 銀河の他の勢力とは異なり、同盟は一つの規則や価値観で束ねられた単一の国家ではありません。互いの自治や経済的便益を認め合った独立星系の集合体です。マホーン氏は自分の役目は独立星系を団結させるために信頼にたる指針を示すことだと語っています。統治に対するこの柔軟な姿勢で、マホーン氏は恐らく10年程度は首相としてやっていけると見られています。ただし、その落とし穴に陥らなければとのことですが。同盟市民から多大な支持を得てはいるものの、同氏は一つの目標に向かって市民を動かしていくのに苦労しているようです。つい先日、これが原因でダハン(Dahan)、ゼータ(Zeta)、トライアンギュラ(Trianguli)星系に対する影響力を著しく失うことになりました。いずれのケースでも同盟は影の大統領のフェリシア・ウィンターズ氏と同氏による徹底的な連邦の運動に屈することになりました。

 幸いにも、同盟は高い外交能力を誇っており、結果として安定的に世界の同盟化の流れが出来ているようです。つまりマホーン氏のカリスマ性の欠如に関わらず、同盟は「自由」の魅力によって銀河の政治において今後も有意義な存在であり続けることでしょう。

3301年6月17日-急上昇の大統領支持率

 ウィンターズ大統領代理がハドソン氏に取って代わられた際に、多くの政治評論家は議会が本当に市民の意思を代表しているのか疑問を示しました。しかしちょうど二週間後の最新の投票結果によれば議会が正しく、ハドソン氏はかなりの高支持率のようです。

 ほぼ75%の連邦市民がハドソン氏を支持しており、内68%は臨時の選挙があったとしてもハドソン氏に投票する意向のようです。

 国民感情を利用するために、共和党はアナレーブ(Analave)、ブラニ(Brani)、ザラガス(Zaragas)、テ・ウイラ(Te Uira)、ブリザメノ(Bhritzameno)の5星系にカンファレンスセンターを開設すると発表しました。会見によると、ブリザメノ星系とザルガス星系は十分実現可能ですが、アナレイブ星系については自由党支持者の占める割合が大きい為、実現するかどうかはまだはっきりしていないとのことでした。

3301年6月14日-シムグル氏「同盟はNO」

 シムグル・プラナブ・アンタル氏が本日未明、アンタル(Antal)星系にある元祖ユートピアンコミューンを訪問しました。ユートピアンが「影の大統領」のウィンター氏の支持者との間に協力関係を結ぶための交渉を行っていることについて、説明をするためのようです。

 「我々に許された権利は与えられた物を称える事だけです。太陽系(Sol)は我々の種が生まれた地であり、銀河系に輝く宝石のようなもの。少なくとも今、太陽系は過去の栄光を取り戻したように見えます。」

 「そういう意味で、連邦は数多くの教訓を心得ていて聡明な親戚のようなものです。しかし、究極的にはそれらは子供達を真実へ導くことはできないと思いますが。」

 「ユートピアでは過去の賢人を尊重します。しかし彼らの過去へのこだわりが我々の未来への追求の障害となることは許しません。連邦市民ならばユートピアで研究や製作を行うのは自由であり、我々が提供すべきものは共有します。要するに、ユートピアは全人類のためのものであり、我々は自分達の平和の他には何も望みません。」

 「同盟については?ノーです。」

 「現実世界で生き残っていく必要はありますが、だからと言ってユートピアの人々を利己的で下劣な政治に関わらせるわけにはいきません。」

 「商品は喜んでお売りしましょう。しかし我々の高潔さは決して手放しません。」

 ブラックマーケットでの金儲けに勤しんでいる若手の企業家に対する告知として、ユートピアでは大量の金属を供給してくれるところを探しているそうです。ユートピアのサプライヤとなることに関心がある商業者や採掘業者はアンタル(Antal)星系のロバチェフスキーステーション(Lobachevsky Station)に金属(Metal)を供給して欲しいとのことです。

3301年6月14日-ハルゼイ大統領失踪は「未解決」か

 連邦はハルゼイ大統領の失踪を容易に解決できる問題としていますが、一部の団体が公式の見解に疑問を呈しています。全人類星系をエイリアンの攻撃から守ることを誓った黒の騎士団(The Knights of the Black)もそのような団体の一つです。

 同団体創立者によると「ハルゼイの失踪が全てエイリアンによるものだと言う確信にはまだ至ってないが、しかしそれが事故だったと言う見解に納得はしていない。フェリシア・ウィンターズの主張を思い出してほしい。彼女は当初から、スターシップ・ワンの機械的故障が失踪の原因と一方的に主張している。ザカリー・ハドソンは当選するまでずっと工作活動ではないかと言っていた。私からしてみれば、連邦は何か隠していると思わざるを得ない。」

