黒無逸祇

Last-modified: 2016-06-12 (日) 22:05:58

参加歴
第一次双葉聖杯戦争 (セイバー:八岐大蛇)
第二次双葉聖杯戦争 (セイバー:八岐大蛇)

 

マスター
【名前】黒無逸祇
【職業】魔術師
【HP】5/5
【令呪】3/3
【現在地】
【筋力】E:1
【耐久】E:1
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】E:1
【スキル】使い魔
【容姿】冴えない顔をした大柄の男
【願い事】聖杯戦争に勝って本家に贈呈(『怪物』を使役したい)
【その他】幻想種マニア。ただし恋愛対象は人型に限る。けもなーではない。どちらかというと怪獣オタク。

 

人物詳細、聖杯戦争での経緯等(泥)
【黒無真純】
年齢:32歳 誕生日:4月19日
身長:189cm / 体重:76kg
出身:日本
性別:男性
キャラクター解説:
黒髪で何処か冴えない顔をしたフリーの魔術師。
元々は世界を『観測』する事で座へと至ろうとする『黒無家』の分家の生まれである。
才能は有していたものの、起源が『空想』であり『正しく認識する事』が根源に至ると考えた黒無家の者達は彼を自身達のグループの末端としてほとんど雑用として扱った。

 

しかし逸祇はまだ大成する事を諦めていなかった。
独学で研究を続け、ついに時計塔へと上り詰めた事で黒無家から独立して行動するようになる。
ただし黒無家に未練が無いわけではなく、時折戻っては自身の研究成果を発表しアピールをしていたらしい。

 

また趣味として怪獣映画を好んでいる。特に日本の物をよく好み近年業界が下火である事を少々憂いているようだ。
これは幼い頃、幻想種を観測した事で強く惹かれ類似する概念である怪獣にその面影を見たからである。
近代において幻想種は希少であり幻獣以上のレベルは既に地球の表側には存在していないと言われている。
しかし彼は観測した『幻獣』に憧れ、そしていつしかその存在に出会えるよう観測魔術の研究を重ねている。
あるいは、自らその存在を作り出すことを……。

 

能力:
彼の能力は二つある。
一つは自身の起源である『空想』と黒無家の魔術属性である『観測』の魔術を組み合わせる事で『観測』された事実を『空想』により『拡張』する事が出来る特異魔術だ。
端的に述べるならば彼は『幻術』なのだが、しかしその幻に物理が伴う事もある、という魔術を彼は扱えるのである。
これは対象が思い込めば思い込むほどその効力を強め、『対象を凍らせる炎』や『落ちない穴』等の一種の矛盾した現象ですら疑似的に生み出す事が出来る。
ただしこの能力は対象がそうであると思い込む必要があり、絶対にありえないと思われてしまえば魔術は効果を失う。また妄想具現化とは違い、完全に存在しない物は生み出せない。
上記の例も前提として『炎』と『穴』が触媒として必要なのである。

 

二つ目は合成獣を制作し、それを使い魔として使役している。
特に自身の血を分け与えた『魔吸樹』は彼の自信作であり、大地から少しずつ魔力を吸い上げ自身へと分配する事でほとんど無限に魔力の供給を受ける事が可能である。
もっともセカンドオーナー等の目を掻い潜り、魔力の通り道を各地に増設する必要があるのは至難の業で、その上で自身の器以上の魔力を得る事は出来ない等の制約があり運用には繊細の注意を必要としている。
『魔吸樹』以外にも多くの合成獣を制作しているが、これは自身で『幻想種』を作りたいという願いから来ており現在『人の遺伝子を使わず人を作る』研究を行っているようだ。

 

第一次・第二次聖杯戦争での経緯:
第一次聖杯戦争を優勝した逸祇だが、自身のサーヴァントの願いが『殺戮』である事を知っていた為自害させようとする。
しかしそれよりも早くサーヴァント八岐大蛇は彼を切り殺した……はずだった。
普通なら死亡しているはずの傷だったが彼は自身の魔術を駆使し生命を維持、使い魔に自身の治癒をさせた。
そして残った令呪で自身の元サーヴァンとを自害させた。

 

――――そして第二次聖杯戦争に参加し、彼は再び八岐大蛇をセイバーとして召喚した。
一色触発だった八岐大蛇に対して逸祇は落ち着いていた。
彼は第二次聖杯戦争までに八岐大蛇に対しての理解度を深め、その心情を悟ったからだ。
事情は分かったが殺戮は許容できない。
しかし、『神との再戦』を望むのであれば自身は干渉しない。それで手をうたないか、と逸祇は提案する。
八岐大蛇は拒否しようとした。
しかし得物を取り出す前に彼の工房に仕掛けられていた合成獣で出来たトラップが発動し八岐大蛇を一瞬拘束する。
そして令呪を見せ、取引に応じさせた。それから僅かの時間の間に辛うじてチームとしての信頼関係を整えた二人は――第二次聖杯戦争で敗退する。
八岐大蛇は消滅、そして黒無逸祇は跡形も無く消滅する。
その現実に、妄想が立ち入る余裕など何処にも無かった――そう黒無家は判断した。