Valve

Last-modified: 2010-11-01 (月) 23:30:28

http://www.valvesoftware.com/

NEWS

2005

「Half-Life 2」が2ヶ月で170万本を販売

http://www.quiter.jp/news/138/003071.html

Half-Life 2ってまだ元を取れてないの?だっせーw

PCゲーなんて家庭用ゲーム機に押されて年々シェア下がってるもんなぁw

The Final Hours of Half-Life 2の記述:
http://hl.fpsjp.org/modules/tinycontent1/index.php?id=17

ここにある記述から単純に引用すると、
HL2パッケージの1本あたりのValveの儲けは以下のようになる:
リテール版: 7ドル
Steam版: 30ドル

Vivendiによる170万本達成の発表がリテール版のみをカウントとしている
と考えた場合のValveの利益:
7ドル * 1,700,000本 = 11,900,000ドル

HL2の制作費は40,000,000ドル以上と言われているので、
これだけでは採算分岐点を大きく下回っている。

単純にHL2の制作費を40,000,000ドルとし、リテール版の利益を引いて、
採算分岐点に達するまでに必要な残りの額を算出:
40,000,000ドル - 11,900,000ドル = 28,100,000ドル

これを利益率の高いSteam版の儲けで割ると:
28,100,000ドル / 30ドル = 936,667本

Steam版が100万本くらい売れたら、モトは取れるという計算か。

2007

「PS3はあらゆる面において厄災」ValveのCEOが厳しいコメント 2007年01月15日

PCゲームの生きた伝説的存在Half-Lifeを成功に導いた重要人物の一人であり、Valveの共同創立者兼CEOを務めるGabe Newell氏が、アメリカのゲーム情報誌Game Informerのインタビューを受けて、現行ハードPS3とWiiについてコメントしています。

“PS3はあらゆる面において厄災。開発者や消費者が求めているものが何であるのかをソニーが完全に見失ったことは明白だと思う。一つ言わせてもらえば、もう手遅れだとしても、ソニーはちゃぶ台をひっくり返して何もかもやり直すべきだ。こう言ったらどうか、「これは最悪な厄災です、そしてごめんなさい、開発者にPS3用ソフトを制作させるのも、そもそもPS3を販売するのもやめます」。

ハッピーなのはWii。今年のクリスマスにはWiiがXbox360よりも普及すると予想している。私のことをちょっとおかしいと思う人もいるかもしれないが、私は任天堂が今やっているすべてのことに対して好意を感じる”

二つのハードに対してかなり両極端な発言ですね、もうなかったことにしたらどうか、というPS3に対する辛辣な意見。当のValveといえば、現在PS3とXbox360のマルチプラットフォームで発売予定のHalf-life 2: Episode Twoの開発真っ最中。移植にあたって、Newell氏自身も、PS3の開発ツールを実際に使用している可能性もあるので、そうした経験から今回のような厳しい発言につながったのかもしれません。

『Half-Life』のクリエイターがPS3やWiiについてコメント

http://www.inside-games.jp/article/2007/01/21/19887.html
米国のゲーム雑誌「Game Informer」はPCで大人気の「Half-Life」シリーズのクリエイターの一人であるValve SoftwareのGabe Newell氏へのインタビューを掲載しました。その中でPS3やWiiについても言及されています。

「PS3は全く失敗でした。ソニーが消費者や開発者が何を望むかということを見失っていたのは明白です。今になってもあえて言いましょう、彼らはすぐに止めてやり直すべきです。そしてこう言うべきです"これは大失敗でした。大変申し訳なく思い、私達はこれ以上ハードを売り、PS3にゲームを開発するように説得するのを止めます"と」

対して任天堂についてはこのように述べています。

「幸せなストーリーはWiiです。私は来年のクリスマスまでにWiiがXbox360を超えるユーザーベース(シェア)を確保していることに賭けます。他の人は私がクレイジーだと思うでしょう。でも私は任天堂が今やっている全てが大好きです」

2008

Valveのゲーム配信サービス「Steam」、登録ユーザ数1500万人突破

http://arstechnica.com/journals/thumbs.ars/2008/02/08/steam-15-million-served
http://ja.wikipedia.org/wiki/Valve_Software
http://ja.wikipedia.org/wiki/Steam#Steam

ValveはSteamの立上げの際、マイクロソフトとYahooに相談したそうですが……2008年05月02日

http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=5822
UbisoftやActivision、Epic、id softwareといった様々なデベロッパが参加し、販売タイトル300以上、1400万以上のアカウント数を有するオンライン販売のフロンティアとなったSteam、またPortalを初めとした自社のタイトルも大ヒットを飛ばし華やかな成功が目立ちますが、当然これらは一朝一夕の結果ではなく平坦な道のりではありませんでした。現在の成功はユーザーの想像さえ軽く超える素晴らしい物に見えます。

