概要
FFの主人公は明確な目的持って旅に出ることの多いDQの主人公と違って物語のキーマンに巻き込まれる形で冒険に出ることが多く、ある意味、主人公=空気はデフォではなかろうか。
(終盤になって独自の目的意識を持って存在感を発揮するケースはある)
設定が一切無い1と3(FC版)の光の戦士たちもある意味、これに属すると言えるかもしれない。
「感情移入の邪魔をしない、余計な個性の無いキャラ」と捉えるか、「単に地味なキャラ」と捉えるかは人それぞれである。
「普通の人間だと思っていたのが実は…」ってな感じで出生の秘密が明かされたときのインパクトの有無もキャラの存在感に与える影響は大きいと思う。
逆に、物語初期から特に設定が最後まで動かないとキャラに強い印象を与えなかったり。
物語のキーマンがこぞって「主人公」になっていた6は根本的例外
操作キャラ全員が「主人公」と明言されているFF零式も対象外。
そして一人ひとりが強い個性を持っているため全体的に印象強め。
ただし物語の主人公的立場にいるのは、マキナとレムと言われている。
一方クラスゼロの中での主人公代表はエースだと思われる。
というより昔の作品はROMの容量の関係で、キャラ描写は本当に最低限しか差し込めないから、
プレイヤーの印象に残りづらいのは仕方ないとも思える。
FF3のルーネスはリメイクした時に設定されたのであえていれないが
- 三大○○の項目だと3DSのルーネス、12のヴァン、EoTの主人公になってるね。
ラスボスや、それに近い立場のキャラとの因縁の有無も空気か否に大きく関わるかと。
バッツとヴァンは、他のシリーズの主人公よりそういったエピソードが薄い気が。
- これに加えて脇役がどれだけストーリーに絡んでくるかもあると思う。
FFのお祭り作品であるディシディアシリーズに参戦できた主人公たちは空気主人公から脱却する傾向にある。
キャラクター一人一人に用意されたストーリーを始め、それぞれにスポットライトがしっかりと当てられているのが大きな理由だろう。
ちょうど上で挙がってる人たちはディシディアに出ており、各キャラクターの項目でも記述されているとおり主人公たちの印象が強まったと感じるプレイヤーは多いようだ。
光の戦士
原作では初期版の3と同じく、個性がない主人公だったが、ディシディアで関氏の声を伴い、
個性あふれる銀髪の美形キャラとして登場したので(しかもスコールと喧嘩しているシーンもあり)、最近では空気扱いされることがほとんど少なくなってきた。
また、漫画版などを読んでいる古参マニアには女性の光の戦士も知っている人も少なからずいるので、空気であるかないかは意見が分かれるところ。
ルーネス
もともと主人公に個性がなかった作品の、あとから追加されたキャラであるため、何らかと影が薄いのは無理もない。
だけど、エリアが彼を庇って命を落とすシーンは必見(FC版ではかばう対象は限定されていなかった)。
また、カズスの幽霊を見た時に悲鳴をあげていたので、結構怖がりという点では印象が強いかも。
ディシディアでは、悲しくもそのキャラと名前で出してもらえず、彼の髪型と服装が同じであるというだけのオニオンナイトが出演した。
ルーネスやFF4TAのセオドアは製作側があえて強い個性を持たせなかった主人公である。
クラウド
クラウドがエアリスと共にキーマン、ティファが狂言回しと言っても良いと思うが。
クラウドがティファを助けて神羅兵の帽子?マスク?を脱ぐシーンとか印象に残ってるなあ。
主人公のアイデンティティがどんどん崩壊していくってのは当時の俺には結構衝撃的だった。
自分はソルジャー1stじゃなかった、記憶はつくり出されたものだった、セフィロスの操り人形だった…、それでもクラウドはやっぱりクラウドなんだ、と。
この人は空気じゃないでしょう。むしろ逆。色々なシリーズに出演しておりますからね。
物語はクラウドを中心に進められるし、名台詞や迷台詞を残したり自分を取り戻したり世界を救ったり、個性もかなり強いキャラだから空気ではないでしょう。ソルジャーではなく一般兵だった、敵に重要視されてないこともあった(宝条に「失敗作」って呼ばれたり)ことは、あのFF7の住人から見れば「空気」と言えるかもしれないが、それすら彼の個性となっているのだから。
どっかのFF全キャラの人気ランキングでこいつが1位だったんだし存在感は強いんだろう。
自称スクエニの看板男が空気だったら他の人が大変なことになるのでは?
ヴァン
ヴァンには彼女しかない。
一応ヴァンにも「オイヨイヨ」「ムセテンナヨ」などの迷台詞がある。
- でもそれって空耳でしょ?
