プレスター・ジョン〔ジュピター〕

Last-modified: 2018-10-27 (土) 19:52:18

プレスター.png
illusted by miori_未織

キャラシート

初戦

【クラス】セイバー
【真名】■■■■■■■■■■■■■■
【容姿】赤い竜の鎧を纏った騎士
【英雄点】45点(ステ30点・スキル15点):令呪2画消費
【HP】25 / 25
【筋力】A+(++):8(10)
【耐久】A:5
【敏捷】A(---):2
【魔力】EX:8(10)
【幸運】C:3
【スキル1】対魔力 A
5点:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】対異教徒 EX
5点:キリスト教徒でない相手に対する攻撃及び防御判定時にダイスの面数を1増やし、補正値3を得る。
【スキル3】カリスマ C
5点:奇襲防御時、補正値5を得る。攻撃対象を自身に変更できる。
【スキルEX1】ユートピア A
X:現在地に陣地を作成できる。陣地内において、セイバーは防御判定時、補正値5を得、また遠距離攻撃によるダメージを0にする。この陣地はセイバーの行動によっては破壊されない。
【スキルEX2】信仰捏造 EX
X:このサーヴァントは真名看破とそれによるシートの閲覧を行えない。ステータスを非公開にでき、またデバフ効果を無効にする。
【宝具】『???』 1/1
【ランク・種別】ランク不明:種別不明
【効果】物理攻撃時、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。ダメージ処理後、対象以外の前衛に対して補正値5を得た魔術攻撃を行う。
【その他】秩序・善 地属性 『王』
ドロップアイテム:魔術髄液・各陣営2個。
エフェクト:移動フェイズ時、一つの宝具の宝具回数を1回復する。

2戦目

【クラス】セイバー
【真名】プレスター・ジョン〔ジュピター〕
【容姿】赤い竜の鎧を纏った騎士
【英雄点】45点(ステ30点・スキル15点):令呪2画消費
【HP】25 / 25
【筋力】A+(++):8(10)
【耐久】A:5
【敏捷】A(---):2
【魔力】EX:8(10)
【幸運】C:3
【スキル1】対魔力 A
5点:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】対異教徒 EX
5点:キリスト教徒でない相手に対する攻撃及び防御判定時にダイスの面数を1増やし、補正値3を得る。
【スキル3】カリスマ C
5点:奇襲防御時、補正値5を得る。攻撃対象を自身に変更できる。
【スキルEX1】信仰捏造 EX
X:このサーヴァントは真名看破スキルによる看破を行えない。ステータスを非公開にでき、またデバフ効果を無効にする。
【スキルEX2】旋風の塔
X:セイバーを除く設定上『星の開拓者』『不屈の意思』を有さない前衛は全ての判定時、ダイスの面数を1減らす。また、巡の終了時、1D6のHPを減らす(HP0にはならない)
【宝具1】『凶星十字・遍くすべてを照らさん』(グランド・クロス) 1/1
【ランク・種別】A+:対城宝具
【効果】物理攻撃時、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。ダメージ処理後、対象以外の前衛に対して補正値5を得た魔術攻撃を行う。この攻撃に対して判定置換は行えない。
【宝具2】『黄金の帳』(ゾロタヤ・オルダ) 1/1
【ランク・種別】C:対陣宝具
【効果】HPが0になったとき、このサーヴァントのシートを指定された別のものへと変更し、看破されている場合、その看破状態を解除する。そしてHPを全回復する。
【その他】秩序・善 地属性 『王』

キャラクターデータ

真名:プレスター・ジョン〔ジュピター〕
身長:161cm / 体重:52Kg
クラス:セイバー
地域:ユーラシア大陸
属性:秩序・善 / 隠し属性:地
性別:女性
イメージカラー:紅
出典:史実?
性別:女
年代:12世紀~14世紀
一人称:ワタクシ
二人称:アナタ

ステータス

筋力:B+ 耐久:A 敏捷:C+ 魔力:A++ 幸運:A+ 宝具:A++

クラス別スキル

・対魔力:A
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
なお、魔力によって強化された武器や、魔術によって作られた武器(士郎の投影魔術など)による物理的な攻撃は効果の対象外。
「剣士」「弓兵」「槍兵」「騎兵」のクラス特性。
最高位の幻想種である竜種の血が混じっている英霊は高ランクで保有している。
Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

・騎乗:A++
「剣士」「騎兵」のクラス特性。
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物(例えば古い時代の英雄にとっては見たことも無いはずの、機械仕掛けの車両、果ては飛行機)すらも直感によって自在に乗りこなせる。基本的に「騎兵」クラスは非常に高ランクでこのスキルを持つ。
A++ランクでは本来騎乗スキルでは乗りこなせないはずの竜種を例外的に乗りこなすことが出来る。
プレスター・ジョンの国には竜種たるサラマンドラがいたと伝わっており、セイバーもサラマンドラを駆る。

保有スキル

・信仰の加護:A++
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。
ランクが高すぎると、人格に異変をきたす。
プレスター・ジョンは西欧世界にて信じられていた東方のキリスト教の王であり、その信仰の強さは人々の願いも相まって非常に強く精神は汚染され歪んでいる。
そして、このプレスター・ジョンの場合、核となったバトゥから性格が反転している。