GamesIndustryがValveのマーケティングディレクターであるDoug Lombardi氏へ行ったインタビューによると、Steamの立上げ前夜このゲーミングプラットフォームに関する大きなチャレンジを成し遂げようとValveは、マイクロソフトとYahooに協力を仰ぐため相談したそうですが、あまりにも遠い道のりのチャレンジで協力する事はできないと、無下に断られたそうです。

Steamは現在、PCゲーム業界では最も違法コピーを初めとする著作権侵害による侵食を食い止めているプラットフォームと言えます。もしもValveがコンテンツ配信に取り組まず他所のどこか巨大な力を持つ組織がコンテンツ配信を構築することをあてにしていたなら、恐らく現在の状況は少し違う物になっていたでしょう。

なんだかPortalの配信におけるマイクロソフトとのやり取り以降、怨み節が続いているように見えなくもないわけですが、大きな問題としてPCゲーム業界全体に圧し掛かる著作権侵害の問題、Valveにはフロンティアとしてもっと大きな役割があるように思いますが……いかがでしょうか。

PS3での開発と距離を置くValve 2008年05月08日

http://computerandvideogames.com/article.php?id=188227
ValveのDoug LombardiはPCとXbox360のシューター"Left 4 Dead"の最新版を公開したが
PS3版は仲間はずれにされたままだ

「我々はPS3デベロッパーではない。
 我々はオレンジボックスのようにPCとXbox360で開発している」
「Left 4 Deadは新しいIPであり、オレンジボックスのようにEAがPS3版を担当すると決まっていない」
「新しいHalfLifeならば、我々は出来るだけ多くのバージョンを製作したい。
 もしLeft 4 Deadが良く売れたなら、その時には後でPS3版を作るかもしれない。
 または、我々が続編を作るときにそのことに興味を持つかもしれない」

「我々はたった150人であり、我々が出来ることは限られている」

最近発表されたvalveの 小売 での売り上げ

587 名前:名無しさん必死だな[] 投稿日:2008/12/07(日) 23:17:41 ID:wLlz7pak0
最近発表されたvalveの 小売 での売り上げ

Half-Life (1998) - 9.3 Million Units
HL: Opposing Force (1999) - 1.1 Million Units
HL: Blue Shift (2001) - 800,000 Units
Counter-Strike (Standalone)(2000) - 4.2 Million Units
CS: Condition Zero (2004) - 2.9 Million Units
CS: Source (2004) - 2.1 Million Units
Counter-Strike (Xbox) (2003) - 1.5 Million Units

Half-Life 2 (2004) - 6.5 Million Units
HL2: Episode 1 (2006) - 1.4 Million Units

The Orange Box (2007) - 3 Million Units
Total: 32.8 Million Units

L4Dは390万本出荷したらしい

あとHL2はsteamで小売の25%くらい売ったという噂(150万くらいか)
L4Dもオレンジボックスも後からリリースされた作品だから
この割合はもっと高いと見て間違いない

大本営発表であるが、Steamも含まれているので、誇張発表ではないと思われる

2009

『Left 4 Dead2』の続編に不買運動−19000人以上が参加

http://www.inside-games.jp/article/2009/06/10/35734.html
ゾンビの群れと戦う協力系FPS(一人称シューティング)『Left 4 Dead』の続編がアナウンスされましたが、続編への不買運動が起こっています。

既に19000人以上のユーザーが『Left 4 Dead2』の不買を訴えるSteam上のコミュニティ「L4D2 Boycott」に参加しています。

「L4D2 Boycott」は、『Left 4 Dead』の品質は称賛に値するものであり、新作を必要とするValveの金銭的事情を認識すると前置きした上で、「独立した続編としての『Left 4 Dead2』はプレイヤーコミュニティを分裂させ、マルチプレイヤーゲームの品質を落とす」「『Left 4 Dead2』の発売は、『Left 4 Dead』をわずか一年で時代遅れのソフトウェアとするだろう」と主張。

フルプライスの続編ではなく無料バージョンアップもしくは拡張版としてリリースし、有料であるなら前作の購入者には割引を適用することを要求しています。

海外での『Left 4 Dead』の発売日は2008年11月18日。『Left 4 Dead2』は2009年11月17日予定ですから、約1年での続編発売となります

不買運動の背景には『Left 4 Dead』のゲームデザインが影響しているようです。
『Left 4 Dead』はプレイヤー同士が助け合って戦う点が画期的であり最大のウリ。
続編が出ることでプレイヤーが分散すれば協力プレイの相手がスムーズに見つけられなくなる恐れがあります。

続編『Left 4 Dead2』は、Xbox360とPC用としてE3でアナウンスされましたが、週末までに「L4D2 Boycott」のメンバーは15000人に達したとのこと。6月9日15時40分時点でのメンバー数は19375人ですから、かなりの勢いで増加していることになります。

Valveが強力に推進するSteamはプレイヤーコミュニティを育てましたが、今回は不買運動の形成にも力を貸した形になっています。
「L4D2 Boycott」の会員数は今後も増え続けるのか、Valveはユーザーの声にどう答えるのか。今後の推移が注目されます。

