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Backstory/Chronicles/The_Peralles_incident

Last-modified: 2009-01-04 (日) 16:08:10

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初出

 
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The Peralles incident
パラレス号の出来事

 

ジャンプゲート理論の発見及び技術の確立は,人類に全く新しい時代を切り拓き,歴史上でも最も偉大な発見の一つであることは誰もが認めるところです.ジャンプゲートは既に数世紀に渡って利用され続けており,常により精密でより安全性の高いゲートが開発され続けています.

 

ジャンプゲートの有用性は広く知られているところですが,理論的な視点から言えば現在でも未だに解明できていない沢山の疑問が残っています.次元の相互接続原理に関しては多くの理論が実証されていますが,どれも完全なものではなく,宇宙が何次元に分割できるのか,また各次元は相互にどのように関係しているのかに関して完全に説明できる包括的な理論はまだ確立していません.これ等の理論の幾つかは超四次元空間(別次元事象の代替平面 *1)にも関連していて,ただ一つ分かっていることは,これは見かけよりも遥かに複雑な問題であるということだけです.
(*1 an alternative plain in another dimension)

 

過去において,そして今もなお,船がジャンプゲートを通過してワープする際に,説明することの出来ない事態が生じることがあります.このような出来事が起こる確率はごくごく僅かで,今のところ全ては事故若しくは記録不備として片付けられています.しかしここ数ヶ月,無人ながらも都市地域に程近い星系で起こった不可思議な出来事が広く人々に知られるようになると,一般の人々からもジャンプゲートの信頼性に疑問の声が上がるようになりました.我々人類は,実は「ジャンプゲート」という「パンドラの箱」を開けてしまったのではないかと言う人もいます.

 

メディアが掴んだ情報,すなわち公に知られるようになった事件というのは,Gallente連邦上院議員であるHubert Caissorと彼の家族を乗せたPeralles号の失踪事件です.HubertはAmarr帝国へGallente大使として新しく赴任する途中でした.彼と家族を乗せたPeralles号は,帝国と連邦の国境にあるDom-Aphis星系でジャンプゲートに入りました.このゲートのワープアウト地点はすぐ隣りにあるIderion星系でした.ところがPeralles号はワープインしたきり,二度と再び現れることはありませんでした.不可解なことに,この時Iderion側のゲート管制ステーションからは,船が問題なく正常にワープアウトしてきた事を示す信号が観測されています.ワープを抜けてきたことを示す信号が発せられたにも関わらず,結局Peralles号が姿を現すことはありませんでした.

 

...更に不可解なことに,Iderionの管制ステーションではこの事件以降,毎日,全く同じこの時間に全く同じ「正常なワープアウト信号」を受信するようになりました.結果はいつも同じです.受信する信号が,船がジャンプゲートを正しく抜けてきた兆候を全て示しているにも関わらず,そこに船が現れることは決してありません.

 

Peralles号の事件以降,同じ星域Genesisで過去に起こった同様の事件がにわかに脚光を浴びるようになりました.これらはジャンプ中の陰謀妨害やら,幽霊の姿や呼び声やら,不安定な時間跳躍やら,ただの噂の域を出ないものが殆どですが,船の失踪事件が多く起こっていることも事実です.連邦は本件に関する調査を始めましたが,未だに事件の科学的な原因究明は為されていません.

 

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