・信仰捏造:EX
プレスター・ジョンとなったものの固有スキル。
実の無き、信仰の形。それは虚構の産物なり。そしてそれは真実とは異なる歪んだモノ。
しかし、信仰の強さゆえに、「ある」と深く信じられ、願われたからこそそれは一つの真となる。
無辜の怪物に近いスキルであるが、そこにある信仰は陽に近い。
ステータスを底上げする他、そのステータスを秘匿する効果が得られる。
しかし、信仰の加護を保有している場合、その信仰の加護による精神の変調がより悪化するというデメリットも持つ。

・対異教徒:EX
異教徒殺すべし、慈悲はない。
異教徒に対する攻撃時と防御時に有効な判定を得る。

・カリスマ:A+
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。生前は王として君臨した三者は高レベル。
稀有な才能だが、稀に持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。王や指導者には必須ともいえるスキル。
A+は既に魔力・呪いの類。プレスター・ジョンへの信仰はもはや呪いや熱狂の部類である。

・悪魔:-
このサーヴァントは本来バトゥというモンゴル帝国のサーヴァントであるが、プレスター・ジョンとして変質したためこのスキルは機能していない。

宝具

凶星十字・遍くすべてを照らさん(グランド・クロス)
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
いのりをこめてじゅうじをきった!
プレスター・ジョンという異教徒を殲滅し聖地を奪還する信仰の救済者という『願い』の機能解放。
プレスター・ジョンが真名を解放すると天に星が輝き、4つの星で十字を編む。
金牛宮、獅子宮、天蠍宮、そして宝瓶宮。ヨハネの黙示録の牛、獅子、鷲、人がそれに該当し、それがすなわち終末の十字を為す…………という占星術上の説がある。
本来、占星術は聖書では禁止されているが、彼女は聖書における存在ではなく人々の願いが産んだ影法師。そのような理論は通用しない。
そして、終末の凶星十字(グランド・クロス)の光を自身が持つ剣に照らし、空にその光を反射して、無数の光の矢で放ち敵対する異教徒を殲滅する。
光の矢は周囲一帯をすべて射程に収め、救教を為す。

原典説明

プレスター・ジョン。聖ヨハネとも言われるその存在は主に12世紀ごろから人々の間で語られるようになる。
当時、聖地イェルサレムをイスラム教国に奪取された西欧諸国は十字軍遠征を行うも、成果はおぼつかなかった。
そんなところでイスラム教国を破った別の勢力の存在を教会と有力者たちは知る。オットー・フォン・フライズィングという男がそれを伝えたのだ。
プレスター・ジョンなる新約聖書に登場する東方三博士の子孫である王がペルシャの王を破ったのだと。
実際のところ当時の西遼がイスラム教国のセルジューク朝を破ったことと、その軍の中に異端であるネストリウス派を信仰していたというのが真相であると思われる。
この報告ではまだ熱狂は少なかった。
しかし、それから数十年後、東ローマ皇帝へプレスター・ジョンを名乗る王からの書簡が届けられプレスター・ジョンの王国の様子が伝わったのを皮切りに熱狂が起こる。
半ば、娯楽文書のようになったプレスタージョンの書簡は脚色が加えられていき人口に膾炙していった。
聖地を奪還しようとする我らの盟友にして救教者、プレスター・ジョンという存在はこうして誕生したのである。
そして、アフリカのエチオピア帝国やモンゴル帝国はそのプレスタージョンの王国と同一視された時期もあったが、それも真実が出るにつれて薄れていった。
つまるところ、プレスタージョンというのは祈りの具現だった。異教徒という強大な敵に立ち向かうためのある種の目標だったり偶像であったのだ。
それ故に通常座に存在するわけもないのだが…………

人物説明

絶望蹂躙戦線クルウド・ノガスにて、黒幕によって召喚されたライダー/バトゥがキャスター/アイザック・アシモフにアン・マキャフリイ作の『竜の戦士』に登場する竜の戦士と
ノーヴェル・W・ペイジ作の『炎の塔の剣士』他に登場するワン・テンゲリこと旋風のジョン(プレスター・ジョン)の幻霊を付与された存在。
人格は反転し、サラマンドラを従える、竜騎士プレスター・ジョンとしての形を得た。
もともと、プレスター・ジョンは中世に西欧において流布された実態無き存在に過ぎず、プレスター・ジョンという名もただ付与された英雄に引かれたに過ぎない。
赤い・ドラゴン・ナイト。

武器

・竜の爪
竜の意匠があるロングソード。材料他詳細不明。

・竜鱗鎧
ドラゴンメイル。竜を素材として作られたと思われるが不明。

・救教の錫杖
星のような造形がついている杖。祭典用であり、長物である以外の特徴はない。

参考文献他

・逸名作家『西洋中世奇譚集成 東方の驚異』 池上 俊一 (訳・解説 2009) 講談社学術文庫.
・ノーヴェル W.ペイジ(1973) 『炎の塔の剣士』関口 幸男  訳 ハヤカワ文庫.
・ノーヴェル W.ペイジ(1974) 『熊神の王国の剣士』関口 幸男  訳 ハヤカワ文庫.
・アン・マキャフリイ(1982) 『竜の戦士』(パーンの竜騎士 1)船戸 牧子  訳 ハヤカワ文庫.
・杉山正明(1996)『モンゴル帝国の興亡(上)軍事拡大の時代』講談社現代新書、講談社.