『Left 4 Dead2』、参加者増加中の不買運動に開発元がコメント

http://www.inside-games.jp/article/2009/06/13/35801.html
プレイヤー4人が協力してゾンビに立ち向かう『Left 4 Dead2』に不買運動が持ち上がったのはお伝えしたとおりですが、開発元であるValveがこれにコメントしています。

ValveのプレジデントであるGabe Newell氏が海外ゲームサイトKotakuに対し、前作から1年で続編を出すのはValveとしても新しい試みであるが、作品へのサポートを続けるのは15年前からのValveの哲学であり、コミュニティの300万人以上の顧客をサポートし続ける……と答えています。

『Left4Dead』については、MODメーカーやコミュニティマッチメーキング、4×4マッチメーキングといったアップデートが予定されているとのこと。

不買運動コミュニティ「L4D2 Boycott」は無料バージョンアップもしくは拡張版としてリリースし、有料であるなら前作の購入者には割引を適用することを要求していますが、これを受け入れる気はないようです。

『Left 4 Dead』から約一年の続編は速すぎるし、コミュニティを分裂させるというのが「L4D2 Boycott」の主張。参加者は2週間で27000人を突破するなど勢いも盛んなようで、「L4D2 Boycott」とValveがどの辺りに着地点を見出せるのか、まだまだ問題は解決しないようです。

【ゲームニュース一週間】望まれていない続編、お膝元での不買運動

http://www.inside-games.jp/article/2009/06/13/35803.html
平常運転に戻った感のあるゲーム業界ですが、E3での発表が意外なところに影響を及ぼしました。

ValveはFPS(一人称シューティング)『Left 4 Dead』の続編である『Left 4 Dead2』を発表しました。通常、続編はファンにとって喜ばしいものですが、これを拒否する不買運動が参加者を伸ばしています。

『Left 4 Dead』はオンライン配信システムSteam上でプレイヤー同士のマッチングやアップデートの配信が行われているのですが、そこで「L4D2 Boycott」というコミュニティが設立されました。

『Left 4 Dead2』の発表を受けて6月1日に作られた「L4D2 Boycott」は12日で28242人が参加。『Left 4 Dead2』を単体の新作ソフトではなく『Left 4 Dead』の無料バージョンアップもしくは拡張版としてリリースすることを要求しています。

1日平均、約2000人が参加していることになる「L4D2 Boycott」には、『Left 4 Dead』のウリとなる部分が深く関わっています。『Left 4 Dead』は最大4人のプレイヤーが協力してゾンビの群れから脱出する、協力系FPS。新作が発売されることでプレイヤーが分断され、協力者が見つけづらくなるとするのが「L4D2 Boycott」の懸念です。

ValveのプレジデントであるGabe Newell氏は、新作が出ても前作へのサポートは続けていくとコメントしています。

普通のゲームであれば新作が出ても旧作を遊ぶのに支障はありません。しかしオンラインゲームではそうではありません。今回の不買運動はオンラインゲームの文脈で捉えられなければならないでしょう。「L4D2 Boycott」とValve、どちらの言い分ももっともです。『Left 4 Dead2』は前作から1年で発表されますが、これを「短い」とするのが「L4D2 Boycott」であり、「そうでない」と考えるのがValveです。では、メーカーはいつまで旧作をサポートすればよいでしょうか。ゲームの勢いは基本的に時間と共に衰えていき、売上も減っていきます。『Left 4 Dead』の多人数プレイは無料です。時間が経てば経つほどプレイヤーの対費用効果は上がり続け、メーカーのそれは下がっていきます。二つのグラフが交わらなくなったところ、それが旧作サポートを終了する現実的な線でしょう。しかし、万人が納得するサポート終了はまずあり得ないでしょう。悲観的な見方をすれば、オンラインゲームにおいて、あらゆる続編は望まれていない、のかも知れません。

「L4D2 Boycott」は安定したコミュニティと多人数プレイの存続を望み、Valveは新作による拡張効果を望みます。平行線を辿りかねないテーマですが、プレイヤーコミュニティの形成に努めその支持を受けてきたValveですから、とことんまで議論を続けなければならないでしょう。希望はValveが「L4D2 Boycott」を閉鎖していないことにあります。自分のお膝元で起こっている不買運動ですから快くはないでしょうし、何らかの理由をつけて閉鎖させることは可能でしょう。しかし、Valveはそれをしていないのです。

これは日本メーカーにとっても対岸の火事ではありません。続編や拡張パック、ファンディスク、アニメ版や映画版への不買運動が起こらないとも限りません。ユーザーの声のどこまで答えて、どこから答えないのか。この不買運動から学ぶべき所は大きいのではないでしょうか。

