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ウォルフガング・ムースピール / Wolfgang Muthspiel

Last-modified: 2016-10-18 (火) 15:35:36

自由に演奏するのにフォーマットは関係ない。相手が自由に演奏していることが大切であって、それが(さらに)私を自由に演奏させるんだ。(Jazz Guitar Book 27)

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ウォルフガング・ムースピールはオーストリア生まれ、アメリカ/ヨーロッパで主に活躍するジャズギタリスト、ヴォーカリスト。90年代にニューヨークシーンにデビューした当初はコンテンポラリージャズ、アヴァンギャルドジャズを折衷したようなダークなスタイルだったが、2000年頃よりオーガニックでフォーキーなサウンドにシフト。ブライアン・ブレイド、ミック・グッドリック、ラルフ・タウナーなど世界観を共有する有力ミュージシャンとの共演も多い。

 
 

更新履歴 Edit

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バイオグラフィー Edit

1965年3月2日オーストリアのシュタイアーマルク州スティリア生まれ。6歳でヴァイオリンをはじめ、13歳からギターを手にする。兄2人はいずれも音楽をたしなんでおり(その内のひとりがトロンボーン奏者のクリスチャン・ムースピール)、幼い頃から即興で楽器を演奏して遊んでいた。それがきっかけでジャズを聴き始め、その後グラーツでクラシックとジャズを学ぶ。
聴いていた音楽は、子供の頃はルネッサンス・コーラルとアルバイン・フォーク、14歳からジャズを聴き始める。

 

1986年に渡米し、ミック・グッドリックに師事するためニューイングランド音楽院に入学。
「(グッドリックは)自分にとって素晴らしい先生だったのは言うまでもないことなんだけど、ことのほか相性が良かった。彼にとっても自分は適切な生徒というと変だけれど特別だったみたいだね。その証拠にバークリーを卒業してニューヨークへ移った後も度々一緒に演奏している。とにかく自分では師弟を超えた深い関係だと思ってる。(Jazz Guitar Book 36 石沢功治)」」
卒業後同じくボストンのバークリー音楽大学に入学する。在学中にゲイリー・バートンのバンドに2年間参加し注目を集める(この時、後にたびたび共演するラリー・グレナディアも同バンドに在籍していた)。
卒業後、ニューヨークに渡り1989年初リーダー作『Timezone』を録音する。

 

90年代には一時的に1年ほど祖国に戻っていたが、2002年からウィーンに移住し本格的に活動拠点をヨーロッパに移す。同年自己レーベル、マテリアル・レコーズを設立し、自身の作品や若手ミュージシャンの作品をリリースしている。

 

00年代の主なプロジェクトはギター・トリオ、ソロギターに加えて、
ブライアン・ブレイドとのギター=ドラムデュオ、フレンドリー・トラベラーズ
兄クリスチャン・ムースピールとのデュオ、共作
ウォルフガング・ムースピール・フォーテット
ラルフ・タウナー、スラヴァ・グリゴリアンとの3ギターグループ、MGT
サックス、ベース、ギターによる編成のドラム・フリー・トリオ
シンガー・ソングライター系プロジェクト、ヴィエナ・ワールド
などが挙げられる。

 

また現在スイスのバーゼル音楽大学の教授でもある。

師事歴

作品 Edit

リーダー作 Edit

1989 - Timezones
1990 - The Promise
1993 -Muthspiel / Peacock / Muthspiel / Motian
1993 - Black and Blue
1993 - In and Out
1995 - Loaded, Like New
1996 - Perspective
2001 - Real Book Stories (with Marc Johnson and Brian Blade)
2002 - Continental Call
2003 - That's All Daisy Needs
2004 - Air, Love and Vitamins (with Marc Johnson and Brian Blade)
2004 - Solo
2005 - Bright Side
2007 - Glow (with Dhafer Youssef)
2008 - Earth Mountain
2011 - Drumfree (with Andi Scherer and Larry Grenadier)
2014 - Driftwood (with Brian Blade und Larry Grenadier)

 

シンガー・ソングライター作品
2012 - Vienna, Naked
2015 - Vienna, World

共作 Edit

w.クリスチャン・ムースピール
1985 - Duo Due Schneetanz
1987 - Duo Due Focus It
1989 - Duo Due Tre
1998 - CY
2001 - Echoes of Techno
2003 - Early Music

 

w.ミック・グッドリック
1996 - In The Same Breath (with Mick Goodrick and David Liebman)
2009 - Live at the Jazz Standard (with Mick Goodrick)

 

w.レベッカ・バッケン
2000 - Daily Mirror
2002 - Beloved

 

w.ブライアン・ブレイド
2007 - Friendly Travelers
2008 - Friendly Travelers Live

 

w.ラルフ・タウナー、スラヴァ・グリゴリアン
2008 - From a Dream
2013 - Travel Guide

発言 Edit

ミック・グッドリックについて
自分にとって素晴らしい先生だったのは言うまでもないことなんだけど、ことのほか相性が良かった。彼にとっても自分は適切な生徒というと変だけれど特別だったみたいだね。その証拠にバークリーを卒業してニューヨークへ移った後も度々一緒に演奏している。とにかく自分では師弟を超えた深い関係だと思ってる。
(Jazz Guitar Book 36 石沢功治)
ゲイリー・バートンについて
(バートンとの共演で得たものは)明確に演奏することだね。メリハリを持たせ、何を表現したのかに焦点を合わせる。例えばソロでも、限られた小節数の中でどれだけ自分の言いたいことに焦点を当てて演奏できるか。そういったことの大切さを学ばせてもらったと思う。
(Jazz Guitar Book 27 高梨 学)

影響を受けたギタリスト
エレクトリック・ギターはパット・メセニー
アコースティック・ギターはラルフ・タウナー
(Jazz Guitar Book 36 石沢功治)

パット・メセニーの好きなレコード
1番は『80/81』、2番めは『Rejoicing』
(Jazz Guitar Book 36 石沢功治)

評価 Edit

ポール・モチアン
(ムースピールは)ミック・グッドリックの推薦だった。(略)彼はヴァイオリンも弾けたので、バンドに更なるものをもたらしてくれた。あれはとても興味深かった。素晴らしいプレイヤーだよ。
(Jazz Guitar Book 29 石沢功治)

楽器 Edit

クラシック・ギター:ジム・レッドゲイト
エレクトリック・ギター:ドメニコ・モッファ(2013年来日時)
フレームワークス製ナイロン弦ギター(2013年来日時)
コルグのPitchblack+ベダルチューナー、デジテック製ルーパー、フレーズサンプラーのJamMan Stereo、MXR製アナログ・ディレイのCarbon Copy、エレクトロ・ハーモニックス製Superego Synth Engine、コルグのクロマチック・チューナー(2013年来日時)
アンプ:ヴォックス(ライブ会場備え付けのものをオファーしている)
(Jazz Guitar Book 36 石沢功治)

脚注 Edit

インタビュー

Wolfgang Muthspiel:Notes to Mozart and Jazz(2006)

mica:INTERVIEW(2007)

Jazz Dimensions:Music as a mirror of inner freedom(2009)

All About Jazz:Master Guitarists Wolfgang Muthspiel And Mick Goodrick(2010)

Stadtbekannt Wien:LIFESTYLE(2011)

Jazz Views:Drifting With Intent…(2014)
London Jazz Mews:INTERVIEW Wolfgang Muthspiel(2014)

Kleine Zeitung:"always there where it is at its brightest"(2015)

ミック・グッドリック
Jazz Guitar Life:Mick Goodrick Interview With Jazz Guitar Life(2011)