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エリック・ハーランド / Eric Harland

Last-modified: 2016-11-29 (火) 11:18:01
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編集履歴
 

バイオグラフィー

本名Eric Du'sean Harland。1978年テキサス州ヒューストン生まれ。叔父はヒューストンのヴォーカリスト、レオ・ポーク。10代の頃は部屋でジョン・コルトレーン『A Love Supreme』のエルヴィン・ジョーンズや、ジェフ・ワッツ、ジャック・ディジョネット、デイヴ・ウェックル、スティーヴ・ガッドのレコードと一緒にドラムを叩いていた。
プロとしての活動は15歳の時で、1992、93年度の「Regional and All State Texas Jazz Band」の最初のドラマーとして活動していた。
高校はヒューストンPVA高校を卒業。高校のワークショップ時に出会ったウィントン・マーサリスの勧めで卒業後、ニューヨークのマンハッタン音楽大学に奨学生として入学。しかし入学後すぐ(1996年)に体調を崩して大学を辞め、帰郷する。その後ヒューストン・バプティスト大学に入学し神学を専攻。
1997年?に再びニューヨークに行き、グレッグ・オズビー、テレンス・ブランチャード、ステフォン・ハリス、ジョー・ヘンダーソン、ベティ・カーターに起用される。特にベティ・カーターは1998年に彼女が亡くなるまで演奏を共にした。

 

00年代以降も活動の幅を広げ続け、世代の近いミュージシャンとの活動ではアーロン・ゴールドバーグ、カート・ローゼンウィンケル、ダイナ・スティーヴンズ、ジェイムズ・ファームなど、ベテラン世代との活動ではチャールズ・ロイド、デイヴ・ホランドのグループなどで活躍する。

 

2011年からは自己のグループ、「ヴォイジャー」でのアルバムリリースも開始する。バンドメンバーはウォルター・スミス三世、テイラー・エイグスティ、ジュリアン・ラージ、ハリッシュ・ラガヴァンが名前を連ねる。

作品

リーダー作

2011 - Voyager: Live By Night
2014 - Vipassana

コラボレーション

ジェイムズ・ファーム
2011 -James Farm
2014 -City Folk

発言

影響源

影響を受けたドラマー
革新的なドラマーとして: エルヴィン・ジョーンズ、ジャック・ディジョネット、ロイ・ヘインズ、トニー・ウィリアムス
テクニシャンとして: デニス・チェンバース、デイヴ・ウェックル、神保彰、ザキール・フセイン
ドラマー以外で: ジョン・コルトレーン(プレイした音符やパターンをドラムに応用させようとした)

 

「僕はピアノをやっていたから、現在のようなスタイルでプレイしているとも言えるかも。ピアニストのように僕はフレーズが聴こえてくるんだ。それに反応して指を使ったりしている。多くのドラマーはバック・ビートでプレイしているけど、僕はそれとは違うアプローチでやってみたりするんだ。それに僕はクラシック・パーカッションもやっていたので、プレイしながらパーカッションのサウンドが聴こえてくることもあるよ」
(2008.6)リズム&ドラム・マガジン

音楽観

準備中

評価

大坂昌彦


エリックはスウィングからイーヴン、ファンクまで非常にバランス良く叩きこなす、現在最も求められるジャズ・ドラマー。高速シングル・ストロークの流麗さもさることながら、ソロ・プレイヤーや状況に的確に素早く反応できる音楽性こそ、彼の最大の武器だ。ダイナミクスも非常に幅広く、ピアニシモのコントロールが速いフレージングでも活かされるのが素晴らしい。マッチド・グリップでハイピッチのチューニングなので、どんな複雑なことをやってもかなりすっきりした印象。これがまた音楽の自由度を上げているようだ。特に最近はスネアやフロアにプリペアード処理をしているので、不要な倍音がまったくない。これは基本的に倍音をありがたがるジャズ・ドラマーにとってはコロンブスの卵で、James Farmのような伝統的スウィングがほとんどないグループでは何の違和感もなく、彼の高速フレーズが実に映える。[2]

楽器

セットアップについて


  • タムの上にシンバルを乗せて叩いたり、ハイハットにタンバリンを乗せてリズムを刻んだりと様々な音色を使うのは、R&B、ヒップホップ、ジャズ、ロック、ラテン、ブラジル音楽などがそれぞれ持っている独自のサウンドを自分のキットで表現するため。
  • タンバリンはブラジル音楽とヒップホップ、カウベルはラテン音楽、(フロアタムの代わりに)2つ並べたスネアはトライバルなアフリカン・サウンドからの影響。シンバルをタムの上に置いて"チカッチカッ"という音を出すのはドラムンベースの影響。またシンバルを重ねるのは、ドライなシンバル・サウンドを表現するため。
  • 同郷で共に練習をしてきたクリス・デイヴとの共通性も認めている。「クリスも僕も人と違うことをやりたがるタイプなんだ。ユニークでありたいんだよ。だから僕らはいつも試行錯誤しているんだ」
    以上リズム&ドラム・マガジン(2012.8)

脚注

[1]リズム&ドラム・マガジン2008年6月号(文: リズム&ドラム・マガジン、通訳: 米田泰久)
[2]リズム&ドラム・マガジン2012年8月号(文: リズム&ドラム・マガジン、通訳: Yuko Yamaoka)