「ダウンロード販売はパッケージの売上をアップさせる」−『Left 4 Dead』のValveが主張

http://www.inside-games.jp/article/2009/07/07/36218.html
『Left 4 Dead』のValveはダウンロード販売システム「Steam」で知られていますが、パッケージゲームの売上を阻害するものではなく逆にアップさせると主張します。

Valveでマーケティングを担当するDoug Lombardi氏は海外ゲームサイトGamesIndustry.bizのインタビューに対し「我々がSteamでフリーウィークエンドを行うとプレイヤー数に明らかな増加が見られる。週末には小売店での売上が急上昇する」とコメント。「『Left 4 Dead』でフリーウィークエンドを行った時、Steamでの売上とXbox360版の小売店での売上が上昇した」と実例を挙げています。

「フリーウィークエンド」は期間限定の無料開放で、製品版を週末まで無料で遊ぶことができます。家にいながらにして体験版でなく製品版の使い心地を試せるわけです。

海外では「Steam」が小売店と対立するものであるとしてValve製品にスペースを割くのを嫌がるといった風潮があるそうですが、「Steam」は小売りと対決するためにある……というのは扇情的な扱われ方に過ぎると主張。Gamestop(海外大手のゲーム店)において『Left 4 Dead』のプロモーションに多額のお金を使い、他のチェーン店よりも多くの売上を上げているとしています。

ダウンロード販売の充実に従ってクローズアップされるようになったのはダウンロードVS小売店という図式。小売店のお客さんをダウンロード販売が奪ってしまうことが危惧されています。Lombardi氏の主張通りであればダウンロード販売と小売店は共存できそうですが、今後も慎重な検証が続けられる必要がありそうです。

Valveはかなり本気! 「Left 4 Dead 2」のアドに,前作の倍以上となる2500万ドルを投入 10/26

http://www.4gamer.net/games/092/G009276/20091006021/
 Valveは,開発中の「Left 4 Dead 2」(以下,L4D2)の広告宣伝費に,前作の倍以上となる2500万ドル(約22億円)を投じることを公式サイトで明らかにした。日本のメーカーはこうした数字をあまり公表したがらないようだが,あちらは,すごいでしょドーン! という感じで公式サイトで発表してしまうのだから,なんというか文化の違いですかね。もっとも,L4D2はその立ち上がりが少々危ぶまれていたという経緯もあったりする。

 2008年に発売された「Left 4 Dead」は,謎のウイルスによってゾンビのようになってしまった人々がうろつく町を舞台に,4人の男女が命がけのサバイバルをするというFPS。全力疾走してくるパワフルなゾンビや,そいつらを撃ちまくる爽快感,そして,ほかのプレイヤーと協力して戦うCo-opモードの面白さなどから大ヒット作となったが,L4D2はその待望の続編だ。

 Valve社長のGabe Newell(ゲイブ・ニューウェル)氏は,「欧米で2009年11月17日の発売が予定されているL4D2の予約は,Valve始まって以来のペースで伸びており,前作Left 4 Deadと比べて3倍程度になる」と語っている。そんなL4D2で,巨費を投じたキャンペーンが行われるわけだ。

 北米地域では,月曜夜のフットボール中継や総合格闘技UFCの中継でのコマーシャル,道路脇のビルボード(立て看板)設置やゲームサイトへの広告などが行われ,ヨーロッパではメジャーなスポーツのテレビ中継におけるコマーシャル,都市部での屋外広告,オンラインメディアや雑誌への広告といった感じで展開される。

 L4D2に関しては「前作からわずか1年後の発売」という,あまりに早い続編に対してファンから非難の声があがり,多難な船出を予感させたが,フタを開けてみればValve始まって以来の予約数を記録するという絶好調の滑り出し。やはり,多くの人達が発売を待ち望んでいたのは間違いなさそうだ。

 ちなみにLeft 4 Dead公式ブログによれば,10月30日からロンドンで開催される「Eurogamer Expo 2009」にL4D2が出展され,これまで公開されたことのない「4人vs.4人のチーム戦モード」の様子が公開される予定だ。

「Xbox 360コミュニティーはPS3より優れている」Valveの問題発言に波乱2009年11月07日

http://gs.inside-games.jp/news/208/20857.html
http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=226831
PS3向けの開発を否定し、新作のLeft 4 Dead 2もPCとXbox 360専用で発売するValve。CVGのインタビューを受けた同社のChet Faliszek氏は、Left 4 Dead 2をPS3で発売しない理由について以下のように説明したそうです。

“Left 4 Dead 2をPCと360だけにするのは、コミュニティーの側面がゲームにフィットしているからです。フレンドと一緒に遊ぶのがすべてですから。(中略)コミュニティーの雰囲気や仲間とつるんだりすることに関して言えば、Xbox 360の方がPS3よりも優れていると思います。”

またFaliszek氏は、何度か噂になったLeft 4 Dead 2のPS3版を発売する予定がないことも改めて強調。ゲームはPCと360専用に決定しており、今後PS3版を期待しないように念を押しました。

