『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』頻出議論点・考察

※解釈に関しては不確定なものも含むので注意。

人類軍の核

無印終盤におけるヘブンズドア作戦において、フェストゥムの最大統括ノードだった北極海ミールが消滅した事により、使用頻度が向上したと思われるが、設定面における言及はなく詳細は不明（ちなみに無印第17話にて人類軍が竜宮島に向けて弾頭ミサイルを発射した事がある）なお、投下後にきのこ雲と共に発生していた雷は、爆発によって生じた「核爆発雷」。
広島に原子爆弾が投下された際にも、雷を伴った雷雲（きのこ雲）が黒い雨と共に発生したという記録が残っている。

境内の提灯

古浜町・手崎町・向島町・正徳町はいずれも広島県尾道市内に実在する地名。
このうち、向島町は2005年に尾道市に編入されるまでは単独の自治体だった。
議事録（後述）に「5町会」という表記がある事から、これらの他にあと1つ町が存在するものと思われる。

真矢「溝口さん、出前！アルヴィスに」

この後会議のシーンが挿入されている事から、アルヴィスに向かうための方便（若年層の多い客への配慮）か？

生徒会議事録

　　　　　　　　　　　　　　　　竜宮島高校生徒会議事録　No.086

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【概要】

1. 日時：2148年8月10日（土）12：30～14：00

　　（近藤生徒会長の遅刻により、13：08～14：26となった）

2. 会場：竜宮島高校1F生徒会室

3. 出席者：近藤剣司、羽佐間カノン、堂馬広登、西尾里奈、西尾暉、立上芹、神埼詩織、加瀬透流

要澄美先生が急用にて欠席、代理にイアン先生が参加された。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《U計画プログラム》

■盂蘭盆と浄土信仰

　 先祖に供物し、灯籠に点火して祖先を祭る習慣。

　 日本では飛鳥時代には実施された記録があり、現在に至る習慣として今も残っている。

　 浄土信仰は大乗仏教から派生した一宗派であり、念仏を唱え阿弥陀仏の力を借りつつも、

　 自らの力で極楽浄土への往生を目指すという信仰である。

【進行スケジュール】

午前中に「ヤグラの飾り付け」をする。
スタッフ食事券は、会場の放送で案内してから各町会で本部まで取りにいく。
13時、地域開放イベントの出演希望者決定。同時にスタッフTシャツ配布。
抽選権付きプログラムの配布。他に受付常備用（招待者、一般）も確認。
17時間までに、5町会代表と実行本部委員により、打ち上げ花火のセッティング。

本部関係者、電気担当者は、19時にヤグラ下に集合し、提灯、電球を点検。
反省会は翌日18時より、東集会所にて開催。

　　　　　　　※会場整理班（各クラス割当）に赤色合図灯＋腕章を配布。

　　　　　　　　　　　　　　　★★★8月16日（金）決定！！★★★

　　　　　　　　　　　　　　　　　【鈴村神社夏祭りスケジュール】

16：00　　子供神輿道中　　　　　　　　　　15：00～20：00　　もったいない市

17：00　　呼び込み太鼓　　　　　　　　　　　19：00　　　　　　 おにぎり無料配布

18：00　　盆踊り開始　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　豚汁無料配布

19：00　　仮装大会・カラオケ大会・大抽選会

20：00　　灯籠流し

21：30　　花火大会（フィナーレ）

■生徒会役員の役割について

夏祭りの進行を円滑に行う為のサポートを中心に、実行委員会役員の手助けを行います。

1. 迷子の保護、ゴミ拾い、会場整理。

（解読可能ここまで）

イアンは平時は教師をしているらしい。TVシリーズ時の夏祭り概要は、各話メモ第19話を参照。
なお、生徒会メンバーで他に名前のあった神埼詩織、加瀬透流は、共に広登達と同学年で、無印の2年座席表にて名前が確認できる。
余談だが、上映版ではカノンの名字がメンフィスであったり、日付が異なっている（現実の暦と照らし合わせると曜日が一致しない）といった表記ミスが見られた。

生徒会メンバーの注文

• カノン：メロンソーダと一騎ケーキ
• 里奈：レモンティーと一騎プリン
• 広登：一騎カレーセット・番茶
• 暉：エスプレッソ（ブラック）

「楽園」のドリンクメニュー

暉の持っていたものより。アルコールドリンクについては判別不可能なものあり。

虫かごを見せる芹

採集した虫は、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、クワトラムシの3種。

西尾商店

看板が別のものに一新されている。電話番号と思しき数字「1192-2960」は鎌倉幕府の年号の語呂合わせが元ネタ？

灯籠流し

本作では灯籠の名前が家名（「○○家」）から個人名に変わっている（各話メモ第20話画像参照）。
翔子、衛、蔵前、要誠一郎（咲良の父）といった無印の登場人物の他に『RIGHT OF LEFT』の主人公・将陵僚の灯籠が確認できる。

CDC

コアが未熟な状態であるため、第1CDC（パーシバル・ルーム）に移行している。

漂着していた戦艦

データ照合によると名称は「人類軍戦略輸送サブB29」。
アメリカの同名の大型爆撃機が由来と思われる。

公衆電話

ディスプレイに「アルヴィスへの通路は専用のカードキーをご利用ください。」と表示されており、左側にカードリーダーが搭載されている。モデルとなったのは、2005年に新機種として発売されたテレホンカード式公衆電話「DMC-8A」。
（参考画像：Wikipedia）
左上の「TTT」ロゴは「TATSUMIYAJIMA TELEGRAPH and TELEPHONE（竜宮島電信電話）」の略称？