あくまでそう聞こえるだけであって、ヴァン自体の個性を強くするものではない。
中の人の滑舌が悪いだけ。- 酷いこと書くけど俺が言いたかったのは、
服装・モーション・声・本編での待遇等から来る情けなさこそがヴァンの個性だと思うってこと。
仮にヴァンがイケメン声だったりしたら今よりも非難轟々だったと思う。
- 酷いこと書くけど俺が言いたかったのは、
ヴァンは物語上は空気だけど「あほかわいい」という最高の個性があるとおもうのだがネタ系のスレではいつもおいしい扱いだしな
- 某スレでの扱いはおいしいと言えるのだろうか?
- DSではちゃんと主役でした
本編的には空気だが、派生作品などでの出演は意外と多いので知ってる人も結構いるのでは?
そんな彼もデュオデシムでは見事参戦を果たし、歴代主人公たちと肩を並べた。
作中での活躍や他キャラとの絡みもしっかり用意されており、それなりに目立っている。
空気空気と執拗に言われてはいるが、それはガリフの地ジャハラにおけるアーシェとの会話イベント以降のことで
序盤では王宮潜入からパンネロ救出までのアーシェ殿下と再開するまでの流れでは、短くはあるがまだ中心にいたと言える
もちろんバルフレアフランとバッシュも彼等なりに考えがあってヴァンに付き合っていたのだが
- 序盤の成長、終盤のかっこよさはしっかり主人公していると思う。
中盤にアーシェにスポットが当たるシーンが長すぎるんだな。
FF9のATEのようにアーシェとは別の場所で
ヴァンの葛藤や考えの変遷が描かれていれば違った評価もあったのだろうが。
ライトニング
FF6のように群像劇にしたせいか空気が薄い。
- あれ?これ言ったらFF6のティナはどうなるの?
FF13の真の主人公(あくまで個人の)としてよくあがるのがヴァニラとファング、人によってはホープらしい。
- ライトニングの周りの人間が濃かったのが原因のひとつな筈。
ネットのアンチスレでは空気で感情女と呼ばれている。
- 確かにFF13の地点では、彼女は仲間に対して激昂していただけで、物語に何か(良い)変化を与えた人物かというのNOに近いかも知れない。
居なかったことにしてもお話自体は進んでしまうかも。(その後の13-2 ライトニングリターンズで存在意義を発揮するのだが。)
あれだけキャラ立ちしてるライトニングが空気なら、そりゃバッツもセシルもクラウドも空気とか言われちゃうわけだよな…
FF13で空気だったとしてもデュオデシムではしっかり主役を演じてるぞ!
- ちなみにデュオデシムの一件でネットでは再評価の動きもあるらしい
ライトニングは空気主人公には見えなかったぞ
EoTの主人公
ヒロインがあまりにもインパクトが強いので、逆に薄くなりがち(しかも個性は存在せず、性別や種族もプレイヤー任せなので、主人公というよりは物語のナビゲーターのような感じ)。
しかし、これから主人公を個性のあるオフィシャルキャラとして登場させた攻略本や小説などが出てくるんだろうか…。
メイア
空気というよりはマイナーというほうがあたっている。
20年ほど前(2013年現在)の短編小説作品で、しかも特定の学年のユーザーを除いてはほとんど知られていない。
この辞典のおかげで少し出世できているが…(以下略)
しかし、何気にFF史上初の女主人公である。(1993年当時、FFはまだ5までしか出ておらず、セリス、ティナ、リルムの女主人公が登場するのはFF6である)*1
各主人公達の設定
作品 | 設定 | インパクト | |
1 | 実は自分でした | ある意味強 | |
2 | 戦乱孤児 | 弱 | |
3 | 孤児 | 弱 | |
4 | 父が地球人ではない 宿敵だと思ってたら洗脳された兄貴でした | 強 | |
5 | 父が異世界(第二世界)の人間、一応英雄の一人です しかしながら、その息子である自分は極めて凡人です。 | 弱 | |
6 | その1 | 人間と幻獣のハーフでした。変身も出来ます | 強 |
その2 | 同じパーティーの黒覆面は父親のようです | 中 | |
その3 | 俺を野生の世界に捨てた親父ですが、 生きてるので、俺は幸せです | 弱 | |
その4 | 魔導の力を注入された人造魔導士です 常勝将軍ですが、まだ18歳です オペラに挑戦したこともあります。 でも自分と同じ境遇の魔導士がイっちゃってラスボスになりました | 中 | |
その5 | 魔導士の血を引いています カルト宗教を狂信してたこともありました | 弱 | |
その6 | みんなに泥棒といわれてますが、トレジャーハンターです 過去に恋人を帝国の襲撃で亡くしておりますが、 同じパーティの元将軍が彼女に似ているので、 次第にそのショックから癒されていきます | 中 | |