しかし、この発言を巡ってPS3ユーザーからブーイングが巻き起こり海外サイトのコメント欄は炎上中。さらに、SteamにはValveにPS3のサポートを要求するグループが立ち上げられるなど、集団で働きかけようとする動きも出ているようです。

ValveのKim Swift氏が退社―インサイドのインタビューにも答える

http://www.inside-games.jp/article/2009/12/08/39254.html
東京ゲームショウに合わせて来日した際にはインサイドのインタビューにも答えてくれた、Valveで『Portal』などのデザインを手がけた、Kim Swift氏がValveを退職し、カプコンから発売予定の『Dark Void』で知られるAirtight Gamesに移籍したとのこと。Airtightが発表しました。

Swift氏はまだ明らかにされていない新タイトルのチーム構築から始めるとのことで、プレスリリースの同社代表のJim Deal氏のコメントによれば「戦略的なAirtight Gamesの新市場への挑戦を担う」ことになるようです。

Swift氏はまた「Valveで素晴らしい多くのことを学びました。しかし、Airtightの同僚から大きなチャンスを伝えられたとき、居ても立ってもいられませんでした」とコメントしています。

2010

Valve、PS3での開発に言及「いつか将来的にそうなることは確か」2010年02月20日

http://gs.inside-games.jp/news/220/22090.html
http://www.destructoid.com/valve-sure-it-ll-develop-for-ps3-in-the-future-164300.phtml
Valveが、Left 4 Dead 2のDLC、The Passingに関するインタビューの中で、PS3での開発に言及しています。Left 4 Dead 2でライターをつとめるChet Faliszek氏は、「PS3で何かをするまえに、PS3を適切にサポートできるようになる必要があります」としながらも、「いつか将来的にはそうなることは確か」であるとコメントしています。

Valveの作品では以前にThe Orange BoxがPS3でリリースされていますが、これはEA UKによる移植版であり、様々な問題を抱えていました。今回の「PS3を適切にサポート」という発言は、このPS3版The Orange Boxをふまえてのものです。

今回の発言は、PS3での開発をこれまでで最も前向きに検討しているものとして注目されています。現在はPCとXbox 360で展開されているLeft 4 Deadシリーズも、将来的にはPS3で遊べるようになるのでしょうか。

E3 10: 遂にValveが参入!『Portal 2』がPS3で発売決定2010年06月16日

http://gs.inside-games.jp/news/237/23728.html
ValveのGabe Newell氏は、Xbox 360、PC、Macで発売予定だった同社の新作ゲームPortal 2を、PS3でも発売すると発表しました。過去にはPS3のハードウェアに対し懐疑的な発言をしたこともあるNewell氏ですが、ステージ上では「PS3版のPortal 2が最高のコンソールバージョンになるかもしれない」と発言。会場ではトレイラーが映像が初公開されました。

「Steam」でアイドスの海外タイトルが購入可能に・・・スクエニ和田社長がTwitterの声を受け

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/30/42961.html
米国Valveが展開しているゲームのオンラインディストリビューションサービス「Steam」。もちろん日本からも購入できるのですが、ある問題がありました。

「Steam」で提供されているタイトルは主に海外のタイトル(もちろんPCゲーム)となっているのですが、日本のパブリッシャーが権利を獲得してしまうと海外版の購入は出来なくなってしまうという問題です。当然、日本で権利を持つメーカーが許可を出せば購入できるのですが、あまりPCゲーム市場が大きくない日本では期待薄です。そもそも日本ではPC版がリリースされないことも日常茶飯事です。

スクウェア・エニックスが買収したアイドスの作品もそんなタイトルの一つ。しかし、あるユーザーがTwitterを通じてスクウェア・エニックスの和田洋一社長に海外版も購入できるようにして欲しいと要望したところ、聞き入れられ、昨晩から日本でもアイドスの海外タイトルが購入できるようになっています。

昨日深夜、Valve、海外版購入の解除完了しました。先方担当と当方担当、当方担当者間、各々のコミュニケーションギャップが複雑骨折になっていました。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。なお、当然ですが、我々にパブリッシュ権限を持っているものが対象です
less than a minute ago via web
和田洋一
yoichiw

サイトで検索したところ、『Batman: Arkham Asylum』『Just Cause 2』『Supreme Commander 2』『Deus Ex』『Hitman 2』などが購入可能になっていました。

Twitterでは、ユーザーからの声に「やります」と即決するソフトバンクの孫正義社長が有名ですが、ゲーム業界でも、大企業にあってこの動きの速さと柔軟性はユーザーにとっては嬉しいものがありますね。

Valve、今後12ヶ月で少なくとも3つのビッグサプライズを発表2010年09月02日

http://gs.inside-games.jp/news/247/24745.html
http://news.bigdownload.com/2010/09/01/valve-has-three-pretty-big-surprises-coming-in-next-12-months/
今年のE3ではPortal 2を引っさげてのPS3参入というサプライズを見せてくれたValveですが、どうやらまだ他にも幾つかのサプライズを用意しているようです。

