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ケンドリック・スコット / Kendrick Scott

Last-modified: 2016-11-27 (日) 15:16:25

キャリアを重ねると、ドラムはタイムをプレイするだけの作業ではなくなってくるんだ。そこに存在する音楽をプレイすること……それがドラムの役割だ。(リズム&ドラムマガジン2011年3月号)

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編集履歴
 

バイオグラフィー

1980年テキサス州ヒューストンに生まれる。 両親と兄が教会関係者で、幼いころに教会に備え付けられていたドラムに興味を持つ。母はクラシック・ピアノを弾きゴスペルもやっていた。 6歳頃、家のクローゼットの中でレコードや家の備品を叩いて遊んでいたことが演奏家としての人生の始まりだった。その後ドラムの練習用パッドを買ってもらい、8歳にはドラム・セットを入手する。 幼少期はゴスペルとR&Bを中心に聴いていた。

師事歴

中学ではマーチングバンドに加入してドラムの基礎、ルーディメントなどを身に付ける。 14歳でジャズミュージシャンとして生きていく決意をし、16歳のとき地元の芸術高校ヒューストンPVA高校に入学。ボブ・モーガン(Bob Morgan)に師事し、後にNYなどで共演する様々なミュージシャンとであう。
1998年、奨学生としてバークリー音楽大学に進学。ジャリール・ショウ、ジェレミー・ペルト、クリスチャン・スコット、山中千尋らと共演する。昼間は音楽教育や児童心理学を学び、夜はヴィセンテ・アーチャーらとギグをしていた。(ジャズライフ2013年4月号)|

 

大学4年生の4月に高校時代地元のパーティーで共演したジョー・サンプルからクルセイダーズのオーディションのオファーがあり、合格後メンバーとして加入。また同時期にエリック・ハーランドの推薦でテレンス・ブランチャードのグループにも参加する。

 

2005年に自身のグループ、オラクルを結成(グループ名は映画マトリックスの登場人物から)。レギュラーメンバーはジョン・エリス、マイク・モレノ、テイラー・エイグスティー、ジョー・サンダーズで、この5人によるアルバムは『Conviction』、『We Are the Drum』がある。

作品

2007 - The Source
2009 - Reverence
2013 - Conviction
2015 - We Are the Drum

発言

音楽観

キャリアを重ねると、ドラムはタイムをプレイするだけの作業ではなくなってくるんだ。そこに存在する音楽をプレイすること……それがドラムの役割だ。曲から情報を得て、曲が必要としているものをプレイするってことさ。これまでに培った知識、情報、経験が僕をヘルプしてくれて、その場で僕が何をすべきか教えてくれるし、導いてくれるんだ。(リズム&ドラムマガジン2011年3月号)

 

オラクルのメンバー、編成について(ジャズライフ2013年4月号)
「基本的にハーモニーが好きなんです。母がピアニストということもあって、子供の頃からコード楽器に惹かれました。ピアノとギター双方のミュージシャンに自由な幅を与えられると思っているので、このふたつの楽器は必ず入れています。ギターに関しては蝶のイメージ。ふわふわと飛びながら透明感があって力強い。ピアノは白鳥のイメージで、そのままじっとしていても美しいし、動き回って作用を引き起こすこともできます。このふたつのハーモニーが溶け合うと、本当に素晴らしいものが生まれるのです。自分にとっての重要な楽器です。実はぼくはテナー・サックス奏者になりたかったんですよ。ジョン・コルトレーンの大ファンなんです。バス・クラリネットも好きだから、創造的な音響空間を作ることができるジョン・エリスは完璧な適役。ジョー・サンダースはどっしりと構えているミュージシャンで、ベースの役割を自由自在に変えることができる。そのようなミュージシャンがいるからこそ、自分のドラムスも自由に変化させ、いろいろな役割を果たせると思います。この編成にしている理由は、クインテットだけではなく、デュオやトリオなど多様な音楽空間を築くことができるからです」

 
  • 作曲は自ら歌いながらやっている。また、ドラムプレイにも「歌」の要素を入れることを意識しているという(ジャズライフ2013年4月号)

影響源

ハービー・ハンコックについて(ジャズライフ2013年4月号)|
メロディが異なる意味を持ちながら開放的な結末へと向かうハービーの旋律書法に、ぼくはずっと影響を受けてきました。ハーモニーにおける勢いの良さや、メロディがどこで始まってもいい自由さが、ハービーの楽曲の魅力です。(ジャズライフ2013年4月号)

 
  • ヒューストン時代最初に影響を受けたのはクリス・デイヴ。エリック・ハーランド、マルコム・ピンソン、マーク・シモンズなど、自分自身の周りにいるドラマー。(リズム&ドラムマガジン2011年3月号)
     
  • ジャズドラマーのクラシックの中ではトニー・アレン、ロイ・ヘインズ、ジャック・ディジョネット、トニー・ウィリアムス、ブライアン・ブレイドに影響を受ける。「ブライアンに関しては、彼の人間性に凄く感銘を受けたね。素晴らしい人柄が音楽からも伝わってくるよ」(リズム&ドラムマガジン2011年3月号)
     
  • 上記のドラマーに加えて、ジェームス・ギャドソン、アート・ブレイキーらも自分のファウンデーション(土台)にあげている。(リズム&ドラムマガジン2011年3月号)

脚注

[1]リズム&ドラムマガジン2013年5月号
[2]リズム&ドラムマガジン2011年3月号
[3]ジャズライフ2013年4月号