マネージメントコンソール(FONルータの設定)

Last-modified: 2009-05-28 (木) 05:39:38


 
ここではFONルータ本体の設定をマネージメントコンソールを使って直接操作する方法、内容を説明します。
ここで説明する他にUSER ZONEからも変更することができます。
 
※La Fonera+については、若干の違いはありますが、ここの説明を参考にして設定の変更などを行ってください。


はじめに

  • La Foneraの設定を行うマネージメントコンソールでは表示言語の変更をすることができます。
    初期状態では英語になっていますが、日本語に変更をすることができます。
    しかし、La Foneraのファームウェアのバージョンによっては日本語表示にした場合に正しく表示されない、変更した設定が正しく反映されない場合があるようです。
    (ファームウェアver 0.7.1 r3より日本語での設定の問題点を解消されているようです。)
    なお、ファームウェアのアップデートは基本的に自動的に行われます。
    (Macを使われている場手動でファームウェアのアップデートはできません。)
     
    ここでは英語表示で内容を説明します。"xxxxxx"に日本語表示したときの内容を記載します。
     
  • 設定を行うにあたってIDとパスワードの入力を求められることがあります。そのときは
    ID: admin / PW : admin」と入力してください。
    lafonera02.jpg

La Foneraに接続する

La Foneraを設定するためにマネージメントコンソールへ接続するには次の2つ方法があります。
接続方法(1)
 La Foneraを初めて使う(箱から出した状態)場合又は初期化した状態の場合

  • MacとLa FoneraをEthernetケーブルで繋ぐます
  • Macの「システム環境設定」>「ネットワーク」を開きます
  • 「内蔵Ethernet」の「TCP/IP」のタブを開きます
  • 「IPv4の設定」を「手入力」にします
  • IPアドレス : 169.254.255.2」、「サブネットマスク : 255.255.255.0」と設定します
    ※設定前の状態を必ず控えておいてください。
  • ブラウザから「http://169.254.255.1」と入力してアクセスする

接続方法(2)
 MyPlaceに接続が可能な状態で、MyPlaceに接続されている場合

Status - "ステータス"

最初に表示されるページです。

lafonera01.jpg

ここでは現在設定されている情報が表示されています。

  • Firmware Version - "ファームウェアバージョン"
  • Internet connection -"インターネット接続"
    • Connection type -"接続タイプ"
    • IP Adress -"IPアドレス"
    • Gateway adress -"ゲートウェイアドレス"
    • DNS Server -"DNSサーバー"
  • WiFi settings -"WiFi設定"
    • Public SSID -"パブリックSSID"
    • Private SSID -"プライベートSSID"
    • Encryption -"暗号化"
    • IP Address -"IPアドレス"

Public WiFi - "パブリッックWiFi"

ここではパブリック用のアクセスポイントのの設定をすることができます。

lafonera03.jpg
  • ここではパブリック用のSSIDの設定のみ変更できます。
    "FON_xxxx"のxxxxの部分のみ変更することができます。
    (初期値は FON_AP となってます。)

  • ここで変更した情報はUSER ZONEのルータの情報には反映されません。

Private WiFi - "プライベート"

ここではプライベート用のアクセスポイントの情報の設定することができます。

lafonera04.jpg
  • Name(SSID) ----- プライベート用のSSIDを変更することができます。 (初期値は MyPlace です。)
  • Authentication ----- 認証方法を設定します
    • OPEN
    • WEP
    • WPA
    • WPA2
    • WPA/WPA2-mixed
      ※WPA,WPA2,WPA/WPA2-mixedを選んだ場合は"WPA PassphraseにLa Foneraの裏にあるシリアルNo.を入力します。

WEPキーの設定方法

WEPの暗号鍵(WEPキー)は、文字列(半角英数字)か16進数(0~9、A~Fの文字列)を使います。
La Foneraで扱えるWEPの暗号鍵はWEP(128bit)です。
 