ValveのボスであるGabe Newell氏は海外ゲーム誌PC Gamerにて次のように語っています。
「我々がもたらすものであなた達が驚く事を保証します。(中略)我々は今後12ヶ月で少なくとも3つのビッグサプライズをお届けします」
果たしてそのサプライズとは一体どのようなものとなるのでしょうか。そろそろゴードン・フリーマンの新たな活躍を見たいので、その3つのサプライズの内1つにでも“Half-Life”の名前が入っている事を期待したいですね。

Valve: Xbox Live 'such a train wreck'

http://www.computerandvideogames.com....php?id=263859
Valve: Xbox Live 'such a train wreck'
Thursday 9-Sep-2010 4:00 PM We failed in assuming MS would change online service, says Newell

Valve boss Gabe Newell has called his company's assumptions over Xbox Live "such a train wreck".

Speaking to our colleagues at PC Gamer in its recently-published interview, Newell said one of Valve's failures over the years was to assume that Microsoft would improve Xbox Live so it could update its games regularly for free.

When asked if its mistake on Xbox Live was to assume Microsoft would let Valve update its games more often, Newell said:

"We thought that there would be something that would emerge, because we figured it was a sort of untenable... Oh yeah, we understand that these are the rules now, but it's such a train wreck that something will have to change.

"That's why we're really happy with the current situation with the PS3," he said. "We're solving it now in a way that is going to work for our customers, rather than assuming something is going to emerge later that will allow us to fix this."

Microsoft has a notoriously closed approach to its online service compared to PSN, with developers allowed as little as one free title update (though there are exceptions) and limitations on the amount of free game content they can release.

In fact, in its recent paid-for Red Dead Redemption add-on Rockstar included all the free-of-charge content from its previous Free Roam pack, "due to the platform network's restrictions on numbers of free packs we can give away."

Valve told CVG last month that it'd love to put its Steamworks dev suite on Xbox Live, but Microsoft seemingly isn't budging.

Valve's Erik Johnson echoed Newell's comments: "The lack of updates on the 360, for TF2, is also a total failure," he said. "Those are the ones that sting the worst because... it got all the way through to customers. It's like a bug. If you fix a bug before it ever ships, it's pretty cheap. If you ship it and then fix it, it's really expensive. Those ones are really bad."

In particular It's a huge turnaround for Newell, a man who once called PS3 "a waste of everybody's time" - something for which he later apologised for to owners of the console.

Steamのユーザーアカウント数が3,000万超、過去12ヶ月で急成長 2010年10月19日(火)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2280
http://store.steampowered.com/news/4502/

リリースから実に7年以上が経過しているPCゲーマーにお馴染みのデジタルディストリビューションサービス「Steam」。運営を行うValveより、そのサービスが順調に成長・拡大していることを示す様々なデータが発表されました。

それによると、Steamは過去12ヶ月の間に前年比178%増の勢いで新ユーザーを獲得し、アクティブなユーザーアカウント数は3,000万超、ダウンロード出来るゲームソフトは1,200種類に達したとのこと。同時接続者数のピークは300万人を記録、600万人を超えるユニークユーザーが毎日同サービスにアクセスしているそうです。

また、ソフトのセールスでもここ1年間で200%以上増加しており、これで6年間連続で前年比100%増以上の成長を記録。さらにこうした急成長に備えて、ダウンロード環境も大幅な強化が進められ、今ではオックスフォード英語辞典を1秒間に92.6回転送できる帯域幅を持つのだとか。

Valveは今年5月からSteamのMacバージョンを提供している他、2011年のPortal 2発売時には「Steamworks」をPS3に対応させる意向も明らかにしています。

  • アカウント数3000万件! 数字で見るSteam

http://www.kotaku.jp/2010/10/3000_steam_numbers.html
ユーザー数、ネパール国民より多いです。

ValveがSteamに関する統計を最後に発表してから9ヶ月、その間にSteamユーザーは3000万人を突破。新しいゲームも200タイトル以上増えています。

Steamは今年1月以降に500万人以上の新規ユーザーを獲得し、同時接続ユーザー数は300万人を記録。一日のうちにSteamにアクセスするゲーマーの数は600万人とのことです。過去12ヶ月と比較して、それらの数字は178%アップ、売上では200%もアップしています。ユーザーの増加に伴って、Steamのインフラもより強化されてきています。

その他の興味深い数字も見てみましょう。
 

 

Steamサーバーは現在1秒間に400ギガバイト扱えるようになっている

1200タイトル以上のゲームがダウンロード可能

デベロッパ向けツール「Steamworks」は、2008年のリリース以降、200タイトルのゲームに使用されている

Steam Cloudサービスでは1億ゲームが保存されている

Valveのゲーブ・ニューエル氏は、このSteamの記録についてこう語っています。

Steamのこの6年の歴史の中で、この1年間は最大の記録をつくっています。過去1年でこのプラットフォームには大きな進歩がありました。Macタイトルのサポート、Steam Wallet、インゲームアイテム売買のサポートなどです。

