サイバーカラテ

Last-modified: 2017-02-05 (日) 21:21:52

概要

無節操なアウトソーシングによる寄せ集め(ブリコラージュ)の武術。集合知に基づいた推論(アブダクション)最適解(ヒューリスティクス)のメソッド。
ユーザーの経験・評価をフィードバックし、自己を最適化し続ける(オートポエーシスな)体系(サイバネティクス)
心の制御はサイバネティクス、技はアプリケーションの組み合わせ、体は交換可能な道具としてアウトソーシング、
そして心技体の運用も集合知にアウトソーシングすることで、誰でもインスタントに強くなれる。


詳細

  • 戦術プラン構築専門のインドアユーザーも多い。

サイバーカラテワード

サイバーカラテ道場本部

集合知。形のない思考の枠組みそのもの。サイバーカラテ道場はいつでも人々の心の中にある。

サイバーカラテランキング

評価の場。各々のサイバーカラテの競争を通じてサイバーカラテ全体が洗練され最適化される。
それゆえにサイバーカラテユーザーは比武を好む。
サイバーカラテランキング第一位はシナモリアキラである。

発勁

外力を高効率で伝達して打撃力に変換すること
磁力を伝える電磁発勁、熱量を伝達する熱学発勁、呪力を伝達する呪的発勁、

聴勁

皮膚感覚によって接触した相手から力の変化を読むという技術
シナモリ・アキラの場合は義肢の人工皮膚や装甲の感覚に加え、強化した聴力と音響処理アプリの力で実現させている。

浸透勁

「あなたがそうだと思うものが浸透勁です。自分のやりやすい方法で体得してください」

防御しづらい箇所の一点狙い、防御を分散させて本命の打撃、装甲の構造的弱所を狙う、鎧全体に大きな衝撃を与えて内部の人体を揺らす等、ユーザーの中でも技の解釈は多岐に分かれている。
対機械化人体の場合は相手義肢の制御系へのクラッキングを浸透勁と呼ぶとか。

御掌打

三本足で行う多腕発勁。他腕型サイボーグ/種族用戦闘プログラムを駆使した付け焼き刃
ミアスカ流脚撃術を土台としている

震脚

サイバーカラテにおいては、義足の運用を前提に組み立てられている技術

通し

サイバーカラテにおける打撃浸透技術。障害物越しに敵を叩く。

宣名発勁

アウトソーシングで高めた権威を持って攻撃する技。

発勁用意

NOKOTTA!

サイバーカラテの起源

猫の国説

猫の国にあるというネオアメリカで発祥した義肢を前提とした武術。
ゼオーティアには、異界の悪魔がもたらしたという。

ラフディ相撲説

かのマラード王とルバーブのラフディ相撲、それこそ本家本元サイバーカラテ。
大地の民の伝統にいまもサイバーカラテとの類似性が発見できる。

竜王国説

双竜王の一人アルトはサイバーカラテを用いて戦った。
あらゆる種族の平等を謳い杖の技術を誇ったかの王国であらゆる流派を統合した万能の武術であるサイバーカラテが生まれたのは必然的であると言える。
竜王国に祖先を持つ数多くの種族の仕草は少なからずサイバーカラテである。

太陰説

狂王子ヴァージルと冥道の番犬サイザクタートに神々がその叡智をもたらした。
肉体言語魔術、すなわち杖と呪文のサイバーカラテは月の兎の理念そのものである。
今では長耳の民が操る呪文に、サイバーカラテの理念が見出だせる。

ブレイスヴァ説

予言者オルヴァ語り手曰く、起源にして終端!ブレイスヴァカラテ!

パーン・ガレニス・クロウサー説

【鎧の腕】と呼ばれ、異形の義手と武術を操ったパーン・ガレニス。
その武術こそサイバーカラテ。ガレニス家に脈々と伝えられている。

ドラトリア説

ドラトリア王カーティスが天啓と共に培った全ての業、闇の中で産んだ未分化の呪力、それが今ではサイバーカラテと呼ばれている。
夜の民の触手を用いた柔法はサイバーカラテの流れを汲むものなのだ。

いろいろなサイバーカラテ

武術としてのサイバーカラテ

「座禅無しでゼン・スピリット。誰でも明鏡止水。」がキャッチコピーの新時代の純粋外家拳
精神制御技術・ネットワークデータベース・強化義肢を前提とした武術であり、
心・技・体のすべてをアウトソーシングすることで誰でも強くすることが魅力。
あらゆるものを利用してあらゆる状況に対応する汎用武術であり、
その最適化はユーザーの集合知と高度AIによって達成される。
戦闘時のすべての判断が外部データベースによって下されるのを理想とする。
断じて空手や中国武術ではない。

純杖技術のみのサイバーカラテ

ネオアメリカで生まれた機械化人体と義肢の運用による戦闘術。
サイバーカラテユーザー同士の比武の結果、対サイボーグ・対アンドロイド系の技術が充実している。
赤帯、黒帯などのランクが存在し、赤帯のひと握りだけがサイバーカラテマスターを名乗れる。
このサイバーカラテでシナモリ・アキラは71位だった。

  • 構成要素
    • 心:感覚・感情制御アプリ【Emotional-Emulator】
    • 技:格闘支援アプリ【サイバーカラテ道場】
    • 体:サイバネ義肢と生体マイクロマシン
  • 備考
    • 開発にあたってジークンドーの流れをくむ団体を参照している。
    • 当代のサイバーカラテマスターは日本産

新生サイバーカラテ

ネオアメリカからゼオーティアにテセウスの船型転生を果たしたサイバーカラテ。
言語魔術師たちによってサイバネティクスをオカルティズムで補い、呪術をデータベースに含めた。
肉体言語魔術でもあり、型をなぞるとき呪術によって妨害されにくいという特性を持つ。

  • 構成要素
    • 心:【血色の戦場旗】
    • 技:【サイバーカラテ道場】→世界最高の人工知性という幻想をまとうトリシューラの判断と吸血ウィルスと太陰の力によるネットワーク
    • 体:呪文化した【命脈の呪石】

紀人としてのサイバーカラテ

身体性の紀人。サイバーカラテの化身。すべてのサイバーカラテユーザーに宿り、導出される存在。シナモリ・アキラのこと。
肉体とキャラクターが自由自在に交換可能、今日のあなたに最適化されたシナモリ・アキラが提供されます。

伝統文化としてのサイバーカラテ

戦闘ではなく、精神修養のために最適化された『道』のこと。
他のサイバーカラテから特に区別するときは、サイバーカラテ道と呼ぶ。
舞踊や古くの儀式に、ひそかに受け継がれていたものが星見の塔トーナメントの決勝戦を機に表に出た。

お料理道場としてのサイバーカラテ

サイバーカラテ。それは作法。それは文化。それは呪術。すなわち料理である。