  • 有効キーを「1」にした場合は、下の「Key 1」にWEPの暗号鍵を設定します。
     
  • 0~9、A~Fの文字を使って、下の表を使って16進数(HEX)で10桁又は26桁をキーとして設定します。

 
例)文字列"01234"をWEPキーとしたい場合、La Foneraに"3031323334"と設定をします。
  接続した端末では"01234"とWEPキーを入力します。
  ※但し接続する端末によって文字列では接続できないものもあるので、その場合は16進数(HEX)で入力してください。
 
16進数(HEX CODE)の変換表

文字!"#$%&'()*+,-./
16進2122232425262728292a2b2c2d2e2f

 

文字0123456789:;<=>
16進303132333435363738393a3b3c3d3e

 

文字?@ABCDEFGHIJKLM
16進3f404142434445464748494a4b4c4d

 

文字NOPQRSTUVWXYZ[
16進4d4f505152535455565758595a5b5c

 

文字]^_`abcdefghijk
16進5d5e5f606162636465666768696a6b

 

文字lmnopqrstuvwxyz
16進6c6d6e6f707172737475767778797a

 

文字{}
16進7b7c7d7e

 
引用:ツクモFONサイト
   http://www.tsukumo.co.jp/fon/convert_list.html

Password - "パスワード"

La Foneraの設定を変更する際に、求められるIDとPassWordのPassWordの変更をすることができます。

lafonera05.jpg

初期状態ではID: admin / PW : adminとなっています。
ここではPassWordのみ変更が可能ですが、IDのadminは変更できません

Language - "言語"

ここでは表示言語の変更ができます。
初期状態では英語(English)になっています。

lafonera06.jpg

最新のファームウェアver 0.7.1 r3(2007.05.12現在)でが日本語で表示した状態で設定を変更した場合に反映されないという不具合は解消されているということです。
La Foneraを購入した直後はファームウェアがアップデートされていないことがあるので、注意が必要。

Advanced - "高度な設定"

Internet Connection - "インターネット接続"

ここではインターネットへ接続する為の設定を行います。

lafonera07.jpg

ここではDHCP/静的IP/PPPoE/PPTPの4つのプロトコルを選択することができます。
La Foneraを接続する上位機との接続方法などによって設定は違ってきます。
ブロードバンドルータの下に接続する場合、ルータ側でDHCPサーバーを有効にしてIPアドレスを発行するようにしている場合はDHCP(初期値)にしておきます。

Network Setting - "ネットワーク設定"

lafonera08.jpg

・Private Wireless IP Settings
 ここではプライベートWiFiのIPアドレスを設定します。
 基本的には変更する必要はないでしょう。
 DHCPサーバーも有効(初期値)にしておくことによってMac側のIPアドレスの設定を「DHCPサーバーを参照」
 としておくことができます。
・Firewall settings
 ここではそれぞれのネットワークからのアクセスについての設定をします。
 基本的には変更する必要はないでしょう。
 もし、「Public -> Private」を「Allow(許可)」にしてしまうとFON_APから接続されたPCなどから
 MyPlaceで接続しているPCの内容が覗かれてしまいます。

Wireless Setting - "ワイヤレス設定"

lafonera09.jpg
  • Channel(チャンネル) : 無線LANルータを複数設置している場合に
    電波のチャンネルを指定することをお勧めします。
    次のような組み合わせがチャンネルの干渉が発生がしません。
    • 1ch / 6ch / 11ch
    • 2ch / 7ch
    • 3ch / 8ch
    • 4ch / 9ch
    • 5ch / 10ch 
  • b/g mode(b/gモード) : Mixed b/g、b、gのどれかを設定します。
    クライアント側の無線LANカードによって異なります。

Port Forwarding - "ポートフォワーディング"

lafonera10.jpg

Firmware Upgrade - "ファームウェアアップグレード"

lafonera11.jpg

FONの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードして、ファームウェアのアップデートをすることが
できます。
La Foneraはネットワークに繋いでおくだけでも最新のファームウェアに自動的に更新されますので、
必要がない場合は操作しないほうが無難です。
MacではFONの公式サイトから最新のファームウェアのダウンロードをすると、ファイルがWindows形式のため
手動でのファームウェアの更新はできません。

 


 
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