 また彼はこう続けています。「今回のような指導的な立場にいる人間に対する巧妙な攻撃は、エイリアンの脅威を示す明らかなサインだ。我々は慎重に判断しなければならない。」

 騎士団はスターシップ・ワンの捜索に対して活動的ではありませんが、「我々は目を見張らせている」と言っています。

3301年6月13日-帝国奴隷の非情な側面

 帝国宙域の外縁部では、野蛮状態と文明化の境界は曖昧であり、日々変化しています。今週末程これがはっきりしたのはないでしょう。その日、高貴な帝国民とみられる数百人の艦長が、大量の帝国奴隷をクモ・クルーが管理するブラックマーケットに売りさばく為に、国境を通過したとのことです。

 クモ・クルーが帝国奴隷をどうしようとしているのか正確な所は分かりません。クモ・クルーは帝国奴隷に対してある程度の額を支払っているでしょうが、それでも喜ばしい事ではないことは間違いありません。

 帝国法では、市民による非帝国民への帝国奴隷の売却ならびに、帝国宙域外へ売却することも禁じられています。違法行為を発見された者は懲役に処せられる恐れがありますが、実際は帝国辺境警備は見てみぬ振りをすることが多いようです。

 GalNetでは帝国奴隷協会(Imperial Slavers Association)を取材し、次のような声明を得ました。

 「評議会の命令によって、帝国奴隷の国外への売却は厳禁とされています。ISA会員でそのような行為を発見された者がいた場合、協会から除名し、適切な機関へ通報いたします。」

3301年6月13日-ハドソン連邦大統領、将来を語る

 本日、火星(Mars)クエニセットの宴会場で事業主が集まる会合が開催されました。同会合に出席したハドソン大統領はスピーチで、連邦の若年層に働きかける為に数多くの政策について示唆しました。

 「私が影の大統領だった時に申し上げたとおり、私たちは危機的時代にあります。帝国はここ何世紀間分を凌ぐほどの領土拡大を見せています。私たちは数十年に渡って開拓地域の星系を失ってきました。彼らが連邦から離脱して独立したのは当然の結果でしょう。これまで以上に強力な軍隊が必要です。若年層を惹きつけられる軍隊です。優秀な兵士が、戦闘機が、パイロットが必要です。私たちはもっと世界に視野を広げていかなければいけません。」

 「我が国の若者たちはやる気を失っています。年がら年中明けても暮れても、死んだように動かずに、ただシミュレータに接続して仮想世界に浸っています。現実ではありえない夢の世界に生きてるのです。彼らは現実世界に生きることが必要です。そこで私たちは若者を現実世界に戻すためのプログラムを練り実行します。そのプログラムは彼らを楽しませ、熱中させ、鍛え抜きます。私たちはこのプログラムに対して最大限の投資を行います。そしてその第一回は16日火曜日の議会にて公表される予定です。」

 「帝国は連邦の強さを思い知らなければなりません。我が国はかつて強力でありました。今再びその力を手にするのです!」

 コメンテーターは徴兵制の導入について質問を投げかけましたが、これはハドソン氏自身によって否定されました。「私はニンジンを信頼しています。もやしではだめです。」また、議会は既に軍事費の膨大な増額を承認しており、連邦中の海軍の造船所がフル稼働となっています。こうした動きに対して否定的な人々は、コア・ダイナミクス社の株価が最高値を更新している点を指摘しています。すなわち、ハドソン氏は長期に渡ってコア・ダイナミクスの株主でした。従って多くの人が、「これは自分の為にやってるのではないか。」と言っています。

3301年6月12日-弱肉強食のフロンティア

 一週間前、ガンディー(Gandii)のハンド・ギャングとクリシャ(Krisha)のカモッラがクモ・クルーに対して支援を要請しました。彼らの母星系の政権を転覆させるのが目的だったようです。しかしながら・・・その企みは二つの犯罪組織にとって残念な結果に終わりました。

 人員がうまく集まらず、両組織とも数百人以上の海賊の勧誘に失敗したようです。彼らの人員確保の失敗はとりわけクリシャのカモッラが抱える問題を浮き彫りにしました。今やカモッラは遥かに影響力を持っているクリシャシステムズコーポレーションに、火力の大きさでも著しく差をつけられたことになります。

 週の終わりまでには両組織とも、この戦いが生き残りをかけたものであることを認識しました。最終的にバベッジステーション(Babbage Station)の支配をかけた激しい戦闘の末、ハンド・ギャングは辛うじて「ガンディー星系市民にとって確かな脅威である」という立場を確立しました。そしてガンディー新民主党政権は、アーコン・デラインの要求を拒否するという選択について考え直せざるを得なくなりました。

 一方でクリシャのカモッラについては、彼らのフィンク・デポ(Fincke Depot)への攻撃は完全に失敗に終わりました。木曜午後遅くにカモッラはクリシャ星系からの全面的な撤退を余儀なくされ、金曜朝にはほとんど全員が同星系から退いたとのことです。カモッラを支援していた海賊は間もなく優勢側に翻って、残存勢力の駆逐を行っているようです。

3301年6月12日-ウィンターズ氏、ユートピアへ使者派遣?

