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ジョシュア・レッドマンの作品

Last-modified: 2016-12-01 (木) 11:51:10
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Wish

Qオーネット・コールマン、スティーヴィー・ワンダー、チャーリー・パーカーの曲もありますね。
オーネットは個人的には知らないけど、他の3人は大いに音楽的にリンクしているからね。それに僕に大きな影響を与えた父も、オーネットからすごく影響を受けている。レコードでは特にオーネットのスタイルで演奏しているわけではないし、やってる曲は全て何らかのハーモニー構造を持ったものだし、完全にフリーというわけではない。でも、もっと一般的なレベルでのアプローチは、オーネットと同じようにメロディがまず先にくる。メロディを発展させていく自由というものがこのレコードの大きな部分になっている。(ジャズライフ1993年12月号)

 

パット・メセニー以下のリズム・セクションと共に、ジョシュアは浮遊感のある演奏をこの作品で展開してみせる。彼によれば、これこそが今回の作品で目指したものだという。レビュラー・グループでも浮遊感は出せるのだが、リズミックな要素をあまり強調せずにそうした演奏をするために、ビリー・ヒギンズのドラムスが必要だったとジョシュアは振り返る。「ぼくのバンドだと、どうしてもトラディショナルなスタイルになってしまう。今回はそういうサウンドではなく、空気のような感じで自分が吹きたかった。バリバリ吹くのとはちょっと違うんだ。スペースを大切にするっていうかね。そういうサウンドを現実のものとするためには、この3人が最高だと思った」『Wish』ライナーノート(小川隆夫)

  • 強いメロディと純粋なシンプリシティを持つ曲を選んだ。「パット・メセニー、チャーリー・ヘイデン、ビリー・ヒギンスの3人は素晴らしいメロディック・センスを持っている」
  • デビュー作『Joshua Redman』の2週間前にレコーディングした作品。もともとはデビュー作にメセニーらベテラン、中堅とのコラボレーションと、同世代の若手バンドの演奏をカップリングする予定だった。

Timeless Tales (For Changing Times)

#タイトル解説
1Summertime7拍子にアレンジしたガーシュイン作品。
2Visions15拍子にアレンジしたスティーヴィー・ワンダー作品。「この曲は美しいコード・チェンジを持っている」
3Yesterdaysジェローム・カーン作品。「ほとんどファンキー・ミュージック、ヒップホップのようなグルーヴだけど、より自由度が高い。スウィングではなくてもっとモダンなグルーヴだよ。リハーモナイズしてセクションを追加した。このアレンジは旅のようなもので、まずメロディがあって、インプロヴィゼーションへと進み、僕が描いたカウンター・メロディへと流れていく」
4I Had a Kingジョニ・ミッチェル作品
5The Times They Are A-Changinボブ・ディラン作品
6It Might as Well Be Spring「これも複雑なアレンジをした曲の一つで、異なったコード・チェンジ、複雑なベースラインなど他にもたくさんの異なった要素のアレンジが幾層にも重なって入っているんだ」
7How Deep is the Oceanアーヴィン・バーリン作品。「ここでは(略)R&Bぽいグルーヴにしてみた。ハーモニー的にもいろいろ付け加えているよ」
8Love For Saleコール・ポーター作品。変拍子にアレンジ
9Eleanor Rigbyレノン=マッカートニー作品
10How Come U Don't Call Me Anymore?プリンス作品

出典:ジャズライフ1998年10月号
※7曲のインタールードが曲間に挿入されている。

  • 作曲家に対するトリビュート・アルバムではなく、オリジナルのスピリットを保ちつつ、今の時代にどう再現するかがコンセプト。ジャズライフ1998年10月号
  • 前作『フリーダム・イン・ザ・グルーヴ』と3枚目の『ムード・スウィング』の延長線上の作品。コンセプト的には『フリーダム・イン・ザ・グルーヴ』から来ているが、サウンドとオープンネスは『ムード・スウィング』に近い。ジャズライフ1998年10月号

Beyond

1Courage (Asymmetric Aria)9拍子のオリジナル。
2Belonging (Lopsided Lullaby)13拍子のベースラインから思いついた曲。[1]
3Neverend「これは僕が全面にフィーチャーされているロマンティックなバラッドということではなくて、バンドの全員が自由に演奏を楽しんでいる曲なんだ」[2]
4Leap of Faith1996年作曲。[1]
5Balance
6Twilight... and Beyondロサンゼルス暴動をテーマにしたアンナ・デヴィエア・スミスの戯曲「トワイライト」で依頼された曲を発展させた作品。
7Stoic Revolutions
8Suspended Emanationsサスペンデッド・ハーモニーについて自分の考えを具体的にした曲。
9Last Rites of Rock 'n' Roll
10A Life?

