クロゥム・シュタインバルト

Last-modified: 2016-12-28 (水) 13:27:10
日帰り聖杯戦争

【名前】クロゥム・シュタインバルト(クロゥム・シュテルンヴェルト)
【職業】特殊役職
【HP】5/5
【令呪】3/3
【筋力】E:1
【耐久】E:1
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】A+:6
【スキル】マジカルブレス/特権召喚:ルーラー、アヴェンジャーの召喚が可能。
【容姿】表情の薄い青年。
【願い事】新たなる幻想種を生み出し、共存する事。
【その他】石林さん。正体は多分黒無逸祇
 資金繰りの為にマジカルブレスという礼装を聖杯戦争参加希望者に売っている。

tips:マジカルブレス

正式名称『代演者の腕輪(ファルシュ・テスタメント)』、魔術師クロゥム・ヴァルトシュタインの制作した魔術礼装である。
年々増加する聖杯戦争だったが参加者はおおよそ聖杯により自動的に選別されるモノであり、自由に参加出来るケースはそれほど多くない。
参加したくても出来なかった。でもやっぱり参加したい。クロゥムはそういった需要に応えるべくマジカルブレスを開発に着手し、これに一先ず成功する。
現在量産の前段階として試験品を交友関係のある魔術師やあるいは資質有りと見た人間に対してクロゥム自身が試験品を与え、その結果を元に資金援助を時計塔に依頼する予定。

性能は主に聖杯戦争の参加権の取得と、召喚したサーヴァントの霊基微向上だが後者の性能。他所持者やクロゥムの調整でお得な能力がついてくるとの噂。
もっとも参加権の取得は聖痕の出現が定員に達するよりも前にこの礼装を使用しなければならず、実力があるならそもそも相手の令呪を取るという手もあるのだからわりと不要気味。
後者の能力も、せいぜい一つのステータスを限定的に1ランクあげる程度で、失敗の可能性も決して低くない確率で秘めている。
失敗した場合サーヴァントは何も起こらなければ良い方で、霊基の混乱が発生し、ステータスが1ランク変動するならまだしも、性別や所持している宝具が本来ありえないモノになったりもする。
この現象を意図的に引き起こしてサーヴァントを女性にしようとした魔術師も居たようだが、残念ながら対象のサーヴァント自身の怒りを買い殺されたのだとか。悲しいね。
この礼装はおおよそ聖杯戦争参加時に全ての性能を使用する為、聖杯戦争中に破壊されてもおおよそ問題は無い。
ただマスターが未熟な場合、魔力供給の安定化等の補助も自動で行うので、破壊されると最悪サーヴァント消滅の危機となる。

tips:秘密

黒無一族とその縁者は今までに集めた情報を『阿迦奢の記録(スクラップノート)』というデバイスに保管しており、その中には他の魔術師一族がどのような研究を行い、そしてどこまでの成果を上げたかなども記録されていた。
 無論魔術師にとってそれらの情報は門外不出であり、記録などされようものなら血眼でその記載を消すように求めるであろう。
 故に、このデータベースの存在は決して漏らしてはならず、そしてあくまでも彼らは"観る”だけでそれ以外は何もしない。したとしても、見た結果を伝えるのみ。そういう家系であるように見せかけようと取り決めが成されていた。
 しかし、この阿迦奢の記録の存在が知られてしまった。
 結果は明白である。他の魔術師一派、そして魔術世界を知る者達の作り上げた特殊機関からも黒無一族は狙われる事となったのである。
 最初は詰問、次には拷問、そして最後には、闇に葬り去るべきだと死が与えられる。

 

 黒無一族はこうして狩りの対象となり、そして一族を追い出されたはずの黒無逸祇も標的にされた。
 拠点の「本体」を破壊され、あっけなく死んだ――――はずだった。
 クロゥム・シュテルンバルト――正しくは、クロゥム・シュテルンヴェルトという。
 その正体は、別の身体を得て新生した黒無逸祇である。