 影の大統領のフェリシア・ウィンターズの前任者はシム(sim)中毒の蔓延に対して強硬な姿勢取っていましたが、ウィンターズ氏はそれに反するような動きを見せているようです。彼女の使者がポリブニク(Polevnic)星系のターナーセトルメント(Tanner Settlement)でユートピアの代表と会っているところが目撃されました。

 GalNetでは影の大統領に直接取材し、何故使者がユートピアの本部を訪れていたのか明らかにしようとしましたが、いつもどおりスポークスマンに遮られてしまいました。

 政治専門家は、ユートピアとシムゲーム産業との間に強い繋がりがあると仮定すると、ユートピア訪問はシムファンを支援する動きと考えれると指摘しました。また一方でアンタル(Antal)星系向けの大量の金属注文が流れていることから別の噂も流れています。エコノミスト達はこの大量のオーダーで手に入れた金属がユートピアの手によって他の市場に投入されるのではないかと見ているようです。

3301年6月11日-金のなる木の支配

 半年強前、オニオンヘッドと呼ばれる新種の植物が連邦宙域で違法植物に指定されました。間もなくして、連邦はカッパフォーナシス(Kappa Fornacis)星系にて、ジョージオ・アルジェリア氏率いる無実の農民たちに対して軍事行動を展開しました。連邦海軍は農地へ侵攻し、連邦戦艦が空爆を行いました。

 しかしながら現在、裕福な農業者の手によって新種のオニオンヘッドが開発され、間もなくそれが広がり始めました。後に協力者も現れ、その中には東インド会社(East India Company)という、ゼミナ・トーバル元老院議員が大株主となっている帝国の商社も含まれています。

 帝国の元老院議員に対してカッパフォーナシス星系から手を引くよう警告するために、ハドソン大統領は多くの共和党支持者たちにオータヘネツィ(Autahenetsi)星系を占領し、農業者や密輸業者、帝国民にも不利になるような世論操作を指示しました。しかしながら会見時は、東インド会社もゼミナ・トーバル元老院議員も連邦の策略に動じている様子はありませんでした。

3301年6月11日-ブラッド・ミッチェルって誰?新しい連邦副大統領さ!

 先週の政界での大どんでん返しの結果、新政権が発足したので早速、新副大統領のブラッド・ミッチェル氏を取材しました。

 彼のキャリアはLTT15449ダイナミック株式会社の訪問販売員から始まり、出世街道を走りぬいていきました。最終的にはリーヤンBPS社の販売部門長にまで上り詰め、政界に進出する以前に莫大な富を築きました。ブラッド・ミッチェル氏の実績は高く評価されていますが、同時に敵も多く作ることになったようです。

 新副大統領は、若い頃に多くの時間を使って数々の星間企業の代表として連邦宙域の至る所に足を運んでおり、連邦の開拓星系のニーズに深く精通している上に、それらの星系と深い繋がりを持っています。ハドソン大統領が開拓地域をあらゆる部分で支援しようとしているのは明らかであり、連邦国境付近の住民からは前向きな行動と捉えられています。

3301年6月10日-タスケテル星域の支配権争い激化

 フェリシア・ウィンターズ氏が連邦自由党の党首となってからしばらく経ちますが、影の大統領である同氏は、タスケテル星系領において連邦が持つ利権を確保するために、同氏の前雇用者から引き受けたオフィスで初仕事に着手するようです。

 影の大統領直属の広報担当は現在、オデュデュロ(Oduduro)星系に向けて情報パッケージを拡散させるための作業を行っており、この情報パッケージによって住人が影の大統領の新政策を知り、連邦に所属していることが最良の選択であると気付いて頂ければとのことです。

 影の大統領のウィンターズ氏にとって残念なことだと思われますが、シリウス・コーポレーション社の代表は近隣のアッカディア(Akkadia)星系にて多忙の日々を送っているようです。シリウス社はアッカディア社やアッカディア・クリムゾン連合組織などのアッカディア星系の組織と強い繋がりを持っており、この両組織はシリウス社の合併の提案に非常に前向きの姿勢を示しています。

 連邦とシリウス社の両銀河系勢力ともそれぞれの目標星系の市民の心を上手く掴めているようです。しかしながら最終的にタスケテル(Tascheter)星域を手に出来るのは何れか一つの勢力のみです。両勢力の関係は今のところ良好ですが、全ては支配権を手にする最後の段階に動き出すと見られています。

