一二三

Last-modified: 2017-06-23 (金) 00:04:56

【名前】一二三(にのまえふみ)
【容姿】巨大なマスクで顔を隠した少年にも少女にも見える子供。その身体は所々黒色に変異し羽が生えている。
【願い事】異形化を止め人間に戻りたい
【バッドエンド】
【グッドエンド】
【令呪】 3 / 3
【HP】 5 / 5
【筋力】E:1
【耐久】E:1
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】E:1
【スキル】魔性回路:自身のサーヴァントのHPを15増やす
【その他】
とある魔術師一族の末裔。
二三の先祖は人外の魔性と契約を交わしその魔力と知識を得ることで根源へ至ろうと考えた。
彼等は自らの子を生贄として捧げる対価として魔力と知識を得て発展し、数世代に及び栄えていたのだが、ある時その関係は破綻する。
娘を差し出す事を嫌った魔術師が契約を反故にし生贄を差し出さなかったのだ。
これに怒った魔性は魔術師一族へ呪いをかけた。
それは魔術回路を喰らう魔性の呪い。
緩やかに、しかし確実に彼等は魔術師としての力を失い、根源へ至る道は閉ざされる。
そしてやがてその呪いは食らった魔術回路を糧に成長し貴様等一族は魔性へ堕ちることになるであろう。
予言の通り彼らは衰退し魔術師を廃業し凡俗へと落ちた。
子孫はその過去を忌まわしきものとして封印し、目を逸らすことで心の平穏を保つことにした。
世代を追うごとに魔性の呪いの事は一族から忘れ去られ彼らの子孫はただの市民として社会へ溶け込んでいった。
しかし、もはや魔術と袂を分かち数百年が過ぎた現代でとうとうその呪いは芽を出してしまった。
発芽した呪いの母体になったのが二三である。
幼少期を何事も無く生きた二三であったがある日突然その容貌は異常をきたす。
炭のように変色していく手足。どれだけ毟ろうとも生え続ける漆黒の羽根。
二三の両親は異形化を気味悪がり、二三を捨てた。
親族の間でたらい回しにされた二三がやがて流れ着いたのは一族の中でも変人と名高いとある男であった。
聴けば彼は一族の歴史を正しく継承した唯一の者であり、二三の異形化の原因も知っているとのこと。
人の親になれるような性分ではない為二三を家に置くことはできないがその異形化を治す手段はあるかもしれないと男は告げる。
全ての話を聞き終えた二三は男に礼をして屋敷を去った。聖杯を手に入れ人に戻るために。

聖杯戦争で召喚したサーヴァントは胡散臭いランサー。
彼は二三を見るなり高笑いを始めたかと思えば何やら興奮した様子で二三の両肩を掴み大きく揺すった。
「素晴らしい!!やはり世界は神秘で満ちている!!」
二三が自らの出自と願いを告げると満足そうに頷いて答えた。
「怪異を殺さんとするのであれば手を貸さぬわけには行くまい」
「よろしい、ならばこれより君は私の生徒だ。私の事は先生と呼ぶように!」
「約束しよう。文明人の誇りにかけて、私が必ず君(怪異)を殺す(暴いて)と」