我々は、アカウント数、セールス、プレイヤー数の伸びはこの進歩と大きく結びついていると信じています。そして今後もこのプラットフォームを開発者とパブリッシャーたちへ向けた、マーケティング、販売、デザインツールとして、そしてデジタルエンターテイメントプラットフォームとして進化させていくつもりです。

米読者コメントの中には「SteamなしのPCゲーミングなんて考えられない」、「SteamがPCゲームを生かしている」などのコメントが見られました。

「Team Fortress 2」ユーザークリエイトアイテムの販売から2週間、作者の販売ロイヤリティが3万9000ドルを突破 10/22

http://www.joystiq.com/2010/10/21/user-created-tf2-items-bring-in-up-to-47-000-for-some-steam-mem/
http://doope.jp/2010/1016548.html
Valveの長寿FPSタイトル「Team Fortress 2」、多くのアップデートが今も登場する人気タイトルですが、先月末のアップデート”Mann-conomy Update”の登場により、ついにインゲームのアイテム販売が開始される事となりました。このアップデートに伴いユーザー作成のアイテムコンテストが開催され、上位5アイテムがアイテムショップに登場、このユーザー作成アイテムの売り上げによる作者への支払いロイヤリティが販売から2週間で1人あたり3万9000ドルから4万7000ドルに及ぶ事がValveのプレスリリースから明らかになりました。

販売当初はアイテム販売の支払先が各ユーザーのPayPalアカウントに直接紐付けされていましたが、販売開始から数日の内にPayPalの最大デポジット額を超過、急遽Valveが支払協定を作る必要がある程に大きな売り上げでだった事が記されています。

今回販売が行われた作者の1人Spencer Kern氏は、多くのプレイヤーがユーザーコミュニティから登場するアイテムを購入したいと考えている事に驚いたとコメント、販売の反応は想像を超える結果だったと語っています。さらにお馴染みValveのボスGabe Newell氏は、今後仮想アイテムのピア・ツー・ピア取引を可能にするプラットフォームが熱狂的に受け入れられるだろうとサービスの今後に強い自信を見せています。

Access Accepted第281回:デジタル販売システム「Steam」に強力なライバル出現 11/1

http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20101101014/

  • その先見性でデジタル販売業を牽引するSteam

 現在,Valveがサービスを行っているデジタル配信システム「Steam」の初登場は,2002年3月に開催されたGame Developers Conferenceでのことだった。開発者を勧誘する目的でセミナーを行っていたValveのディレクター,ゲイブ・ニューウェル(Gabe Newell)氏は,聴衆に向かい「いずれ,多くの人がインターネットを介してゲームをダウンロードするようになる。パッケージは必要なくなるだろう」と熱弁をふるったのだ。
 当時のアメリカでブロードバンドにアクセスしていたのは3900万人ほどで,ネット人口の13%程度に過ぎなかったので,Valveの先見性は高いと言える。

 長いβテスト期間を経て,実際にサービスが始まったのは2003年9月のことだ。早い段階で参加を申し出たパブリッシャはほとんどなかったらしく,当時は「Counter-Strike:Condition Zero」のβテスト版など,自社タイトルがいくつかあっただけ。
 ローンチの目玉になる予定だった「Half-Life 2」は,ハッキングによるソースコード流出のため発売が延期。そのため,2004年11月にHalf-Life 2がようやく発売されるまで,Steamは独立系デベロッパのゲームを中心にした,あまり注目されない静かな存在だったのだ。

 Half-Life 2によってプレイヤーに認知されたSteamは,自社タイトルを中心にタイトルのライブラリを増やし,大手ゲームメーカーも次々に参入。クライアントの細かいバージョンアップでサービスのクオリティを向上させてきた。
 そして,サービス開始から約6年が経過した2010年10月18日,Steamは登録アカウント数がついに3000万人の大台に乗ったと発表した(関連記事)のだ。現在では,Electronic Arts,Activision,Bethesda Softworks,2K Games,Ubisoft Entertainment,THQ,LucasArts,また日本からはセガ,カプコン,スクウェア・エニックスといった大手メーカーのゲームが名を連ね,その数は現在までに1200タイトルを数える。強固なセキュリティを備えたSteamに違法ダウンロードの問題などほとんど聞かれないうえ,ユーザーの認証や自動で行われるアップデート,そしてプレイ情報の収集/管理など,利用するパブリッシャにとっても利便性は計り知れない。Electronic ArtsやUbisoftは,独自に使っていた認証ソフトを諦めてしまったほどだ。

 もちろん,使用する側にとってもSteamはいろいろと便利であり,北米のPCゲーマーでSteamを使ったことがないという人は,むしろ珍しい存在になりつつある。リージョン規制によって,日本から購入できないタイトルがあるのは残念だが,年末セールやサマーセールを楽しみにしている人も多いはずだ。

