AARビークル作成/戦艦扶桑制作記 WW2軍艦のすゝめ/2.制作記その2 船体作り2

Last-modified: 2017-01-12 (木) 23:43:59

解説編を予定していましたが、中だるみしそうなので制作記が最後まで終了してから解説編を開始することにしました。
申し訳ございません。 

 

 

さて、前回は船体外装を作成したところで終わりました。
今回は船体内部を作っていく下準備をしたいと思います。

 

1.アタリとり・配置決定

 

外装が完成したので内部を作っていくわけですが、再現艦製作あるいは外見優先となると内部の自由度もかなり制限されることとなります。
というのも、外見から主砲の配置、砲塔間の長さや煙突の位置などが決定されてしまうからです。
また、主砲の再装填に数十秒~数分かけるというのなら話は別ですが、我々が旅をする惑星Neterではそんな悠長なことをしている余裕はありません。
巨大な砲塔下部構造を作り、どんどん砲撃する必要があります。

 

砲塔の配置場所は外観から決まっており、それにしたがって下部構造を収めるスペースが決定するため、まずは砲塔配置を確定させてしまいましょう。

 

扶桑製作記019.jpg

 

先に作成した船体に、以前作成した金剛型戦艦榛名の砲塔を乗せてみました。
扶桑は3番4番砲塔が船体中央付近に配置されるため、非常に甲板が狭く感じますね。

 

この時点で、砲弾性能のために長めに作っていた榛名の砲塔では艦橋等が収まらないことが判明します。参考写真などをかき集め、砲身長を調整すると同時に、艦橋、煙突、後部艦橋のアタリとりも行い、イメージを確定させていきます。
なお、モデルの主砲のデータ(今回は35.6cm45口径=砲身長16m)は回転軸が異なるためあてになりません。外見から最適な長さを測ります。

 

扶桑製作記020.jpg

 

位置確認が終了しました。

 

2.最小主砲区画の確認

 

扶桑製作記022.jpg扶桑製作記023.jpg

 

アタリとりが終了したので主砲の配置区画がどれだけ取れるのか確認します。
私の場合主砲の性能を統一したいため、主砲は一番性能が低いもの、つまり最もスペースが狭いものを基準に作成しています。
今回の場合は最後尾の6番砲塔ですね。・・・狭い。あまりにも狭いです。最も幅が広いところが11*11*5・・・幅はまだしも高さが無さ過ぎます。これはつらい。
よって、外観を大幅に崩すことなく何とかスペースを広げられないかやってみます。

 

扶桑製作記024.jpg扶桑製作記025.jpg

 

2段ほどラインを変更することで11*11*6に広げることに成功しましたこれでなんとかなりそうです。

 

3.主砲作成 

 

主砲下部が使えるスペースが決定したので、先に主砲を作ってしまいましょう。
理由としては、主砲が破壊された際に誘爆(他の砲塔への飛び火)を防ぐことができるのか、目標となるもの、今回はThyrやExcaliburを撃破するだけの火力を用意することができるのかを確認するためです。
場合によってはさらに船内スペースを広げるための手段を考える必要があります。

 

アドバンスドキャノン構築に関しては他に詳しい方がいらっしゃると思うので、当記事ではさらっと触れる程度にします。

 

私の場合

 

主砲の口径、砲身長決定(35.6cm砲身長13m)

砲弾作成(Composite head+HE 精度必要砲身長12.6m、加速必要砲身長12.6m)

主砲能力要件設定(分間20~30発)

bun氏作アドバンスドキャノン設計シートにて必要パーツ数計算

砲塔制作
扶桑製作記027.jpg扶桑製作記028.jpg

実際にできたもののパーツ数を設計シートに入力し分間発射数再計算

アドバンスドキャノンの設定画面で分間発射数を固定

 

という流れになります。
それにしてもbun氏のアドバンスドキャノン設計シートはすばらしいですね。
ローダーの長さや数をトライ&エラーしなくてすむので、アドバンスドキャノン構築にかかる時間が半分~1/3になります。(当社調べ)

 

bun氏のAARはこちら

 

アドバンスドキャノンを構築する際、最近は徹甲榴弾の使用を前提に考えているため、誘爆対策は必須です。タレット上で発生した爆発はメインオブジェクトを貫通するとの話もあるので、イジェクターの設置を考慮して構築します。

 

扶桑製作記030.jpg扶桑製作記031.jpg

 

4.主砲性能試験

 

完成したら早速積んでみます。回転しません。どこかが引っかかっているようです。
タレット上の物体はスピンブロックと同じくサブオブジェクト扱いになるため、メインオブジェクトとの当たり判定がある部分、無い部分を考慮しなければなりません。
早速修正します。

 

引き続き誘爆実験を行います。

 

扶桑製作記032.jpg扶桑製作記033.jpg

 

ダメでした。
イジェクタから排出された砲弾が船底を抜くことができず、連鎖的に爆発することにより隔壁の耐久値を超えてしまったようです。

 

そこで最近研究中の船底発破式を試してみます。
これは前作戦艦長門より採用している、「どうせ船底をぶち抜くなら弾薬庫おいてもいいだろ」という考えを発展させ、「より確実に船底を爆破し、砲弾が船内で爆発するのを防ぐ」という考えによるものです。

 

扶桑製作記034.jpg

 

扶桑製作記035.jpg扶桑製作記036.jpg

 

うまくいったようです。船底に大穴は開きましたが、隣の砲塔に飛び火して戦闘能力の喪失を防げたので成功です。

 

引き続き射撃テストを行います。
遠距離戦闘を想定し、5km以遠の精度、および、シールドの上からダメージを与えられるかのテストを行います。

 

扶桑製作記037.jpg扶桑製作記038.jpg
敵対化設定した距離8kmの静止目標に対し5分間の全力射撃

 

満足とはいかないもの、口径、砲身長が制限されているなかではまずまずといった結果でしょうか。

 

ここまでの結果により、現在の船内スペースで目標を達成できると判断、区画配置を行う準備が整いました。

 

 

今回はここまで。
主砲が乗ると雰囲気がでて楽しいですね!
次回更新をお待ちください。

 
 

コメント

  • 造型記事だけど船底射出式アモイジェクターの開拓が進むという・・・!w -- 管理人/びんせんとー? 2017-01-10 (火) 16:43:25