アリス・アレクシス・アダムス

Last-modified: 2017-09-25 (月) 05:05:46

【名前】アリス・アレクシス・アダムス
【容姿】シルクハットを被った燕尾服の少女
【願い事】
【バッドエンド】
【グッドエンド】
【令呪】 3 / 3
【HP】 5 / 5
【筋力】E:1
【耐久】E:1
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】E:1
【スキル】幸運体質:自身のサーヴァントの幸運を使用する判定に補正値3を与える
【その他】
ゲドー一族はハンガリー由来の魔術の家系であり、かつては貴族の道楽に端を発するものであったという。
それが故に目的地点とするものも通常とは異なり、普通の魔術師が目指す根源ではなく、幸運の物質化という極めて異端な部類であった。
―――我らは貴様らとは相容れぬ。我らは外法、「外道」。
しかし、彼等は通常の魔術師と一線を画するが故に軋轢も生み、『魔女狩り』―――そして、幾多もの内戦に巻き込まれていった。
かつて為した7つの魔法より外れし番外法、『因果の創造』。
他の魔術師には一切知られぬ、れっきとした魔法である。
しかしその手段ももはや喪われ、かの家系は離散して世界各地に散ってゆく。
散り散りになった彼らは家を分け、歴史を分け、それぞれ独自の道を歩んでいた。
一族と呼ぶには余りにも希薄な繋がり、しかし部外者ではあり得ぬ密接な結びつき。
一派、あるいは結社とでも呼ぶべき存在となった彼らは、時に名を偽り、時に素性を偽り、表社会に、魔術社会に溶け込んでいった。

アリスは、そんな散り散りになったとあるゲドー一族の末裔。
幸いなことにラビッツフットに関する歴史を喪失せずに済んだ数少ないゲドー一族であった。
魔術の才能と幸運体質により、ラビッツフットの完成を期待されていたアリスであったが、ある日突如としてゲドーの資料を全て焼き払い姿を晦ます。
アリスの家はゲドー一族の中でも、特にその特徴を濃く受け継ぐ一族であった。
故に、「他の人間との交流の一切を禁ずる」と言う戒律が存在したのだ。
それは『因果の創造』を完成させるにあたり最も障害となる戒律であった。
人を知らねば幸福など理解できない。
幸運が理解できずしてどうして『因果の創造』など実現できよう。
人が到達して良いのかすら危ぶまれるこの番外法を目指す以上、見極めねばなるまい。
だからアリスは人とは如何なるものか幸福とは如何なるものかを知ろうと思った。
名を偽り、痕跡を消し去り、外の世界へと足を踏み出したのだ。