3301年6月10日-真の勝利者はウィンターズ

 3300年末期、連邦小星系「ダハン」は、エラニン星系の独立国に対する長期に渡る軍事行動での中継拠点となっていました。最終的には両陣営とも甚大な被害を出すことになりましたが、エラニン星系が連邦の勢力を撤退させることに成功しました。

 今週、同星系で再び争いが起きようとしています。今回は軍事活動ではなく政治活動によるもので、連邦と同盟の運動家たちが星系に大挙して押し寄せ、星系掌握に躍起になっているようです。

 マホーン支持者はダハン・ゲートウェイとウィットソン・ハブの玄関口に雪崩れ込み、昨年の連邦の軍事行動を挙げて、連邦への愛国心に対して疑問を投げかけています。一方でハドソン大統領支持者は同盟の運動家と対峙して、ダハン・ゲートウェイにおける連邦の立場を維持すべく活動しています。ステーションの遊歩道では、両派閥間で白熱した討論が頻繁に行われているようです。

 こうしたことを踏まえて考えると現在の所、真に勝利を収めることになるのは、影の大統領のウィンターズ氏と思われます。

 自由党および共和党の議員は連邦のオウリン(Aulin)星系において支持者を増やすために日夜活動してきました。その甲斐あって自由党はかろうじて、元来共和党支持派だった国家でリードを取るのに成功したようです。現在、影の大統領のウィンターズ氏が新たなコマンドセンターをオウリン・エンタープライズに構えることを許可する契約書が作成されています。従って共和党員がそれを阻止する為に何か特別な行動を起こさない限り、金曜日にはオウリン星系に新たな自由党のコマンドセンターが設置される予定です。

訳者補足:

  • マホーンは同盟(Alliance)の首相
  • ハドソンは連邦(Federation)の共和党の大統領
  • ウィンターズは連邦(Federation)の自由党の大統領(影の大統領)

3301年6月9日-悲劇を前に結束を固める連邦

 最近の大統領の交代が連邦を更に不安定にしてしまうとの悪い憶測があるにも関わらず、連邦全体を俯瞰してみると、連邦主要国はザカリー・ハドソン大統領の動向を腰を据えて見守ることにやぶさかではないようです。

 政治専門家や社会学者も同様に、前大統領ジャスミナ・ハルゼイ氏が失踪した為に、連邦は新たな現実に向けて変化していきながら、内部抗争の時代を過ごしていくことになるだろうと危惧しています。

 驚くべきことに、実際のところハドソン大統領の就任から今に至るまで状況は安定しています。恐らく個人的政策の如何よりも、先の悲劇的な喪失があったが為に、圧倒的指導力を持つ連邦の主要組織が「良い連邦」の為に団結していくという道を選択したからと思われます。

 いつまでこの連携した状態が続くか今後も見守っていかなければなりませんが、少なくとも今のところは、わずかな期間ではあるかもしれませんが、連邦市民は連邦が全人類にとって良い方向に団結していっていると楽観視しても良いでしょう。

3301年6月9日-ハドソン氏、密輸業者を狙い撃ち

 ハドソン大統領が一勢力として台頭してきたことをきっかけに、従来から連邦を通って輸送されてきた違法な物品に対する取締りの強化を見越して、銀河系規模で禁制品の価格が急騰しています。その為先週は、あらゆるレベルの商業者が莫大な利益を上げることになり、ハドソン大統領の禁制品に対する政策のお陰で億万長者が何百人も生み出される結果となりました。

 大統領による新たな政権の任命が終わり、ハドソン氏と関係が深い情報筋がGalNetに対して大統領の計画では、警備にかける費用は非常に高額な物になっていると明かしました。

 「密輸業者にとっては非常に厳しい状況になっていくだろう。」とマーズ・トリビューンに匿名のコメントが寄せられています。

 「大統領は、新たに組織されたダイアモンドバック・スカウト艦隊に対して、近距離迎撃艦隊として地元セキュリティサービスを支援するように指示したそうだ。やつら自体に大した火力はないが、二つのバイパー艦隊を率いた怒涛のダイアモンドバック大群から逃げるとなると、どうなることやら。」

 「もちろん逃げないなら、海軍にこんにちは~と白々しく挨拶するのもありだ。今から1か月、長くとも2か月もありゃ、この薬物問題で起きた戦争も終結するはずさ。俺の言った事をしっかり覚えとけよ。」

 闇市場での混乱から一週間経って、違法麻薬の価格は安定化してきています。密輸業者たちは銀河系規模の厳重管理体制が敷かれる前に在庫を捌こうとすると考えられるため、この最新のニュースは再び闇市場を刺激する良い起爆剤となることでしょう。