(『Timeless Tales』では)ジョージ・ガーシュインやコール・ポーターの作品も、スティーヴィー・ワンダーやジョニ・ミッチェルらのオリジナルも、演奏してみてメロディの強さに本当に驚かされた。すると、録音の最終日あたりに、全身からメロディが湧き出てくるような気がして、もの凄いざわめきを感じたんだ。それに、あのレコーディングでは、かなり変わったハーモニーとビートでアプローチした。そのことからの触発も大きかったと思う。しばらくしたら、止めどなく作曲が進むようになった。そこで、98年の夏に録音を終えると、秋にはもう新しいカルテットで活動を始めたんだ。
『Passage of Time』ライナーノート(成田正)

  • 変拍子をテーマにしたアルバムではなく、作曲をしているうちに自然と今作のような曲ができあがった。[2]
  • 普段は曲作りはメロディから始めるが、今回はメロディとリズムが相互補完的にできていった。またハーモニーもかなり複雑なパターンが多い。その反対にテーマ・メロディは作っている内にどんどん簡素化していった。[3]

[1]Beyond日本盤ライナーノート(小川隆夫)
[2]ジャズライフ2000年5月号
[3]CDジャーナル2000年6月号(成田正)

Passage of Time

1Before
2Free Speech, Phase I - Declaration
3Free Speech, Phase II - Discussion
4Our Minuet
5Bronze東洋的なテイストを持つ曲。[1]
6Time基本的に11/4拍子だが、最初は6/4と5/4拍子の組み合わせ、次に5/4拍子と6/4拍子の組み合わせにシフトしていく曲。[1]
7Enemies Within
8After

「このアルバムで、我々はそれぞれの楽器における役割を満たしつつ、それを超越している。例を挙げれば、ベースはハーモニック・ルーツを鳴らすためだけにいるわけではないし、ドラムも安定したリズムをキープするだけのためにいるわけではない。サックスはリード・ソロ楽器に制限されるわけでもないし、ピアノはハーモニックもプレイする楽器と定められているわけではない、ということさ。4つの異なったヴォイスがひとつのヴォイスに統合されて、多種多様なコンビネーションが展開していく。ときによってはトリオ、あるいはデュオとして楽器館の会話が行われる。ベースとピアノ、サックスとピアノ、サックスとドラムといった具合にね」[1]

  • アルバム録音の53分間は全てスタジオで通して演奏された(一部修正したり挿入した個所もある)。[1]
    [1]ジャズライフ2001年5月号(金沢隆志)

Back East

  • 今作は西洋と東洋との融合がテーマになっている。アジア、アフリカ、中東といった地域の音楽的エッセンスを取り上げ、西洋音楽だけでは表現しきれないサウンドを目指した。一方で「イーストうんぬん」というコンセプトは後から気づいたもので、当初は「トリオ編成に合う曲」ということだけを念頭に曲を書いていた。[1]
  • テナーサックス奏者のデューイ・レッドマン、ジョー・ロヴァーノ、クリス・チークをゲストに選んだのは、音楽的な対話をしてみたかったから。このアルバムは(楽曲カバーをしている)ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、スタン・ゲッツ、ウェイン・ショーターら「偉大なるサックス奏者への賞賛」というテーマもあるが、共演した3人もレッドマンに直接的に強い影響を与えた人物という意味でその中に含まれている。[1]
    [1]ジャズライフ2007年5月号(金沢隆志)

Compass

1Uncharted
2Faraway
3Identity Thief
4Just Like You
5Hitchhiker's Guide
6Ghost
7Insomnomaniac
8Moonlightベートーヴェン作品をダブル・トリオ用に三声にアレンジしたもの。[1]
9Un Peu Fouバド・パウエルの「ウン・ポコ・ロコ」の最初のメロディを展開した曲。テーマの繰り返しごとに調性が変わる7拍子の曲。[1]
10March
11Round Reuben
12Little Ditty
13Through The Valley

[1]ジャズライフ2009年6月号(工藤由美)

Walking Shadows

(ブラッド・メルドーの役割について)ブラッドは、僕が最初にこのアルバムを作りだたいと言ったときから、クリエイティヴ・プロセスに関わってきた。インストゥルメンテーションをどうするか、ストリングスをどうするかといったことから、誰と何を演奏するかといったことまですべて。アレンジも2曲提供してくれたし、もちろんピアノも演奏してくれた。どのテイクを選ぶか、アルバムに何を収録するか、サウンドやバランスが適切か等など、ありとあらゆる重要な決定に関わってくれた。
ジャズライフ2013年6月号(工藤由美)