 かくして,デジタルコンテンツ販売市場を早くから開拓し成功したSteamだが,いったいValveがどれだけの利益を得ているのかについては,明らかにされていない。Direct2Drive,Impulse,GOG.com,GamersGate,さらにEA StoreやBattle.netなど,北米で利用できるゲーム配信サービスは少なくないが,どれもSteamと争えるほどのスケールではなく,この分野の70%ほどをSteamが掌握しているのではないかと見るアナリストもいる。
 2010年にMac版が登場しただけでなく,2011年の「Portal 2」ローンチに際してはPlayStation 3版Steamが登場する可能性もあるなど,今後もますます飛躍していくだろう。

  • MicrosoftがSteamに刺客を送り込む

 Steamが独走を続ける市場に,新たに名乗りを上げたのがMicrosoftだ。同社は北米時間の10月22日,PCゲームタイトルのダウンロード販売を専門に行う「Games for Windows Marketplace」を発表し,11月15日からサービスを始めることを明らかにしたのだ (関連記事)。

 Games for Windows Marketplaceは,SteamやDirect2Driveのようにゲームをダウンロードするためにクライアントソフトをインストールする必要がなく,認証からダウンロードまで,すべてブラウザで行えることが大きな特徴となる。Microsoft側は,クライアントソフトを使う必要がないぶん,ソフトを気軽に買いやすくなり,よりスピーディで洗練されたサービスが可能になると説明している。
 Games for Windowsで培ったノウハウやシステムも利用する予定で,Games for Windows LIVEのユーザーであれば新たに登録する必要はなく,またXbox LIVEのゲーマータグも使用できるという。また,ゲームの購入にはMicrosoftポイントも使用できるようだ。

 2006年に公開された「Games for Windows」は,DirectX 10対応ソフトを中心に,Microsoftの定める「互換性」「安全性」「品質」,そして「簡単な操作性」という4つの基準を満たしたタイトルを扱うことでブランド力を高め,ゲームプラットフォームとしてのPCを活性化させようという意図があったが,成功したとは言い難い。バグが多いと指摘されたゲームに“Games for Windows”のロゴが付いていたり,メガヒットタイトルがGames for Windowsに興味を示さなかったりと,現在ではあまり意味のないものになってしまった。
 アチーブメント(実績)のサポートなどでは後発にあたる「Steamworks」に対応したタイトルがすでに200を超えているのに対して,Games for Windows Liveに対応したソフトは,いまだ50タイトルほどしかない。

 すでに1200以上のラインナップを誇るSteamに対し,Games for Windows Marketplaceは「品質の高いものを厳選する」というポリシーを掲げており,サービス開始時点で用意されるのは100タイトル程度になる見込みだ。ただ,これらのゲームの多くはSteamなどからも入手できるので,Microsoftのキラータイトルはやはり自社製品になるだろう。
 しかし,「Fable III」や「Age of Empires Online」といった訴求力のあるタイトルはサービス開始に間に合いそうもなく,定番の「Microsoft Flight Simulator」シリーズもパンチ力に欠ける。したがって,まずは使い勝手のよさや,セキュリティなどの面で,どれだけゲーマーの信頼を勝ち取れるのかがカギになりそうだ。

 もっとも,Games for Windows Marketplaceはまださわりであるという話も聞こえてくる。2012年にリリースされると言われる新たなOS,「Windows 8」では,これがコンテンツダウンロードシステムとして標準化されるのではないかというのだ。
 ちなみに,あくまでウワサにすぎないが,Windows 8はアップルのiOS(iPhone,iPod touch,iPadに搭載されているOS)を意識したもので,ワードプロセッサから表計算ソフト,そしてゲームなど有料/無料のアプリケーションを,自分の好みに合わせてダウンロードして自由にシステムを組み立てていくといったものが考案されているという。したがって,ソフトウェアのブラウジングなどを含めた簡便かつ容易なコンテンツダウンロードシステムは,Windows 8の中核機能に位置づけられることになるのだ。

 突如として名乗り上げたMicrosoftのGames for Windows Marketplaceを受けて立つことになるValveだが,破竹の勢いであることは間違いないものの,不安材料がまったくないわけではない。「Left 4 Dead」の翌年に「Left 4 Dead 2」をリリースしたことで,まだLeft 4 Deadのサポートも不十分なのに,続編を出すのはおかしいとするファン離れを招いていしまったし,最近でも,発売予定の「Defense of the Ancients 2」の商標登録を行ったことに対し,Blizzard Entertainmentから「他社製品(World of Warcraft)向けのMODをベースにしたタイトルを,独占するのはいかがなものか」と発言されたりしている。
 もし,Steamで何かトラブルが起これば,勢力地図が簡単に塗り変わる可能性もある。まだ若い分野であるだけに,これからもさまざまな波乱が起きるだろう。