特殊能力 (Special Abilities)
罠の探知 (Find Traps)
シーフは罠を探知する能力(ファインドトラップ)を選択して使用できます。別の指示を出されるまで罠を探すでしょう。罠は発見される確率にランダム要素があるので、ゆっくり進むことでより発見しやすくなります。シーフが他のアクションを選択すると、罠を探すことをやめてしまいます。このスキルは100以上にすることができない点に注意してください。
シークレットドアの発見 (Detecting Secret Doors)
各キャラクターは常にシークレットドアを見つけ出す能力をもっています。その確率は以下です。
- ウィザード:5%
- ローグ:15%
- ウォーリア:10%
- プリースト:10%
さらに種族によってボーナスが加わります。
- エルフ:+20%
- ドワーフ:+10%
- ハーフリング:+5%
罠探知能力を使っているシーフは、100%の確率でシークレットドアを発見できます。
ドルイドのシェイプチェンジ (Druidic Shape Change)
高レベルのドルイドは1日に1回、その姿を異なる動物へ変化させることができます。ブラウンベアか、ブラックベアか、ウルフへ変身できるのです。変身した動物は高いヒットポイントと速い移動速度をもち、その爪や牙は敵に大ダメージを与えることでしょう。これらは戦闘においてかなり有効なものです。
仇敵 (Racial Enemy)
レンジャーは特定の生物と戦う事に自分の力を注ぎます。レンジャーはその敵に遭遇したとき、攻撃ロールに+4のボーナスを得ます。しかしながら、それら生物との反応修正には-4のペナルティを受けます。
ヒットダイス (Hit Dice)
キャラクターのレベルが上がると、それぞれのヒットダイスに応じてヒットポイントが増加します。戦闘中にどのくらいのダメージに耐えられるかを反映するため、ヒットダイスはそれぞれのクラスで異なります。例えば、ファイターのヒットダイスはd10で、レベルアップ時にヒットポイントが1~10増加することを示します。一方、格闘の不得手なメイジは1~4ポイントしか増加しません。戦闘中の頑健さで知られるバーバリアンは1~12ポイントも増加します。
インフラヴィジョン (Infravision)
インフラヴィジョンは体内の熱を感知することにより、暗闇でも明瞭に見通すことができます。暗闇にいる温血生物は赤い姿として見えます。アンデッドや冷血生物はこの能力の影響を受けません。エルフ、ハーフエルフ、ノーム、ドワーフは夜間や闇の中では自動的にこの能力を使用します。メイジは呪文を詠唱することでこの能力を獲得します。
レイ・オン・ハンズ (Lay on Hands)
パラディンやモンクは自身か他人に手をかざすことで、傷を癒すことができます。パラディンやモンクはこの能力により、レベルあたり2ポイント回復することができます。レイ・オン・ハンズは1日1度使用できます。
伝承知識 (Lore)
キャラクターは自らの伝承知識に照らし合わせてアイテムを識別します(アイテムの識別に関する詳細な情報は後で言及します)。すべてのアイテムには識別の難易度を表す『伝承価値(Lore Value)』が設定されています。レベルアップ時、伝承知識が増加することにより、さらに多くのアイテムを識別できるようになります。学識の高さは伝承知識の値に反映されます。
- バード:伝承知識+10/レベル
- シーフ:伝承知識+3/レベル
- メイジ:伝承知識+3/レベル
- 他クラス:伝承知識+1/レベル
プレイヤーはインテリジェンスとウィズダムに基づき、伝承知識にボーナスやペナルティを受けます。この修正はレベルごとに累積しません。キャラクター作成時のみに与えられるものです。それぞれの能力ボーナスは別々に適用されます。能力と修正についての詳細はこのガイドの後半にある表を参照してください。
例:18のウィズダムと15のインテリジェンスを持っているキャラクターは伝承知識に+13の修正を受けます。
特記:アイテムの識別
アイテムの詳細を知ろうとすると、キャラクターの伝承知識とアイテムの伝承価値(Lore Value)とが比較されます。伝承スキルが十分高いなら、アイテムの識別に成功し詳細を知ることができます。もし識別できなくとも、アイデンティファイの呪文を唱えたり、有料ですが店や寺院に持ち込んで鑑定を行えます。
マジックレジスタンス (Magic Resistance)
マジックレジスタンスにより呪文や呪文に似た力の影響を避けることができます。マジックレジスタンスにより呪文を避けることができない場合は、呪文に対してセービングスローを行います。
プロテクション・フロム・イービル (Protection from Evil)
パラディンは悪の力から身を守る天賦の能力をもっています。特殊能力ボタンを通して、この能力を使用できます。その効果はメイジの1レベル呪文であるプロテクション・フロム・イービルと同等です。
呪文詠唱能力 (Spellcasting)
次のセクションである「魔法と呪文のシステム」をご覧ください。
ステルス(ハイド・イン・シャドー/ムーブ・サイレントリー)とバックスタブ (Stealth (Hide in Shadows/Move Silently) and Backstab)
シーフはステルスボタンを選択することにより、ステルスモードになることができ、一定時間不可視になれます。不可視になると、次の攻撃はバックスタブとなり、シーフのレベルによってx2、x3、x4のダメージを与えます。バックスタブを行うためには、シーフは標的の背後に立つ必要があることに注意してください。
歩き回ると発見される危険があります。加えて、シーフが攻撃を行うとステルスモードは解除され、再びステルスを発動するまで通常の状態になります。シーフは隠れる時、敵の視界外にいなければなりません。
シーフ能力(ピックポケット、オープンロック、リムーブトラップ) (Thieving (Pick Pockets, Open Locks, Remove Traps))
シーフはピックポケット(不幸な犠牲者の持ち物をランダムでスリ取る能力)、オープンロック(鍵開け)、リムーブトラップ(罠外し)ができます。これはシーフ能力ボタンを選択し、望むターゲットをクリックすることで行えます。100ポイント以上にしても効果があるのはピックポケットのみです。
ターンアンデッド (Turning Undead)
クレリックとパラディンが使用可能なターンアンデッドという戦闘技能は重要なものの1つで、生存率を高めてくれるでしょう。クレリックとパラディンを通じて神の力の一部が現れ、悪であるアンデッドを怯えさせるか、その存在を破壊します。しかしながら生物の体を通してその力が発現するため、必ずしも成功するとは限りません。この能力はモードを選択するものであり、ターンアンデッドをしている最中は移動以外の行動を取れません。グッドのクレリックやパラディンはアンデッドの士気を下げて逃走させるか、(より頻繁に)完全に破壊します。イービルのクレリックやブラックガードは、時にアンデッドを支配下におき、意のままに動かします。
それが何であれ、逃れることはできないのじゃ -エルミンスター
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