伝説・伝承・民話

Last-modified: 2024-01-17 (水) 23:57:51

紀元槍神話

天地を貫く複数の世界槍は、原初ただ一つの巨大な槍であり、全ての存在はそこに由来するという古い俗説。

十九の獣による終末の予言

カシュラムの王にして、キャカール十二賢者の第一位、オルヴァ・スマダルツォンによる予言。
いずれ来たる十九の獣がこの世の全てを滅ぼすというもの。
ゼオーティアで広く流布された予言であり、よく引用される。
しかしその終末すら大いなる存在に食い尽くされてしまのだが。

冬の魔女

コルセスカの伝承の一つ。
待つ話が多い。待ち人は松明の騎士。

イメージ累計

武器、形の無い呪文、猛吹雪、老齢の魔女、幼い少女、人食い鬼、男性、氷で出来た鳥、意思を持った三叉槍、途方もなく巨大な氷の像、洞窟の奥で英雄を待ち続ける氷の竜、選ばれた少年の右腕に宿る異能の力、凍った血の吸血鬼、世界の終端で松明を持った少年を待ち続ける少女

最果ての二人

冬の魔女と松明の騎士

凍り付いた銀色の森を彷徨う魔女

コルセスカの伝承の一つ。
第二巡節の終わり(地球で言う2月)に魔女が世界の最果てで来るはずのない悪魔を待ち続ける話。
迎えに来た松明の騎士を『人違いだ』と途中で追い返すので、地上では好かれていない。

死人の森の女王

コルセスカの伝承の一つ。
一人の少女が甦った六人の古王と死人の軍勢を従えて、ヒュールサスを滅ぼし死人の森を興したという。

ヘレゼクシュに伝わる謎かけ

白い綿毛よりも大きくて、黄色い車輪をぐるぐる廻す、赤いカーテンが大嫌いな、真っ黒な天井を見たことがないもの、なーんだ?

首のない霊鳥アキラ

黒竜ダエモデクに卵を狙われ首を奪われるも、首のないまま戦い続けついに三つの卵を守り通したとか。
子宝を祝福し、死人を葬り去る聖なる鳥。スキリシアでは首のないアキラは外世界の呪力を宿すという伝承がある。

引き裂かれたキュトス、跛行する槍神、鮮血呪

槍神は愛する一なるキュトスを七十一に引き裂きまつろわせた。
そして嘆き悲しみながら跛行し、天と地のすべてを呪って引き裂いた。
大地は無数の大陸へと分かたれ、絶対言語も無数の言語へと砕かれた。
鮮血呪はその流された血の象徴、不可逆の破壊から再生へと繋げるための願いで祈りで呪いでもしくは諦めなのだとか。

空が青い理由(大神院公式解答)

大いなる槍神は不死なる女神キュトスと共に、暗黒の空間を旅していた。星々の輝きは綺麗で宝石のよう。キュトスはその光景がとても好きだったけれど、槍神はそれが面白くない。だから昼の間は彼女の目を自分に向けられるように、青い絵の具で星々の輝きを覆い隠してしまったのだ。

翼なき聖人レメス

父なる槍神がその穂先で天を突くと、そこからあらゆる災厄が降り注いだ。若きレメスは僅かに残された希望を矢に変えて、その身が災厄に砕かれる事を厭わずに矢を天空の果てへと放ったという

巡節の起源

かつては六王巡節と言われていた。
生と死の女神が眷属である六王にその半身を不死の果実として分け与えた。
それは一ヶ月に一度のこと。力を分け与えて弱まり、復活してはまた分け与える。
力を月のように満ち欠けさせる過程であり、命が凍り付いて行く冬と、生命が誕生していく春を象徴している。

槍神教の祈祷

「悲しみではなく、怒りを抱くこと。そして怒りは闘志に変えること」

「憎しみを戦意に乗せて、復讐の槍を突き上げろ」

槍神教の訓話

松明を掲げる聖なる種族と闇に潜む邪悪な洞窟の種族のステレオタイプな対立の構図がある

燐血の民の修道騎士が洞窟の奧で邪悪な岩の怪物を退治するという昔話

(たぶん『地上』の)世界各地にある。