7 | 1stソルジャーだと思ってましたが、それは自分が作り出した幻想で、 一神羅兵に過ぎませんでした | 強 | |
8 | 敵に伝説のSeeD扱いされたり、運命だとか言われて魔女を討伐させられます 会ったこと無い父親が謎の超大国の大統領になってました でも、そのせいで自分は孤児だったんですね、お父さん | 中 | |
9 | 人間ではなく、ジェノム(人造生命)でした。 自分の育った星 を破滅させるために造られました 宿敵が実は兄 でした。なにげに妹 もいました。 | 強 | |
10 | 人の夢が作り出した存在。もう生物ですらありません 父親は召喚獣になってました | 強 | |
10-2 | 父親は大召喚士。敵対してたアルベド族とのハーフ | 弱 | |
12 | 戦乱孤児 | 弱 | |
13 | クリスタルに選ばれし人類の敵だそうです 両親を亡くした時、妹を守るために本名を捨てています。 | 中 | |
13-2 | 前作主人公の妹で、クリスタルでした。もう1人は700年後の世界からやってきた未来人です。 | 中 | |
15 | 国王候補かつクリスタル使い。隣国から狙われています。 | 暫定で中 | |
零式 | その1 | 愛する者を失いたくない為 力を渇望しルシになります | 強 |
その2 | 不治の病を患っています。 マキナが守ろうとしているその人です | 中 | |
その3 | 名前通りクラスゼロのエース格です マザーから教わった歌をよく歌ってます | 中 | |
CC7 | 優秀なソルジャーでしたが、下級兵士に殺されてしまいます シリーズ中、唯一個人的な最終目的(下表参照)を達成出来なかった人物です | 強大 | |
DC7 | 永遠の27歳。しかも生体改造されて半分獣人です | 強 | |
T | 父親が英雄です 親違いの2人のお兄さんと対立しました 終盤では唯一の身よりである妹をアルテマの手から救出します でも異端者扱いで歴史的には完全に抹殺されてしまいました | 中 | |
TA | ごく普通の少年です 特別なことといえば弟が病気であることだけか | 弱 | |
TA2 | ごくごく普通の少年ですが、 グリモアの力で昔のイヴァリースに飛ばされてしまいます | 中 | |
4TA | 月の民のクォータです | 中 | |
OVA (5続編) | エクスデスを倒した英雄の子孫の幼馴染です | 弱 | |
USA | 災害孤児、いきなり勘で勇者に選ばれました | 弱 | |
:U | 国際治安維持機構『C2機関』のエージェントです 行方不明になった博士夫婦を探しております | 中 | |
CC | 家族も健全、親もちゃんとした職業を持っています | 弱 | |
CCRoF | お母さんがクリスタル使いであったため、 お姉ちゃんと協力してクリスタルの力を使うことが出来ます | 強 | |
CCLK | 国を失った幼き王です | 弱 | |
CCLD | クラヴァットと魔族のハーフです。16歳の誕生日に、魔王に即位します。 シリーズ初のダークサイドの主人公です。 | 暫定で中 | |
CCTCTB | 頬の一部がクリスタル化しており、引力を操れます。 | 暫定で中 | |
CCEoT | 失われた村のコピーの村の住人 | ある意味強 | |
聖剣 | グランス公国の奴隷剣闘士 仲間の死をきっかけに脱出したが世界征服の陰謀にまきこまれ いつの間にかジェマの騎士に仕立て上げられ 何度も高所からたたき落とされて 最後にはヒロインと悲しい別れ | 中 | |
光の4戦士 | ごく普通の少年。さらわれた王女を救出するために戦士に選ばれる。 | 弱 | |
外伝(学研) | 砕け散ったクリスタルのかけらから光の戦士の1人に選ばれる | 中 | |
L | その1 | 小国で暮らす戦士見習の少年です。 | 弱 |
その2 | 戦災孤児で収容所にとらえられておりました。 非業の最期を遂げた英雄の息子です。 | 中 | |
RK | 代表者 | 歴史省というところに勤めている、見た目年齢10代前半の少年。 物語の記憶世界に飛び込み、歴代のFF戦士たちと戦いを共にします。 | 中 |
7だけは、特別な存在と思っていたのに実は普通の人間だったという完全に逆のパターン。
各主人公パーティーの最終目的と主人公個人の目的
参考程度にどうぞ。
こうしてみるとみんな目的をきちんと持っていると思うが、空気扱いされるのは多分主人公よりラスボスとの因縁が深まってたキャラが作品内で全面的に押し出されてたりしたからだと思う。