腕を捩じられるマークザイン

本作にて、機体に内蔵されている衝撃吸収剤（重層水銀）の色が水色から赤色に変更されている。

ノートゥング・モデル

無印とは異なり、新たに迷彩塗装が施された代わりに、左側スタビライザーおよび左膝のナンバリングが廃止された。

暉の失声症

言語障害による失語症ではなく、両親がいなくなった事が原因による失声症であった事が判明。
両親の事故死以来話す事が出来なくなったという解釈も可能ではあるが、水中展望室における暉の台詞「ファフナーに乗れば、また喋れるようになると思ってた」に沿うならば、成長して父母の不在を認識した時から失声症が発症したと考えるべきか？
詳細な情報がないため、いつから話せなくなったのかは不明。

海中に佇むゼロファフナー

本作にてシルエットが明確なものになっている。

高校時間割

2年生組のもの。戦時体制移行に伴い、一日おきにアルヴィスや勤務訓練等が挿入された特殊編成になっている。
戦時と平和が混在していた無印第18話時点での中学校2年の時間割にはなかった技術や美術などの副科目はこちらでは削除されていない模様。土曜日も授業があるのは共通。

広登「綺麗だ……」

無印第1話にて実体化したフェストゥムを見た弓子が「綺麗……」と呟いている他、『RIGHT OF LEFT』でもフェストゥムの美しさに僚と祐未が思わず見入るシーンがある。ファフナーシリーズでは今やお馴染の演出とも言える。

後輩組の変性意識

• 立上芹…頭突きを食らわす猪突猛進系に
• 堂馬広登…衛同様、ゴウバイン状態
• 西尾里奈…感情の揺らぎ（主に苛立ち）の表面化
• 西尾暉…失声症の克服／言葉や表情による感情表現が顕著に

変性意識の変化

精神の成長、変化に伴い、剣司の変性意識は無印の時とで異なっている。
咲良がフェストゥムに対して憎悪を剥き出しにしなくなったのも、同様の理由（憎悪一直線から身体を動かす喜びに変化）。

美羽の身体データ

Name：Miwa Hino

Sex：Female

Age：02

Weight：12.3kg

Height：067cm

Eyesight：R／1.5 L／1.5

Conformable rate：9878P

Complement：Normal

Conformable rate」とはおそらく適合率？

コア代替カプセル

『Newtype Library 冲方丁』掲載の企画草案にも、「ドナー型ワルキューレの岩戸」としてアイディアが提示されている。代替者の適性条件としては、「フェストゥムの因子を持ち、かつ脳が未発達な者」が挙げられており、複数人が交代で入る（衰弱しながら出入りを繰り返す）」という案もあった。
カプセルに入る直前まで芹が白い布を纏っていたのは、おそらく無印第25・26話のセルフオマージュ。

苦戦

西尾姉弟戦闘不能シーンは第9話の甲洋、第23話の道生を一部踏襲。
なお、よく聴き取り辛いと評されている、剣司の広登に対する指示は「絶対離すなよ、カノンを支援！」。

マークザインから現れたマークニヒト

後の一騎の台詞通り、彼と総士がザインに封じ込めていたもの。
イベント「蒼穹作戦」で挙がった質問への回答によると、もし封じ込めていなかった場合、マークニヒトが何機も出現する事態が起こっていたとの事。

容子「ソロモンの開発者がここにいたら大喜びしたでしょうね」

TVシリーズ終盤で殉職した剣司の母・近藤彩乃の事。

パイロットの状態

物語開始時点で既に瞳が赤かった咲良の他、カノンと暉に同化現象の初期症状が表れている。

行美の子供夫婦

初期の裏設定では「息子夫婦」だったが、本作にて「娘夫婦」に変更されている。

マークニヒトに挑むマークフィアー

ニヒトから発生した結晶は無の空間から出ようとするマークザイン（一騎）の表現？
なお、機体大破後に甲洋のコアが姿を消すシーンがあるため、消滅は免れたと思われる。

操「俺はもう戦いたくない！」

上映版ではワームスフィアーの色が従来の黒だった。

人類軍の火

爆撃機「エノラ-512」は、1945年に広島市に原子爆弾・リトルボーイを投下した事で知られる爆撃機「エノラ・ゲイ」に由来。

遊撃隊（剣司・咲良・里奈・暉）の安否

BD＆DVDブックレットの能戸総監督筆記インタビューより、全員がRボートに収容され、無事生還した事が言及されている。

未使用シーン

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イメージミニアルバム付属PVで見られた、浜辺に佇む史彦と千鶴のシーンは、尺の都合でカットされたため、実際の映像では見られなかった。
BD付属ブックレットの誌上オフ会によると、仕事や子供達の話しかしていないが二人が惹かれ合っている事が静かに描かれているシーンであった模様。
2013年に上映されたリバイバル版に上記シーンが追加されている。

発表形態の変遷

劇場パンフレットによると、当初はTVスペシャルだったものが、シーン数増加により劇場公開に変更されたとの事。また、2010年9月29日の段階で総尺が50分から70分に伸びた事が製作委員会で報告されている。（「ファフナーNIGHT」より／最終的な実際の総尺は約90分）