先ずは普通に艦首を作ります。
とりあえずは実例を交えながら作ってみましょう。
こんな艦首があるとして、こんな感じに微妙な傾斜を付けたいとします。とても長いスロープブロックがあれば良いのですが、無いので作るしかありません。
すぐさまスピブロを設置して斜めに角度を付けたい所ですが、一つやることがあります。
斜めにしたい部分のすぐ下の部分は、斜めにする必要が無くともサブオブジェクト(スピンブロックの上に乗っかったブロック)で構成して下さい。
こんな感じに。
黒色のブロックがメインオブジェクト、青色のブロックがサブオブジェクトです。
これが終わりましたら、スピブロで斜め艦首(甲板?)を張る作業に入ります。
スピンブロックを横向きに設置しましょう。
設置場所は自由ですが、今回はメインオブジェクトから柱を伸ばし、そこに設置しました。
スピンブロックの角度=甲板の角度を指定するためのACBも近くに設置します。
さて、今置いたスピンブロックに甲板を乗せていきます。
かなり酔うかと思いますが、気合で何とかして下さい。いずれ慣れます。
この時点ではまだ純粋に乗せているだけです。
赤色のブロック(いま乗せたサブオブジェクト)が傾いて、いい感じの傾斜を生み出すわけですね。
甲板を斜めにします。
ACBの設定画面を開き、弄ります。
見るべき場所はエフェクトレンジと角度。
今回の場合、ACBは動かしたいスピブロのすぐ隣にあるので、レンジは2。角度は5°に設定していますが、横から見た感じでは角度が付きすぎに見えるので、後で調整します。
再び、赤いブロックを弄って艦首形状を整えましょう。ブロックが青いブロックと重なりますが、黒いブロックと重なりさえしなければ無視して構いません。サブオブジェクト同士の接触では、当たり判定が発生しないのです。
……見えるでしょうか? 一番下の画像は、スピブロを限界まで傾けて中を見えるようにした状態です。
今度はACBの設定画面を開きながら、艦首付近に移動します。
そして甲板の角度を調整しながら、一番カッコ良いと思える角度を探しましょう。
私は、2.8°に設定しました。
ブロックが重なっている部分は、他のブロックで覆い隠すか、ブロックを消しましょう。
今回の場合、艦首で赤の1mスロープと青の2mスロープが綺麗に重なっていました。赤の1mスロープは消しても構わないブロックなので、消しましょう。ついでに少し修正し、艦首を綺麗にします。
後始末をします。
最後に、青ブロックを弄って後始末をします。
とはいっても、こんなアンバランスな状態では出来る事もしにくいので、黒と青を真っすぐに伸ばしてバランスを整えます。
かなり汚いですが、直せるので問題ではありません。
で、この状態で、青ブロックと赤ブロックが重なるまで、どんどん伸ばしていきます。
重なったなら、甲板を張っていきます。
また、見た目が悪い部分も直しておきましょう。赤ブロックが黒ブロックと重なりさえしなければ、何をどう取り繕っても大丈夫です。
赤から青にバトンを渡し、青が黒にバトンを渡すように組みます。
そして、これで完成です!
即興で造ったにしては、案外いい感じでは無いでしょうか。
まとめ。
今回のスピブロ艦首を造るにあたって、守る必要が、覚える必要があるのは以下の点だけです。
これさえ守れば、見た目はともかくきちんと艦首が緩い傾斜を描いてくれますので、どんどんご家庭のお船に採用してみて下さい。
・斜めにしたい部分(赤ブロック)のすぐ下の部分は、斜めにする必要が無くともサブオブジェクト(スピンブロックの上に乗っかったブロック(青ブロック))で構成して下さい。
・サブオブジェクト同士の接触では、当たり判定が発生しません。
・赤ブロックが黒ブロックと重なりさえしなければ、何をどう取り繕っても大丈夫です。
・赤から青にバトンを渡し、青が黒にバトンを渡すように組みましょう。
編集時Ver1.966
コメント
- 執筆オツカレサマデス∠(`・ω・´) -- 管理人/びんせんとー? 2017-01-06 (金) 23:53:26