作品 | 名前 | 最終目的 | 個人的目的 |
1 | 光の戦士 | カオスを倒す | セーラ姫を守り、世界に平和を取り戻すため |
2 | フリオニール | 世界を支配しているこうていを倒す | 義理の両親の仇を討つため |
3 | 光の戦士 | 暗闇の雲を倒す | 世界のバランスを元に戻すため |
4 | セシル | ゼムスを倒す | 地球人や月の民を守る為 |
5 | バッツ | 世界を無に帰すエクスデスを倒す | 仲間のガラフや無に呑まれた故郷のため |
6 | ティナ | 世界を破滅に追いやるケフカを倒す | 仲間や愛するモブリスの子供たちのため |
7 | クラウド | 星を乗っ取るセフィロスを倒す | ニブルヘイムからの因縁全てに決着をつける |
8 | スコール | 時間圧縮するアルティミシアを倒す | リノアを守るため |
9 | ジタン | ガイアを滅ぼそうとしたクジャを倒す だったが永遠の闇の絶望に抗う | 誰かを助けるのに理由がいるかい? テラの存在だが生まれ育ったガイアを守る |
10 | ティーダ | 世界を破壊するシンを倒すため | オヤジとのケリと自分の物語を終わらせる |
10-2 | ユウナ | ヴェグナガンを破壊し シューインの憎しみを終わらせる | 2年前に消えてしまった恋人と再会するため |
12 | ヴァン | ヴェインを倒し、祖国を解放する | アーシェについて行って自分の夢を見つける (空賊になる) |
12RW | ヴァン | 翼のジャッジを倒し、フォルサノスを 永遠の命から解放する | 空賊としての最初のミッション成功 |
13 | ライトニング | オーファンを倒し、 ルシの運命から解放する | セラを助ける |
13-2 | セラ | カイアスを倒す | ライトニングに会う |
13-2 | ノエル | バハムート・ウォローを倒し、 カイアスの企みを阻止する | 滅びゆく世界を救うため、未来を変える |
LRFF13 | ライトニング | 死者を含む人々の魂を救済し 新しい世界に生まれ変わらせる | 死んだセラを甦らせる |
15 | ノクティス | 遠い昔、シガイ病を取り込みすぎて 汚れてしまった「はじかれし王」アーデンを倒す | 世界から闇を払い、星の病を治す。 |
零式 | マキナ | シド元帥の独裁を食い止める | レムを守り抜く。 |
エース | ルルサスのルシたる審判者を倒す | 朱雀の戦士としての使命を果たす。 | |
7AC | クラウド | セフィロスの思念体である マザコン3兄弟を葬る | 前作で中途半端だった部分の決着をつける |
CC7 | ザックス | Gプロジェクトで生まれた 生命体ジェネシスを葬る | セフィロスのような英雄になる (その目的を達成することなくお亡くなりに) |
DC7 | ヴィンセント | オメガを倒す | 自分の過去、ルクレツィアとの関係 すべてに決着をつける |
T | ラムザ | 聖天使アルテマを倒す | 獅子戦争の終結と、妹の保護 |
TA | マーシュ | ミュートを説得し、 レメディ(リィ・グリモア)を倒す | みんなを連れて元の世界に帰る |
TA2 | ルッソ | イルーアによって 解き放たれたヌーキアを倒す | マーシュと同じく、元の世界に帰る |
CC | キアラン (公式) | メテオパラサイト、ラモエを倒す | 世界から瘴気を取り払い、暮らしやすい 生活を取り戻すため |
CCRoF | ユーリィ | ガルデス教皇を倒す | 亡くなった父親の意志を貫くため |
CCEoT | 村の若者 | ラーケイクスを倒す | シェルロッタを助け、自分の立場を 明らかにするため |
CCTCTB | レイル | ジュグランを倒す | クリスタルベアラーとしての ミッションを果たすため |
USA | ザッシュ | 世界を支配しようとするダークキングを倒す | 黙って滅ぼされるのはごめんだ! 予言の通り世界に平和を取り戻すため |
聖剣 | ヒーロー | バンドール帝国復活と世界征服の防止 ジュリアスを倒す | ヒロインを救出 |
外伝 (学研) | メイア | ゾーンダークを倒し、 星の戦士の力を手に入れる。 | 世界に平和を取り戻す。 |
L | ソール&ナハト | カオスエルゴを倒す。 | 世界をもとに戻し、 光・闇に別れた仲間と再会する。 |
RK | デシ | 記憶の世界に飛び込み、各世界の敵を倒す。 | 失われた戦いの記憶を取り戻す。 |
歴代の主人公達 | 各世界の敵を倒す。 | 戦いの記録に名を残し続ける。 |